続いて、
16年連続19回目
故障者ゼロ!揃った野武士軍団の総合力は
中央学院大学
エントリー選手独断ランク付け
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
細谷恭平④29分24秒20≪17:全8区9位、箱5区3位、16:箱8区3位≫
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
大森 澪④28分56秒06≪17:全1区6位、出1区3位、箱根1区8位、16:全1区9位、出3区6位、箱2区10位、15:全8区5位、出1区13位、14:全5区18位、予91位≫
4点:主要区間で区間上位でいける選手
高砂大地②28分54秒13≪17:全4区10位、出3区9位、箱2区15位、16:全4区3位、出6区3位≫
新井翔理④29分28秒84≪17:全2区9位、箱4区11位、16:出2区4位、箱4区13位、15:全6区8位、出5区5位≫
樋口 陸③29分33秒75≪17:箱6区5位、16:全3区6位、箱6区3位、15:全2区9位≫
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
横川 巧②28分19秒12≪17:出2区4位、箱3区12位、16:全2区8位、出1区10位≫
髙橋翔也①29分02秒98≪17:全6区6位、出5区6位、16:高1区24位≫
廣 佳樹③29分08秒46≪17:全3区8位、出4区3位、箱8区13位、16:全6区8位、出5区7位≫
市山 翼③29分27秒97≪17:全5区6位≫
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
福岡海統③29分15秒89≪17:出6区14位、16:全7区9位≫
光武 洋③29分20秒94
有馬圭哉②29分28秒51≪17:全7区7位≫
藤田大智②29分52秒22≪17:箱9区12位、16:全5区9位≫
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
由見光道④29分26秒71
釜谷直樹③29分34秒52
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
城田 航②29分33秒62
上位10人合計:37点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
いよいよ面白くなってきた。前回初めて3年連続シード権を獲得した中央学大が、強豪校への足掛かりのチャンスを迎えています。出雲はアンカーの選手が脱水症状に陥って8位だったがそれまでは3位が見える4位。全日本は上位争いには加われなかったものの、怪我人が複数いる中で堅実なリレーで6位。全日本での2年連続シード権は初めてのことです。
エース区間をやれる力のある4年大森選手が1区で安定した成績をマーク。同じ4年には経験豊富な新井選手、怪我が少なくなった山男の細谷選手がいます。今年はやや足踏みの印象ですが、高砂・横川選手は前半や主要区間起用をこなしています。
他にも色んな所で繋ぎの役割をこなす廣選手、1年生らしからぬ安定感がある高橋選手、長い距離に強い市山・藤田・光武選手、更に怪我から復帰してきた山下りの名人の樋口選手、駅伝で区間一桁の経験選手の福岡・有馬選手などある程度計算が立つ選手が10人以上!総合力が高くなってきて、川崎監督も珍しく「ミスがなければ5位以内は可能」と強気に。期待の有力校となってています。
強気になった理由はもう一つあります。中央学大は故障者が多いのが課題だったのですが、夏からの取り組みの成果なのか、ここにきて足並みが揃ってきた模様。外れると思っていた樋口選手も入り、前回5区6区の合計で全大学トップだった2人が戻ってきました!他、横川・藤田選手も揃いそう。故障者が戻った前提でオーダー予想します。
1区はやはり大森選手。全日本での他の選手の様子から2年ぶりの2区もあるかなと思ったのですが、今回の1区も箱根2区をやれるようなメンバーが複数来そうなので、経験豊富な大森選手が一番適任な感じがします。あわよくばトップ付近でいってほしいです。
そうなると自然にオーダーが固まります。というか6区まで前年と全く同じオーダーです。2区予想の高砂選手は今年は好走する場面がないので不安ですが、2区を経験しているのは大きい。昨年ハイペースで突っ込み失敗していますので、そのあたりタイムを短縮する要素になるはずです。調子が上がっているかは分からないですが、まずは69分台目途でしょうか。
次の3区は指導歴ベテランの川崎監督をもってして「宇宙人」と言われる横川選手。あまり練習の量をこなせない体質が関係しているのかは分からないですが、走ってみないとわからないところがあるとか(^^; まあ、その時できるベストを尽くしてもらえれば!続く2区間は頼りになる4年生だと思うので。
その4年生というのは新井・細谷選手。前回は区間11位と区間3位。2人とも前回は怪我からギリギリ、しかも細谷選手に至っては本番前日でようやく目途が立った中だったそうです。そしてあの走り…
新井選手は夏にこそ故障したものの、全日本には復帰。前回より順調です。細谷選手は今年は関東ICなど他の重要な大会もこなすなど4年間で一番走れています。絶好調時での山登りがどうなるか本当に楽しみな選手です。さて、どこまで往路ジャンプアップなるでしょうか。
6区はおそらく大丈夫なのでしょう、3年連続となる樋口選手。1年時に58分台マークの山下り名人!故障に苦しむ事が多く、夏にも大きな故障をしたそうです。しかし、どうやら間に合わせてきたらしい。2度目の59分切りまでありえるのでしょうか?そうなると、本当に今回は山の中央学大になりますね!
7区からも穴がありません。ここに廣選手を置きます。前年の出雲からすべて出走し、繋ぎ区間を中心に安定した成績を残し続けている選手です。今回もしっかり区間10位以内となる成績を残してくれそうです。
8区は前回の箱根前から山登り候補に挙がっている市山選手。関東ICハーフ入賞の実績も付け、全日本でついに駅伝デビュー。平地でもしっかり走れます。そして遊行寺坂の走りも楽しみな選手ですね。
9区は報道で出ていますがルーキーの高橋選手が走る可能性があります。確かに出雲と全日本で非常に安定して仕事をしていましたが、4区or9区で箱根デビューとこれまた上級生のイメージがある区間です。4区髙橋選手も面白いのですが、僅かながら往路優勝の可能性もあるのでより攻められる4区は新井選手、高橋選手は長丁場の9区でいい経験が積めればと思います。
アンカーは前回9区を担当し、長い距離と向かい風に強いという藤田選手。トラックでは目立ちませんが、復路終盤に非常に向いている選手ですね。区間一桁でしっかりと大手町に戻ってきそうです。
これでも先にあげたようにまだ走れる選手はいるのですよね。全日本でしっかりデビューを果たした有馬選手、出雲のリベンジを狙う福岡選手がいます。また、4年間かけて力をつけた由見選手や距離には1年の頃から対応している光武選手も見たいのですよね。
繋ぎ区間は誰が走ってもある程度いけそうなくらい選手層が厚くなり、また経験豊富な上級生や将来楽しみな下級生もいます。中堅・シード権争いの常連から、強豪校へ一歩歩みを進める大会になるかもしれません。
参照サイト
【箱根駅伝出場21チーム紹介〈10〉】中央学院大・横川、今年も本番前に五厘刈り