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【長距離結果】日本学生個人選手権(2024年6月14日~16日)

2024年6月14日(金)-16日(日)にかけて、
日本学生個人選手権が行われます。

男子長距離の結果を記載します。

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【長距離結果】日本学生個人選手権2024

番組編成

【競技日程】
14日(金)
16時15分:男子1500m
15日(土)
18時10分:男子5000m
16日(日)
12時35分:男子3000m障害

少数精鋭の3本勝負ですね。

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1500m

 9名の勝負に。青学大小河原選手が引っ張って縦一列の集団に。最初の1週は60秒と大会記録も狙えるペース、2番手は志學館大中村選手。3番手札学大金選手ら。

 中盤にペースが落ちて、少数ながら集団。激しい位置取り争い、ぶつかり合いもしながらラスト1週へ。先頭は志學館大中村選手、これに早大岩下選手がつく展開に。

 バックストレートで立教大大塚選手が先頭、さらに外から明大加世堂選手。最後の直線大接戦、外から広島経済大東選手と早大岩下選手の一騎打ち。最後は東選手が譲らず、先頭でゴールした。

東選手「欠場者が多く出て、強い選手も棄権して、自分の優勝はあるんじゃないかと思って走っていた。一番取れて良かった。ハイペースでもスローでも行ける。前目のレースプランを実行できたのが良かった。

 中四国ICから、チームメイトと一緒に楽しく練習で来ているのでいい流れできている。2週間後の日本選手権3位以内を目指しているが、明日・明後日の個人選手権800mも大事なので、一本一本丁寧に走りたい。」

🥇東 秀太③3分49秒40 広島経済大
🥈岩下和史②3分49秒51 早稲田大
🥉加世堂懸②3分49秒68 明治大

4位中村晃斗②3分49秒90 志學館大
5位大塚直哉③3分50秒56 立教大
6位髙嶋荘太③3分52秒24 環太平洋大
7位小河原陽琉①3分56秒13 青山学院大
8位金  樹③3分57秒69 札幌学院大
9位濱口直人④3分59秒53 創価大

DNS
矢口② 東海大
片山④ 青山学院大
宇田川③ 青山学院大
青木② 立教大
高村④ 日本体育大

 1500mが中長距離は一番人数が多くなりましたね。ラストの叩き合いで制したのは広島経済大の東選手。800mで日本IC3位になるなど中距離のスペシャリストですが、1500mも戦っています。今回はかなりのラストの叩き合いになりましたが、800mが得意なのも活きたかもしれませんね。

 2位と3位も関東インカレで戦っている早大岩下選手や明大加世堂選手、立大大塚選手も姿を見るようになりましたね。大塚選手はバックストレートで一旦先頭に立った時は本当に勝つのかなと思ったくらい。岩下選手は本当に外からの叩き合いあと一歩。加世堂選手も800mも本職ながら良く戦いました。志學館大中村選手も終始好位にいて目立っていましたね。

5000m

 仕切り直し後スタート。創価大小池選手が、青学2名を引っ張っていく。なお、欠場者が多く出て3名で行われることに。

 1周目の段階で、小池選手が一人飛び出して独走態勢を築こうとする走り。1000mは2分40秒と、大会記録を大きく更新するペース!後ろ青学大も2分47秒程なので、13分台が狙えるペースだ。

 2000m5分25秒で小池選手独走、青学2人は牽制気味で、その差は100m以上に開いてきている。3000mは8分15秒で通過。青学2名は8分38秒となる。小池選手さすがにペースが落ち着いてきたが、身体がまだ動いている。

 4000mは11分07秒、残り1000mを切って、先頭の創価小池選手がギアチェンジ。動きがまたよくなってくる。表情はやや険しくなってきているが、13分台は達成できそうな動き。

 残り1週12分46秒、もう一つ切り替える動き。最後のホームストレートは向かい風苦しんだが13分47秒台でゴール。大会記録に2秒に迫る高パフォーマンス。青学大の争いは、最後まで続いて、最後に白石選手が前に出てゴールした。

小池選手「最初から自分でペースを作っていく駅伝の意識で走った。3000m~4000mでペースを落としてしまったのが課題、練習の中で13分40秒台にまとめられたのは収穫。直前に大会記録のことを聞いたが、あと2秒の詰めの甘さ、ラストの切れの無さが出てしまった。

 次のレースが7月のホクレンシリーズの1万mと5千m。そこに向けてチームに勢いの付く走りができた。日本選手権が13分20秒台でないと出場できない。そこに向けて、やるべきことをしていきたい。

 今後は、1万m27分台・5千13分20秒台が目標ですが、その後駅伝でチームに貢献できるようにしたい。」

🥇小池莉希②13分47秒3 創価大
🥈白石光星④14分28秒5 青山学院大
🥉平松享祐②14分28秒9 青山学院大

DNS
石丸③ 創価大
鶴川④ 青山学院大
野村④ 青山学院大
湯野川③ 東海大
黒田③ 青山学院大
飯田① 青山学院大

 5000mは3名に。7月にホクレンがあるし、実力ある選手は6月末日本選手権にチャレンジするとなって、まさかの人数でした。その中で、最初からいくと決めていた創価大小池選手が、一人で1000mを2分40秒台を刻むなど独走!

 その後も、悪条件の中突き進んで、大会記録に迫る13分47秒の高パフォーマンスで優勝!一人で突き進んでなので中々強いと思います。本人は駅伝への意識がかなり高いそうですが、やはり前半区間で楽しみな存在になってきそうです。

 青学大2名は、箱根駅伝16名のメンバーに入っていた白石・平松選手でしたが、最初についていかない判断としたところで態勢が決してしまいましたね。ホクレンで、本当は力があるところを、原監督にアピールしたいところです。

3000m障害

 関学大緒方・鹿屋体育大大園選手の2名でレースがスタート。大園選手が前、緒方選手が後方につくという展開で進んでいく。1000m過ぎてもハードリングはまだしっかりしていて、脚に余力はある感じ。

 2000m過ぎても前大園、後ろ緒方選手変わらず。2500m付近になって、緒方選手が初めて前に出て明らかにスパートをかける。残り1週、緒方選手が行くと思いきや大園選手もスパート、再び先頭に立つ。

 バックストレートに入り、大園選手がギアを上げ続け、緒方選手を突き放していく。大園選手が最後までスピードを落とさず8分48秒のまずまずのタイム。最後の1000mは2分47秒ほどで走り、大会記録に近いタイムでのゴールに。ゴール後、九州出身の両者がっちりと握手をしあう。

大園選手「2人なって優勝を狙っていた。自分のレースをして、残り1週は自信はあった。何とか優勝することができてよかった。相手がいるレースは高揚感があった。思い通りのレースは出来たと思います。

 鹿児島が結構暑いので、暑さは耐性あったと思うけど、湿度が高くて呼吸が苦しかった。今後、全日本インカレの優勝、その先の出雲駅伝で非関東勢でトップを取れるように頑張っていきたい。」

🥇大園倫太郎④8分48秒80 鹿屋体育大
🥈緒方 快③8分54秒62 関東学院大
DNS
黒田① 青山学院大
遠藤① 青山学院大
黒木③ 創価大

 3000m障害は僅か2名の戦いになりました。九州IC優勝の鹿屋体育大大園選手と、関東IC2部2位の関東学院大緒方選手の戦い。ともに8分50秒を切るタイムでインカレは走っているので、2名とはいえ好勝負でした。

 残り500mまで比較的淡々と進みましたが、そこからのスプリント勝負。自信があったという大園選手が8分48秒と、九州ICの時のタイムとほぼ同じタイムで優勝!日本IC、そして久々チームで権利を勝ち取った出雲駅伝が楽しみになりますね。

【結果】富士山須走五合目競走

1位後藤天馬③54分01秒 国士舘大
2位凪恒之介②55分29秒 国士舘大
3位神谷青輝④55分54秒 順天堂大
4位佐藤佑紀②56分59秒 国士舘大
5位中村貫太①59分02秒 国士舘大
6位浦野恭成①59分12秒 順天堂大
7位須田光星②60分31秒 順天堂大
8位大森由翔③64分37秒 国士舘大

 こんな大会もあるんですね。11月に箱根で激坂王があるのですが、こちらは富士山での上り坂競争。その激坂王で上位に食い込んでいた国士舘大後藤選手が見事に優勝。国士大は、箱根5区本職が卒業していましたから、十分候補に挙がるタイム。また、順大はずっと候補の4年神谷選手が3位に。ただ、差が離れてしまったところ、ここから夏合宿以降詰めたいところですね。