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【専修大学】2018-2019大学駅伝シーズンの展望~箱根出場できずもトラックのベストは毎年続出、駅伝復帰へは…

https://twitter.com/sensyurikujou/status/981858597377224704

続いて、

駅伝には4年連続不出場も、最終学年にタイムを伸ばす選手は続出、成長できる土壌はある

専修大学

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卒業生特集

91回大会以来不出場、そして学生連合にも選出されなかったため、箱根を知らない世代となりました。それでも各ランナーには様々なドラマがありました。

※関東ICは2部

 宮尾佳輔(1万m:29分05秒82) 進路:NDソフト
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年       212位    
2年       173位    
3年       185位/3組30位 5千  
4年       68位/3組27位 5千  

秋の記録会で5千13分台など大きく記録伸ばしてブレイクしましたよね。その宮尾選手は、1年時から箱根予選の戦力として数えられていた存在でした。3年時まではそこから中々上がれず予選も200位前後でした。

その3年時あたりからトラックの記録も伸び始め、関東ICと全日本予選にも出場し始めますね。そして4年時の夏にぐっと力を付けました。箱根予選で大幅ベストの個人68位、その後のトラックの記録の美は先述の通りです。ブレイクしかけたところ、若いNDソフトで更に力をつけるかもしれませんね。

 岩田拓海(1万m:29分17秒29) 進路:JFEスチール
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年       179位    
2年            
3年       補欠    
4年       138位/4組37位 1万  

岩田選手も1年時から箱根予選で戦力になっているのですよね。179位は当時の実績からすると健闘の部類でした。ただ、その後は苦しむ時期も長く、抜け出せずにいました。

それでも上級生になって復活し、1万29分17秒の好タイムを記録。関東IC1万、全日本予選4組で主力として試合に臨むことも出てきました。箱根予選も3年ぶりに登場し、1年時の記録は上回りましたね。再起を期すJFEスチールでもってるポテンシャルを発揮してほしいです。

 風岡永吉(1万m:29分30秒79) 進路:JFEスチール
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年       /3組19位    
2年            
3年       /2組38位 5千  
4年       79位    

この世代で高校時代の実績が最も高かったのは風岡選手ですね。1年時の全日本予選で3組19位とかなりの善戦、今後エースになるかも!?と思われる成績でした。

ただ、その後は中々うまくいかなかったですかね。ハーフ63分台出したかと思えば関東IC5千16分近く。1万29分台出したかと思えば全日予選で33分近くかかり…とかく安定するのに苦労していました。そして3年時まで箱根予選にエントリーもできませんでした。

それでも最終学年、初めてエントリーされるとチーム3番手の個人79位、意地を見せました。持ってる素質はもっと高いと思うので、NY駅伝復帰を目指すJFEスチールで力になれればと思います。

 櫻木健次朗(1万m:29分47秒28)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年         3障  
2年            
3年            
4年       152位/1組33位 ハーフ  

コツコツ積み上げてきて最終学年で開花した櫻木選手でしたが、実は1年時に関東IC3障で出場しているのですね。そこからは長い距離で少しずつ力をつけてきて最終学年で1万29分台記録、関東IC・全日本予選・箱根予選とチームの主力の一員となります。こういう選手も後輩の指針になると思います。

 伊藤健太(1万m:30分16秒65)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年            
3年       補欠/    
4年       185位 ハーフ  

伊藤健太選手も上級生になって出てきた選手ですね。3年時に箱根予選のメンバーに選ばれると、更に長い距離を強化。関東ICハーフ・箱根予選の出走メンバーを射止めています。

 浅見眞之(1万m:29分56秒52)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年            
3年       /補欠  ハーフ  
4年       補欠/    

浅見選手は1万29分台と記録面は良かったですね。駅伝関連の大会には出走できませんでしたが、3年時に関東ICハーフで出走しています。

 吉田裕晟(1万m:29分09秒30) 進路:MHPS
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年       233位/3組34位    
3年       1万  
4年            

もう一人紹介するべき選手がいますね。吉田選手は2年時に台頭してきて、全日本予選3組に抜擢されています。箱根予選では233位と力を発揮できませんでしたが、その後の記録会で1万29分09秒を出してびっくり!まずはトラックでの主要大会が注目されました。

ところが、3年時の関東ICで途中棄権、その後エントリーされず…(確か4年に上がる前に手術したという話もチラッと聞いたような)。秋になって記録会復帰しますが箱根予選にはエントリーできませんでした。

勿体ないなぁと思ってたら、まさかの強豪MHPSへ進路先が発表されました!長崎の諫早高校出身の縁もありましたかね。もう一度積み上げていってほしいですね。

その他

山本伸輝29分39秒39…1年時箱根予選エントリー
阿部祥生30分04秒19
近藤 勇30分23秒03…1年時関東IC3障出場

水沼群青30分38秒80…4年時箱根予選287位
末永晃大…4年時箱根予選エントリー

です。結構惜しいところまでいった選手多かったですね。

新チーム戦力分析

【新2年以上1万m上位10人】
和田照也④28分56秒09
長谷川柊③29分04秒54≪18:箱2区21位相当、17:予36位≫
佐藤雄基④29分24秒03≪17:予183位、16:予195位、15:予176位≫
川平浩之④29分27秒56≪17:予80位、16:予158位、15:予98位≫
小林彬寛③29分34秒99≪17:予121位≫
宮下晴貴③29分40秒05
島田匠海④29分41秒19
西川優樹④29分49秒50
横山絢史③29分53秒36
茅野雅博②30分02秒19
新2年以上1万m上位10人平均:23位29分33秒3

【その他、有力選手】
藤井健吾④30分12秒07≪16:予120位、15:予158位≫
塚原淳之③30分19秒16≪17:予283位、16:予228位≫
矢澤明徳④30分45秒37≪17:予155位、16:予164位≫
宮下 竣④half67分38秒
辻 海里②half67分53秒
村上大宗②half68分46秒
市来原潤②half68分51秒

【新入生】
金久保遥①14分39秒51≪17:高4区35位≫
横山佑羽①14分43秒33
江口達宗①14分44秒17
南美空翔①14分44秒73
源馬巧巳①14分45秒77
新入生5千上位5人平均:26位14分43秒5

岩間 暁①14分48秒04

【今から考える大学駅伝オーダー】
全日予選:長谷川・和田/横山・島田/川平・小林/佐藤・西川

箱根予選15位前後とファンからするとジリジリする展開が続いているかなと思います。その間にOB長谷川監督に交代しましたが、今のところは前任監督の良かったところ、トラックのタイムの向上はうまくいっていますかね。主要大会の不得手さは、箱根予選ではしっかり集団走を行っていて、ボーダーには久々に近づけていたと思います。

チームの主力は、昨年救世主のごとく現れた長谷川選手。学生連合の箱根2区は単独走で苦しみましたが、先日5千13分台とさらなる成長を見せています。また、予選への出場経験こそないものの4年和田選手が1万28分台とブレイク、まずはこの2人が春引っ張っていく形でしょうかね。

4年は専大らしく最後にブレイクしそうな選手が多い。1年時から予選に出場し、2度の二けた順位の川平選手、1万29分40秒台に伸ばしてきた島田・西川選手、一定のロード力がある矢澤選手がいますね。1年時から予選に出ている佐藤・藤井選手の復調が待たれるところ。

他にはスピードランナーの3年横山選手が距離に対応しつつあり、小林・宮下選手も中堅選手になりつつありますかね。新2年・新1年はこれまでの専大どおりじっくりでいいでしょう。力をつけた選手は出てきています。もし増枠があれば十分にチャンスあり、一つ一つ主要大会でしっかり戦い抜きたい。