今年2018年の関東インカレの長距離5種目の大学別まとめをしていっています。
今度は2部の長距離でのポイント獲得11位~、その他有力校です。
なお、関東インカレの振り返りはこれが最後です。
11位拓殖大学6点
拓大としては過去最高レベルの戦力が集まり、高得点もありえるかと思われましたが、6点にとどまりました。その6点は10000mのワークナー主将の3位表彰台のものですね。決してトラックタイプではないですが、他スピードのある留学生についていき、離れてからも3位の位置で粘り通りました。ここはさすがでしたね。
あとは一部の種目で入賞ラインに迫ったところですかね。同じ10000mでは馬場選手が13位に食い込みました。またハーフでは中井選手が11位と入賞ラインが見える位置でゴールする好走を見せています。
あとはちょっとピーク合わなかったですかね。得点が期待できたハーフは主力の戸部・赤崎選手がやや苦しい走りに。5000mの硴野選手がまさかの15分オーバー。いつになく選手がそろった1500mも決勝進出ラインに迫る事はできませんでした。
一部調整が合わなかったのは気になるところですが、久々の箱根シード校の今年は是非とも全日本予選を突破し、三大駅伝出場を果たしたいところ。戦える選手は8人以上はいると思いますので、足並みをうまくそろえることが出来るかが大きなポイントとなりそうです。
12位駒澤大学5点
大崩れする選手は少なかったものの、5得点…なんとも言えない成績でしたね。エースの片西選手はどちらかというとロード型の選手、記録会でうまくタイムがでて10000m&5000mに参戦しましたが、そう簡単には得点できなかったですかね。10000mは中盤まで入賞争いするも10位、5000mは浮上できず15位となりました。
得点できたのは長距離ではハーフの堀合選手でしたね。箱根区間賞を獲得しているので、力はある選手なのは確かですが、一時は10位台に後退してからの浮上は見事でした!それから3000m障害の大西選手は注目選手ではなかった中で大健闘ですね!決勝で大幅に自己ベストを更新しての6位は立派だと思います。得点はこの5得点ですね。
あとは入賞ラインに迫る場面はたくさんありました。10000mは2年小原選手が大健闘の9位!片西・伊勢選手らを上回り、チームトップなのはさすがです。ハーフは9位に中村大選手が入り成長を示しました。5000mは物江選手が9位で粘っています。ただ勝ち切れなかった…というところでしょうか。弱くもないけど強くもない…というのが今回の結果だと思います。
ここからチームで戦う主要大会は少し間が空きますかね。現時点では箱根予選は突破できる戦力だと思います。その先の全日本・箱根本戦で、どこまで戦えるチームに仕上がっていくかに注目したいです。
13位専修大学4点
エースに成長した長谷川選手の活躍に大きく注目が集まりましたね!そんな中、色んな意味で注目を浴びました。10000mは常に入賞圏内をキープすると、残り1000mを切ってから日本人トップもあり得そうな位置に!
ところが、理由はわかりませんがまさかの周回ミスで大きくタイムを損してしまう結果に…。奮起した5000mは、常に入賞できる位置をキープ!見事に5位で走り切り、一つリベンジをすることが出来ました!やはり、今乗っている選手ですね!
ただ、全体的には長谷川選手以外は入賞ラインに迫れなかったですね…。10000mは和田選手が30分半ばオーバー、ハーフも塚らは選手の35位が最高で他2人は50位台、5000mも川平選手ら15分オーバーしてしまい、主要大会でうまく結果が出せないところは今回も継続してしまいました。全日本予選では、一つ・二つ・収穫と言える結果がほしいです。
13位明治学院大学4点
明治学院大は大谷選手が2年ぶりに点数を獲得しましたね!得意の1500mでしっかりと5位に入りました。
チームにとってこういうスピードランナーは貴重だと思います。山内選手ら、長い距離に強いランナーが
これからあがっていきたいですね。
15位武蔵野学院大学3点
武蔵野学院大は、ワンブア選手がどれだけ点数を獲得できるかといったところでしたが、昨年のようにはいきませんでしね。
10000mは中盤までトップ争いをしていたのですが、じりじり後退。暑さでの消耗もあったか17位まで下げてしまいます。一転、5000mでは何とか踏みとどまって6位で3得点、エースとしての役目を果たしました。
日本人全体としては、あまりピークが合わなかったのかなぁと思う成績でした。それぞれ、何か今後に繋がる糧があればと思います。
16位駿河台大学2点
最近、勢いがあるチームとしてあげられる駿河台大は2点獲得となりました。新しい留学生のジェームス選手が10000mと5000mでどちらも8位になり、1点ずつ獲得したものです。まだ他の留学生についてはいけませんでしたが、遅れてから入賞ラインを割らなかったのは何か持っているのかなと思ってみたり…。
日本人ではハーフで西澤選手が14位と健闘!秒差からすると8位入賞も視界に入る位置だったのでは?怪我さえなければ学生連合出走がかなり近づいてきています。トラックで期待の高かった吉里選手は、少し調子が合わなかったですかね。それぞれ次のレースに注目です。
17位亜細亜大学1点
亜大は1点、しっかりと獲得しています。3000m障害で古川選手が2年連続の8位入賞!しっかりと勝ち取れるのは一定の強さがあるのだと思います。
また長距離勢も今回健闘していますね。10000mとハーフに出場した米井選手がそれぞれ14位と12位。これはしっかり力が付いたと思っていいのかなと思います。また、田崎選手も5000mでしっかりと戦い抜いています。主力が例年以上に強い感じもします。梅本・上土井・森木選手らも続いていければと思います。
創価大学
創価大は今回は残念ながら点数は取れなかったのですよね。ただ、その中でも健闘している選手は複数いて、1500mとハーフに出場するという珍しい出場の仕方をした上田選手はハーフで15位の健闘、これに2年右田選手が22位と続いたのが大きな収穫と言えそうです。
また5000mでは長い距離タイプの米満選手が18位の成績、続く19位に2年鈴木選手が続いています。初めてインカレに出た2年生が奮起したのがポイントですかね。戦力はあるので、作田選手や力を温存しているムイル選手らが中心になって全日本初出場といきたいですね。
麗澤大学
麗澤大は、3障の河内選手が頑張りましたね。予選で終盤懸命に追い上げて決勝進出へ。次年度に繋がる結果でした。全体的にはあともう少しずつという感じでしょうかね。前半戦の仕上げに、ここからあがっていけるかどうか。
平成国際大学
関東学院大学
関東学院大と平成国際大は、久々に学生連合出走といきたいですよね。ハーフでチーム最上位の賀澤&関口選手や、トラックで出場を果たした選手らがどうか。
その他
そのほかの強化チームや強化していないチームの中から、
最大で3名まとめています。健闘があったのは1500mですね。防衛大の古林選手が組5位ながら速い流れに負けずに決勝進出!大混戦となった決勝は入賞まであと一歩の9位に食い込みました。
他にも東工大の河合選手や千葉大の鎌田選手らももう少しで着順の決勝も見える位置でした。ここはひとつ強化しやすい種目でしょうかね。
また、4年生になった東大・近藤選手は10000mとハーフの長い距離に挑戦。10000mは入賞ラインに食い下がり11位の成績、ハーフは疲れもあったか苦しい走りとなりました。
他、3000m障害やハーフでは上位は遠くも複数のランナーの出走が見られました。例年、標準が上がっていっていますが、一つ大きな目標となりますね。