続いて、
10年連続18回目
昨年起こしかけた旋風、ついに吹き荒れる!?
帝京大学
エントリー選手独断ランク付け
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
畔上和弥③28分41秒68≪17:全5区3位、予7位、箱4区7位、16:全4区9位、出3区11位、箱3区11位、15:全4区12位、予52位≫
4点:主要区間で区間上位でいける選手
竹下 凱③29分09秒66≪17:全2区11位、予38位、箱1区7位、16:全1区12位、15:全3区12位≫
岩佐壱誠②29分11秒41≪17:全1区13位、予12位、箱7区8位、16:全3区13位、出2区8位≫
平田幸四郎②29分13秒11≪17:予95位、箱9区8位、16:全8区14位≫
佐藤諒太④29分15秒37≪17:全4区9位、予16位、箱5区18位、16:全7区2位、出6区12位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
横井裕仁③29分09秒65≪17:全7区6位、予53位、箱6区9位≫
島貫温太②29分14秒35≪17:全6区7位、予87位≫
濱川 駿③29分47秒81≪17:全3区14位、箱3区5位≫
小森稜太②29分49秒40≪17:全8区10位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
吉野貴大②29分17秒30≪17:予63位≫
田村丈哉②29分30秒54≪17:予46位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
星 岳①29分24秒32≪17:予188位、都5区20位≫
小野寺悠①29分25秒38
田中祐次④29分44秒30≪17:予107位≫
鳥飼悠生①30分11秒74
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
田村岳士②29分42秒13
上位10人合計:35点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
前回は4区終了時で4位、旋風を起こしかけましたが、2区間ブレーキ区間が出てしまい、終わってみれば悔しい次点。連続シード権獲得はなりませんでした。しかし、好走した選手が多く残る点は楽しみな感じもしました。10か月後の箱根予選は日本人トップの畔上選手らの好走で断トツのトップ通過、全日本は、その畔上選手が風邪で主要区間を回避するも16年ぶりにチーム記録を更新する8位、過去最大の旋風を巻き起こす予感が漂っています。
主力は先の畔上選手の他、予選で59分台を出した佐藤・岩佐選手、これに駅伝で1区が得意と言われる竹下選手や予選で転倒が無ければ59分台マークしたと言われる平田選手あたりが主力。彼らが往路や主要区間に入ると思います。更に横井・島貫選手、これに秘密兵器の小森選手が力をつけている。全日本では彼らが区間一桁で順位をあげていっており、主力とそう変わらない走力を持ちます。
他、登りが得意と言われる田中選手、前回の箱根で好走している濱川選手、最近距離に対応し始めた田村丈・田村岳選手、練習生から這い上がってきた吉野選手、3人エントリーされた1年生も将来楽しみです。16人全員がしっかり走れるチームに仕上がり、充実の一途をたどっているのが今の帝京大です。
そんな帝京大はスピード展開に関しては好きなタイプではありません。箱根一本に合わせています。ですので、今強い5人を一気に投入し、食らいつく作戦に出るのではと思います。それでも復路にも力のある選手が残るかなと思います。
1区は集団層が得意という竹下選手。前年度の全日本と箱根は怪我明けながらしっかり前が見える位置に繋ぎました。今年度は長らく不調なこともありましたが、11月に1万mベスト。調子を上げてきて、今年も1区を担うかなと思います。
2区には箱根予選で一気にエースに成長していた畔上選手。距離には強かったですが、日本人トップは驚き!その後チームで唯一の1万28分台のランナーとなり、満を持して2区でしょう!充分69分切りを狙っていけるのではないでしょうか。
3区は、1区候補にも挙がっている岩佐選手。全日本ではうまく流れを作れずリベンジもありえますが、自分は前回の箱根7区で積極的に前を追い上げていった姿が印象に残っています。身についた走力が3区で活きるのではと思います。
準エース区間4区は数少ない4年佐藤選手。学連記録会で転倒したので3区4区逆も一瞬思いましたが、前回は失敗したとはいえ5区。アップダウンは得意なはずなのでやってくれるかと。それに高橋・堤・内田選手など帝京大は最近往路に入る4年生の走りはかなりのものがあります。その流れに乗ってくれればと思います。
山登りの5区は日本桜マラソン好走の田中選手など色んな選手が立候補していましたが、主力の一人である平田選手が5区の可能性があるみたいですね。20㎞の距離は特に問題はない選手なので、適性があるなら非常に楽しみです。区間一桁でしっかり上ってくれるかなと思います。
さて、復路なのですが…さっぱりわからない(笑) どうやっても中堅選手や箱根予選上位者が入らなくなるのですが、さて??
6区は前回区間9位の横井選手がいますが、意外と下り以外の部分も良かったので、平地の方が良さそうに思ってます。ひとまず3障で活躍しつつ20㎞に対応した田村丈選手を入れてみます。他1年生など準備している選手がいればと思います。
7区は高島平59分台の新星・小森選手。全日本8区でもしっかり対応し、本当に力がついていることを証明していますよね。小森選手本人はこの区間が一番力が発揮できそうと思ってますが、充分に区間5位は狙っていけそうな感じがします。
そして8区に横井選手を入れてみました。ハーフをしっかり走り切る力もありますし、前回の6区を見る限り登りでかなりいい走りをしているように見えます。持ち前の粘りをこの区間で発揮できると思います。
9区は前回8位の平田選手を残しておくことも考えましたが、今季大きく伸びた島貫選手を入れました。全日本でもしっかり流れに乗って走れていましたし、学連記録会は竹下・岩佐選手と同じ組で程なく続きました。往路でも見てみたいくらいの力のある彼で復路のエース区間を乗り切りたい。
アンカーは練習生からあがってきた吉野選手。実は前回もアンカーを走るかもしれないくらい、長い距離での隠し玉的存在です。箱根予選でもしっかり走った今年、満を持して登場してくるのではないでしょうか。どんな走りをしてくれるか楽しみな選手です。
えーと、気が付けば前回3区で好走している濱川選手が入っていないだと…?まあ、学連記録会出走していなかったので外したのですが、彼が山を担当する可能性もありますかね?それなら平地がさらに充実しそうです。
箱根後に掲げた目標は、過去最高の4位を上回る3位の模様です。壁は厚いとは思いますが、出入りの激しい往路を一桁順位でクリアしていければ、89回大会のようにぐんぐん伸びていくことも可能ではないでしょうか。帝京大史上最大の戦力を誇る今季、どこまで上位陣に迫っていけるか、要注目校です!