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【過去を振り返る】第74回箱根駅伝-6区編-

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20年前の箱根駅伝を振り返る企画の続きです。

第74回箱根駅伝、続いては6区になります。

トップ神大・中澤選手を、昨年区間2位の駒大・河合選手が追う展開、

すぐ追いつくと思われたが・・・?

後ろ3位争いは中大・岩本選手が上がってくる!

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6区

スタート順
中澤 晃(神大3)①
河合芳隆(駒大3)②0:13
佐野匡英(早大2)③1:29
境田孝将(山学3)④1:35
岩本 淳(中大2)⑤2:44
成瀬貴彦(日大1)⑥4:23
斉藤 剛(大東4)⑦6:14
佐々木隆志(専大2)⑧6:41
小林史和(拓大2)⑨6:51
室 政敬(順大3)⑩7:06
柿沼 崇(東海4)⑪10:52[11]10:00
萩野 聡(東洋4)⑫11:17[11]10:00
濱本憲秀(日体1)⑬13:27[11]10:00
鳥居新也(関学2)⑭16:16[11]10:00
斉藤剛毅(帝京3)⑮18:46[11]10:00

1位神大・中澤選手と2位駒大・河合選手まで僅か13秒差。5位中大・岩本選手まで2分44秒差と非常に僅差での復路スタート。また、7位大東・斎藤選手から10位順大・室選手も僅差でのスタート、そろそろ気にしたいシード権争いもいきなり熾烈な戦いとなった。

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箱根小涌園9.1㎞

1位中澤 晃(神大3)26分55秒①
6位河合芳隆(駒大3)27分28秒②0:46
7位境田孝将(山学3)27分42秒③2:22
1位岩本 淳(中大2)26分55秒④2:44
14位佐野匡英(早大2)28分22秒⑤2:56
9位成瀬貴彦(日大1)28分07秒⑥5:35
4位小林史和(拓大2)27分21秒⑦7:17
13位斉藤 剛(大東4)28分17秒⑧7:36
8位室 政敬(順大3)27分56秒⑨8:07
15位佐々木隆志(専大2)28分37秒⑩8:23
3位萩野 聡(東洋4)27分20秒⑪11:42[11]10:25
4位濱本憲秀(日体1)27分21秒⑬13:53[12]10:26
10位鳥居新也(関学2)28分09秒⑭17:30[13]11:14
11位柿沼 崇(東海4)28分11秒⑫12:08[14]11:16
12位斉藤剛毅(帝京3)28分13秒⑮20:04[15]11:18

初出場の神大・中澤選手を、前回区間2位の駒大・河合選手が13秒差で追ってくる。普通に考えれば駒大がトップを奪い返すことが考えらえた。7区出走の神大・中野主将も「中澤は申し訳ないけど、抜かれてくる。自分で奪い返す」とコメントを残していた程だ。

ところがふたを開けてみると、小涌園まで中澤選手は区間記録から4秒遅れるだけの快走。河合選手は昨年の自分より10秒遅いタイムとなっていて、その差は46秒差に。徐々に第一中継車から駒大が映らなくなっていた。

トップが区間記録ペースということで、やはり後ろは差が離れた。序盤上りで3位に浮上した山学・境田選手でも2分22秒差となった。その後ろびっくり、5区で遅れた中大・岩本選手が迫っていた。岩本選手も神大と同じペースで駆け下りていて区間記録ペースだ。一気に挽回にかかる。早大・佐野選手は3位から5位へ転落。区間14位の走りで、今年も早大は山下りで苦しみそうな状況だ。

シード権争いは細かく順位変動があり、2年連続6区の拓大・小林選手が、同じく2年連続6区の大東・斎藤選手を交わして7位浮上。小林選手は区間4位の走りで調子がいい。昨年より50秒早く飛ばしている。一方、斎藤選手は23秒遅くあまり調子がよくないか。

その後ろは2年連続6区の順大・室選手が、専大・佐々木選手を交わしシード権内に浮上する。室選手は昨年区間13位のリベンジを狙うが、まずは一つ順位を上げた。佐々木選手が乗れずここまで区間最下位。前回区間記録者の後釜だが大苦戦となっている。

後ろ5チームは一斉スタートだが、2つのグループに分かれ散る。東洋・荻野&日体・濱本選手が調子よく区間3位4位で通過。東洋は東海大を交わして総合11位に浮上している。後ろは関学・鳥居、東海・柿沼、帝京・斉藤選手が50秒ほど離れて通過。ここから後半伸びるチームがあるかどうかだった。

大平台13.6㎞-箱根小涌園9.1㎞=4.5㎞

2位中澤 晃(神大3)11分40秒‹2›38分35秒①
4位河合芳隆(駒大3)11分59秒‹6›39分27秒②1:05
4位境田孝将(山学3)11分59秒‹7›39分41秒③2:41
1位岩本 淳(中大2)11分39秒‹1›38分34秒④2:43
12位佐野匡英(早大2)12分24秒‹12›40分46秒⑤3:40
10位成瀬貴彦(日大1)12分21秒‹9›40分28秒⑥6:16
4位小林史和(拓大2)11分59秒‹5›39分20秒⑦7:36
9位斉藤 剛(大東4)12分17秒‹10›40分34秒⑧8:13
8位室 政敬(順大3)12分05秒‹8›40分01秒⑨8:32
13位佐々木隆志(専大2)12分29秒‹15›41分06秒⑩9:12
3位濱本憲秀(日体1)11分58秒‹3›39分19秒⑬14:11[11]10:44
4位萩野 聡(東洋4)11分59秒‹3›39分19秒⑪12:01[11]10:44
11位斉藤剛毅(帝京3)12分22秒‹11›40分35秒⑮20:46[13]12:00
14位鳥居新也(関学2)12分37秒‹12›40分46秒⑭18:27[14]12:11
15位柿沼 崇(東海4)12分48秒‹14›40分59秒⑫13:16[15]12:24

中澤選手が非常に調子がいい。序盤から早いペースの中、小涌園過ぎてもペースは落ちず安定した走りをキープ。駒大との差は1分05秒差となった。こうなると直線でも捉えるのは難しい。6区の山中では全く見ることができないところだ。

なお、この定点間では、中大・岩本選手が一番早いペース。前の山学・境田選手に襲い掛かる。境田選手もペースを上げつつあるが、岩本選手がそれだけ早いことになる。後ろ早大は完全に遅れた。その後ろ日大・成瀬選手は元々大差があったこともあり、見えない状況だ。

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7位から10位の争いは差が開いてきた。拓大・小林選手が調子よくこの間も4番目の走りで抜け出してきた。前年の9月に母親が亡くなられたそうですが、その想いも重なってか、拓大の久々のシード権に向け攻めていく。8位大東9位順大も中盤あたりのペース、10位専大とは50秒差と開いてきた。

一斉スタート組は日体・濱本、東洋・荻野選手が競り合ったままハイペースをキープ。区間3位の走りだ。最後の3チームは、ここは帝京・斎藤選手がやや前へ。逆に東海・柿沼選手がやや遅れる展開となっている。

函嶺洞門17.1㎞-大平台13.6㎞=3.5㎞

1位中澤 晃(神大3)9分29秒‹1›48分04秒①
2位河合芳隆(駒大3)9分43秒‹3›49分10秒②1:19
2位岩本 淳(中大2)9分43秒‹2›48分17秒③2:57
4位境田孝将(山学3)9分45秒‹7›49分26秒③2:57
12位佐野匡英(早大2)10分18秒‹12›51分04秒⑤4:29
10位成瀬貴彦(日大1)10分06秒‹9›50分34秒⑥6:53
5位小林史和(拓大2)10分01秒‹4›49分21秒⑦8:08
7位斉藤 剛(大東4)10分03秒‹10›50分37秒⑧8:47
6位室 政敬(順大3)10分01秒‹8›50分02秒⑨9:04
14位佐々木隆志(専大2)10分25秒‹14›51分31秒⑩10:08
8位萩野 聡(東洋4)10分06秒‹5›49分25秒⑪12:38[11]11:21
9位濱本憲秀(日体1)10分06秒‹5›49分25秒⑫14:48[11]11:21
11位斉藤剛毅(帝京3)10分15秒‹11›50分50秒⑮21:32[13]12:46
13位鳥居新也(関学2)10分21秒‹13›51分07秒⑭19:19[14]13:03
15位柿沼 崇(東海4)11分49秒‹15›52分48秒⑬15:36[15]14:44

中澤選手のペースは落ちず、函嶺洞門を通過。48分04秒は区間記録を8秒上回るペースだ。これは59分07秒の区間記録及び58分台が狙えそうな感じだ。走りもまだブレておらず面白そう。駒大・河合選手もペースが上がりこの定点間2番目。昨年の自分より15秒遅れているだけだ。ただ、直線が開けた中、おそらく神大は見えなかったはず。何を思っただろうか…。

3位争いがデットヒートとなっており、岩本・境田選手が抜きつ抜かれつの大接戦となっている。岩本選手も区間記録がかかっているし、境田選手は昨年区間3位の意地もあるだろう。競り合いながら少しでも総合優勝の可能性を残したいところだ。

他、後ろは拓大と大東と順大はまずまずペースをキープ。シード権獲得へ向け好調なスタートとなりそうか。東洋、日体はここはさすがにペースが落ちた。競り合いながら最後もう一度あげたい。

びっくりなのが東海・柿沼選手が一人だけ大幅ペースダウン。たまたま函嶺洞門を通る姿をカメラが捉えたが、わき腹をずっと抑えたままきつそうに走っていた。スピードが出て身体に負担がかかる中での腹痛はきつい。総合で日体大にも交わされ13位に転落したが我慢の展開となった。

小田原中継所20.7㎞-函嶺洞門17.1㎞=3.6㎞

1位中澤 晃(神大3)10分40秒‹1›58分44秒①
6位河合芳隆(駒大3)11分16秒‹4›60分26秒②1:55
2位境田孝将(山学3)10分55秒‹3›60分21秒③3:12
3位岩本 淳(中大2)11分00秒‹2›59分17秒④3:17
9位佐野匡英(早大2)11分34秒‹12›62分38秒⑤5:23
8位成瀬貴彦(日大1)11分33秒‹9›62分07秒⑥7:46
12位小林史和(拓大2)11分44秒‹7›61分05秒⑦9:12
7位室 政敬(順大3)11分20秒‹8›61分22秒⑧9:44
13位斉藤 剛(大東4)11分44秒‹10›62分21秒⑨9:51
14位佐々木隆志(専大2)11分53秒‹14›63分24秒⑩11:21
4位萩野 聡(東洋4)11分16秒‹5›60分41秒⑪13:14[11]11:57
5位濱本憲秀(日体1)11分16秒‹5›60分41秒⑫15:24[11]11:57
11位斉藤剛毅(帝京3)11分43秒‹11›62分33秒⑮22:35[13]13:49
10位鳥居新也(関学2)11分40秒‹13›62分47秒⑭20:19[14]14:03
15位柿沼 崇(東海4)12分09秒‹15›64分57秒⑬17:05[15]16:13

神大・中澤選手は残り1㎞を56分02秒で通過。充分区間記録が出るペースで通過、そしてさらにここから切り替える余力もあっただろうか。結果的に58分44秒の大幅区間記録とな田。初出場でしたが、まさかの隠し玉。トップで来るのでも『意外』だったが、山下りを制するのは、神大関係者どのくらい勝算があったのか??

この走りで13秒差だった駒大・河合選手は1分55秒差まで離れてしまった。河合選手も最後の平地で、昨年のように伸びず前回の59分42秒から大きくタイムを落としてしまった。ちょっと悔しい走りとなったが、何とか総合優勝へ向け前を向きたい。

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3位争いは残り1㎞で境田選手がスパート!岩本選手は離された。残り1㎞56分20秒通過なので区間賞はやや厳しいか。境田選手が先に飛び込み3分12秒差の3位、岩本選手は5秒遅れで4位となった。なお、いい走りと思われた境田選手も昨年の59分47秒からタイムを落とした。昨年は追い風の影響もあったでしょうか?そうなると中澤選手の凄さが際立つというものだ。いつの間にかトップとの差も3分以上、優勝争いやや厳しくなってきた。

後ろは2分以上離れて早大・佐野選手がリレー。最後の平地は9番相当と頑張ったものの、個人タイム62分半オーバー。山で一気に後退してしまった。そこから2分20秒以上後ろで日大・成瀬選手。1年生で完全に単独走での中よくまとめたというところか。

後ろ拓大・小林選手がもっと追い上げてくるかと思われましたが、最後の平地で失速。約1分半後ろで総合7位でのリレーとなった。8位争いが激しくなり20.0㎞で順大・室選手が8位浮上。3000m障害の選手で下りに適正はあるものの、怪我がちだった。今年は2つ順位を上げ一つリベンジとなったでしょうか。

大東・斎藤選手も苦しみつつ総合9位でリレー。ペースが上がらなかった専大・佐々木選手とは1分30秒差となった。総合力からして少しシード権争い有利でしょうか。ただ、まだもう少し動きはありますが…

佐々木選手の後ろには一斉スタートのチームが迫っていた。東洋・荻野、日体・濱野選手が最後にペースアップ!そして最後まで競り合いながら襷リレー。総合順位もそれぞれ一つ順位を上げた。9位とは4分・6分とそれぞれ離れているものの、いいスタートは切れた。

見た目13番14番は、約2分ほど離れて、帝京・斎藤選手と関学・鳥居選手がリレー。慣れない6区で62分半ばはよく走ったほうだろう。繰り上げ回避に向け次の区間が重要だ。そこから2分遅れて最終ランナーの東海・柿沼選手が到着。リレー直後倒れこむほど疲労困憊してしまった。見た目16分以上開き、苦戦の復路スタートとなった。


結果、優勝争いは優勝候補神大が一気に抜け出した形。2位駒大以下の粘りも期待したいところだ。

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