あと2日で学連記録会ですね。エントリーを書こうかと思ったのですが、24日(金)に最終エントリーの発表なんですね。
ちなみに明日は仕事の後飲み会があるので、掲載が不可能…。また、23日の次点でのエントリーを載せてもしょうがないなと思うので、全体的な振り返りを進めていこうかと思います。
今回は紹介していないシード校となります。
早稲田大学…出雲9位、全日本7位
前年度大躍進を遂げた早稲田大が今期は苦戦が続いている。卒業生の穴が大きい上に新戦力の台頭が少なく、選手層が薄いこと。更に、主力の足並みが揃わない所だろう。
スピードのあるエースの永山選手が、故障がちで出雲は3区で失速、全日本は主要区間を回避した。同じくスピードのある新迫選手も持ち前の爆発力が影を潜めてしまっている。
また、安定感が増しつつあった光延選手が全日本前に故障。その後レースにはまだ出てきていない。新たな選手の台頭がほしいですが、上尾ハーフで谷口選手が64分少しを記録した以外は、ほとんどが66分前後の記録。選手層はまだ薄い印象です。
その中で順調な選手もいます。2年太田選手が急成長。全日本では一時集団の前に出るなど積極的な走りで区間3位。また4年生の石田・安井・藤原選手が安定感が長い距離での安定感が増してきていています。また、前回10区の清水選手もようやく状態が上がりそうな気配。彼らで主要区間を埋まりそうでしょうか。
2区永山選手を組めるか?
区間オーダーはまだ固まらない感じですが、1区太田選手は外せないかな。ここは確実に上位に来てくれそう。あとは永山選手が箱根2区を69分台でいいので走れる状態に上がるかどうか…。
そうでないと確実に稼げる箱根5区安井選手を箱根2区に回す必要が出てくるので、いろいろとオーダーを組み替えることになるかなと思います。2区永山選手であれば、5区を動かさずにすみそう。6区石田選手は今期の活躍からすると考えづらいので、片方は経験者にできて安定したオーダーになると思います。
個人的には3区光延選手6区新迫選手を組むことができれば、往路で攻めつつ復路にも石田or藤原選手どちらかを9区に残すことができるなぁと思ったのですがどうでしょうか?
来季は3人もの全国レベルの高校生の入学が予定されています。全日本はシード権を獲れなかったので、せめて箱根駅伝はシード権を獲得して、一つでも置き土産を残しておきたい。
法政大学…出雲DNF、全日本10位
前回箱根8位から、第80回~82回大会以来の12大会ぶりの連続シード権獲得(目標は7位)を狙う法政大。達成できるかどうかはここまでは非常に際どいところと思える。
前半戦シーズンはスピードエースの坂東選手と3障が得意な青木選手の活躍が目立った中、全日本駅伝予選を安定した戦いで突破。佐藤選手の伸びもあったが、土井選手が体調不良で欠場、坂東選手も決していい状態ではなかった中、チーム力がついた証だった。
出雲・全日本前は主力の故障者・欠場者が多い中、収穫はいくつかありました。出雲3区で青木選手が主要区間で区間4位の好走。3障のイメージだったのでちょっとびっくりしました。
全日本は、1区土井選手が失速も2区万全ではなかった坂東選手が粘って流れに乗せると、3区佐藤選手が区間2位の快走、5区終了時で7位と健闘しました。その後は区間一桁は出なかったものの、多くの選手に駅伝経験を積むことができました。
主要選手をどう配置するか
シード権獲得となると、現状では少し足りないなぁというのが全日本終了時の印象でしたが、ここにきて足並みが揃い始めているのですよね。
主将の鹿嶋選手が世田谷ハーフで64分台で戦力に目途が立つと、上尾ハーフで大畑選手が成長の63分台を出しました。それから前回7区10区の細川・東福選手も故障から順調に上がりつつあるという。それなら10区間選手が揃いそうです。
あとはどう主要選手を配置していくかでしょうかね。坂東選手は箱根なら1区向きですが、エースは2区ですしやはり2区ということになるのでしょうか。そうすると土井選手あたりに何とか粘ってもらうか。
それから山に関して、5区は青木選手が適性を出しているという。6区は前回58分台マークの佐藤選手がいるがどうしますかね。平地をやれる走力もついているので往路に回るのか、6区で稼ぎに回るのか…(ただ、6区にすると往路が一人足りない気がするかなぁ?)。
現状ではシード権争いの渦中ですが、長い距離を粘れる選手は増えてきているので、実はちょっと面白いかもしれません。なお、主力は一切試合に出ずに調整するそうで、非常に不気味な存在にもなるかもしれません。
日本体育大学…出雲3位
前半戦は4年生の不振もあり、持ちタイムトップレベルからまさかの全日本予選落ちとなった日本体育大。その夏に4年生が次々と復調。4年生吉田・小町・富安・辻野選手や新戦力の2年山口、3年三原選手といいオーダーを組んだ出雲は誰も予想していなかった3位躍進。
他にも中川選手や室伏選手、住田選手など面白いオーダーが組めそうで、箱根駅伝も上位争いのダークホース…になるかと思われました。
ただ、部員の不祥事もあり、今は試合出場自粛中となっているようですね…。箱根駅伝も出場できるのかどうか…??
部員名簿も一時的に数名いなくなっていたり(今は復帰)、内部も色々と大変なことになっていたようですが、今はもうやれることは1月2日3日に標準を合わせるしかないのかなと思います。
主要区間を逞しく
出場が確定していない中なので、控えめに。ただ、出雲駅伝で課題と思った箱根の1区2区が目途が立ったのは良かったですね。吉田選手が冷静にスタート、下級生の頃から主要区間を担ってきた小町選手が3区で頑張っていました。
前回箱根4区5区富安・辻野選手も力をつけてきていて往路一桁ターンは充分に可能です。山下りの神が抜けた6区が分かりませんが、ひとまず準備を進めていってほしいですね。
チーム内の動揺はあると思いますが、至近の箱根駅伝のみならず、その後の陸上人生、もしくは第二の人生の為にも今はできうる限りの努力をして、出場できれば精いっぱいをぶつけていってほしいと思います。
コメント
まず早稲田について。1区太田選手だけは確定。2区永山、4区藤原、5区安井、6区石田、9区清水、10区谷口選手が軸となって戦うことになるかなと。選手層がギリギリなので、光延、新迫、車田選手やルーキーの吉田、宍倉選手あたりの台頭、復活がポイントがシード権獲得のポイントと考えます。
法政については、坂東ー土井ー佐々木ー細川ー青木、佐藤ー矢嶋ー大畑ー東福ー鹿嶋と考えています。1区は坂東選手ならレース展開に応じたレースができるので、確実に上位で2区に渡せると。2区は細川選手と土井選手で悩みましたが、今年主要区間を担当している土井選手の粘りに期待。3区は佐々木選手に来年以降の成長の期待込みで。4区細川選手、5区青木選手で10位が見える位置まで上昇して往路を終えたらまずまずの展開かなと。
復路は昨年と同じ展開で、佐藤選手で一気にシード権内突入へ。走力は年間通じて上がっているので、万全なら58分30秒をターゲットに。7区矢嶋選手が波に乗れたら、あとはシードを守る走りを。その為にも東福選手の復調がポイントになるかと。シード争い(早稲田、法政、順天堂、國學院、日体大?)の中では私の中では一番戦いかたが確立していると感じています。
最後に日体大ですが、何かとんでもないことになっているんですね・・・。出雲の3位もある意味想定外でしたが、現在の状況のほうが遥かに強烈なインパクトを受けました。詳細はわからないのでコメントは控えますが、渡邊監督に交替してから退部者が相次いで出るなど、チーム状態としては最悪のはずなのに、箱根では2年連続シード(山下りの神がいましたが)、出雲の3位と監督の交替が良いのか悪いのか判断が難しいです。
日体大がどのようになるかは分からないですが、管理人さんの仰るとおり、頑張っている学生の目標を潰すような結果だけは見たくないです。
>たけぽっぽさん
1区太田選手以外は見えてきませんかね。ただ、確実に稼げるということで5区安井選手は何とか動かさないようにしたいです。核となる選手はいますので、新迫・光延選手らが何とか上がってほしいです。
法大は佐藤選手の配置に迷っていますね。力的には往路の主要区間でもと思うのですが、3区あたりを粘れる選手が出てきてほしいところです。
日体大は12月中旬までには何らかの処分の発表があるとかないとか…。とにかく今頑張っている部員への晴れ舞台があればと思います。
失礼、12月中旬までに処分内容についての発表があるとか…ですかね。
法政ファンとしては山は昨年の生澤のようなサプライズがあることに期待してます。
何人かその噂はあるようですが。。
そうすると青木を3区あたりに回して往路は万全なんですが、、、あまり試合にもこれからは出ないようなので本番を楽しみにしてます。
>おかしつかいさん
試合の出場状況などから法大ファンが色々と予想し合っていますよね。それなら青木選手を平地に回して佐藤選手を6区に回せるかもしれません。
早稲田はとにかく危険な状況です。1年生に長い距離を任せられないので4年生を軸にしてシード死守を目標にしてほしい。非現実ではあるんですが優勝争いをどうしてもと考えるのであれば3区経験の浅い選手でギャンブルをしないといけません。どちらにせよ太田選手が鍵を握るかとは思います。1区起用か2区起用かはわかりませんが。
法政は2区を誰にするのかです。実績を考えるのであれば細川選手しかいないんですが、どこまで状態を戻せているのかで変わってくると思います。仮に細川選手の起用が無理だとすれば佐藤選手をコンバートさせるでしょう。あとは長身軍団がどう起用されるかも注目です。
日体は仮に出たとしてもシード落ちは目に見えてます。最下位になるでしょう。それは個の力はあるんですがチームが完全にバラバラになっている現状で戦えるとは思えないからです。うーん、選手は悪くないとは聞こえはいいかもしれませんが長距離部員の不祥事である以上出場するのであれば渡邊監督の辞任と辻野キャプテンの退部が絶対条件になるとは思ってます。
>りっくさん
今の早大の力的には2区太田選手なのですが、永山選手がやれる状態になるのか…。とはいえ1区太田選手だと安井選手を山から降ろす必要が出てくるのかも…。何とか序盤で流れを失わないようにしたいですね。
やはり全体的には坂東選手を2区にする意見は少ないのでしょうかね(1区がいなくなる問題もあるのでしょうが…)。若手の台頭が多い法大ですが、細川・東福選手と言ったロードで光る選手の復活は連続シード権には不可欠でしょうかね…
一時はチームがバラバラになるのかもしれませんが、それでもまだまとまる時間はあると思います。東洋大の例を出すのは適当ではないかもですが、今はやれることをやれるよう集中する環境が大事ですかね。