そろそろ箱根駅伝2025(第101回)の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
例年通りの定点別振り返りとなります。
4区は、やっぱり青学のあの男が登場！走りとは別の話題まで含めて、最後まで劇場でした。
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まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
中大がかなりの貯金をもって先頭へ。箱根予選トップの白川選手が復調しているかだった。上位は、箱根駅伝男青学太田選手がやはり注目、2分24秒と4年間で最大のトップとの差をもってのスタートで、どういう追い上げになるかだった。それから全日本8区2位好走の創価野沢選手、駒大は1年生リレーで桑田選手、國學院大は、1区か3区と思われていた青木選手が玉突きで4区に。
シード権争いは、大混戦のまま。東国大・城西大・立教大・中学大・順大と4年生、このうち東国大・立大・中学・順大の4名が最初の最後の箱根路が往路となった。これに前年も往路を走っている帝京尾崎・山学和田選手に、前年復路で好走した日体田島・東洋岸本選手が追いかける展開だった。
レース展開
1㎞：中大白川選手2分42秒、次は2分56秒と少し抑え目
3位青学太田選手は2分40秒
2㎞：駒大桑田選手が総合4位に浮上、早大長屋選手を引き離している 後ろ國學青木選手が見えている。
大磯駅付近
1位中大白川３５
2位創価野沢1:33
3位青学太田2:16
4位駒大桑田2:55
5位早大長屋2:56
6位國學青木3:10
7位東国大林3:52
8位城西林4:10
9位立大林4:58
10位帝京尾崎5:11
11位中学太田5:17
12位順大堀越・山学和田5:55
14位日体田島6:12
15位専大手塚6:17
16位大東西代・東洋岸本6:19
18位法大花岡6:34
OP明大溝上6:51
19位日大大仲7:59
20位神大近藤8:07
3.5km：5位に國學青木選手が浮上、早大長屋選手が順位を下げる
5㎞：中大白川選手よりも、青学太田選手の方が18秒早いとの報
原監督「2区黒田選手が思ったよりも良かった。太田選手がやってくれると思う。30秒まで詰めれば、5区若林選手で逆転できる」
8.9㎞二宮
区間記録：99回ｳﾞｨﾝｾﾝﾄ(東国)24分50秒
日本人記録：96回吉田(青学)25分22秒
7位中大・白川陽大③25分47秒(1)
6位創価・野沢悠真③25分46秒(2)1:33
1位青学・太田蒼生④25分08秒(3)1:45
5位駒大・桑田駿介①25分43秒(4)2:52
2位國學・青木瑠郁③25分30秒(5)3:00
12位早大・長屋匡起②26分08秒(6)3:18
11位東国・大林洸己④26分07秒(7)4:13
9位城西・林 晃燿④26分00秒(8)4:25
19位立大・林虎太朗④26分40秒(9)5:40
16位帝京・尾崎仁哉③26分26秒(10)5:40
3位順大・堀越翔人④25分34秒(11)5:45
13位中学・太田 翔④26分17秒(12)5:47
4位東洋・岸本遼太郎③25分42秒(13)6:15
8位日体・田島駿介③25分55秒(13)6:15
10位大東・西代雄豪④26分06秒(15)6:41
18位山学・和田瑛登②26分34秒(16)6:48
17位法大・花岡慶次③26分29秒(17)7:11
15位明大・溝上稜斗④26分21秒(17.5)7:21
21位専大・手塚太一③27分14秒(18)7:36
20位日大・大仲竜平③26分44秒(19)8:43
14位神大・近藤大智②26分21秒(19)8:43
区間新を目指す青学太田選手、圧倒的区間トップ
やっぱり力が違う。3区で流れが一旦途切れかけた青学太田選手が猛然と突っ込んでくる。25分08秒は、5大会前の先輩吉田選手よりも14秒早いペース。区間上位で走っている創価野沢選手に早くも追いつきそう。
さらに、走り始めた時点では後方に見えていた駒大桑田選手は1分以上引き離す。桑田選手も、早大長屋選手を突き放し、1年生としてはかなりのタイムで走っているところ、やはり早い。後方ジリジリ詰めてきた國學・青木選手が区間2位だが、既に22秒以上二宮で上回っていて、差をつける。本当に、青学大は箱根駅伝タイプが多いと思う。
順大堀越選手が区間3位激走！一気にシード権ラインへ
定点を見ていてびっくり。10位付近が大きく動いてきている。いつの間にか順大4年堀越選手が総合11位へ浮上、定点3位でここまで國學院青木選手と4秒遅れただけ。箱根駅伝は最初で最後の選手、自分は29日のエントリーの時点で偵察要因と予想してしまっただけにびっくりしてしまった。すぐ前、実力者立大林・帝京尾崎選手を飲み込む勢いだ。
後方では、東洋岸本・日体田島選手の前回復路好走者2人が激しいバトル。岸本選手は全日本8区でも好走、田島選手は直前の記録会で1万m28分11秒と大幅ベストを出していましたが、やはりと言える走り。山学や法大らを突き放して、13位争いの2人も上がりそうだった。
レース展開
11.6km2位創価野沢選手が懸命に、青学太田選手から逃げようとしているが、5秒差へ。
国府津駅
1位中大白川
2位創価野沢1:22
3位青学太田1:27
4位駒大桑田2:41
5位國學青木2:54
6位早大長屋3:10
7位東国大林4:12
8位城西林4:30
9位順大堀越5:40
10位立大林5:44
11位帝京尾崎5:51
12位中学太田5:59
13位東洋岸本・日体田島6:01
15位大東西代6:53
16位山学和田7:23
17位法大花岡7:27
OP明大溝上7:40
18位専大手塚8:06
19位神大近藤・日大大仲8:58
9位順大長門監督「堀越、動いてる動いてる！このままいくぞ！前が必ず見えてくるからな！」
13km：創価野沢選手の後方に青学太田選手がピタリ
13.5km：4位駒大桑田選手が、じわじわ國學青木選手が引き離し15秒差、早大長屋選手も見える範囲
15.2km酒匂橋(定点間6.3km)
区間記録：99回ｳﾞｨﾝｾﾝﾄ(東国)18分09秒<42分59秒>
日本人記録：96回吉田(青学)18分08秒<43分30秒>
9位中大・白川陽大③18分46秒[8]44分33秒(1)
1位青学・太田蒼生④18分15秒[1]43分23秒(2)1:14
4位創価・野沢悠真③18分27秒[5]44分13秒(2)1:14
5位駒大・桑田駿介①18分28秒[3]44分11秒(4)2:34
8位國學・青木瑠郁③18分44秒[6]44分14秒(5)2:58
6位早大・長屋匡起②18分36秒[9]44分44秒(6)3:08
10位東国・大林洸己④18分51秒[10]44分58秒(7)4:18
13位城西・林 晃燿④19分11秒[11]45分11秒(8)4:50
7位順大・堀越翔人④18分38秒[4]44分12秒(9)5:37
11位立大・林虎太朗④18分59秒[16]45分39秒(10)5:53
3位日体・田島駿介③18分24秒[7]44分19秒(10)5:53
2位東洋・岸本遼太郎③18分24秒[2]44分06秒(10)5:53
12位帝京・尾崎仁哉③19分07秒[16]45分33秒(13)6:01
14位中学・太田 翔④19分12秒[12]45分29秒(14)6:13
19位大東・西代雄豪④19分28秒[14]45分34秒(15)7:23
18位法大・花岡慶次③19分27秒[17]45分56秒(16)7:52
21位山学・和田瑛登②19分54秒[19]46分28秒(17)7:56
17位明大・溝上稜斗④19分21秒[15.5]45分42秒(17.5)7:56
20位専大・手塚太一③19分40秒[20]46分54秒(18)8:30
15位神大・近藤大智②19分17秒[15]45分38秒(19)9:14
15位日大・大仲竜平③19分17秒[18]46分01秒(19)9:14
青学太田選手が総合2位に浮上
青学太田選手が、じりじりと創価野沢選手に詰め寄っていって、13km付近で追いつく。とはいえ、さすがに疲れもあったか、創価野沢選手の抵抗にはあっている。それでもこの定点間もトップ、断トツの区間賞ペース。トップ中大白川選手との差も1分以上追い上げてきている。
その他上位陣は安定。駒大桑田選手が、本領発揮していて、単独で4位をキープ。國學院青木選手が、もう少しというところで追いつけず、スタミナ型早大長屋選手が再び上げてきているところ。このあたりは流れに乗っているか。その後ろ、単独走の東国大大林・城西林選手もキープ。
日体田島・東洋岸本選手が追いついて、10位争いへ
10位付近は逆に混とんとしだした。先の順大堀越選手が9位に浮上、さらに日体田島・東洋岸本選手が定点間2位の好タイムで、立大林・帝京尾崎・中学太田を飲み込んで10位争いへ。東洋大が早くもシード権内争いまで浮上してきたのは恐れ入ったところだ。
後方は、追い上げを図りたい大東西代選手らがスピードに乗れず、シード権争いから少しずつ差が開きつつあるところ、最下位争いでは神大近藤選手が日大大仲選手に追いつき区間15位くらいのタイム。ペースの上がらない専大手塚選手を追いかけ始めている。
あ
レース展開
青学原監督「1分を切ってくれば、前も見えてくるぞ！」
創価野沢選手も懸命に食らいついてくる
駒大藤田監督「この5㎞落ちなければ、区間上位。後ろは離した。いいペースで来ている、芽吹を超えるくらいできてるぞ！」
16.6km：最初で最後の箱根路順大堀越選手が総合9位まで一気に浮上、さらに東洋岸本選手がここまで区間2位で10位争いへ。日体・立大らの前に出ている。
20km：1位中大の後方、僅かに青学太田選手が見え隠れするように。創価野沢選手は突き放した。太田選手は区間記録を狙えるペース。
それでも安定したペースで走り切った中大がトップへ。2位は青学大が詰めてきた。創価を挟み、4位争いは駒大桑田選手に國學青木選手が意地で迫ってのリレー。
20.9km小田原中継所(定点間5.7㎞)
区間記録：99回ｳﾞｨﾝｾﾝﾄ(東国)17分01秒<60分00秒>
日本人記録：96回吉田(青学)17分00秒<60分30秒>
7位中大・白川陽大③17分30秒[9]62分03秒(1)
2位青学・太田蒼生④17分01秒[1]60分24秒(2)0:45
9位創価・野沢悠真③17分31秒[6]61分44秒(3)1:15
4位駒大・桑田駿介①17分13秒[4]61分24秒(4)2:17
1位國學・青木瑠郁③16分55秒[2]61分09秒(5)2:23
6位早大・長屋匡起②17分16秒[8]62分00秒(6)2:54
11位東国・大林洸己④17分37秒[10]62分35秒(7)4:25
12位城西・林 晃燿④17分43秒[11]62分54秒(8)5:03
3位東洋・岸本遼太郎③17分09秒[3]61分15秒(9)5:32
5位日体・田島駿介③17分16秒[5]61分35秒(10)5:39
10位順大・堀越翔人④17分36秒[7]61分48秒(11)5:43
8位立大・林虎太朗④17分30秒[12]63分09秒(12)5:53
13位帝京・尾崎仁哉③17分43秒[13]63分16秒(13)6:14
15位中学・太田 翔④18分02秒[14]63分31秒(14)6:45
19位大東・西代雄豪④18分17秒[15]63分51秒(15)8:10
18位法大・花岡慶次③18分15秒[16]64分11秒(16)8:37
16位明大・溝上稜斗④18分12秒[14.5]63分54秒(16.5)8:38
20位山学・和田瑛登②18分29秒[20]64分57秒(17)8:55
14位専大・手塚太一③17分57秒[19]64分51秒(18)8:57
17位日大・大仲竜平③18分12秒[17]64分13秒(19)9:56
21位神大・近藤大智②18分43秒[18]64分21秒(20)10:27
ラスト定点は、國學青木選手が意地！勢いは青学大増す
中大白川選手が先頭を守ってリレー。62分03秒はまずまずと思いきや区間9位のタイム、なので全体的に上位は追い上げている。青学太田選手は、最後もう一つ振り絞って60分24秒の仁保人最高記録樹立。トップとの差も45秒へ。やっぱり4年連続の箱根駅伝男だった。婚約指輪が話題になったり、Onでプロランナーを目指すなど、まだまだ多くの事で注目のランナーだ。
なお、定点間トップは國學院青木選手。11月に15㎞のロードレースで好走していたが、アップダウンの適性もついてきているはずと思っていた。苦しい所で伸びて61分09秒の区間2位。何とか駒大桑田選手の背後に付けることには成功した。
東洋大が9位まで浮上、総合14位以内まで混沌
シード権付近はまた動きがあり、序盤一気に順位を上げた順大堀越選手を、東洋岸本・日体田島選手が捉えてのリレー。両者区間3位と区間5位の61分台、実力は合ったものの、下位から追い上げたのは凄いことだ。
直後に順大堀越選手が続き、立大林・帝京尾崎選手。この2チームは2区で順位を押し上げたが、ここで一旦シード権外で山へ。シード権争いを見ると、14位中学太田選手あたりまでが、何とか踏みとどまったか。
後方15位以降が離れてしまい、追い上げるには5区での区間賞に近い走りが必須に。2年連続4区の大東西代・山学和田選手が伸びなかったのはちょっと以外か。学生連合の明大溝上選手が、スタミナ型の持ち味をうまく生かして、区間15位相当。明大、こういう選手がいるうちに復帰してほしいと切に思いました。
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