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【エースで連続出場へ!】第92回箱根駅伝予選会戦力分析その2

あわただしいですが、箱根予選が17日に迫ってきます。
本当に簡単になりますが、箱根本戦争いに絡むだろう15校を
3日間連続で一気に戦力分析をしようと思います。

少し予定を変更して
・エースの力で連続出場を狙うチームを5校
・総合力で連続出場を狙うチームを5校
・前回不出場より、本戦を狙えるチームを5校
となります

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第92回箱根駅伝2016予選会戦力分析

神奈川大学(1万持ちタイム上位10人平均:⑤29分32秒3)

S:トップ争い候補(7点)

西山凌平④28分44秒88≪3年:箱4区5位、全4区9位、予23位、2年:箱3区9位、予20位、1年:箱2区11位、全1区14位、予45位≫
我那覇和真④28分46秒08≪3年:箱1区6位、全2区12位、予11位、2年:箱2区19位、予7位、1年:箱7区1位、全2区8位、予62位≫

A:10位以内候補(6点)
鈴木健吾②28分53秒67≪1年:箱6区19位、全3区9位、予44位≫

B:25位以内候補(5点)

C:50位以内候補(4点)
大川一成②29分33秒43≪1年:箱3区18位、全5区8位、予68位≫
大野日暉②29分29秒28≪1年:箱8区9位、予101位≫
山藤篤司①29分43秒02

D:75位以内候補(3点)
石橋 健③30分07秒74≪2年:全6区13位、予76位≫
朝倉健太③30分06秒72

E:100位以内候補(2点)
渡辺慎也④30分28秒68≪3年:箱5区18位、1年:予110位≫
F:150位以内候補(1点)
永信明人④29分59秒85
中平英志③
鈴木祐希②29分57秒89
枝村高輔②30分09秒57
多和田涼介①30分44秒69
G:200位以内候補(0点)
上位10人得点:40点 (参考:前回10位22点)

 予選通過だけでなく、トップ通過で本戦を見据えてほしい大学の一つだ。1年のころから主力の我那覇・西山選手のラストシーズン。まずは日本人トップを2人で狙ってほしい。また、成長著しい若手に鈴木選手や山藤選手がいる。全日本予選・ホクレンの走りは印象的であった。エースに続いてほしい。また、中堅の大川・大野・石橋選手ら駅伝経験者は前回以上を期待できる。他にも朝倉・渡辺選手らこつこつ成績を残した選手もいるし、また神大は毎年予想外の選手が二ケタ順位に飛び込んでくることも珍しくない。新戦力となる選手の存在にも期待したいところだ。戦力充実した神大の今年こその躍進に注目したい。

中央大学(⑩29分41秒2)

S:トップ争い候補(7点)
徳永照④28分48秒19≪3年:箱7区8位、予18位、2年:箱7区7位、予189位、出3区6位、1年:箱7区出走、全5区8位、出4区4位≫

A:10位以内候補(6点)

B:25位以内候補(5点)
鈴木修平③29分39秒29≪2年:箱4区13位、予54位、1年:出4区9位≫
C:50位以内候補(4点)
町澤大雅③28分43秒51≪2年:箱1区10位、1年:箱3区16位、予270位、出1区8位≫

D:75位以内候補(3点)

E:100位以内候補(2点)
三宅一輝④29分39秒28≪2年:箱4区13位、予67位≫
松原啓介④29分48秒47≪3年:箱9区18位、予32位、2年:出6区9位≫
小谷政宏④30分22秒03≪3年:箱5区7位、予81位、2年:箱5区13位≫
市田拓海③29分59秒75≪2年:予121位、1年:箱8区16位、予161位≫
相馬一生③29分53秒59≪2年:予120位≫
渥美良明③30分27秒24≪2年:予67位≫
竹内大地②30分32秒82
F:150位以内候補(1点)
谷星輝③30分31秒86新垣魁都③29分47秒57

G:200位以内候補(0点)
村越吉倫③30分12秒69
堀尾謙介①30分20秒02上位10人得点:40点 (参考:前回10位22点)

  評価が難しいのが中央大だ。前回の箱根でシード権目前までいったものの失速。それ以降の大会では良い面もあり崩れる面もありの状況が続いている。良い面は徳永選手が名実ともにエースに成長、全日本予選や日カレでもいい走りを見せている。また、鈴木選手や竹内選手が先月末大幅ベスト更新しており楽しみだ。一転、柱の一人町澤選手が中々勢いがあった時の走りに戻らない事、そのほか、前回の予選出走者の多くが、この1年間順調と言える成績ではないのだ。ここから学生ハーフ時のように64分台でずらり並べたような状態に盛っていけるかどうか。持ちタイムが高い選手は多いので、しっかり調整できれば突破可能なはずだ

日本大学(②29分27秒6)

SS:荒稼ぎ候補(8点)
ダニエル ムイバ キトニー④28分02秒79≪3年:箱5区2位、出3区、2年:箱5区10位、全8区1位、予2位≫
P.M.ワンブイ①27分54秒98

S:トップ候補(7点)
石川颯真③28分52秒83≪2年:箱2区19位、出6区、1年:箱4区12位、全3区11位、予157位≫

A:10位以内候補(6点)
荻野真之介④28分50秒97≪3年:箱1区17位、出1区、2年:箱1区12位、全2区10位、予30位、1年:箱1区13位、全3区9位≫

B:25位以内候補(5点)

C:50位以内候補(4点)
木津晶夫④29分25秒70

D:75位以内候補(3点)
加藤拓海①29分48秒34

E:100位以内候補(2点)
F:150位以内候補(1点)
町井宏行②29分57秒76≪1年:箱8区16位≫
新関涼介②30分32秒41
山崎一輝②29分52秒88
G:200位以内候補(0点)
高野千尋②29分44秒17≪1年:箱4区20位≫
石井健登②30分37秒11
川口賢人②30分33秒38
岡野佑輝②29分51秒68
稲住拓④30分17秒15上位10人得点:31点※留学生1人 (参考:前回10位22点)

 上位陣と下位陣の差が大きいのが特徴である。留学生は2人。キトニー選手と新加入のワンブイ選手がいる。勢いはワンブイ選手だが、長い距離はキトニー選手が経験豊富。少なくとも58分中盤では稼いでくれるはずだ。また、荻野・石川選手の2人はトップ10前後の成績は残す力がある。まずはこの3選手で前にいきたい。この次が不安で88回予選再来という評も聞く。ある程度計算が立ちそうなのは木津・加藤選手、特に木津選手は今季急成長で楽しみだ。後は大量エントリーの2年生がどれだけいけるか。町井・新関・山崎選手らが64分台など粘ったことがある。62分あたりでまとめる選手がもっと出てくれば、通過はできるはずだ。

拓殖大学(⑬29分48秒8)

S:トップ候補(7点)
ワークナー デレセ タソ①28分46秒37
A:10位以内候補(6点)
金森寛人④29分14秒66≪3年:箱2区13位、出3区、2年:箱3区11位、予65位、1年:予118位≫

B:25位以内候補(5点)
宇田朋史③29分29秒58≪2年:箱8区18位、出2区、1年:箱8区17位、予91位≫
C:50位以内候補(4点)
栩山 健④29分39秒35≪3年:箱9区17位、2年:予40位、1年:予102位≫
東島彰吾④29分47秒59≪3年:箱3区14位、2年:箱1区17位、予63位≫

馬場祐輔①29分36秒16 

D:75位以内候補(3点)

E:100位以内候補(2点)
平尾希④31分09秒07

F:150位以内候補(1点)
白石海斗④30分27秒66
苅田広野②30分18秒02
中原拓海④31分01秒13
戸部凌佑①30分24秒07

G:200位以内候補(0点)
横内悠④30分24秒45
横瀬健吾④31分07秒66
脇本 将②32分10秒64

上位10人得点:35点 (参考:前回10位22点)

 当確ランプが押せるかもしれないというところまでこぎつけてきた。今年加入したワークナー選手が順調に育ち先月末1万28分台、20㎞も対応してくれそうだ。また、金森選手が名実ともにエースに成長してきた。関カレの走りは記憶に新しいところ。また、4年生栩山・東島選手が健在で、宇田選手やルーキー馬場選手も面白い存在となっている。6選手計算が立つのは心強い。後は、実績は少ないがロードで粘れるかもしれない選手たち。記録では平尾・白石選手が予選会62分前後でいける自己記録を持つ、他には1年生戸部選手らも密かに注目。選手層の薄さに不安もあるが、地道に這い上がった選手の走りに注目だ。

創価大学(⑪29分43秒1)

S:トップ候補(7点)

A:10位以内候補(6点)

B:25位以内候補(5点)
山口修平④28分46秒92≪3年:箱1区13位、予6位、2年:予15位、1年:箱4区6位、予29位≫
後沢広大④28分51秒67≪3年:箱2区20位、予49位、2年:予112位、1年:予165位≫

C:50位以内候補(4点)
セルナルド祐慈③29分28秒80≪2年:箱5区20位、予71位≫

D:75位以内候補(3点)

E:100位以内候補(2点)
彦坂一成③29分52秒80≪2年:箱9区19位、予85位、1年:予256位≫
大山憲明②29分23秒46≪1年:箱4区10位、予80位≫
F:150位以内候補(1点)
山本真紗也④30分09秒19≪3年:予128位≫
蟹沢淳平②29分34秒73≪1年:箱3区19位、予73位≫
姫宮大地②30分20秒48
三澤 匠②30分33秒05
古場京介①30分45秒75
G:200位以内候補(0点)
大川 瞬④30分40秒05
柴田拓人③30分34秒67
二宗広大①30分10秒13
石嵜雅也①31分13秒89上位10人得点:23点 (参考:前回10位22点)

 連続出場へ向け、きわどいのが創価大だ。前回は作戦が大ハマりしたというのはあるものの、エース山口・大山選手らが稼げば…と思っていたが、彼らが今季はここまで停滞しているのが予想を難しくさせている。若手では二宗・三澤選手らがタイムを伸ばしたが、予選の戦力とまでは予備づらいだろうか。救いは箱根2区出走の後沢選手が1万28分台に突入、5区出走のセルナルド選手が少しずつベストを更新。前回より期待できる選手もいるのは救いだ。こうなったら、やはり山口・大山、それから蟹沢選手らが上位に入れるように、最後の調整を仕上げるのが鍵だろう。