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國學院大学~卒業生&2016年度大学駅伝シーズンに向けて

 
 
 

本当の力を見せてくれ!

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國學院大學~卒業生と2016年度大学駅伝シーズンに向けて

 
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卒業生

吾妻佑起④29分22秒53≪4年:全5区14位、予選145位、3年:箱4区8位、予114位、2年:箱9区20位、予55位、1年:箱8区6位≫
廣川倖暉④29分25秒19≪4年:予97位、3年:箱9区5位、予31位、2年:箱7区6位、予58位、1年:箱4区14位≫
瀬川大貴④29分47秒88≪4年:全8区12位、予選96位≫
高橋遼太④29分54秒55≪3年:予130位≫
坂本航平④29分33秒88
中瀬薫④5千14分19秒93
 1年生の時から箱根を走っている選手は2人。吾妻選手と廣川選手ですね。1年時に成績が良かったのは吾妻選手。8区を走り区間6位の好成績。廣川選手は4区14位でした。2年時の予選は55位と58位でほぼ同じ成績。ただ、2年の箱根で大きく命運が分かれました。2人とも復路でシード権が厳しい状況でスタート。廣川選手は7区区間6位と好走、僅かにシード権の可能性が出た事で9区吾妻選手はイチかバチか突っ込みます。結果的に失敗、しかもそれだけでなく、中継点目の前で繰り上げスタートの憂き目に遭います。
 
 吾妻選手は3年生になってからは、前半から突っ込み、いいレースもあればまずいレースもあるなど非常にムラがあるようになり、予選会は昨年より大きく順位を落とします。ただ、積極性が4区で活きて区間一桁。最下位に沈んだところ奮闘しました。その後は厳しく、9区廣川選手には鶴見で繰り上げになってもおかしくない位置で推移。ここで69分台の区間5位と好走。前回繋げなかった襷を繋ぎました。この2人で今年の箱根を彩りたかったのですが、故障者の影響や彼ら2人とも前年より大きく順位を落としてしまい、予選落ちしてしまいました。
 
 この2人が非常に目立っていたのですよね。その中で地道に力を付けた選手として瀬川選手の名前が上がりますね。初めて出た予選会で彼らの成績を上回る96位。出場権を得ていた全日本でアンカー担当し区間12位で頑張りました。主将を務めていた高橋選手は3年時に予選出場しています。他、5千で中瀬選手が、1万で坂本選手がチームトップ10に入るベストタイムを残しています。

2016年度大学駅伝シーズン戦力分析

【1万トップ10】
蜂須賀源③28分55秒95≪2年:箱1区14位、予8位、1年:箱8区13位、予76位≫
細森大輔③29分12秒38≪3年:箱10区12位相当、全1区14位、予28位、2年:箱6区14位、予63位≫
稲毛悠太③29分13秒81≪3年:全4区14位、予62位、2年:予75位≫
向 晃平②29分17秒38≪2年:全2区14位、予78位≫
畑中大輝③29分28秒97…全予1組トップ経験あり
國澤優志②29分33秒34≪2年:全6区16位、予150位≫
小田智哉②29分33秒38
鈴木涼太③29分34秒52
中嶋 大③29分34秒97
松本龍星③29分38秒66
≪3年:予193位、全予4組≫
1万上位10人平均:11位國學29分24秒3※箱根予選出場校3位
 
【その他】
江島崚太①29分39秒26≪1年:全3区14位、予93位≫
磯邊翔太②29分39秒35≪2年:予197位≫
軸屋 健②29分42秒76
内田健太②29分47秒60
≪2年:全7区11位、予147位≫
花沢拓己②29分51秒29≪2年:予142位≫
熊耳智貴②29分58秒44
曽我部憲汰③30分12秒70
 
【新入生】
稲田峻大14分21秒78
青木祐人14分22秒37≪都5区2位、高3区8位≫
添田知宏14分24秒27≪高2区14位、IH千五14位≫
茂原大悟14分32秒42≪都5区30位≫
小杉恒人14分34秒81
浦野雄平14分36秒81
≪都5区17位、高1区31位、IH3障15位≫
田中義己14分38秒33
原子翔太14分38秒77
≪高7区20位≫
 監督が「選手層が厚いから油断していたかも」という話でしたが、確かに1万のベストタイムは予選チームの中では高い方。29分台の選手も多く、正直ここに乗せるメンバーの選手には大変苦労しました。現時点ではエースは学生連合にて箱根に出場した細森選手でしょうか。長身のストライドですが、最終学年での開花を願います。
 
 次に続くのは稲毛・向選手ですかね。稲毛選手はややムラがある印象ですが、箱根予選は2年連続走れています。また、大器の向選手が、長い故障から復帰し、じりじりベストタイムを縮めています。この調子であがっていければ。これに、本来エースの蜂須賀選手が戻ってくれればと思いますが…。他の大学のエースとしてやり合えるのは彼だと思うので、早く姿を見たいですね。
 
 後は誰でもチャンスはあると思います。高校時代の実績がある内田選手や、ルーキーながら活躍していた江島選手、全日本予選で活躍した畑中・松も選手、予選で稼ぐ役割のはずだった曾我部選手、自己ベストを縮めてきている熊耳選手ら、主力候補は大勢います。ただ、國學院大は1万29分40秒前後で急に壁になっている印象がある。予選だけでなく、本戦も見据えた強化を図りたいところだ。