【パリ五輪2024】陸上競技長距離中心とした結果まとめ

パリ五輪2024陸上競技が
8月1日(木)~11日(日)にかけて行われています。

長距離の結果中心となりますが、
その結果と日本人のまとめとなります。

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【パリ五輪2024】陸上競技長距離中心とした結果まとめ

パリ五輪2024陸上競技【公式サイト】

女子5000m

予選1組

 スタート直後、山本選手が積極的にレースを引っ張る。田中選手も4番手前目。アフリカ勢が後ろの方。1週74秒とそこそこのペースの中、山本選手が単独先頭で抜け出していく。1000m通過3分03秒、後方とは10秒ほどの差をつけていく。1周70秒ほどと、15分を切るくらいのペースで進めていく。大集団は、2番手付近に田中選手、前の方で位置取りは変えず。

 2000mを過ぎて山本選手の身体が少しブレ始めているか。後方の差は10秒を少し切るあたり、差が縮まり始める。3000mは9分17秒、後方集団は5秒差となってきた。集団を引っ張るのは田中選手に変わって、少しずつ差が縮まってくる。そして3400m手前、田中選手が引っ張る大集団が捉える。そのまま田中選手が引っ張り、隊列が縦長になり、集団ハッサン選手ら含む11名程。山本選手は後方に下がっていく。

 4000m通過、田中選手がこの1000m2分53秒のハイペースで引っ張り続ける。10名の集団、各組8位以内の決勝進出に向けて突き進む。山本選手は16番目あたりでやや苦しくなる。残り1周手前で、集団は9名に。バックストレートでキプエゴン選手ら海外勢が田中選手を飲み込んでいく。ラスト100m9名の勝負、この勝負に後れを取った田中選手が9番目でゴール。この時点で決勝進出の可能性はなくなった。山本選手は後方から3番手のゴールした。

1位F.キピエゴン14分57秒56 ケニア
2位S.ハッサン14分57秒65 フランス
3位14分57秒65 イタリア
4位14分57秒70 ケニア
5位14分57秒84 エチオピア
6位14分57秒97 エチオピア
7位14分58秒55 アメリカ
8位14分59秒64 アメリカ
====組8位まで通過
9位田中希実15分00秒62 New Balance
17位山本有真15分43秒67 積水化学

予選2組

 最初の1週は70秒程なので早めのペース。樺沢選手は後方食らいつく形。1000m3分03秒、1組の山本選手と同じくらいのペースに。ペース変動がかなり激しくある形。縦長になっていた集団が一塊になっていた。そのままある程度ペースが流れていく中、樺沢選手は中盤までに集団から遅れ始める。4000m12分13秒ほどの先頭で、樺沢選手は12分42秒ほど。

 残り1周で11人ほどの集団、最後の争い縦長になり15分00秒~15分05秒で10人以上雪崩れ込む形。樺沢選手は15分55秒程でフィニッシュした。

1位15分00秒73 ケニア
2位15分00秒82 エチオピア
3位15分00秒86 オーストラリア
=============組8位まで通過
19位樺沢和佳奈15分50秒86 三井住友海上

男子10000m決勝

レース展開
 最初の1週67秒とまずまずのペースだった中、東京五輪金メダリストのバレガ選手が引っ張りハイペースに。1000m2分42秒と、勝負レースとしては非常にハイペースに。日本人は太田選手が中団、葛西選手が後方に位置取った。

 1000mを過ぎて、他のエチオピア2人も前の方に出てきて、バレガ選手を中心にエチオピアの選手が3人が引っ張り合ってある程度早いペースをキープする様相となってきた。

 2000m5分22秒と、この1000mもペース落ちず。今季世界最高の26分31秒を出している選手などやはりかわるがわる引っ張る展開。世界記録保持者のケニアの選手はまだ中団後方、日本人2人は集団最後方付近に下がってきた。

 3000m8分02秒で通過。再びバレガ選手が先頭で引っ張る展開。葛西選手は集団後方、太田選手は先頭集団から後退、最下位争いとなっている。4000mは10分43秒程、葛西選手も遅れて参加25名中22位、太田選手が25位。

 4000m過ぎてエチオピア選手がこのハイペースの中で、さらに前に出てペースを上げようかというところ。バレガ選手は中団に下がっていくか。

 5000m13分23秒!!このままいくと、オリンピック初の26分台どころか世界記録にも近づいてくるLAP、記録を狙うダイヤモンドリーグのようなペース配分。日本人は葛西選手が13分44秒、太田選手が14分07秒程で通過。1人途中棄権が出て、順位は一人ずつ繰り上がっている。

 6000mで先頭集団は13人ほどに絞られ、エチオピア3人が前。バレガ選手は前方となった。世界記録保持者のウガンダの選手は最後方。6400mで太田選手を周回遅れにして、先頭集団はハイペースで進んでいく。エチオピアの選手に、九電工にいるコエチ選手も前の方でレースを進めていく。

 8000m21分33秒。初めてペースが緩んで、13人一塊。ウガンダのチェプテゲイ選手が3番手付近に上がってきた。地元のフランスの選手も1人くらいついているところ。

 9000m24分16秒で通過、13人一塊のままだが、確実に26分台が出るペースはキープ。残り2週になって、12人ほどの集団。残り600mになって、チェプテゲイ選手が初めて先頭に。

 残り1周25分49秒あたりで通過。8人ほどの集団に。チェプテゲイ選手がロングスパート、エチオピア勢じわじわ後退。2位にカナダ3位アメリカの選手が浮上、

 最後の直線、チェプテゲイ選手そのまま先頭をキープ、世界選手権3連覇中の長距離皇帝がついにオリンピック優勝、オリンピックレコードとなる26分43秒でのゴール!2位に大外から捲ったエチオピアの選手、3位にアメリカの白人選手、8位くらいまで数秒で雪崩れ込む、13位フランスの選手まで27分切の超ハイレベル決着となった。

🥇J.チェプテゲイ26分43秒14 ウガンダ【五輪新記録】
🥈B.アレガウィ26分43秒44 エチオピア
🥉G.フィッシャー26分43秒46 アメリカ
4位26分43秒79 カナダ
5位B.コエチ26分43秒98 ケニア※九電工
6位26分44秒02 エチオピア
7位S.バレガ26分44秒48 エチオピア
8位J.キプリモ26分46秒39 ウガンダ
============================
20位葛西 潤27分53秒18 旭化成
24位太田智樹29分12秒48 トヨタ自動車

 日本人ランナーとして大迫選手以来の、オリンピックでの1万m27分台を葛西選手が出しましたが、世界は26分台のオリンピック新記録!まさかの周回遅れで、世界のスピードを痛感する形に。太田選手は日本選手権以降、故障があったそうで、走り切るのが精一杯になりました。

男子3000m障害

 残り1周で4人になったが、三浦選手がその4人の中に残って、見事に上位5人の決勝進出の権利を得た。

2組
1位8分10秒62 Q
2位8分11秒61 Q
3位8分12秒02 Q
4位三浦龍司8分12秒41 Q
5位8分15秒43 インド Q
6位8分16秒82

3組
 残り500m付近まで青木選手は食い下がったものの、そこから集団からは離されてしまった。

1位8分23秒89 Q
2位8分24秒941 Q
3位8分24秒942 Q
4位8分25秒24 Q
5位8分25秒28 Q
6位8分25秒31
7位8分25秒86
8位青木涼真8分29秒03 Honda

決勝
🥇
🥈
🥉
8位三浦龍司8分11秒72 SUBARU

 1000m2分40秒、2000m5分30秒のペース。三浦選手は終盤に後方に下がる場面があったが、残り1周で捲って8位まで上がった。

女子1500m

予選
1組
1組11位田中希実4分04秒28 qQ
2組
2組13位後藤 夢4分09秒41★ 

 田中選手は序盤から先頭に立って引っ張り、集団を絞りにかかった。残り1周で、10人ほどの集団の真ん中付近へ。残り200mで後ろの選手と脚がぶつかり前のめりになり後れを取る。11着でゴールし、予選敗退が決まったかに思えたが、救済が認められ、準決勝進出へ。2組後藤選手も組13位に終わったが、自己ベスト更新には成功した。

準決勝
組11位田中希実3分59秒70

 決勝進出ならずも、東京五輪以来3年ぶりに3分台!

女子10000m

最初の1週は80秒というスローペース。その後も75秒前後程のペースで進む。エクアドルの選手が腰を痛めて途中棄権した以外は、ほとんどの選手が一塊で進む。五島選手が先頭に立つ場面もあった。

 中盤になって徐々にペースが上がり、日本人選手が徐々についていけなくなる。8000mで13人ほどの先頭集団、ハッサン選手がずっと一番後ろにピタリ。日本人は五島・小海・高島選手の順番で続いていく。

 7人の集団で残り1週、一気にペースが引きあがる中、ハッサン選手徐々に順位が上がる。ハッサン選手3番目に浮上するが、1位ケニアの選手、2位イタリア白人選手。30分43秒でゴール。31分少しで五島選手、小海・高島選手も31分台でゴールした。

🥇B.チェベト30分43秒25
🥈N.バットクレッティ30分43秒35
🥉S.ハッサン30分44秒12
=======================
18位五島莉乃31分29秒48
19位小海 遙31分44秒03
22位高島由香31分52秒07

男子マラソン

 皇帝ゲブレシラシエ選手が見守る中、男子マラソンスタート。最初の1㎞は3分05秒ほど、バトオチル選手ら42歳の選手が引っ張る形に。3㎞9分30秒と、非常に落ち着いたペースに。5㎞過ぎの給水で縦長になったものの、またすぐ一塊に。小山選手がちらりと画面に映った。なお、給水は成功した模様。

 10㎞30分59秒ほど。給水のために縦長になった集団の中、小山選手が13位31分00秒、大迫・赤崎選手が50位台の31分03秒で通過したとの情報。10㎞を過ぎてイタリアの選手が一人飛び出して、

 15㎞45分38秒。この5㎞は14分台で一人は知る。そこから2位集団は23秒~26秒ほどの差。集団も1㎞3分少しで落ち着いてくる。小山選手が前目、大迫・赤崎選手が後ろにいるのは変わらない。

 20㎞手前で異変、3連覇を目指すキプチョゲ選手が先頭集団から後退、少し脇腹を抑えているか。ベケレ選手もすでに遅れているので、優勝候補の2名がいなくなったことになる。

 2位集団はかなり縦長になり、エチオピアのトラ選手が引っ張る中、赤崎・大迫選手が5番手付近に浮上。長い上りと日差しの中で、力を余してる選手が浮上してくる。小山選手は20秒程後方。

 20㎞を過ぎたところで、トラ選手がロングスパート。あっという間に先頭に立っていく。ハーフで64分51秒、トラ選手にアメリカ・イタリア選手で3人の先頭集団。8秒ほどの差で4位集団の中に赤崎選手と大迫選手、小山選手が36秒差の32位となっている。ベケレ・キプチョゲ選手はその後ろ。

 先頭は、エド選手とアメリカの選手の2名に。5秒ほどの3位集団に赤崎選手がピタリ。もう数秒後ろに大迫選手の状況。トラ選手が先頭で引っ張るのを嫌がって少しペースダウン。3位集団が徐々に近づいてくる。

 23㎞付近で、先頭2人を3位集団が吸収。赤崎選手らで先頭集団を形成する。ペースが落ち着いて、いったん離された大迫選手らの9位集団が、少しずつ先頭グループに迫ってくる。

 25㎞1時間16分08秒、下りとはいえこの5㎞は14分25秒程。しかも赤崎選手が先頭に立って集団を引っ張っていく。大迫選手ら集団が追いついて14人の集団。先頭集団の最後方へ。小山選手は1分01秒差の36位で通過。キプチョゲ選手が63位で2分半ほどの差との報も。

 28㎞付近から上り坂が始まってくる。赤崎選手が引っ張っていたが、トラ選手がまた先頭に出てきて再びロングスパート体制。赤崎選手は2番手をキープするも、大迫選手は集団最後方の15番目、やや苦しそうな動きだ。ここから傾斜13%ほどの非常に険しい上り勾配。

 30㎞1時間31分12秒、トラ選手が独走状態に。2位集団は縦長になった中、赤崎選手が5番手へ。トップとは19秒差、2位とは8秒差となる。大迫選手は15位の54秒差。ここから下り坂に入る。

 下り坂でまた順位変動があって、トラ選手銭湯のままも、2位集団は、30㎞で9位だったシンブ選手が2位に浮上、赤崎選手は秒差の4位集団の中、7位にケニアのキプルト選手ら。先頭とは約100m差。

 35㎞でもトップのトラ選手がある程度見えている位置で2位集団キープ。赤崎選手は2位集団に懸命に食い下がっているところ、さすがに動きに余裕がなくなっているか。この5㎞は下り坂で14分02秒までアップし、1時間45分33秒で通過。大迫選手は1分以上の差で15位。小山選手は28位と順位を上げている。

 36㎞過ぎ、エッフェル塔を正面に見据えた道路に。赤崎選手は2位集団から3秒ほどの差で単独5位。8位まで点々と見えている展開。37㎞で6秒差。少しずつ差が開いていくが、下り坂でまだ脚は動いているか。なお、1位トラ選手と2位集団は17秒差。小康状態でまだ分からないか。国際映像がずっと赤崎選手を後方から捉えていて、1位まで見えている状況。

 38㎞、赤崎選手から2位集団は11秒程。少し開いたものの、懸命にペースをあげようとしているか。1位トラ選手はこのままいけば逃げ切れるような感じ。2位集団は、ケニア・エチオピア・ドイツの選手。1位と2位集団は27秒差と開いてきている。そこから9秒差で赤崎選手。

 39㎞付近、2位集団からエチオピアのゲレタ選手が4位へ。さらに2位にベルギーのアブディ選手がロングスパートで浮上。3位にケニアキプルト選手へ。2位集団が崩れてきた。

 40㎞トラ選手が2時間00分02秒で通過。22秒差でアブディ2位、2時間00分44秒で赤崎選手が5位。3位まで18秒、4位まで11秒差となっている。

 最終盤、1位トラ選手と2位アブディ選手との差が少しずつ詰まっているか。それでも残り1㎞で20秒ほどの差。本格的なアップダウンで前に出たトラ選手が凄かったか。ここにきて後ろを振り返る回数が増えているものの、そのまま逃げ切りそうな様相。

 そのまま2時間6分26秒のオリンピックレコードでトラ選手が優勝。27人目のオリンピック覇者となった。2位にアブディ選手で21秒差、3位にキプルト選手が34秒差。4位イギリスのケイレス選手が最後に浮上、5位デレタ選手に1秒差で6位赤﨑選手がゴール。2時間7分32秒と大幅ベストでのゴールとなった。

 その後、13位で大迫選手がゴール。2時間9分24秒ほど。小山選手が23位の2時間10分33秒付近でゴールした。

🥇T.トーラ🇪🇹2時間06分26秒
🥈B.アブディ🇧🇪2時間06分47秒
🥉B.キプルト🇰🇪2時間07分00秒
4位 E.カイレス🇬🇧2時間07分29秒
5位 D.ゲレタ🇪🇹2時間07分31秒
6位 赤﨑暁🇯🇵2時間07分32秒
7位 T.ラマコンゴアナ🇱🇸2時間07分58秒
8位 C.マンツ🇺🇸2時間08分12秒

13位 大迫傑🇯🇵2時間09分25秒
23位 小山直城🇯🇵2時間10分33秒

女子マラソン

 直前で前田選手が疲労骨折で欠場となった中、日本は一山・鈴木選手の2人でスタート。大集団で進む。数人飛び出す場面もあるものの、日本人の一山・鈴木選手は大集団の中で進んでいく。10㎞をすぎて少しずつばらついてきて、東京五輪金メダリストジェプチルチルが先頭へ。とはいえ、ロングスパートには早かったか、また集団へ。

 15㎞で先頭集団は早くも15人に絞られる。オランダのハッサン選手はしっかりついている。日本人で入っているのは鈴木選手のみ。一山選手は45位程で通過しているとのこと。また、ケニアの有力選手が早くも棄権するなど、サバイバルの様相となっている。

 ハーフは1時間13分22秒ほど、オーストラリアの選手が秒差飛び出しての大集団の中に鈴木選手がしっかり残っている。一山選手はさらに順位を落として56位ということで、かなり苦しい走り。万全ではなかったかもしれない。

 何人かの選手が少し飛び出すが、そのたびに吸収というレースが続いている。その中で、鈴木選手は全く動かない。25㎞イスラエルの選手が1位で通過、5秒ほどの差の大集団で、ほぼ目立たずにいる。

 28㎞地点の上り、一気に絞れてきて、8人の先頭集団。そこに鈴木選手はついていたが、徐々に5人に絞られていて、鈴木選手とハッサン選手が遅れていく。

 上りを過ぎて下りに入り、先頭集団は5人。少し離れて鈴木選手は単独6位へ。一時追いつこうとしたもの、ハッサン選手らに交わされて9位へ。

 先頭集団は落ち着いていて、ハッサン選手が追いついて6人の先頭集団。きつい下り傾斜を利用して、先頭集団に一気に追いついて、9人の集団の中に入っていく。

 33㎞地点で、キプチルチル選手がロングスパート。ハッサン選手ら4名が付いていって5名の先頭集団。鈴木選手は後方に下がり、3人の6位集団の中へ。そこから東京五輪金のジェプチルチル選手が8位に後退。鈴木選手は、ルーマニアの選手と2人で6位合争いに。

 35㎞じりじりと追い上げて、もう一度鈴木選手が先頭集団に加わっていく。給水では、赤崎選手からボトルを受け取るも、笑顔で手を振って受け取れなかったが、その直後に先頭に追い付き6人の集団へ。

 この5㎞は15分45秒と早い。これに1人ついていけず、5人の集団。そこから鈴木選手がまた離れて単独5位となる。さらにいったん離れた6位オビリ選手がスピードを上げて、鈴木選手を捉えて5位に浮上する。オビリ選手はそのまま先頭に戻り5人、鈴木選手は5秒差で6位へ。

 先頭は、アサファ選手らエチオピア2人、オビリ選手らケニア2人、オランダのハッサン選手で5人。37㎞横広がりになる場面もあり、お互い探り合っている形か。39㎞地点では5人が牽制しているためか、一時21秒差まで開いた鈴木選手が18秒ほどに縮める場面も。最後のスペシャルドリンクはしっかり受け取って、懸命に前を詰めに掛かる。

 40㎞でまだ5人の集団は崩れず。まだ5人とも脚は動いていて、最後のスパート争いにみんな余力が残っているように映る。6位鈴木選手は26秒ほどの差。40.7㎞エチオピアのシャンクル選手が遅れて、先頭は4人へ。

 41㎞でケニアオビリ選手を先頭に4人の先頭集団。そのオビリ選手がややペースを上げにかかる。そしてずっと最後方にいたハッサン選手が先頭に並びかけるか。5位のシャンクル選手がぐっと下がって、6位鈴木選手の視界に入ってきているか。

 残り600m、ケニアのロケニー選手が脱落。金メダル争いは3人に絞られる。アセファ・オビリ・ハッサン選手、残り300mアセファ選手がスパート!ついていくのはハッサン選手。2人のマッチレース、身体をぶつけ合う程の鍔迫り合い!

 最後に抜け出したのは、ハッサン選手!2時間22分55秒のタイムで先頭!2位3秒差でアセファ選手、3位15秒差オビリ選手、4位ろきにー選手が19秒差。ハッサン選手は3種目で高レベルのレース、最後に金メダルを獲得した。しかもオリンピックレコードだった。

 5位にシャンクル選手がゴールし1分02秒、そして6位鈴木選手が1分07秒差、帽子を取って笑顔のゴール。自己ベストでのゴールとなった。一山選手も51位で完走した。

男子短距離

100m
予選1組5位東田旺洋10秒19
予選4組2位サニブラウンアブデルハキーム10秒02 Q
予選7組5位坂井隆一郎10秒17

準決勝
3組4位サニブラウンアブデルハキーム9秒96 (全体10位)

200m
3組6位上山紘輝20秒84
4組5位飯塚翔太20秒67
6組3位鵜澤飛羽20秒33 準決勝へ

敗者復活戦
組4位飯塚翔太20秒67
組4位上山紘輝20秒92

準決勝
組6位鵜澤飛羽20秒54

400m
予選1組5位佐藤拳太郎45秒60 Re
予選3組6位中島佑気ジョセフ45秒37 Re
予選6組6位佐藤 風46秒13 Re

⇒全員回避、1600mリレーに専念

110mH
予選
1組1位村武ラシッド13秒22 Q
4組3位泉谷駿介13秒27 Q
5組4位高山峻野13秒46 Re

敗者復活戦
組3位高山峻野13秒45 通過の2着とは1000分の5秒差

準決勝
1組4組村竹ラシッド13秒26 +q
3組3位泉谷駿介13秒32

決勝
🥇G.ホロウェイ12秒99 アメリカ
🥈D.ロバーツ13秒09 アメリカ
🥉R.ブロードベル13秒09 ブラジル
5位村竹ラシッド13秒21

 日本人として初決勝となった村竹選手が初決勝5位健闘!準決勝1組4位で、絶望的な表情だったが、2組3組のタイムが伸び悩み、ギリギリで拾われた。

400mH
予選
1組6位小川大輝50秒21
3組7位筒江海斗50秒50
5組6位豊田 兼53秒62
敗者復活戦
組5位小川大輝49秒25

男子4×100mR
予選
1組
1位アメリカ37秒47 Q
2位南アフリカ37秒94 Q
3位イギリス38秒04 Q
4位日本38秒06 q(サニブラウン・柳田・桐生・上山)

 2組上位3チーム+タイム2チームが決勝進出。1組4位となった日本はヒヤリとしたものの、2組のトップが38秒2台にとどまったため、決勝進出。アメリカが抜けていて、あとは混戦模様の様相となった。

決勝
🥇カナダ37秒50
🥈南アフリカ37秒57
🥉イギリス37秒61
4位イタリア37秒68
5位日本37秒78(坂井-サニブラウン-桐生-上山)

 予選断トツトップタイムのアメリカが早々にバトンパスに失敗。それを尻目に、日本は2走目サニブラウン3走目桐生選手が飛ばしに飛ばして先頭争いでアンカーへ。懸命に逃げた上山選手だが、各国のエースに対抗できず、5着。メダルには0.17秒届かなかった。

男子4×400mR
予選
1組4位日本(中島-川端-佐藤風-佐藤拳)2分59秒48【日本新記録】⇒決勝進出

決勝
🥇アメリカ2分54秒43【五輪新記録】
🥈ボツワナ2分54秒53[アフリカ記録]
🥉イギリス2分55秒83[欧州記録]
=======================
6位日本(中島-川端-佐藤風-佐藤拳)2分58秒33 【日本新・アジア新】

 アメリカとボツアナの鍔迫り合いは、アメリカが五輪新の意地を見せて優勝。日本は世界のスピードに苦戦したものの、4位とは僅差の6位に食い込み、予選を大きく上回る日本新記録をマークした。

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その他の種目

男子20㎞競歩
🥇B.ピンタド1時間18分55秒 エクアドル
🥈C.ボンフィム1時間19分09秒 ブラジル
🥉A.マルティン1時間19分11秒 スペイン
====================
7位池田向希1時間19分41秒 日本
8位古賀友太1時間19分50秒 日本

男子走り幅跳び
A組9位橋岡優輝7m81

男子やり投げ
A7位ディーン元気82m48 全体13位

男子走り高跳び
予選
A組4位赤松諒一2m27 全体5位決勝へ
B組11位真野友博2m20

 オリンピック初出場の赤松選手が決勝へ。2m27バーは大きく振れたものの落ちなかった

決勝
5位赤松諒一2m31 自己ベスト

女子20㎞候補
🥇楊 家玉1時間25分54秒 中国
🥈M.ペレス1時間26分19秒 スペイン
🥉J.モンターグ1時間26分25秒 イギリス
====================
32位藤井菜々子1時間34分26秒 日本

女子110mH
予選
組4位福部真子12秒85 q  プラス3人の3人目!
組5位田中佑美12秒90 ⇒ 敗者復活戦へ

敗者復活戦
組2位田中佑美12秒89 準決勝へ!

準決勝
組5位福部真子12秒89 ※日本人過去最高順位
組7位田中佑美12秒91

女子三段跳び
予選B組
14位森本麻里子13m40 オリコ

女子走り幅跳び
B組13位秦澄美鈴6m31 通過6m59

女子やり投げ
予選(62m以上で自動決勝)
A組10位斉藤真理菜59m42
B組北口榛花62m58
B組上田百寧61m08 全体12位

決勝
🥇北口榛花65m80
🥈63m93 南アフリカ
🥉63m68 チェコ
==========
10位上田百寧61m64

男女競歩リレー
8位2時間55分40秒日本(川野将虎・岡田久美子)
13位2時間58分08秒(髙橋和生・柳井綾音)


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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