新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
「トラックシーズンも終わり、これからは出雲、全日本、箱根の3本だけで行くつもりですし、すべて区間新記録と箱根駅伝では山の神になるのが目標です」
3大駅伝で優勝を目指す創価大・吉田響の並々ならぬ思いとは。また、10年ぶりに「4代目・山の神」が誕生するか。https://t.co/ijib0KJSQ4
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) August 15, 2024
シード権常連校に!また表彰台へいけるか!?
創価大学です
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【創価大学】第101回箱根駅伝2025へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
91回大会に箱根駅伝初出場のチーム。誰が、ここまで順調に上位に定着すると予想したでしょうか。昨年度は、出雲駅伝は3位相当の成績。後に3区を走った留学生のドーピングで取り消しになりましたが、4区や5区が区間賞相当の走りをして、大きく存在感を示しました。
全日本駅伝は、1区織橋選手が好スタートを切ったものの、全日本好走選手が軒並み失速。4区終了時で、かなりシード権と差があきましたが、創価大に転校してきた3年吉田響選手が区間新激走で一気に追いつくと、初出走となった7区ムチーニ選手や同じ3年生吉田姓の8区吉田凌選手の奮闘もあり連続シード権を確保。
箱根駅伝は、1区区間2位、2区ムチーニ選手66分台の好スタート、その後爆走予定だった5区吉田響選手が不発など、流れを失いかけるも、6区1年生川上選手が区間3位激走で総合5位浮上成功。何とか総合8位に踏みとどまりました。
どこかの区間で失敗があってもカバーできる程選手層を構築していますね。勿論、もっと上位のチャンスがあった中で悔しい経験もあります。そのメンバーを中心にまた、チームの成長がありそうです。ここで一旦まとめてみます。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
4年生主力選手について
吉田 響④28分12秒01/13分59秒44≪24関東IC1万7位、箱5区9位、23全5区1位、出5区1位、22予26位、全予1組1位、箱5区2位≫
藤ノ木丈④28分31秒13/13分54秒35
小暮栄輝④28分32秒28/13分55秒24≪24関東IC1万18位、23日本IC1万m9位、22関東IC1500m≫
吉田 凌④28分36秒30/13分51秒66≪24関東IChalf9位、箱9区15位、23全8区7位、出6区5位、関東IChalf3位、22全3区12位、箱8区8位≫
濱口直人④29分06秒15/14分07秒01≪24関東IC1500m3位、日本IC1500m、関東IC1500m8位、22関東IC1500m6位、800m≫
有田伊歩希④29分09秒56/14分10秒64
若狭凛太郎④29分11秒27/13分57秒06≪23関東IC5千≫
野田祟央④29分20秒59/14分11秒34
安坂光瑠④29分50秒35/14分15秒11
非常に強力になってきましたよね。まずなんといっても吉田響選手。昨年度は全日本駅伝5区区間新の活躍が光りましたね!暑い時期・タフな区間が得意、また単独走もいいですね。今年も関東IC1万mは後方から自分でペースメイクし28分12秒ベストで7位入賞。その後ハーフマラソンで61分台ベストと大活躍!苦手だった連戦も耐えられる身体が出来つつありますね。思わぬ寒さで失敗した箱根5区山登り、こちらも楽しみになります。
そして選手層がぐっと厚くなってきましたね。ロード型の吉田凌選手は長距離区間で手堅い走りは続けています。1万m28分36秒まで総力を挙げてきていますし、もう一度箱根9区に準備していくか。中々駅伝出走の機会が訪れませんが、ほぼベストの変わらないスピードランナー小暮選手もデビュー心待ちにしています。
あとはレギュラー争いになってくるでしょうか。800mや1500mが専門ながらも、1万29分06秒まで伸ばして箱根駅伝もメンバー入りした濱口選手、昨年12月に1万28分31秒を出してメンバー入りへ意地を見せた藤ノ木選手、さらに留年した有田選手あたりも注目でしょうかね。走力で引っ張れそうな世代です。
3年生主力選手について
石丸惇那③28分27秒87/13分45秒04≪24関東IC5千19位、箱7区8位、23全3区13位、出1区5位、箱10区15位、22全4区11位、出4区7位≫
野沢悠真③28分47秒63/14分11秒91≪24箱4区15位、23関東IC1万、箱5区13位、22全予3組10位≫
黒木陽向③28分52秒26/13分51秒98≪24関東IC3障1位≫
山下 蓮③28分56秒93/14分09秒07≪23全6区16位≫
竹田康之助③29分19秒27/14分21秒54
3年生が少数精鋭ですね。1年生時から、三大駅伝皆勤を続けている石丸選手が、エース候補になってきていますね。7月ホクレンで1万m28分27秒と力のあるところを見せましたね。出雲で1区区間5位と、調子が上がってくるとエース区間でもやり合える能力がある選手です。箱根なら往路候補、他の駅伝はやはり前半区間で戦う選手でしょう。
そして、ロード巧者の野沢選手も淡々と鍛えていますね。箱根は5区と4区と難しい区間を担当して繋いでいます。夏前にハーフマラソンを走り63分23秒と、手堅い走りをキープしています。困った区間で必ず必要になる選手。駅伝経験豊富なこの2人がまず中心。
そして面白くなってきているのが黒木選手。関東IC3障で優勝する脚力もある中、1万mも28分台に乗ってきて、主力の走力に追いつきつつあります。どこかで起用の機会が出てくるか。全日本駅伝6区で一度走っている山下選手もいますので、この世代厚くなるといいなと思います。
2年生主力選手について
【陸上 #2024学生個人】
「駅伝を意識して走る」ことをテーマに、終始単独走で自分の走りを貫きました。#創価大学 ・ #小池莉希 が3人だけの個人選手権5000mを制す「絶対的な存在になりたい」@sokauniv_ekidenhttps://t.co/ZX74cvYUF6— 4years. (@4years_media) June 17, 2024
S.ムチーニ②27分41秒52/13分28秒97≪24関東IC1万2位、箱2区5位、23全7区4位、日本IC1万3位、関東IC5千2位≫
小池莉希②28分26秒33/13分34秒82≪24関東IC5千7位、箱8区15位、23全4区16位、出2区5位≫
織橋 巧②28分41秒25/13分49秒30≪24関東IC5千16位、23全1区4位、日本IC5千7位≫
齊藤大空②28分45秒97/13分51秒82≪24関東IC3障3位、23関東IC3障≫
川上翔太②29分20秒28/13分56秒21≪24箱6区3位≫
池邊康太郎②29分36秒53/14分07秒30
根上和樹②29分43秒00/14分17秒71
川田聖真②29分45秒21/14分06秒83
篠原一希②30分27秒35/14分30秒52
大岩 準②14分25秒90
2年生の成長が速いですね。留学生のムチーニ選手は強い。1年時からインカレで結果を残すと、全日本駅伝から急遽エースに。その中、箱根2区66分台で役割を果たしています。5千m13分28秒、1万m27分41秒で、もう歴代の創価大のエース格に肩を並べていると思います。ここのところ創価大は出雲3区、全日本7区、箱根2区の留学生が多いですが、やはりそうなっていくでしょうか?
そして日本人が強くなっていますね。小池選手の成長が凄い!昨年の9月にいきなり5千13分34秒を出してびっくりした駅伝ファンが多かったですが、今年関東IC5千7位、そして個人選手権でほぼ単独走で5千m13分40秒台をと、主要大会でもその力を発揮できるようになってきました。2年目の駅伝シーズンが楽しみな選手です。
その他にも、全日本駅伝1区で好走がある織橋選手が、今年こそ三大駅伝フル出場を狙っているでしょう。高校時代の実績としてはトップレベルの齋藤選手も、関東IC3障3位になるなど、少しずつ軌道に乗ってきているようです。28分台はもう3人もいるんですね。
これに、箱根山下り激走の川上選手がいます。29分台には乗せている池邊・根上・川田選手がいますし、中々試合に出れませんが大岩選手ら高校時代の実力者もいます。この世代は本当に中心になっていきそうです。
1年生主力選手について
ムトゥク ソロモン①13分56秒21/29分03秒64
山口翔輝①14分03秒25/29分26秒27≪24関東IChalf15位、全国5区3位、23高校3区4位≫
西山修平①14分04秒49/30分08秒24≪24全国4区8位≫
齋藤一筋①14分10秒15≪23高校2区4位、IH1500m9位≫
山瀬美大①14分14秒14/30分16秒91
石丸修那①14分17秒39/30分00秒77
榎木凜太朗①14分17秒84/29分32秒28≪24関東IChalf、23高校5区2位≫
浦川栞伍①14分18秒72/30分07秒26
迫 紘太①14分27秒16≪24高校7区6位≫
有馬貫太①14分34秒61
野尻七星①14分38秒86≪24関東IC3障≫
中村柊一①14分39秒77
八田聡良①14分40秒35
集まってくるようになりましたね。留学生のソロモン選手は、現状ムチーニ選手とは少し走力差がある感じなので、とにかく今は食らいついていく形でしょうか。楽しみなのは日本人選手。高校時代からエース格ともいえる山口選手は、なんと関東ICではハーフマラソンで出場。15位の成績で、この時期のルーキーとして破格の成績を残しましたね。
創価大のエースと言えば、今年のパリ五輪で日本代表となった葛西選手を思い出す駅伝ファンは多いでしょうが、それ以上の素質を秘めているかもしれません。まずは三大駅伝どの区間でデビューとなるか注目の選手です。
この他にもいいランナー多いですね。山口選手と同じく、関東ICハーフで出場している榎木選手に、5千m14分04秒の記録を持っている西山選手、1500mのスピードがある齋藤選手、他、3年石丸選手の弟さんとか、多くの有力ルーキーが出てきますね。
創価大は、1年目から結構1万mのタイムを伸ばす選手が多くなっていますね。先輩たちもどんどん進んでいくので、ここ数年築いている伝統で、成長していってほしいなと思います。
【まとめ!】箱根駅伝2025へ向けて
・1万m28分台でもメンバーは入れない選手層
・ダークホース候補から、優勝候補へ
各学年面白くなってきていますね。4年生吉田響選手は、身体が強くなってきて、駅伝男から、ほんとにチームのエース格になっています。関東IC本番で1万28分12秒のタイム!そして、暑さの残る秋の駅伝は本当に強い、あとは5区山登りでのリベンジになりますかね。
3年生以下も、三大駅伝皆勤を続ける石丸選手が順調に成長し、1万m28分半ばを切ってきましたし、昨年一気に5千m13分34秒を出していた2年小池選手も、主要大会でその走力が出せるようになってきます。
留学生エースのムチーニ選手も、まずまず順調な内容でインカレを走っていますし、こうなるとやはり三駅伝もエース格が強いということで、優勝候補の一角になってくるでしょうか。
昨年出雲駅伝以降、ややちぐはぐだったのは、チーム内で色々あったのが要因だったのですが、それでも持ちこたえたチーム力は脅威。今年こそ、ダークホースから優勝候補の一角に堂々名前が挙がってくると思います。
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