新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2025年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
【GOOD HEALTH JOURNAL】
1秒に笑い、7秒に泣いた経験をどう生かすか
~ #箱箱根駅伝 での雪辱に向けて~2024年度は1秒の重みを痛感した1年。箱根駅伝での雪辱に向けて、この1年どう戦うか。長門監督と石岡大侑主将(4年)に話を聞きました!
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— 学校法人 順天堂/JUNTENDO University (@juntendo1838) May 14, 2025
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【順天堂大学】第102回箱根駅伝2026へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
前年は、本当にいろんなことがありましたね。関東ICはそこそこも、全日予選はチームが整わず下位へ低迷。その後、上層部のゴタゴタも判明したり…。箱根予選は、スピードランナーが多い順大としてはつらい酷暑となりましたが、次点のチームと僅か1秒差での最下位通過。
ただ、ここから少しずつ上昇曲線を描きました。眠れるエース吉岡選手が復調途上、活躍が期待されていたルーキー玉目・川原選手らが少しずつ調子を取り戻していっていました。結果的に、最後の最後であと7秒シード権に手が届かない、次点の総合11位になりましたが、ようやく光は見えたと思います。
そして、今年の前半戦は躍進の年。力を入れている関東ICは勿論の事、全日本予選では、4年目で一気に伸びてきた山崎選手が組トップの口火を切ると、主将の石岡選手らも奮闘、さらに最終組では吉岡・川原選手が日本集団より前で勝負しきってゴール。見事な通過でした。箱根予選通過すれば躍進候補、戦力を見直しましょう。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
4年生主力選手について
石岡大侑④28分40秒78/13分58秒51≪25全予3組6位、関東IC1万10位、箱9区8位、24全予2組31位≫
山崎 颯④28分51秒59/13分59秒98≪25全予1組1位、24関東IC1500m11位、23関東IC3障10位≫
村尾雄己④28分52秒66/13分56秒29≪24全予1組40位、関東IC3障1位、23全4区11位、出2区7位、日本3障1位、関東IC3障3位、箱6区17位、22関東IC3障8位≫
金原祥汰④28分53秒95/14分01秒74
中津瑛斗④28分57秒98/14分02秒63
大倉靖萌④29分33秒22/14分21秒66≪24予150位≫
半澤 康④29分44秒73/14分28秒23
堀口颯亮④29分53秒09/13分56秒29
山下健秀④29分53秒61/14分23秒49
森本喜道④29分58秒55/13分55秒33≪25関東IChalf3位、24箱8区18位、23出5区8位≫
氷見哲太④30分03秒83/14分08秒96≪24箱6区17位≫
塩原 匠④/13分56秒18≪25関東IC1500m1位、24関東IC1500m3位≫
一旦戦力になりかけて、低迷して…そしてここにきて上がってきましたね。主将の石岡選手も、2年時にトラックを中心に伸びてきましたが、総合力が上がったのは今年の箱根前から。復路エース区間で9区8位の粘りの走りを見せると、全日予選は1万m28分台のペースでもついていき3組6位と上位通過に貢献。この夏にもうひと伸びしそうな気配ですね。
ついにブレイクというのが山崎選手。3障などで活躍がありましたが、長い距離に関しては、本当に4年目の今年というところ。1万m28分台を記録すると、全日予選では1組1位と口火を切っています。また、2年時に出雲・箱根を経験している森本選手も今季復活。関東ICハーフでいきなり3位に入ったのはびっくり!箱根予選で、秘密兵器の一人になりそうです。
この他にも一度はレギュラーを掴んだ選手が多いですね。村尾選手は3障で活躍していましたが、三大駅伝も走っています。氷見選手は一度箱根山下りを走っていますし、前年の箱根予選でチームが苦しむ中粘った大倉選手もいます。1500mに活路を見出した塩原選手は今年関東IC優勝。まだ出番はありませんが、1満28分台達成の金原・中津選手…今上昇気流ですから、最後に大きく羽ばたく選手が出てきてもいいと思います。
3年生主力選手について
吉岡大翔③28分22秒04/13分22秒99≪25全予4組6位、箱7区2位、24予98位、全予3組5位、箱4区8位、23全3区14位、出1区11位、日本IC5千4位、関東IC5千4位≫
古川達也③28分45秒40/14分09秒50≪25箱10区9位、24予50位、全予2組29位≫
荒牧琢登③28分46秒25/14分06秒11≪25箱8区9位、24予196位≫
小林侑世③28分57秒33/14分18秒39≪25全予1組17位、24関東IChalf12位≫
村松 翼③29分00秒29/14分11秒90
林 龍正③29分06秒11/14分13秒16≪25箱6区8位≫
児島雄一郎③29分17秒26/14分09秒28≪24予199位≫
小松優輝③29分29秒59/14分16秒06
石井啓太③29分32秒69/14分07秒52
須田光星③30分00秒43/14分20秒02
大野聖登③/13分56秒18≪25関東IC1500m2位、24関東IC1500m11位≫
吉岡選手がようやく高パフォーマンスを出せるレースが増えてきたのが、まずほっとしていますね。箱根駅伝は7区に回りましたが、ひとまずシード権内に引き上げる役割は果たす区間2位。そして、全日予選では4組6位の好成績。少しずつ思い描く走りに近づいてきているでしょうか。箱根予選からの連戦になりますが、全日本駅伝から楽しみな選手、夏にもう一つ感覚が磨かれていれば。
今年の箱根駅伝は、吉岡選手のほかに3人もの同世代の選手が走ったのですよね。8区を走って区間9位と粘った荒巻選手、アンカーで最後までシード権争いを繰り広げた古川選手、そして山下りに適性を見出した林選手。復路でそれぞれ区間中位は獲れて、やってきたことの手応えは掴んでいると思います。
また、昨年関東ICハーフで健闘して長い距離への適性が期待された小林選手は、全日予選でついにメンバーに選ばれ1組17位好走。1万m持ちタイムが上がってきた村松選手に、箱根予選出走している児島選手、そして関東IC1500m2位と大活躍している大野選手と、台頭している選手は多いですね。この世代も波に乗ってきています。
2年生主力選手について
玉目 陸②28分13秒67/13分57秒45≪25全予3組16位、箱2区16位、24全予4組36位、関東IC1万8位≫
川原琉人②28分24秒54/13分52秒29≪25全予4組7位、関東IC1万9位、箱5区13位≫
池間凜斗②28分29秒80/13分36秒26≪25全予2組3位、関東IC5千13位、24全予3組27位、関東IC5千16位≫
山本 悠②28分46秒86/14分02秒24≪25全予2組12位、関東IChalf6位≫
今井悠貴②29分33秒33/14分05秒01
三宅勇希②30分01秒79/14分02秒45
谷本昂士郎②30分18秒33/14分02秒69≪24予274位≫
永原颯磨②30分19秒81/13分43秒03≪24予330位≫
野崎健太朗②/14分14秒14
エースが続々と出てきていますよね。昨年関東ICで28分13秒を出して話題になった玉目選手、安定感はまだもう少しですが、箱根駅伝では2区を経験、全日予選は3組16位と少しずつ粘りが効くようになってきています。今年も往路を務められればと思います。
そして、川原選手が柱の一人として活躍しています。箱根前に状態を上げてきて、その箱根は5区山登りで区間13位の走りでした。2年目に飛躍を遂げそうで、関東IC1万9位と入賞ラインに迫ると、全日予選で組7位の好走。ロードで元々台頭してきた選手なだけに、秋の箱根予選以降の活躍が見込まれます。
強い選手は、他にも強くなっています。2年連続関東IC5千m出場した池間選手は、今年大幅に成績アップ。全日予選は2組3位と流れを繋ぎました。箱根はあと一歩走れませんでしたが、今年は不動のレギュラー。さらにすっと伸びてきたのが山本選手。関東ICハーフ6位入賞すると、全日予選も2組12位。一気にエース格に成長するかもしれません。このほか、眠れる実力者はいますので、秋以降の動向には注目です。
1年生主力選手について
井上朋哉①13分48秒79≪25全国1区7位、24高校5区5位、IH5千4位≫
三浦清史①13分56秒97/29分27秒21≪25全国4区22位、24高校3区42位≫
大下智矢①14分03秒34/29分49秒20≪25全国1区30位、24高校1区30位、IH1500m7位≫
川口峻太朗①14分05秒90≪24高校2区11位、24IH1500m15位≫
塚田虎翼①14分16秒81≪24高校5区1位、23高校6区15位≫
木村真彩①14分18秒50/29分55秒34
島田悠人①14分20秒93
松尾和真①14分23秒97≪25全国5区17位≫
安田怜生①14分31秒03
多く新入生が集まってますね。高校時代大活躍した井上選手や三浦選手は、大学入ってからはまだそれほど目立ってはいませんが、既に5千m13分台。トラックもロードも活躍している井上選手は、万全になれば、一気にエース格になるでしょう。
春までの勢いだと他の選手も上がってきていますね。1万m29分台の経験のある大下選手が14分11秒を出すと、同じ記録会で川口選手が5千m14分05秒の自己ベスト。かなり層が厚くなってきている順大ですが、箱根予選から割込める選手が出てくるか注目です。
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【まとめ!】箱根駅伝2026へ向けて
・川原池間玉目選手らエース候補揃う2年生
・石岡選手率いる最終学年の最後の伸びは
ようやくスピードスターたちが、元気に走れるようになってきたようですね。3年生吉岡選手が走れるようになってきて、同世代の荒牧・古川選手らも箱根駅伝を通じて、ぐっと伸びてきています。
エースぞろいと言われていた2年生も、能力を伸ばしてきた選手が増えましたね。春は川原・池間選手が、全日予選で他校のエース選手たちと戦っていて、秋の活躍が楽しみに。最初に結果を出した玉目選手も少しずつアベレージが上がっていると思います。
そして…最後はやはり4年生。今年の箱根を走ったのは石岡選手だけでしたが、山崎・森本・村尾選手らかつて期待されていた選手の成績がここにきて上がってきています。元々スピードランナーが揃う順天堂大、勢いが戻ってきたならば、強豪校に挑戦できるし、かなりの上位の順位で顔を出してもおかしくありません。
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