95回箱根駅伝記念大会の増枠(詳しくはこちら)が発表されたタイミングで、
初出場or長期ブランクからの復活を狙うチームを自分の独断で2校選びます(4月記録会の結果を見てもう少し増やすかもしれませんが)。
いずれも、単独紹介の記事にするのは初の大学となります。
今度は、
前回の予選は順位もタイムも過去最高!しかも予選経験者が13人残る今期…非願成就なるか!?
麗澤大学
卒業生特集
大道 聖斗29分45秒69≪17:予118位・関東ICハーフ、16:予239位、15:予206位≫
藤村 穣30分25秒05≪17:予251位、16:予290位・関東ICハーフ、15:予200位、14:予214位≫
木下晋治31分04秒57≪15:予271位、14:予334位≫
卒業生の数は非常に少ないのですよね。その中で最終学年で大きく飛躍したのは大道選手です。3年時までは予選で個人200位台だったのですが、そのあと一気に実力を伸ばしました。1万の記録もチーム上位になり、関東ICハーフのメンバーに選出されるまでになります。
そして最後の箱根予選でジャンプアップしチーム2番手の個人118位、その後1万29分45秒を出し、その他無名の選手たちへの大きな指針となる成績を残しました。
また、藤村・木下選手は1年時から予選に出場していました。藤村選手は4年連続出走メンバーに選ばれていましたね。最後の4年目はチーム10番手。前回のチームの成績がそれだけ良かったということでしょうね。
新チーム戦力分析
【新2年以上1万m上位10人】
植田陽平②29分35秒18≪17:予206位≫
国川恭朗③29分45秒38≪17:予151位、16:予134位≫
吉鶴 実④29分55秒85≪17:予172位、16:予176位≫
太田来紀④29分59秒20≪17:予132位、16:予224位≫
早川朋輝②29分59秒23
田中 匠④30分05秒99≪16:予213位、15:予151位≫
水野優希②30分07秒01
難波 天②31分17秒41
渡邉紘也④30分26秒08≪17:予167位≫
河野拓実②30分33秒43
新2年以上1万m上位10人平均:28位30分04秒4
【その他、有力選手】
宮田 僚③20㎞61分05秒≪17:予90位、16:予168位≫
萩原 新②20㎞62分06秒≪17:予186位≫
市川 駿④20㎞61分49秒≪17:予164位、17:予211位≫
西澤健太④30分35秒16≪17:予259位、16:予171位≫
村瀬佳樹④30分43秒98≪17:予300位≫
杉保滉太②30分53秒27
永田啓将④31分08秒83≪17:予253位≫
【新入生】
椎野修羅①14分38秒76
山川太一①14分42秒95
浅井 匠①14分50秒
大野裕貴①14分55秒10
廣田海心①15分09
以前から学生連合に何選手も輩出し、長い距離の育成には定評があった麗澤大。今期、僅かながらチームでの出場のチャンスがやってきています。前回の予選で15位、総合でも10時間18分台のタイムを出しています。いずれも過去最高。そして、個人のタイム推移をみると集団走はしておらず、個人で走っていることもポイントです。
主力は前々回学生連合に選ばれた3年国川選手と4年吉鶴選手。昨年は状態を合わせるのに苦労していましたが、国川選手は学生ハーフ上位、吉鶴選手はシーズンインからトラックのベストを更新し好調をキープ。上級生が走力で引っ張れるのはいいところですね。
これに前回学生連合に選ばれた3年宮田選手や、1万のベストはチームトップの2年植田選手、長い距離で一定の安定感がある西澤・市川選手あたりが固める感じでしょうか。渡邉・太田選手、学生ハーフでは予選出場していない水野選手も粘っていましたね。他にも早川・難波選手が1万30分前後と対応しつつあります。いつになくいいですね。新入生の持ちタイムもあがってきています。
学生ハーフでは非常に暑い中、65分~66分で複数選手がまとめていて、スタミナロード育成の成果が出ていました。増枠の分があってもボーダーと5分以上差がありますが、気温が高いとワンチャンあるか…そう感じさせる成績でした。少しでも可能性を広げるために、前回居なかった60分台が複数人ほしい。全日本予選出場も狙っている中、20㎞アップに繋がる1万m29分台の基礎走力がついてくれば…面白い戦いになります。