【着々と強化】第94回箱根駅伝で中央大・國學院大・城西大の復活はあるのか!?

続いて、ここ2年で予選落ちを経験しながらもすぐに復活し、じわじわ上位進出の準備を整えているチームです。

中央大学…箱根予選3位

秋のビックサプライズでしたね。最多出場回数を誇る中央大が2年で返り咲きました。順位がびっくりしましたね。多くのファンや監督も選手もギリギリの戦いと踏んでいたところ、3位の大躍進でした。

今年度序盤は決して良くは無かったのですよね。関東ICでは主将を初め中々上位に食い込むことができず…。持ちタイムはそれなりでしたが、主要大会で戦う力が備わっていませんでした。

全日本予選は序盤でブレーキが出て復活は遠いなぁと思った矢先でした。3組で舟津・中山選手が主導権を握り、一時は通過するのではと沸かせませました。

何かそれがきっかけになりましたかね。箱根予選では中山・堀尾・舟津の主力や、中堅・1年生の選手全員が好走!藤原監督が就任してから1年半、ついに一つ結果が出ましたね!

ベストオーダーが組めるのか

勿論、どこもベストオーダーを目指すのですが、今の中央大がシード権を獲得するには結構大事だと思います。

4年生の頭数が少なかったり、スカウトが苦戦したこともあり選手層は厚い方ではないのですよね。核となる選手、山の候補の選手、一人ひとりきっちり組む必要があると思います。

ひとまず元気なのは舟津主将。2年になって1500m専門の選手のイメージはほぼなくなりましたね。どの種目も中大トップレベルになってきました。

また、前回連合出走の堀尾選手も大会で結果が出ています。それから4年の竹内選手も少しずつアベレージが上がってきましたかね。どこかで入ってほしい選手です。

1年では池田選手が好調をキープ、3年苗村・4年江連選手もレギュラー入り目指して自己ベストを出しています。あと神崎選手あたりは山という意見も結構見ますがどうなのでしょうかね?

対して、箱根予選で激走して以降あまり姿を見ない選手もいるのですよね。箱根2区や5区の候補に挙がっていた中山・畝選手は記録会に出場していません。

試合出ずに調整も考えられますが、良からぬ噂となっている面もあり…実際はどうなのでしょうか??元気に走ってればいいですね。チームの勢いとしてはありますので、このまま継続していってほしいところです。

國學院大學…箱根予選6位、全日本11位

昨年よりは確実に強さがついていきていますよね。春は浦野・向選手がトラックで記録を残しました。2年浦野選手は関東ICで入賞ギリギリの争いを繰り広げると、4年向選手は全日本予選で28分台のベストを出す意地をみえました。

チームとしては全日本予選と箱根予選共に通過。共に通過は2年連続でしたが、全日本予選は3位、箱根予選6位通過は昨年より順位をあげてきています。ここは國學院大が成長したところでしょうかね。

ただ、全日本本戦は昨年より下へ。浦野選手が頑張ったものの、その他の主要区間に起用された選手が不振でじじじりと順位を下げてしまい、総合11位となってしまいます。

往路で食らいつくには

ここ最近の駅伝は往路で大きく上位中位校から離されてしまい、往路が終わった段階でシード権はかなり厳しいものになることが続いています。そして今回も今のところそこに不安はありかなぁ…。

箱根予選では気象条件がよく、59分台が何人も出る中、浦野・向選手が60分中盤に留まってしまいました。同じくらいの走りをした土方・江島・松永選手は大きな成長を見せる結果でしたが、往路を走るのは走力がもう少しずつという印象です。区間10位から大きく引き離されないように、しっかりと力を出し切りたい。

勿論自慢の選手層は健在。前回7区と9区を出走した内田・國澤選手は健在。河野選手もそう直が追いつきつつある。1年生の臼井選手らも食らいつきつつあり、青木選手は主力とそれほど変わらない走力を持っています。往路の位置次第では面白いですかね。

現状全日本1区成功した浦野選手はあまり動かなさい方がよいと思っています。2区は全日本2区向・4区土方選手どちらを取りますか…。向選手はどちらかというと前半が強い、土方選手は走力は少し落ちますが、後半ペースが落ちない走りができます。

或いは一般入試から主力選手に成長した松永選手に2区を粘り倒してもらうのも手でしょうか。そして3区向・江島選手といったスピードのある選手で流れを作り直すというの作戦になってきますか。

5区の山登りも大事な区間、よく松永選手の名前が上がるのを見ますが、もし隠し玉がいれば主力を9区に一人回すこともできそうです。あとは秋に姿を見せていない熊耳選手が間に合えば…少しずつ駅伝で戦えるチームになってくるはずです。

城西大学…箱根予選8位、全日本13位

箱根予選の通過順位が低い中では一番存在感があるのは城西大でしょう。全日本予選では主力の金子選手以外にスピードがある中島選手、それから大石選手らが健闘。全体的に大きなブレーキはなく通過圏内に3年ぶりに滑り込みました。

箱根予選はスピードランナーの距離不安がささやかれましたが、金子選手が引っ張り、4年菅・山本選手が奮闘、服部・中原選手の成長もありました。また西嶋選手が距離に対応する姿を見せました。

全日本本戦は区間の凸凹がややありあましたが、4区に配置された菅選手が多数強豪校のエース級の選手たちに競り勝ち区間賞!これは予想していませんでしたしびっくりしました。その後は検討する区間もあり、繋ぎ区間が面白そうな雰囲気ですね。

個性豊かなランナーたちを

そしてメンツを見ていると結構バラエティに富んでいると思います。長い距離では非常に安定感のある金子選手と総合力が一気についていきた菅選手。菅選手は記録会でも1万28分35秒と大幅ベストで箱根2区でも戦えそうな雰囲気が出てきました。

これに安定感はもう少しですが将来のエース候補の2年西嶋選手に、ロードが今一つですが関東ICで入賞するスピードを持っている中島選手はどう起用していくか。長い距離なら大石・山本。中原選手がしっかり担いそうでしょうか?

これに山と噂されている服部・荻久保選手は箱根予選もしっかり10番以内に入っています。、一気に自己ベストを上げメンバー争いに名乗りを上げた峐下・鈴木・菊地選手といった選手がいます。まだまだレギュラー争いは分かりませんね。

また、一時主力選手となりかけた酒井・中舎選手も1万の記録会で名前を見るようになってきて、もしかすると出走するところまで戻せるかも?そうならとても心強い存在になります。

配置はどうしていきましょうかね。特に往路序盤は迷うところです。菅選手はあそこまで調子が良いならやはり2区でしょうか。1区は金子選手がいいのだろうか。ただ、できれば適性的には4区あたりを走ってほしい選手。西嶋選手が1区を担えればと思いますがどうでしょうか。

そして3区中島選手が区間真ん中以上で走れたら復路にロードに強い選手を固めることができますがどうでしょうか。難しいなら山本・大石選手あたりがどちらかに3区を走ってもらい、中島選手は7区とか。魅力あるチームに上がりつつある中、いいオーダーを組めれば逆転もありうるかもしれない。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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