残り4チーム
第50回全日本大学駅伝関東予選2018の組エントリー予想を行っています。
続いて、緑色の伝統校・孤高のエースに続き、復活の狼煙をあげられるか!?東京農業大・専修大となります。
東京農業大学
昨年はまさかの全日本予選不出場、監督が変わり上昇気配があった箱根予選では、ボードに乗る15位以内に名前がなかった(16位)。厳しい結果が続いている中、エースのさらなる成長、そして他主力に光が見え始めている。
エースの成長とはもちろん小山選手の事。春先はタイムが出ておらず状態が心配さましたが、関東ICは驚きました。1万mで5位入賞すると、5千mはなんと日本人トップとなる2位表彰台へ!素晴らしいスパートを見せました。全日本予選でもどこまで他校のエースを下せるか見物になってきている。
また、若い選手もトラックで記録を伸ばしており、2年では工藤・平井選手が昨年タイムを伸ばした。このうち工藤選手が関東IC5000mで戦っている。また、1年では盛田選手が3障で決勝進出、記録会で1万mにも出場し、メンバー入りを狙ってきている。
上級生は長い距離中心に選手が出てきており、学生連合で箱根駅伝を出走した金子選手、トラックから伸びて長い距離も走れるようになった瀬戸口選手。関東ICでその2人を上回り急成長中の鈴木選手が主力の仲間入りを果たしている。
他にも4年は箱根予選好走経験のある加藤選手、スピードのある森選手、地道に力を付けてきた田中・安田選手ら人材豊富、3年は今井選手、さらに力はある川田・西野選手などの復調が待たれている。
4組:小山直城④28分51秒77、工藤 颯②29分38秒84
3組:金子 鷹④29分20秒41、瀬戸口凌④29分39秒82
2組:川田裕也③29分16秒93、加藤大地④29分33秒51
1組:今井優作③29分55秒83、鈴木開登④29分57秒57
他、田中健祐④29分45秒72、平井陽大②29分26秒48
西野匠哉③30分15秒02、安田圭吾④30分41秒54、盛田和輝①31分40秒16
4組は順調ならこの2人でしょう。小山・工藤選手。元々エースでしたが、関東IC表彰台で一気に名を挙げた小山選手は、繰り返しになりますが、個人としてどこまで戦えるかのレベルだ。工藤選手は5000mで14分20秒切するなど伸び盛りの選手。しっかりと戦いたい。
3組には関東ICハーフ組で比較的トラックの持ちタイムが良い瀬戸口・金子選手。瀬戸口選手は結構早くから1万29分台を記録、3年時についに箱根予選の出走となっている。金子選手も昨年の秋から台頭してきて自己ベストを一気に更新ししている。その時の切れ味にどこまで近づけるか。
2組はトラックの持ちタイムがチーム内で良くて、復調が待たれている選手。川田選手は昨年の秋に大幅にタイム短縮。今年も5月に1万m30分一けた台をマークしている。関東IC入れなかったのが気になりますが順当なら走るか。加藤選手は2年時に勢いがあった選手。関東IC1万mには出走しているので、メンバーに入ってくるか。
1組は調子次第なのですが、鈴木選手はどこかに入るでしょう。長い距離で急成長を遂げていて関東ICハーフでも健闘している。トラックはまだあまり走っていませんが、一つ注目の選手だ。あとは今井選手でしょうか。4月に30分13秒では走っていて少しずつ伸びてきている選手。粘れるかと。
あとは平井選手あたりが回復できてれば面白いか。1万mは2年生でチーム4番手、将来の東農大の主力だろうし起用したい選手。その他、回復途上の西野選手や1年盛田選手など気になる選手も結構いますかね。まずは箱根予選突破のボーダーと言える15位以内には位置し弾みをつけたいところだ。
専修大学
昨年の全日本予選あたりから新たなエースが台頭し、箱根予選では久々にボーダーに近づく健闘を見せた専修大。記念大会での久々の出場を狙うのに、しっかりとステップの大会にしたい。
現エースの長谷川選手が名前を挙げたのは、この全日本予選でした。ロードでも結果を出し、学生連合で2区出走をするまでの急成長を果たした。関東ICは1万mは周回ミスの不運もあったが、5千mでしっかり修正し入賞している。まずは彼の個人記録の注目度が高くなりそうだ。
持ちタイム上ではそれに続く選手が関東ICではほぼ沈没してしまったが、どこまで修正できるか。28分台を持っている和田選手、29分台半ばを持っている川平・小林・島田選手ら上級生がまずはエースの脇を固める存在になっていけるかどうか。
他、今季好調の塚原選手や伸び盛りの横山選手ら3年生、長い距離での安定感がある西川・藤井選手ら4年生がメンバーに入っている。1年生では入学直後から5千でベストを出している南選手らがエントリーした。
関東ICの結果からすると誰がどの組に入るかは結構読みづらいが、多くの選手にチャンスがありそう。チーム内1万m記録3番手の4年佐藤選手の調子が上がってきていれば戦える点が増えそうだ。
組エントリー予想
4組:長谷川柊③28分55秒73、和田照也④28分56秒09
3組:川平浩之④29分27秒56、島田匠海④29分41秒19
2組:小林彬寛③29分34秒99、塚原淳之③30分13秒53
1組:佐藤雄基④29分24秒03、横山絢史③29分53秒36
他、西川優樹④29分49秒50、藤井健吾④30分12秒07
宮下 竣④30分41秒68、南美空翔①30分52秒08、服部友太①31分07秒73
まずは長谷川選手の4組は決まりですかね。エースが強く引っ張っていけそうなのは、とても頼もしい。ボーダーに食らいついていければと思える存在です。相方にだいぶ悩みましたがやはり4年和田選手でしょうか。関東ICでは30分半ばかかりましたが、ベストは28分台の選手。何とか修正して対応したい。
そして3組も4年生の選手と予想しました。長い距離の方が粘り強い走りをする川平選手と1万mを中心に4年目に開花しつつある島田選手の組み合わせでどうでしょうか。焼津ハーフでは複数出場の中島田選手がチームトップでした。関東ICはそれぞれ苦戦しましたが、力を発揮できるようになっていれば。
2組は関東IC5000m出場の小林選手とハーフの塚原選手ですね。関東ICでは塚原選手が粘りが効いていたのですよね。1万のベストも30分台ですが、今期のベストです。もっと力があるかなと。小林選手も5月の主要大会より6月の主要大会でもう一つ上のレベルで戦えればと。
1組は調子が読みにくいですかね。今年ハーフを中心に出場が多い横山選手はこのあたりで起用はあるかな?5000mのスピードもあるのであわよくばスパートがいければと。相方は難しいですが、もし佐藤選手の状態が上がっていれば起用してほしいですね。ここでボーダー内に入り、いける雰囲気を作ってくれればと思いますがどうでしょうかね?
他、主要大会を再び経験してほしい選手は結構いるのですよね。西川選手も5月の暑い記録会でチームトップで走っているので、気温の高い1組はあり、藤井選手もロードに強く大事になってくる選手。1年生も南選手あたりは起用してみたいですが…。とにかく、最良のオーダーで食いつきたいですね。