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箱根駅伝2024(第100回)を終えて~大学別区間記録まとめ

箱根駅伝2024(第100回)のほとぼりも少し冷めてきましたかね。

まとめなども徐々に行っていきます。

まずは、今回出場した23チームの大学記録のまとめになります。

3区の激闘もそうですが、

総合記録が更新されるなど、
第100回記念大会は記録面もかなり良かったと思います。

旧記録や、今回大学記録にもう少しだった選手も紹介します。

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大学別最高区間記録~箱根駅伝2024(第100回)を終えて

順位順にいきます。

※4区5区6区は81回以前の記録も紹介(ほんの僅かのコース変更のため)
※関東学生連合の記録は大学記録として紹介
※留学生が大学記録の場合は、日本人トップの記録も参考で紹介
※大学記録に迫った選手も、主の裁量で入っています。

参照サイト:箱根過去のデータ(Saijo)

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青山学院大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 92回久保田和真④61分22秒 ※荒巻朋熙②61分37秒
2区(23.1㎞) 100回黒田朝日②66分07秒 99回近藤幸太郎④66分24秒
3区(21.4㎞) 100回太田蒼生③59分47秒 98回太田蒼生①61分00秒
4区(20.9㎞) 96回吉田祐也④60分30秒  
5区(20.8㎞) 100回若林宏樹③69分32秒 96回飯田貴之②70分40秒
6区(20.8㎞) 95回小野田勇次④57分57秒  
7区(21.3㎞) 95回林 奎介④62分16秒  
8区(21.4㎞) 100回塩出翔太②64分00秒 92回下田裕太②64分21秒
93回下田裕太③64分21秒
9区(23.1㎞) 98回中村唯翔③67分15秒  
10区(23.0㎞) 98回中倉啓敦③67分50秒  

 大会記録で総合優勝となった青山学院大は4区間で更新!高速化の近年、何度も優勝しているだけあって、どこの区間もハイレベルですよね。2区は、黒田選手が全体でも日本人歴代2位となる好記録を樹立!話題の3区太田選手は、自身の大学記録を1分以上も更新!もともとハイレベルの記録だったのがここまで伸びるとは…。

 山は、6区57分台に続き、5区山登りも69分台と”大台”と言われる記録に入ってきました。監督は早くも、史上最速の68分台を視野にトレーニングを開始!さらに、8区塩出選手が、下田選手の超えれそうで超えれなかった大学記録を更新!こちらも区間記録が視野に入ってますかね。

 それにしても、3区4区は日本人最高記録、9区10区は区間記録として残っています。来年目指すという10時間40分切は、このあたりのタイムを全区間出していく必要がありますが、果たして…。

駒澤大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 100回篠原倖太朗③61分02秒 98回唐澤拓海②61分19秒
2区(23.1㎞) 99回田澤 廉③66分13秒 ※鈴木芽吹④66分20秒
3区(21.4㎞) 100回佐藤圭汰②60分13秒 96回田澤 廉③61分25秒
4区(20.9㎞) ※75回藤田敦史④60分56秒
99回鈴木芽吹③61分00秒
 
5区(20.8㎞) 100回金子伊吹④70分44秒 99回山川拓馬②70分45秒
6区(20.8㎞) 97回花崎悠紀③57分36秒  
7区(21.3㎞) 76回揖斐祐治②63分12秒 ※安原太陽④63分13秒
8区(21.4㎞) 99回赤星雄斗③64分37秒 ※赤星雄斗④64分49秒
9区(23.1㎞) 99回山野 力④68分26秒  
10区(23.0㎞) 97回石川拓慎③69分12秒  

 往路2位・総合2位となった駒澤大ですが、往路記録は更新していました。やはり3区間で大学記録更新、1区篠原選手が全体の歴代2位となる61分02秒の高パフォーマンス。色々言われている佐藤選手は、田澤選手の1年時の記録を1分以上も更新。これはやはり相手を褒めるしかない。2区の鈴木選手も、田澤選手にあと7秒に迫る好記録。それぞれエースの役割は果たしているのですよね。

 また、2年ぶり5区山登りとなった4年金子選手も、昨年の山川選手の大学記録を1秒上回り、大学記録に!これは流れが悪い中、本当によくやったと言える記録です。苦しかった復路も、7区安原選手が、76回大会初優勝時の揖斐選手の記録にあと1秒!駒大も進化してきています。

城西大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 100回野村颯斗④61分26秒 88回村山紘太①62分35秒
2区(23.1㎞) 100回斎藤将也②67分15秒 91回村山紘太④67分43秒
3区(21.4㎞) 100回ヴィクター キムタイ②61分29秒
96回菅原伊織③63分12秒※
99回ヴィクター キムタイ②62分41秒
4区(20.9㎞) 100回山中秀真④62分06秒 94回金子元気③63分02秒
5区(20.8㎞) 100回山本唯翔④69分14秒 99回山本唯翔④70分04秒
6区(20.8㎞) 97回野村颯斗①59分11秒  
7区(21.3㎞) 100回林 晃燿③63分24秒 99回林 晃燿②63分58秒
8区(21.4㎞) 99回桜井優我①65分35秒  
9区(23.1㎞) 99回平林 樹③69分11秒  
10区(23.0㎞) 99回山中秀真③69分58秒  

 5区山登り区間新記録の山本選手は言うまでもなく、高速化の中、過去最高の総合3位に食い込んだだけあって、多くの記録で大学ベストが出ましたね。1区2区と村山選手が保持していた記録を、野村・齋藤選手が更新していたところ、城西大の真価を特に感じるところ。4区山中選手も、6年前のシード時のエース選手金子選手の記録を上回りました。

 復路は単独走で伸びない区間があった中、7区林選手が、前回の自身の記録を、34秒更新しています。全体として、6区間出てきました。城西大が強豪校に仲間入りしていきます。

東洋大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 90回田口雅也③61分46秒  
2区(23.1㎞) 96回相澤 晃④65分67秒  
3区(21.4㎞) 100回小林亮太③62分03秒 90回設楽悠太④62分13秒
4区(20.9㎞) 95回相澤 晃③60分54秒  
5区(20.8㎞) 96回宮下隼人②70分25秒  
6区(20.8㎞) 96回今西駿介④67分34秒  
7区(21.3㎞) 88回設楽悠太④62分32秒  
8区(21.4㎞) 88回大津顕杜②64分12秒  
9区(23.1㎞) 99回梅崎 蓮②68分36秒  
10区(23.0㎞) 98回清野太雅③68分50秒 ※岸本遼太郎②68分51秒

 88回大会に大幅に大会記録を更新して総合優勝、そして数年ずっと表彰台をキープしていただけあって、その時の記録が多いですよね。復路7区8区の設楽大津選手、それから大エース相澤選手の記録はなかなかエグいですね…(汗

 そんな中、2年連続3区出走の小林選手が、最後の優勝90回大会の設楽悠選手の保持していた大学記録を10秒更新!また強豪校への復活を狙っていますが、どんどん記録を更新していってほしいですよね。

國學院大學

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 96回藤木宏太②61分18秒  
2区(23.1㎞) 100回平林清澄③66分26秒 96回土方秀和④67分19秒
3区(21.4㎞) 96回青木祐人④61分34秒 ※青木瑠郁②61分56秒
4区(20.9㎞) 99回藤本 竜④61分48秒 ※辻原 輝①61分59秒
5区(20.8㎞) 96回浦野雄平③70分45秒  
6区(20.8㎞) 97回島崎慎愛③58分39秒  
7区(21.3㎞) 99回上原琉翔①63分21秒 ※田中愛睦①63分29秒
8区(21.4㎞) 100回鎌田匠馬②64分58秒 82回南 智浩④65分19秒
9区(23.1㎞) 98回平林清澄③68分07秒  
10区(23.0㎞) 96回殿地琢朗②69分19秒  

 ここ数年表彰台を初め上位をキープしている國學院大。今回は更新2区間に留まりました。とはいえ、その内容が中々濃い。エース区間2年連続2区の平林選手が66分26秒と、土方選手の記録を大幅に更新!今年特に高速だった2区で、17位から9位、8人抜きを果たしただけだけありますね。

 また、常連校として定着する前の唯一残っていた記録82回大会の8区南選手の記録を、鎌田選手が更新したのもポイント!全体的に若いメンバーの出場弟子t直で、どんどん

法政大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 98回内田隼人③61分58秒 ※宮岡幸大③62分03秒
2区(23.1㎞) 98回鎌田航生④67分11秒  
3区(21.4㎞) 99回川上有生④62分52秒  
4区(20.9㎞) 99回扇  育④62分19秒  
5区(20.8㎞) 96回青木涼真④71分06秒  
6区(20.8㎞) 100回武田和馬③58分02秒 95回坪井 慧③58分30秒
7区(21.3㎞) 100回矢原倖瑛②63分44秒 99回宮岡幸大②63分46秒
8区(21.4㎞) 99回宗像直輝③64分16秒  
9区(23.1㎞) 99回中園慎太郎④68分46秒  
10区(23.0㎞) 99回高須賀大勢③70分29秒 ※宗像直輝④70分34秒

 今年の法政大は、復路突っ走り9区まで復路2位を保持していました。それだけあって、復路で2区間大学記録を更新していますね。区間賞に輝いた6区武田選手は、前山下り名手坪井選手の記録を大きく更新して58分02秒!これはいいですね。7区初出場の矢原選手も、前年の宮岡選手の記録を僅かに更新していました。

 全体的には、98回99回シード権獲得に往路で食らいついただけあって、その時の記録が多いですね。

早稲田大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 70回渡辺康幸②61分13秒  
2区(23.1㎞) 100回山口智規②66分31秒 71回渡辺康幸③66分48秒
3区(21.4㎞) 85回竹澤健介④61分40秒  
4区(20.9㎞) ※71回小林雅幸②61分35秒
99回佐藤航希④62分18秒
 
5区(20.8㎞) ※72回小林雅幸③70分27秒
99回伊藤大志③71分49秒
 
6区(20.8㎞) 91回三浦雅裕③58分31秒  
7区(21.3㎞) 69回武井隆次③62分53秒  
8区(21.4㎞) 97回千明龍之佑③64分55秒 ※伊福陽太③64分56秒
9区(23.1㎞) 99回菖蒲敦司④69分12秒  
10区(23.0㎞) 81回高岡 弘③69分40秒 ※菅野雄太③69分45秒

 早稲田大は偉大な記録が多すぎて…。1990年代の渡辺選手や小林選手、さらに武井選手の7区もまだ残っています。在学中にオリンピックに出場した3区竹澤選手の記録もあります。アンカーには、区間新でも悔し泣きだった高岡選手の懐かしの記録も残っていますね。

 その中、2年生ながらエースとなった山口選手が、ハイレベルの大学記録の一つだった渡辺選手が71回大会で出していた当時の区間記録を更新!29年ぶりに更新した彼の今後が楽しみすぎ!また、復路の一般入試組が頑張って、8区と10区の大学記録に秒差に迫っていました。ここも揃ったら楽しみですね。

創価大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 96回米満 怜④61分13秒 ※桑田大輔④61分25秒
2区(23.1㎞) 98回P.ムルワ③66分41秒
※91回後沢広大③72分26秒
※S.ムチーニ①66分43秒
3区(21.4㎞) 97回葛西 潤②62分41秒  
4区(20.9㎞) 98回嶋津雄大④61分08秒  
5区(20.8㎞) 97回三上雄太②72分05秒 ※吉田 響③72分38秒
6区(20.8㎞) 100回川上翔太①58分15秒 97回濱野将基②58分49秒
7区(21.3㎞) 99回葛西 潤④62分43秒  
8区(21.4㎞) 99回桑田大輔③65分07秒  
9区(23.1㎞) 97回石津佳晃④68分14秒  
10区(23.0㎞) 96回嶋津雄大②68分40秒  

 新興勢力の象徴の創価大は、今回は一つに留まりました。桑田・ムチーニ選手でスタートダッシュを決めましたが、米満・ムルワ選手の記録が相当凄かったですね…。5区山登りは、吉田響選手で翌年に持ち越しになりました。

  そんな中、6区山下り起用のルーキー川上選手が、前任者の濱野選手の大学記録を大幅更新!むしろ58分15秒は、各大学としても、相当高い記録となりますね!このまま4年間山下り走り続けるでしょうか!?

帝京大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 96回小野寺悠③61分32秒 ※西脇翔太④61分36秒
2区(23.1㎞) 98回中村風馬④67分10秒  
3区(21.4㎞) 96回遠藤大地②61分23秒  
4区(20.9㎞) 96回岩佐壱誠④62分11秒  
5区(20.8㎞) 98回細谷翔馬④70分33秒  
6区(20.8㎞) 95回島貫温太③58分44秒  
7区(21.3㎞) 100回小野隆一朗④62分44秒 96回中村風馬②64分13秒
8区(21.4㎞) 96回鳥飼悠生③64分50秒  
9区(23.1㎞) 96回橋本尚斗③69分25秒 ※小林大晟③69分30秒
10区(23.0㎞) 96回吉野貴大④68分43秒  

 帝京大は、一気に高速化した96回大会で、総合4位に入っていますので、その時の大学記録がかなり多いですね。1区が高速になったので、西脇選手がちゃんでしたが惜しかったですね。3区遠藤選手らの記録が破られるのはいつになるのやら。

 その中、故障明けから7区勝負をかけて配された4年小野選手が、約1分半の大幅大学ベスト!62分台は、区間歴代でも上位の記録!ここからシード権へ巻き返していきましたし、本当に強かった。また、9区区間3位だった小林選手が、大学記録に秒差迫っていました。

大東文化大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回西川千青③61分57秒 91回大隅裕介③62分40秒
2区(23.1㎞) 100回久保田徹④67分35秒 59回米重修一③68分10秒
3区(21.4㎞) 79回田子康晴④63分26秒  
4区(20.9㎞) 95回奈良凌介③63分14秒  
5区(20.8㎞) 68回奈良 修③71分13秒
100回菊地駿介④71分41秒
95回佐藤弘規③72分42秒
6区(20.8㎞) 77回金子宣隆③58分21秒
100回佐竹勇樹④58分24秒
99回佐竹勇樹③59分24秒
7区(21.3㎞) 100回小田恭平③63分27秒 78回柴田純一③63分36秒
8区(21.4㎞) 90回吉川修平④65分50秒  
9区(23.1㎞) 99回大谷章宏②69分46秒 ※大谷章宏③70分17秒
10区(23.0㎞) 100回佐々木真人③70分00秒 99回谷口辰熙④70分03秒

 今年9年ぶりシード権獲得の大東文化大は、6区間も大学記録!1区西川選手が転倒がありながらも61分台を記録、さらに久保田選手は、41年前の大エース米重修一さんの記録を35秒上回る67分35秒!大学史上歴史的な快挙になりますね!

 また山の大東大もおおよそ復活!若干コースは違いますが、奈良・金子選手の記録に、菊地・佐竹選手がかなり迫りました。7区小田選手は、78回大会の大東大主力選手だった柴田選手の記録を破ってました。これは凄い。逆転シード権の10区佐々木選手も大学記録更新!大東大の新たな歴史を築きました。

東海大学

区間 大学記録 旧大学記録or参考
1区(21.3㎞) 82回佐藤悠基②61分06秒 ※兵藤ジュダ②61分33秒
2区(23.1㎞) 87回村澤明伸②66分52秒  
3区(21.4㎞) 97回石原翔太郎①62分05秒  
4区(20.9㎞) 96回名取燎太③61分37秒  
5区(20.8㎞) 98回吉田 響①70分44秒  
6区(20.8㎞) 96回館沢亨次④57分17秒  
7区(21.3㎞) 83回佐藤悠基③62分35秒  
8区(21.4㎞) 95回小松陽平④63分49秒  
9区(23.1㎞) 99回竹村拓真④69分21秒  
10区(23.0㎞) 96回郡司陽大④69分08秒  

 東海大は唯一大学記録更新がなかったチーム。とはいえ、歴代のエースが凄すぎるのですが…。6区館澤・8区小松選手は区間記録ですし、1区佐藤選手の記録は今でも歴代3位ですし、凄いですね。とはいえ、今回の東海大は兵頭選手を初め、今後楽しみな選手も多くなっています。第101回大会に持ち越しですね。

国士舘大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 98回木榑杏祐④62分03秒  
2区(23.1㎞) 98回R.ヴィンセント④66分41秒
88回伊藤正樹④69分40秒
 
3区(21.4㎞) 88回藤本 拓④63分08秒  
4区(20.9㎞) 100回西田大智③62分45秒 98回三代和弥④63分09秒
5区(20.8㎞) 100回山本雷我④72分18秒 99回山本雷我③73分09秒
6区(20.8㎞) 97回曽根雅文④59分00秒  
7区(21.3㎞) 100回瀬川翔誠②63分51秒 96回清水拓斗②65分12秒
8区(21.4㎞) 100回生田目惇③65分48秒 99回鈴木伸弥②66分08秒
9区(23.1㎞) 98回綱島辰弥③69分09秒  
10区(23.0㎞) 100回鈴木伸弥③70分40秒 96回孝田拓海③71分33秒

 88回大会の総合11位以来、久々にシード権に迫った国士舘大。途中からじわじわ浮上してきただけに、4区以降で大学ベストが続出しましたね。4区西田選手が大学初の62分台、激坂王有償で期待された山本雷選手も、きっちり応えて72分18秒と自身のベストを50秒ほど更新!

 復路は、7区瀬川選手が1分20秒以上大学記録を更新し初の63分台!8区生天目選手は初の65分台、10区鈴木選手は初の70分台!高速化に苦しんでいた国士舘大が、対応しつつあるのがよくわかります!

中央大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 98回吉居大和②60分40秒  
2区(23.1㎞) 99回吉居大和③66分22秒  
3区(21.4㎞) 99回中野翔太④61分51秒  
4区(20.9㎞) 100回湯浅 仁④61分44秒 99回吉居駿恭②61分49秒
5区(20.8㎞) 99回阿部陽樹③70分36秒  
6区(20.8㎞) ※80回野村俊輔③58分29秒
100回浦田優斗③58分37秒
99回若林陽大④58分39秒
7区(21.3㎞) 100回吉居駿恭②62分27秒 99回千守倫央④63分15秒
8区(21.4㎞) 81回奥田 実②64分26秒  
9区(23.1㎞) 98回湯浅 仁②68分31秒  
10区(23.0㎞) 99回助川拓海④69分27秒  

 直前に、エントリー16人中14人が発熱、優勝争いどころかシード権の獲得もできなかった中央大ですが、元気だった選手は凄かった!4区主将湯浅選手が、後方追い上げながら61分44秒の好記録で大学記録!

 復路では、6区浦田選手が、旧コースの野村選手には及ばなかったものの、前任者若林選手の記録より2秒早い58分37秒!7区は、区間記録に迫った吉居駿選手が大学記録となりました。言っても仕方なかったですが、熱発しなかった中央大を見たかった…!

立教大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回林虎太朗③62分47秒 99回林虎太朗②64分05秒
2区(23.1㎞) 99回國安広人①69分37秒  
3区(21.4㎞) 100回馬場賢人②62分48秒 98回齋藤俊輔④63分47秒※連合
4区(20.9㎞) 100回中山凛斗④62分45秒 99回馬場賢人①64分08秒
5区(20.8㎞) 100回山本羅生③73分23秒 99回相澤拓摩①77分00秒
6区(20.8㎞) 100回原田颯大①59分48秒 99回内田賢利③60分30秒
7区(21.3㎞) 99回服部凱杏③64分28秒  
8区(21.4㎞) 100回稲塚大祐③65分33秒 99回山本羅生③65分50秒
9区(23.1㎞) 99回中山凛斗④69分44秒  
10区(23.0㎞) 100回関口絢太④69分29秒 99回安藤圭佑②71分15秒

 復活2年目、前回の総合18位から、シード権に迫った総合14位を獲得しただけあって、全チーム最多となる7区間で大学記録が出ました。追い上げを開始した3区馬場4区中山選手がそれぞれ大学記録を1分ほど更新していますし、5区山登り6区山下りも大きく進化していました。また、病気明けでアンカーに回った関口選手の69分29秒は、かなりのレベルの記録ですね。

日本大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回西村翔太④61分28秒 92回荻野真乃介④62分33秒
2区(23.1㎞) 95回P.ワンブイ④66分18秒
74回山本佑樹②68分43秒
 
3区(21.4㎞) 100回安藤風羽③61分56秒 96回樋口翔太①62分43秒
4区(20.9㎞) ※79回藤井周一③62分04秒
95回武田悠太郎②63分35秒
 
5区(20.8㎞) ※76回渡辺尚幹②71分44秒
93回川口賢人③74分24秒
 
6区(20.8㎞) 96回宮崎佑喜③58分21秒  
7区(21.3㎞) 71回川崎光年④64分39秒 ※下尾悠真④64分42秒
8区(21.4㎞) 81回福井 誠②64分50秒  
9区(23.1㎞) 81回武者由幸③70分24秒  
10区(23.0㎞) 84回笹谷拓磨③70分26秒  

 4年ぶりに復帰した日本大。序盤の特攻が凄かったですが、やはり1区西村選手と3区安藤選手が、大幅な大学ベスト!どちらも61分台の記録は、かなりのレベルの記録になってきますね。あとは、7区下尾選手が、71回大会の記録にあともう少しでした。他、シード権復帰を考えると超えていきたいところです。

日本体育大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 96回池田耀平③61分21秒  
2区(23.1㎞) 97回池田耀平④67分14秒  
3区(21.4㎞) 99回漆畑徳輝④62分36秒  
4区(20.9㎞) 98回分須尊紀③63分31秒  
5区(20.8㎞) 94回小町昌矢④72分49秒 ※三好紘生④73分00秒
6区(20.8㎞) 93回秋山清仁④58分01秒  
7区(21.3㎞) 100回田島駿介②63分44秒 99回名村樹哉④64分03秒
8区(21.4㎞) 100回分須尊紀③64分40秒 99回廣澤優斗④65分29秒
9区(23.1㎞) 90回矢野圭吾④68分29秒  
10区(23.0㎞) 81回山田紘之④69分05秒  

 復路で大きく巻き返した第100回大会の日体大、区間上位となった7区田島・8区分須選手が大学記録を更新。昨年出たばかりの記録を更新していきました。ここ最近は選手層の厚さを復路で行かせているのですよね。5区山登り出走の三好選手も、94回当時のエース小町選手の記録に迫ったのもポイントです。選手が揃えば、日体大も一気に来るはずです。

順天堂大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回三浦龍司④61分38秒 91回松村優樹④62分37秒
2区(23.1㎞) 95回塩尻和也④66分45秒  
3区(21.4㎞) 98回伊豫田達弥③61分19秒  
4区(20.9㎞) 98回石井一希④61分31秒  
5区(20.8㎞) ※81回今井正人②69分12秒
99回四釜峻佑④70分19秒
 
6区(20.8㎞) 97回清水颯大④58分06秒  
7区(21.3㎞) 99回浅井皓貴②63分04秒  
8区(21.4㎞) 99回平 駿介④64分17秒  
9区(23.1㎞) 75回高橋謙介②69分17秒  
10区(23.0㎞) 99回西澤侑真④68分42秒  

 今年苦しんだ順天堂大ですが、3000m障害オリンピアン&世界陸上6位入賞の、4年三浦選手が1区で大学記録!長い距離の箱根は、対応に苦慮しましたが、61分38秒の記録は意地を見せたと思います。あとは塩尻・伊豫田選手、唯一75回優勝時の記録が残っている9区髙橋選手らレベルが高いですが、またチーム状態を整えてチャレンジですね。

駿河台大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回S.レマイヤン①61分34秒 98回清野太成③63分20秒
2区(23.1㎞) 100回新山舜心④70分13秒 98回J.ブヌカ④70分19秒
3区(21.4㎞) 93回平賀喜裕④63分32秒※連合  
4区(20.9㎞) 100回東泉大河②62分52秒 98回今井孝生④66分58秒
5区(20.8㎞) 100回倉島啓人②72分01秒 98回永井竜二③76分59秒
6区(20.8㎞) 98回小泉 謙③58分47秒  
7区(21.3㎞) 92回平賀喜裕③64分55秒※連合  
8区(21.4㎞) 100回岡崎 樹②65分37秒 98回出仙龍之介③66分56秒
9区(23.1㎞) 97回町田康誠②70分40秒※連合  
10区(23.0㎞) 98回阪本大貴④70分11秒 ※久保俊翔①70分27秒

 2年ぶり2回目の出場となった駿河台大は、やはり多いですね。1区レマイヤン選手は勿論のこと、2区新山選手や4区東泉選手、さらに5区山登りびっくり区間5位の倉島選手も大学記録です。8区岡崎選手もまずまずですね。なお、初出場前、連合で出場した平賀・町田選手の記録が中々レベルが高く、まだ更新できていないので、まずはここかな。

中央学院大学

区間 大学記録 旧大学記録or今年参考
1区(21.3㎞) 96回栗原啓吾②61分26秒  
2区(23.1㎞) 84回木原真佐人③67分42秒  
3区(21.4㎞) 91回塩谷桂大③63分07秒  
4区(20.9㎞) 96回城田 航④62分29秒 ※黒岩勇禅②62分32秒
5区(20.8㎞) 94回細谷恭平③72分17秒  
6区(20.8㎞) 96回武川流以名①58分25秒  
7区(21.3㎞) 100回工藤巧夢③64分00秒 96回吉田光汰②64分55秒
8区(21.4㎞) 82回杉本芳規④64分48秒  
9区(23.1㎞) 84回篠藤 淳④68分01秒  
10区(23.0㎞) 100回飯塚達也④70分20秒 98回中島稜貴③70分26秒

 高速化に苦しんでいる中央学院大ですが、復路2区間で大学記録樹立!山下りではなく、7区に回った工藤選手が64分00秒の好記録、またアンカーを走った飯塚選手が有終の美を飾っています。…84回大会総合4位の時の大学記録、2区木原9区篠藤選手が破られるのはいつか!?

明治大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回大湊柊翔①61分37秒 92回横手 健④61分44秒
2区(23.1㎞) 87回鎧坂哲哉③67分36秒  
3区(21.4㎞) 99回森下翔太①62分05秒  
4区(20.9㎞) 98回小澤大輝③62分23秒  
5区(20.8㎞) 96回鈴木聖人②71分49秒  
6区(20.8㎞) 100回堀 颯介②58分52秒 96回前田舜平③58分48秒
7区(21.3㎞) 96回阿部弘輝④61分40秒  
8区(21.4㎞) 97回大保海士④63分59秒  
9区(23.1㎞) 91回木村 慎③68分58秒  
10区(23.0㎞) 98回橋本大輝④69分11秒  

 明治大は、1区好スタートを切った1年大湊選手が大学記録!しかも、明治大歴史に残るエース横手選手の大学記録を破っているので、相当なレベルの走りを披露しました。6区堀選手も、最後のシード権96回大会の前田選手の記録を破りました!これだけの走りをする選手がいるのですから、明治大ももっとやれるチームのはずです!

神奈川大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 98回巻田理空②62分03秒  
2区(23.1㎞) 93回鈴木健吾③67分17秒  
3区(21.4㎞) 100回宇津野篤④63分26秒 95回井手孝一②63分29秒
4区(20.9㎞) 94回大塚 倭④62分21秒  
5区(20.8㎞) ※74回勝間信弥①71分28秒
98回山崎諒介③71分59秒
 
6区(20.8㎞) ※75回中澤 晃④58分06秒
100回大岩歩夢④58分40秒
97回宇津野篤①59分26秒
7区(21.3㎞) 77回吉村尚悟①63分20秒  
8区(21.4㎞) 77回林健太郎④65分15秒  
9区(23.1㎞) 98回小林篤貴②69分57秒  
10区(23.0㎞) 97回佐々木亮輔①69分58秒  

 今年は苦しんだ神奈川大ですが、それでも2区間大学記録更新。2度目の3区となった宇津野選手、さらに6区山下り抜擢の大岩選手が、新コースでの初の58分台となる58分40秒と更新しました。70回大会台の優勝や、優勝争いに絡んでいた頃の記録がまだまだ残っていますので、レベルアップしたいですね。

東京農業大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 100回高槻芳照④61分45秒 71回加藤俊英③63分18秒
2区(23.1㎞) 100回並木寧音④67分03秒 98回並木寧音④68分16秒
3区(21.4㎞) 88回浅岡満憲①63分47秒  
4区(20.9㎞) 100回原田洋輔②63分54秒 93回小山直城④65分47秒
5区(20.8㎞) 100回吉村颯斗④74分11秒 ※80回宮本脩平③76分56秒
6区(20.8㎞) 88回佐藤達也②59分25秒  
7区(21.3㎞) 100回前田和摩①64分13秒 88回松原健太④64分20秒
8区(21.4㎞) 97回高槻芳照①65分56秒  
9区(23.1㎞) 100回深堀 優②69分40秒 90回竹内竜真③70分23秒
10区(23.0㎞) 87回木村翔太②71分38秒  

 10年ぶり出場となった東京農業大は、やはり更新が多くなっていますね。1区高槻・2区並木選手が好スタートで更新!1区は後にHondaで大活躍する加藤選手の名前、懐かしいですね。その後も4区原田・5区吉村、7区故障明けながらルーキー前田選手、9区繰り上げ回避に大きく更新した深堀選手ら、6区間の更新になりました。まずは継続して出場したい。

山梨学院大学

区間 大学記録 旧大学記録
1区(21.3㎞) 71回中村祐二②61分32秒  
2区(23.1㎞) 85回M.モグス④66分04秒
86回高瀬無量③69分03秒
 
3区(21.4㎞) 88回O.コスマス③61分38秒
72回中馬大輔②63分33秒
 
4区(20.9㎞) 97回P.オニエゴ③62分15秒
99回北村惇生④62分46秒
 
5区(20.8㎞) ※74回横田一仁③71分25秒
100回弓削征慶②72分59秒
93回上田健太③74分28秒
6区(20.8㎞) 97回日影優哉④59分06秒  
7区(21.3㎞) 99回石部夏希④63分58秒  
8区(21.4㎞) 73回古田哲弘①64分05秒  
9区(23.1㎞) 90回阿部竜巳③69分46秒※
70回黒木 純④70分18秒
 
10区(23.0㎞) 99回篠原 楓④69分49秒  

 最下位と非常に苦しい結果になった山梨学院大ですが、5区山登り抜擢の弓削選手が、新コースでの大学記録を残すことができましたね。中村・モグス・中馬・黒木選手ら歴代のエースの名前がまだまだ残っています。こういうのに挑戦していくのもありでしょうか。



というわけで、230区間中65区間で大学記録更新!レベルアップが本当に嬉しいですね。また、いずれかの大会後にまたまとめてみたいと思います。