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【総合結果】箱根駅伝2025(第101回)/優勝&シード校MVP区間賞も!!

第101回箱根駅伝2025が終わりました!

 区・5区・6区と絶対走るべきところで区間新記録を樹立して、一気に後方を突き放した青山学院大が、久々の2連覇を飾りました!

 一方、3位争いやシード権など最後まで分からない争いもありました。そして、全体的にレベルが高かったとも言われています。

全チームの成績を振り返ります。

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【総合結果】第101回箱根駅伝2025

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往路・復路・総合一覧

順位 総合成績 往路成績 復路成績
🥇位 青学大10:41:19 青学5:20:01 駒大5:20:50
🥈位 駒澤大+2分48秒 中大+1分47秒 青学+28秒
🥉位 國學院+9分28秒 早大+2分29秒 國學+4分31秒
4位 早稲田+9分38秒 駒大+3分16秒 帝京+4分40秒
5位 中央大+11分30秒 創価+3分37秒 東国+5分31秒
6位 城西大+11分50秒 國學+5分25秒 順大+5分35秒
7位 創価大+12分16秒 城西+5分57秒 東洋+6分13秒
8位 東国大+13分36秒 立大+7分26秒 城西+6分21秒
9位 東洋大+13分37秒 東洋+7分52秒 日体+8分29秒
10位 帝京大+13分39秒 日体+8分02秒 早大+8分37秒
11位 順天堂+13分46秒 東国+8分33秒 創価+9分07秒
12位 日体大+15分03秒 中学+8分36秒 立大+10分04秒
13位 立教大+17分02秒 順大+8分39秒 中大+10分11秒
14位 中学大+18分54秒 帝京+9分27秒 中学+10分46秒
15位 法政大+21分57秒 山学+11分02秒 法大+11分01秒
16位 神奈川+26分09秒 法大+11分24秒 専大+11分13秒
17位 専修大+27分34秒 日大+13分03秒 神大+12分59秒
18位 山学大+28分21秒 神大+13分38秒 大東+16分04秒
19位 大東大+29分19秒 大東+13分43秒 山学+17分47秒
20位 日本大+30分31秒 専大+16分49秒 日大+17分56秒
OP 連合+25分34秒 連合+13分04秒 連合+12分58秒

 青山学院大が強かったですね。連覇するのは久々ながら、エース区間2区と、5区と6区の山区間の3区間で区間新記録を出して、後続を突き放す、これが箱根駅伝の勝ち方と言える結果になりました。1区はそれほど早くなかったので大会新びっくり!

 往路は中大が5区途中まで先頭を突っ走る健闘、復路は、7区佐藤選手の区間新があったとはいえ、懸命に食い下がった駒大が復路優勝。総合力も青学と駒大の2校が突き抜けていました。3冠での初優勝を狙った國學院大は、最後に早大との争いを制しての総合3位。出雲・全日本とは違い中々上手くいかなかった中で、意地を見せました。

 シード権争いのバトルが凄まじくて、東国大・帝京大・東洋大・順大で、最後の直線まで争う死闘に。復路順位で見ると、帝京大らが4位5位6位を占めています。競り合ってお互い譲らない戦いに、ペース上がっていましたね。立教大が何とかまとめている中、シード権ラインから落ちてしまうわけですね。そして総合11時間切でも、シード権は約束できないくらいレベルがあがりました。

詳細成績(1-10位)

1位青山学院大学10時間41分19秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 10位 宇田川瞬矢③ 62分51秒 10位 1分44秒差
2区(23.1㎞) 3位 黒田朝日③ 65分44秒[] 3位 49秒差
3区(21.4㎞) 4位 鶴川正也④ 61分51秒 3位 2分24秒差
4区(20.9㎞) 1位 太田蒼生④ 60分24秒 2位 45秒差
5区(20.8㎞) 1位 若林宏樹④ 69分11秒[] 1位 ー1分47秒差
6区(20.8㎞) 1位 野村昭夢④ 56分47秒[] 1位 ー3分49秒差
7区(21.3㎞) 9位 白石光星④ 63分10秒 1位 ー1分40秒差
8区(21.4㎞) 1位 塩出翔太③ 64分14秒 1位 ー1分57秒差
9区(23.1㎞) 2位 田中悠登④ 68分40秒 1位 ー2分21秒差
10区(23.0㎞) 1位 小河原陽琉① 68分27秒 1位 ー2分48秒差

強い!2区と山5区6区区間新で、力でねじ伏せ総合新記録!野村選手は前人未到56分台!

 ヒヤリとする場面もあったが崩れなかった。1区宇田川選手が本調子ではなく、10番目滑り出しも、箱根2区巧者の3年黒田選手が、後半圧倒の捲りで総合3位に浮上。3区鶴川選手が、腹痛もあり伸び悩んで、先頭中大との差が開きました。でしたが、箱根駅伝安心の太田選手が区間賞で追い上げると、3度目の5区山登り若林選手が、有終の美を飾る見事な区間新記録で、往路優勝へ。

 復路が出足とんでもない記録が出ました。2年連続6区山下りの野村選手が、史上初となる56分台となる56分47秒の凄まじい区間新記録!!7区で駒大に詰め寄られるも、6区の貯金がせーふぃティーリードに。その後、8区塩出選手と10区小河原選手で区間賞を獲得し、気づけば昨年出した大会新!年間通した入念な準備に感服です。

2位駒澤大学10時間44分07秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 2位 帰山侑大③ 62分39秒 2位 1分32秒差
2区(23.1㎞) 4位 篠原倖太朗④ 66分14秒 5位 1分07秒差
3区(21.4㎞) 6位 谷中 晴① 62分05秒 4位 2分56秒差
4区(20.9㎞) 4位 桑田駿介① 61分24秒 4位 2分17秒差
5区(20.8㎞) 4位 山川拓馬③ 70分55秒 4位 3分16秒差
6区(20.8㎞) 2位 伊藤蒼唯③ 57分38秒 3位 4分07秒差
7区(21.3㎞) 1位 佐藤圭汰③ 60分43秒[] 2位 1分40秒差
8区(21.4㎞) 4位 安原海晴② 64分31秒 2位 1分57秒差
9区(23.1㎞) 5位 村上 響② 69分04秒 2位 2分21秒差
10区(23.0㎞) 2位 小山翔也② 68分54秒 2位 2分48秒差

復調7区佐藤選手1分もの区間新!復路優勝をもぎ取り、今年度全て総合2位!

 突っ走る青学大に意地を見せたのは、またしても駒澤大。初の2区となった篠原選手が、適正に勝てなといいつつも66分14秒ハイレベルなタイムを出すと、3区谷中4区桑田選手の1年生リレーで上位に食らいつきます。5区大砲になると思われた山川選手が痙攣などに見舞われ、うまく動けず。それでも区間4位で、往路4位で繋ぎます。

 最初の2区間で勝負するという復路、6区伊藤選手が57分台で駆け下りると、7区で佐藤選手が激走。まだ8割くらいの状態だったそうですが、区間記録を1分以上短縮する60分43秒の大記録!トップ青学との差を1分40秒まで短縮し、ピクニックランを阻止。その後は、少しずつ差が開くも、アンカー小山選手の区間2位奮闘もあり、復路優勝はキープ!三大駅伝全て2位と、チャレンジャーのとなった駒大の怖さを知りました。

3位國學院大學10時間50分47秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 6位 野中恒亨② 62分47秒 6位 1分40秒差
2区(23.1㎞) 8位 平林清澄④ 66分38秒 8位 1分39秒差
3区(21.4㎞) 5位 山本歩夢④ 61分54秒 6位 3分17秒差
4区(20.9㎞) 2位 青木瑠郁③ 61分09秒 5位 2分23秒差
5区(20.8㎞) 14位 高山豪起③ 72分58秒 6位 5分25秒差
6区(20.8㎞) 16位 嘉数純平③ 59分41秒 7位 8分19秒差
7区(21.3㎞) 2位 辻原 輝② 62分21秒 6位 7分30秒差
8区(21.4㎞) 7位 佐藤快成④ 64分46秒 4位 8分02秒差
9区(23.1㎞) 6位 上原琉翔③ 69分08秒 4位 8分30秒差
10区(23.0㎞) 3位 吉田蔵之介② 69分25秒 3位 9分28秒差

初優勝ならずも、5年ぶり総合3位!流れ乗れずも10区吉田選手で3強の意地!

 出雲駅伝と全日本駅伝の2冠、箱根駅伝初制覇&3冠に王手をかけていた國學院大。とはいえ、必ずしもチーム全体調子が上がってきたわけではなかったようで。その中で2区平林・3区山本・4区青木選手と懸命に追いかけるも、ここのところ苦手にしている山区間で、今回も区間二けた。一旦上位争いから脱落しかけました。

 流れを立て直したのは7区辻原選手。区間2位の走りで追い上げると、この8区にかけていた4年佐藤選手、9区上原選手が総合3位の背中を捉えます。最後に、吉田選手がアンカー対決を制して、総合3位。10月から4か月間通しての調整の難しさを感じつつも、2冠をしたのは國學院大學です。

4位早稲田大学10時間50分57秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 4位 間瀬田純平③ 62分43秒 4位 1分36秒差
2区(23.1㎞) 12位 山口智規③ 67分01秒 11位 1分58秒差
3区(21.4㎞) 3位 山口竣平① 61分15秒 5位 2分57秒差
4区(20.9㎞) 8位 長屋匡起② 62分00秒 6位 2分54秒差
5区(20.8㎞) 2位 工藤慎作② 69分31秒 3位 2分29秒差
6区(20.8㎞) 5位 山﨑一吹② 58分45秒 4位 4分27秒差
7区(21.3㎞) 11位 伊藤大志④ 63分36秒 4位 4分53秒差
8区(21.4㎞) 11位 伊福陽太④ 65分54秒 3位 6分33秒差
9区(23.1㎞) 15位 石塚陽士④ 70分36秒 3位 8分29秒差
10区(23.0㎞) 5位 菅野雄太④ 69分36秒 4位 9分38秒差

3強倒しは惜しくも、3年生以下の往路で3位!山登り工藤選手躍進支える

 早大は躍進しましたね。1区間瀬田選手が好スタート、2区山口選手がやや突っ込みすぎから踏ん張ると、3区ルーキー山口選手が激走!61分15秒の区間3位の好走で6人抜きで5位に浮上、4区で6位に落ちますが、自信があったという5区山登り工藤選手が69分台の区間2位激走!名探偵が区間記録にも迫る走りを見せました。

 復路は、少し不安だったという6区山下り山崎選手が58分台区間5位好走。その後は4年生を並べましたが、調子を落とし気味だったり単独走だったりもう少しの成績。最後は菅野選手が頑張りましたが、アンカー決戦に惜しくも敗れました。とはいえ、次回勝負へ可能性を残しました。

5位中央大学10時間52分49秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 1位 吉居駿恭③ 61分07秒 1位 ー1分32秒差
2区(23.1㎞) 9位 溜池一太③ 66分39秒 1位 -40秒差
3区(21.4㎞) 1位 本間 颯② 60分16秒 1位 -1分34秒差
4区(20.9㎞) 9位 白川陽大③ 62分03秒 1位 -45秒差
5区(20.8㎞) 6位 園木大斗④ 71分43秒 2位 1分47秒差
6区(20.8㎞) 6位 浦田優斗④ 58分49秒 2位 3分49秒差
7区(21.3㎞) 7位 岡田開成① 63分07秒 3位 3分46秒差
8区(21.4㎞) 20位 佐藤大介① 69分51秒 6位 9分23秒差
9区(23.1㎞) 8位 吉中祐太③ 69分46秒 6位 10分29秒差
10区(23.0㎞) 4位 藤田大智② 69分28秒 5位 11分30秒差

往路2区間で突出した区間賞!スピードで制す、片りんを見せる総合5位!

 往路見せ場を作ったのが中央大。1区吉居選手が1㎞2分50秒で入っていくと、誰もついていきませんでした。そのまま兄貴同様気持ちよく逃げていくと、61分07秒の歴代4位の走りで区間賞!いきなり1分半の貯金作りました。2区溜池選手が66分台で繋ぐと、3区本間選手が60分16秒の歴代4位の好走でまた突き放して、往路優勝のみならず、総合優勝も一瞬夢を見ました。

 結果的に、その後低体温症でブレーキになった選手もいて、総合5位になりました。ですが、5年生園木選手が最初で最後の大学駅伝で71分台区間6位力走や、アンカー初駅伝藤田選手がまとめていく区間4位好走がありました。そして、藤原監督の言う、スピードをもって制する、その土台はできたのではないかと感じるレースでした。

6位城西大学10時間53分09秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 9位 久保出雄大④ 62分51秒 9位 1分44秒差
2区(23.1㎞) 10位 ヴィクター キムタイ③ 66分55秒 12位 2分00秒差
3区(21.4㎞) 7位 平林 樹④ 62分28秒 8位 4分12秒差
4区(20.9㎞) 11位 林 晃燿④ 62分54秒 8位 5分03秒差
5区(20.8㎞) 3位 斎藤将也③ 70分50秒 7位 5分57秒差
6区(20.8㎞) 3位 小林竜輝① 58分06秒 6位 7分16秒差
7区(21.3㎞) 14位 三宅 駿① 64分29秒 7位 8分35秒差
8区(21.4㎞) 16位 岩田真之③ 66分21秒 7位 10分42秒差
9区(23.1㎞) 1位 桜井優我③ 68分27秒 6位 10分29秒差
10区(23.0㎞) 7位 中島巨翔② 69分48秒 6位 11分50秒差

キムタイ&齋藤選手の2本柱だけでない!6区小林選手、9区桜井選手区間賞激走!

 城西大はまず往路でどれだけ貯金できるか注目でした。2区キムタイ選手は、67分切の区間10位。3区平林選手が頑張り、一桁順位へ。5区登場した齋藤選手は、発熱明けで万全でない中、70分50秒の区間3位で踏ん張り、往路7位でゴール。とはいえ、シード権獲得に十分な貯金なのかとも思われました。

 でしたが、ここでスターが出るのが城西大。一人で突っ込めるという1年生小林選手が、6区山下りで58分06秒の区間3位激走!1年生記録を更新しました。7区8区で下降しましたが、9区桜井選手が本人も予想していなかった区間賞!不安があったというアンカー中島選手も区間7位で頑張り、今年も総合6位、上位キープです。

7位創価大学10時間53分35秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 17位 齊藤大空② 63分02秒 17位 1分55秒差
2区(23.1㎞) 2位 吉田 響④ 65分43秒 4位 59秒差
3区(21.4㎞) 2位 S.ムチーニ② 60分51秒 2位 1分34秒差
4区(20.9㎞) 6位 野沢悠真③ 61分44秒 3位 1分15秒差
5区(20.8㎞) 10位 山口翔輝① 72分18秒 5位 3分37秒差
6区(20.8㎞) 13位 川上翔太② 59分33秒 5位 6分23秒差
7区(21.3㎞) 8位 織橋 巧② 63分09秒 5位 6分22秒差
8区(21.4㎞) 11位 石丸修那① 65分54秒 4位 8分02秒差
9区(23.1㎞) 13位 吉田 凌④ 70分20秒 5位 9分42秒差
10区(23.0㎞) 13位 小池莉希② 71分01秒 7位 12分16秒差

2区吉田選手日本人最高記録!3区ムチーニ選手の流れをキープし、連続シード権!

 出雲・全日本の走りを見て、吉田響選手箱根2区も観たいなぁと言っていたら、本当に現実となった創価大。その吉田選手は17位でタスキを受けると、じりじりと追い上げていき、最後は青学黒田選手に迫る形でリレー。なんと65分43秒は、区間2位ながら区間新&日本人最高となる成績に!今の身体が5区より2区の方がいいという判断があったそうですが、それにしても凄まじい選手になりました。

 往路は、3区にムチーニ選手を配置出来て、一時総合2位をキープ。4区野沢・5区山口選手も粘って往路5位でゴール。復路は、少し苦しい場面がありつつ、7区織橋選手が区間8位の好走、8区は石丸選手の弟さんが出場して順位を上げるなど見せ場。今年も上位を狙えるところで安定していました。

8位東京国際大学10時間54分55秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 14位 木村海斗④ 62分55秒 14位 1分48秒差
2区(23.1㎞) 1位 R.エティーリ② 65分31秒 2位 40秒差
3区(21.4㎞) 14位 佐藤榛紀④ 63分29秒 7位 3分53秒差
4区(20.9㎞) 10位 大林洸己④ 62分35秒 7位 4分25秒差
5区(20.8㎞) 18位 楠木悠人④ 74分04秒 11位 8分33秒差
6区(20.8㎞) 10位 中山拓真③ 59分00秒 10位 10分46秒差
7区(21.3㎞) 4位 冨永昌輝④ 62分30秒 9位 10分06秒差
8区(21.4㎞) 14位 益田郁也④ 66分12秒 12位 12分04秒差
9区(23.1㎞) 3位 菅野裕二郎③ 69分01秒 11位 12分25秒差
10区(23.0㎞) 6位 大村良紀③ 69分38秒 8位 13分36秒差

2区エティーリ選手だけでない!復路で3区間区間上位、シード権に粘り込み!

 予選会上がりの中で、最もシード権獲得予想が少なかったのは東国大ではないだろうか。2区エティーリ選手は、箱根予選で差し込みがあったということで、最低限の走り込みでさくっと区間新。本人は、終盤に後ろを振り返るなど、焦っていたようですが、潜在能力の高さを感じます。

 往路は、やや力負けして順位を落として往路11位。シード権はどうかなと思っていましたが、復路課題だった山下りを中山選手が攻略すると、4年冨永選手が他校と競り合い激走!8区で順位を落とすも、スピードも高い菅野選手が9区で区間3位で追い上げると、アンカー大村選手が速めに前に追いつくと、4校のシード権争いを制して総合8位!東国大が3年ぶり、シード校に戻ってきました。

9位東洋大学10時間54分56秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 11位 小林亮太④ 62分52秒 11位 1分45秒差
2区(23.1㎞) 20位 緒方澪那斗③ 68分50秒 19位 3分56秒差
3区(21.4㎞) 8位 迎 暖人① 62分40秒 16位 6分20秒差
4区(20.9㎞) 3位 岸本遼太郎③ 61分15秒 9位 5分32秒差
5区(20.8㎞) 9位 宮崎 優① 72分16秒 9位 7分52秒差
6区(20.8㎞) 9位 西村真周③ 58分56秒 9位 10分01秒差
7区(21.3㎞) 12位 内堀 勇① 64分16秒 12位 11分07秒差
8区(21.4㎞) 2位 網本佳悟③ 64分18秒 9位 11分11秒差
9区(23.1㎞) 7位 吉田 周④ 69分22秒 8位 11分53秒差
10区(23.0㎞) 10位 薄根大河② 70分11秒 9位 13分37秒差

区間エントリー後に2区交代!突貫のエントリー変更で乗り切った20年目

 1区石田・5区松井選手の変更は何となく予期できた。しかし、2区梅崎選手の変更は…やはり突貫だった。その2区で総合19位に落とした時は、ここまで…と思われたがしぶとかった。復路予定だった1年生迎選手が冷静に区間8位で走ると、今年力をつけた岸本選手が4区で区間3位激走、7人抜きで一気にシード権ラインに舞い戻りました。

 山も宮崎・西村選手で、何とか区間9位で乗り切ると、6区控えだった内堀選手が7区で順位は落とすも最低限の走り、8区網本選手が区間2位激走で再びシード権内へ。アンカー薄根選手は4校まとまってのシード権争いに恐怖を感じつつも、4年生の顔を思い出して懸命の力走。また今回も東洋大の執念を感じながらの、20年連続シード権となりました。

10位帝京大学10時間54分58秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 5位 島田晃希③ 62分45秒 5位 1分38秒差
2区(23.1㎞) 5位 山中博生④ 66分22秒 6位 1分21秒差
3区(21.4㎞) 17位 柴戸遼太③ 63分56秒 10位 5分01秒差
4区(20.9㎞) 13位 尾崎仁哉③ 63分16秒 13位 6分14秒差
5区(20.8㎞) 17位 楠岡由浩② 73分09秒 14位 9分27秒差
6区(20.8㎞) 4位 廣田 陸② 58分13秒 12位 10分53秒差
7区(21.3㎞) 10位 福田 翔④ 63分19秒 11位 11分02秒差
8区(21.4㎞) 8位 高島大空④ 64分47秒 11位 11分35秒差
9区(23.1㎞) 4位 小林大晟④ 69分03秒 9位 11分58秒差
10区(23.0㎞) 8位 小林咲冴① 70分08秒 10位 13分39秒差

6区廣田選手口火!往路14位から復路4位巻き返しで、箱根特化型の執念!

 もう一校、箱根への執念というと帝京大。出足は素晴らしく、1区島田選手2区山中選手と連続で区間5位、流れに乗っていく…と思われましたが、3区で失速。順位を落としていき、往路は14位。シード権ラインとは1分半空いて、ギリギリとの所でした。

 ここで、ヒーローが現れるのが帝京大。苦手だった山下りで、2年廣田選手が58分13秒の区間4位激走で詰め寄ると、7区からは4年生の踏ん張り。福田選手に、これが最初で最後の髙島選手が8区で64分台、2年連続9区となる小林大選手がシード権内に入ると、1年生アンカーとなった小林選手が、10位滑り込み。今年も諦めないチームがやってくれました。

詳細成績(11-20位・学生連合)

11位順天堂大学10時間55分05秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 12位 浅井皓貴④ 62分52秒 12位 1分45秒差
2区(23.1㎞) 16位 玉目 陸① 68分22秒 16位 3分28秒差
3区(21.4㎞) 10位 海老澤憲伸④ 62分46秒 12位 5分58秒差
4区(20.9㎞) 7位 堀越翔人④ 61分48秒 11位 5分43秒差
5区(20.8㎞) 13位 川原琉人① 72分52秒 13位 8分39秒差
6区(20.8㎞) 8位 林 龍正② 58分55秒 11位 10分47秒差
7区(21.3㎞) 2位 吉岡大翔② 62分21秒 8位 9分58秒差
8区(21.4㎞) 9位 荒牧琢登② 65分14秒 8位 10分58秒差
9区(23.1㎞) 8位 石岡大侑③ 69分46秒 10位 12分04秒差
10区(23.0㎞) 9位 古川達也② 70分09秒 11位 13分46秒差

 惜しかった。前半の厳しい流れを総合12位で耐えて、まさかの4区起用だった4年堀越選手が区間7位追い上げる走りもあり往路13位。復路出だし林選手が、序盤の上りで前に追いついてシード争い、7区復調気配がった吉岡選手が区間2位の走りで、抜け出しました。ここから3連続区間一桁ながら、逃げ切れないのが、今のスピード化なんだなと…。最後は悔しい7秒差敗戦、予選で戦うメンバーではないはずなので、次回復活持ち越しですね。

12位日本体育大学10時間56分22秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 3位 平島龍斗③ 62分40秒 3位 1分33秒差
2区(23.1㎞) 19位 山崎 丞③ 68分44秒 18位 3分38秒差
3区(21.4㎞) 9位 富永椋太④ 62分45秒 14位 6分07秒差
4区(20.9㎞) 5位 田島駿介③ 61分35秒 10位 5分39秒差
5区(20.8㎞) 11位 浦上和樹③ 72分19秒 10位 8分02秒差
6区(20.8㎞) 18位 石川龍芽④ 59分52秒 14位 11分07秒差
7区(21.3㎞) 5位 住原聡太④ 62分56秒 10位 10分53秒差
8区(21.4㎞) 5位 分須尊紀④ 64分32秒 9位 11分11秒差
9区(23.1㎞) 10位 山口 廉④ 69分59秒 12位 12分30秒差
10区(23.0㎞) 12位 二村昇太朗③ 71分00秒 12位 15分03秒差

 日体大も十分チャンスあったけど…1区で好調だった平島選手好スタート、2区で順位を落としますが、3区当日変更の4年富永選手が区間9位好走で4人抜き、4区田島選手が区間5位好走して、一気にシード権争いに突入へ。ここから戦います。7区住原・8区分須選手の力のある4年生でシード権争い戦いましたが…抜け出せなかったですね。最後は単独で追いかけられず、4年生も多かったので決めたかった。

13位立教大学10時間58分21秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 16位 吉屋佑晟③ 62分56秒 16位 1分49秒差
2区(23.1㎞) 7位 馬場賢人③ 66分32秒 9位 1分42秒差
3区(21.4㎞) 13位 稲塚大祐④ 63分21秒 9位 4分47秒差
4区(20.9㎞) 12位 林虎太朗④ 63分09秒 12位 5分53秒差
5区(20.8㎞) 5位 山本羅生④ 71分29秒 8位 7分26秒差
6区(20.8㎞) 12位 原田颯大② 59分19秒 8位 9分58秒差
7区(21.3㎞) 17位 小倉史也③ 64分54秒 13位 11分42秒差
8区(21.4㎞) 6位 山口史朗④ 64分41秒 13位 12分09秒差
9区(23.1㎞) 11位 安藤圭佑④ 70分06秒 13位 13分35秒差
10区(23.0㎞) 17位 永井 駿③ 71分54秒 13位 17分02秒差

 往路終了時点でシード権は獲得できたように見えましたが…。2区馬場選手が、途中まで区間賞争いに加わるほど攻めの走りを見せての66分半ばの区間7位で早い段階で上位争いの流れに突入、さらに直前まで怪我などで苦しんでいた5区山登り山本選手が区間5位の激走!この流れならと思いましたが…、7区で順位を落とすと、追いつくことはできず。山口・安藤選手が追いかけましたが、前の集団が速かった。設定タイム通りだったそうなので、もっと上をみる必要がありました。

14位中央学院大学11時間00分13秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 13位 堀田晟礼④ 62分53秒 13位 1分46秒差
2区(23.1㎞) 6位 吉田礼志④ 66分24秒 7位 1分31秒差
3区(21.4㎞) 18位 市川大世② 64分02秒 11位 5分17秒差
4区(20.9㎞) 14位 太田 翔④ 63分31秒 14位 6分45秒差
5区(20.8㎞) 7位 柴田大輝④ 71分47秒 12位 8分36秒差
6区(20.8㎞) 11位 小松裕大朗③ 59分07秒 13位 10分56秒差
7区(21.3㎞) 15位 坂本 駿③ 64分30秒 14位 12分16秒差
8区(21.4㎞) 10位 黒谷 優③ 65分48秒 14位 13分50秒差
9区(23.1㎞) 17位 長部虎太郎① 71分34秒 14位 16分44秒差
10区(23.0㎞) 11位 近田陽路③ 70分37秒 14位 18分54秒差

 ここ数年よりはずっと戦えました。1区堀田選手が終盤まで食らいつくと、3度目の正直の2区吉田選手がついに結果を出しました。66分24秒の区間6位の走りで6人抜き、総合7位につけました。ただ、3区と4区が少しずつ力負けしましたかね。5区柴田選手が71分47秒の区間7位好走しましたが、追いつくまでは至らず。復路は単独走も続く中、黒谷・近田選手が奮闘、総合14位は次につながりそうです。

15位法政大学11時間03分16秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 15位 武田和馬④ 62分55秒 15位 1分48秒差
2区(23.1㎞) 15位 小泉 樹④ 67分57秒 14位 3分06秒差
3区(21.4㎞) 15位 矢原倖瑛③ 63分39秒 18位 6分29秒差
4区(20.9㎞) 16位 花岡慶次③ 64分11秒 16位 8分37秒差
5区(20.8㎞) 12位 野田晶斗② 72分43秒 16位 11分24秒差
6区(20.8㎞) 17位 湯田陽平兵② 59分51秒 15位 14分28秒差
7区(21.3㎞) 6位 宮岡幸大④ 63分00秒 15位 14分18秒差
8区(21.4㎞) 13位 安澤駿空④ 66分06秒 15位 16分10秒差
9区(23.1㎞) 13位 清水郁杜③ 70分20秒 15位 17分50秒差
10区(23.0㎞) 18位 行天陽虹③ 72分34秒 15位 21分57秒差

 箱根巧者の法大が、今年は整わず…。当日変更で武田選手が1区に入りましたが区間15位伸び悩み、2区小泉選手が67分台で走りましたが、じわじわ置いていかれました。5区エース候補野田選手が頑張るも区間12位とシード権との差を詰めるに至りませんでした。復路は6区失速でシード権は厳しく、長く不調が続いていた7区宮岡選手が区間6位で走り切ったのが収穫です。

OP関東学生連合11時間06分53秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 16.5 片川祐大④亜大 62分56秒 16.5 1分49秒差
2区(23.1㎞) 20.5 森川蒼太④流経 68分58秒 19.5 4分08秒差
3区(21.4㎞) 10.5 小山洋生③筑波 62分55秒 18.5 6分47秒差
4区(20.9㎞) 15.5 溝上稜斗④明大 63分54秒 16.5 8分38秒差
5区(20.8㎞) 18.5 佐藤我駆人①駿河 74分22秒 17.5 13分04秒差
6区(20.8㎞) 15.5 横田星那③国士 59分38秒 17.5 15分55秒差
7区(21.3㎞) 15.5 栗原 舜④明学 64分36秒 15.5 17分21秒差
8区(21.4㎞) 6.5 秋吉拓真③東大 64分45秒 16.5 17分52秒差
9区(23.1㎞) 18.5 古川大晃(D4)東大院 71分52秒 15.5 21分04秒差
10区(23.0㎞) 18.5 福本陽樹④武蔵 72分57秒 15.5 25分34秒差

 今年は見事な戦いでしたね。1区亜大片川選手が、単独で追いかける見せ場。2区森川選手は区間最下位総統も69分以内だったので、流れからは遅れず。3区筑波小山・4区明大溝上選手が追いかけて、16番17番付近の流れに食いつくことに成功。復路は8区に回った東大秋吉選手が今回最高の区間7位相当の成績、ついに箱根路となった古川選手との赤門リレーにも成功。最終総合16位相当で、十分に戦いきったと思います。

16位神奈川大学11時間07分28秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 20位 大岩 蓮② 63分51秒 20位 2分44秒差
2区(23.1㎞) 17位 宮本陽叶③ 68分29秒 20位 4分34秒差
3区(21.4㎞) 16位 酒井健成③ 63分51秒 20位 8分09秒差
4区(20.9㎞) 18位 近藤大智② 64分21秒 20位 10分27秒差
5区(20.8㎞) 16位 三原涼雅② 73分07秒 18位 13分38秒差
6区(20.8㎞) 6位 上田航大① 58分49秒 16位 15分40秒差
7区(21.3㎞) 18位 新妻玲旺② 65分23秒 17位 17分53秒差
8区(21.4㎞) 17位 西坂昂也③ 66分26秒 17位 20分05秒差
9区(23.1㎞) 12位 志食隆希③ 70分07秒 16位 21分32秒差
10区(23.0㎞) 19位 滝本朗史② 73分04秒 16位 26分09秒差

 神奈川大は堅実に戦ったと思います。序盤から最下位になりますが、スピード面からすると、致し方なかったか。5区山登り三原選手が最下位を脱出すると、6区1年生上田選手が568分台で一気に総合16位に浮上しましたね。あとはロード巧者西坂・志食選手が区間順位健闘がありました。スピードランナーが育ってくると一気に浮上できるはずです。

17位専修大学11時間08分53秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 19位 新井友裕③ 63分32秒 19位 2分25秒差
2区(23.1㎞) 13位 D.マイナ① 67分29秒 15位 3分15秒差
3区(21.4㎞) 12位 上山詩樹② 63分10秒 15位 6分09秒差
4区(20.9㎞) 19位 手塚太一③ 64分51秒 18位 8分57秒差
5区(20.8㎞) 20位 田口萩太① 77分48秒 20位 16分49秒差
6区(20.8㎞) 14位 丹柊太郎② 59分36秒 20位 19分38秒差
7区(21.3㎞) 13位 具志堅一斗② 64分26秒 19位 20分54秒差
8区(21.4㎞) 15位 犬塚知宏③ 66分15秒 19位 22分55秒差
9区(23.1㎞) 15位 大田和一斗④ 70分36秒 18位 24分51秒差
10区(23.0㎞) 14位 藁科健斗③ 71分10秒 17位 27分34秒差

 長谷川監督体制で、4度目の箱根路、ついに総合最下位から奪取!序盤は2区マイナ選手が後方から67分台、3区上山選手が区間12位と次につながる成績。ただ、5区代役となった田口選手が苦しい走りで往路最下位の流れ…でしたが、6区丹選手が59分台で走ると、7区具志堅選手が区間13位で最下位脱出、そのまま流れに乗り、区間15位前後で走行。確実に拾って総合17位。ようやく駅伝になった感じがします。

18位山梨学院大学11時間09分40秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 7位 平八重充希③ 62分48秒 7位 1分41秒差
2区(23.1㎞) 10位 J.ムトゥク③ 66分55秒 10位 1分57秒差
3区(21.4㎞) 19位 村上大樹④ 64分20秒 13位 6分01秒差
4区(20.9㎞) 20位 和田瑛登② 64分57秒 17位 8分55秒差
5区(20.8㎞) 8位 弓削征慶③ 72分03秒 15位 11分02秒差
6区(20.8㎞) 20位 大西 陸④ 61分34秒 17位 15分49秒差
7区(21.3㎞) 16位 大杉亮太朗① 64分48秒 16位 17分27秒差
8区(21.4㎞) 3位 阿部紘也① 64分25秒 16位 17分38秒差
9区(23.1㎞) 20位 徳田秋斗④ 73分12秒 17位 22分10秒差
10区(23.0㎞) 20位 土器屋快都④ 74分38秒 18位 28分21秒差

 山学大は、今年も繋がらず。1区平八重選手、2区ムトゥク選手も66分台は出して中位へ。ただ、区間経験者は3区村上和田選手がタイム落としてしまい総合17位へ。5区弓削選手が今年も区間8位好走でシード権に望みは繋ぎました。ただ、復路は今年も苦しく。8区で期待のルーキー阿部選手が区間3位と次につながる走りもありつつ、3区間区間最下位も。柱候補が出たことが収穫ですかね。

19位大東文化大学11時間10分38秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 8位 大濱逞真① 62分49秒 8位 1分42秒差
2区(23.1㎞) 17位 棟方一楽② 68分29秒 17位 3分32秒差
3区(21.4㎞) 11位 入濱輝大③ 63分06秒 17位 6分22秒差
4区(20.9㎞) 15位 西代雄豪④ 63分51秒 15位 8分10秒差
5区(20.8㎞) 19位 中澤真大① 75分29秒 19位 13分43秒差
6区(20.8㎞) 15位 小田恭平④ 59分37秒 18位 16分33秒差
7区(21.3㎞) 19位 宮倉騎士② 66分49秒 18位 20分12秒差
8区(21.4㎞) 18位 西川千青④ 66分42秒 18位 22分40秒差
9区(23.1㎞) 18位 大谷章宏④ 72分03秒 19位 26分03秒差
10区(23.0㎞) 16位 庄治大翔① 71分43秒 19位 29分19秒差

 昨年シード校の大東大がまさかの総合19位。4年生エース西川選手が脚を痛めて8区に回った以外は悪くなかったそう。1区大濱選手が区間8位で繋ぐも、上尾ハーフで記録を出した2区棟方選手が後半に失速、それ以降は3年連続3区の入濱選手の区間11位が最高で浮上することができず。あとは、ワンジル選手の給水で話題になったくらいで、今回は対応できませんでした。

20位日本大学11時間11分50秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 18位 安藤風羽④ 63分17秒 18位 2分10秒差
2区(23.1㎞) 14位 J.キプケメイ② 67分31秒 13位 3分02秒差
3区(21.4㎞) 20位 冨田悠晟③ 65分00秒 19位 7分46秒差
4区(20.9㎞) 17位 大仲竜平③ 64分13秒 19位 9分56秒差
5区(20.8㎞) 15位 鈴木孔士③ 73分03秒 17位 13分03秒差
6区(20.8㎞) 19位 山口月暉③ 60分50秒 19位 17分06秒差
7区(21.3㎞) 20位 長谷川豊樹② 67分12秒 20位 21分08秒差
8区(21.4㎞) 19位 大橋 優④ 67分13秒 20位 24分07秒差
9区(23.1㎞) 19位 小路翔琉③ 72分17秒 20位 27分44秒差
10区(23.0㎞) 15位 山口彰太② 71分14秒 20位 30分31秒差

 日大は苦しかったですね。1区安藤選手が六郷橋で仕掛けるもその後に失速、2区キプケメイ選手は追い上げる展開で力を出し切れず。3区で大きく落として、5区鈴木選手が頑張りましたが往路17位。復路は9区まで区間19位以下で、あっという間に引き離されてしまいました。今回は、箱根予選突破で精一杯だったかもしれません。

区間賞一覧MVP

区間 名前学年・大学名 区間タイム
1区(21.3㎞) 吉居駿恭③・中央大 61分07秒
2区(23.1㎞) R.エティーリ②・東国大 65分31秒[]
3区(21.4㎞) 本間 颯②・中央大 60分16秒
4区(20.9㎞) 太田蒼生④・青学大 60分24秒
5区(20.8㎞) 若林宏樹④・青学大 69分11秒[]
6区(20.8㎞) 野村昭夢④・青学大 56分47秒[][MVP][金栗四三杯]
7区(21.3㎞) 佐藤圭汰③・駒澤大 60分43秒[]
8区(21.4㎞) 塩出翔太③・青学大 64分14秒
9区(23.1㎞) 桜井優我③・城西大 68分27秒
10区(23.0㎞) 小河原陽琉①・青学大 68分27秒

 レベルが高くなっていますよね。2区5区6区が強い選手が走って順当に区間新になりましたが、6区初の56分台を出して、さらに総合優勝にも大きな一手となった青学大野村選手がMVPと金栗四三杯のW受賞となりました。また、7区が佐藤選手が8割出来ながら57秒区間記録更新で、かなりの選手が回ってこないと届かないレベルになりました。

 他の区間も往路を中心に区間記録に迫ってきました。1万m27分台を揃えたいと上位チームから話も出ましたが…凄い時代になってくのかもしれません。

まとめ

・1区中大吉居選手区間賞!3区も区間賞で5区途中まで、先頭で突っ走る!
・2区東国大エティーリ選手が65分31秒区間新!創価吉田選手は日本人最高!
・3度目の山登りでついに区間新!やっぱり強い青学大、若林選手が往路優勝へ
・6区青学野村選手、56分台の驚愕の区間新!MVP&金栗四三杯同時受賞!
・7区駒大佐藤選手が復調の区間新!一気に差を詰めて、復路優勝は駒大へ
・2冠を狙った國學院大、苦しい駅伝も最後に3位に浮上!3強が最終的にTOP3
・若手の躍進があった早大と中大が4位と5位、次年度に優勝争い浮上あるか
・残り1㎞まで続いた4校のシード権争い!東国大・東洋大・帝京大が笑う!

 大きくまとめるとこのあたりでしょうか。最終的に、青学大、駒大、國學院大の3強が強かったですが、本当に内容は濃かったと思います。2区までは混戦、東国大エティーリ・創価大吉田選手の区間新を初め、レベルの高い争いが多かった。その中で、青学大が2区5区6区区間新、さらに4区太田、8区塩出9区田中10区小河原選手が区間賞を獲得で、力でねじ伏せました。やはり青学大強い。

 そして、駒大が三大駅伝全て総合2位、今回は7区佐藤選手が2位争いに決着をつけるだけでなく、青学大ピクニックラン阻止するところまで、青学大追い詰めました。復路優勝をもぎ取り、ただでは終わらなかった。出雲・全日本2冠の國學院大は山を中心に苦しむも、最後は自力で3位浮上、最終的に強いと言われたところが順当に上位順当でした。

 躍進が光ったのは、早大と中大。早大は往路は全員3年生以下で、3区山口選手に5区工藤選手の活躍、中大は1区吉居選手が区間賞の飛び出しはあったとはいえ、3区本間選手のレベルの高い区間賞などで、あわや往路優勝の場面も。箱根駅伝シード権で落ち着いて調整できる次年度、2校チャンスがあるはずです。

 もう一つ盛り上がったのはシード権争い。アンカー8位争いで東国大・東洋大・帝京大・順天堂の4校が並んで走る展開。上位3チームに入る必要がある中、東国大・東洋大・帝京大が最後食い込みました。東洋大は20年連続シード権獲得も掛かっていた中、見事に戦い抜きました。青学大の総合新だけでなく、10位付近のタイムも過去最高で、レベルがあがってきています。今から、次年度の争いが楽しみですね。

本年も宜しくお願い致します。