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【総合結果】箱根駅伝2024(第100回)/優勝&シード校MVP区間賞も!!

第100回箱根駅伝2024が終わりました!

 青山学院大の圧勝劇に驚いた中にも、各チームドラマ、シード権争いも最後の最後まで分かりませんでした。

全チームの成績を振り返ります。

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【総合結果】第100回箱根駅伝2024

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往路・復路・総合一覧

順位 総合成績 往路成績 復路成績
🥇位 青学大10:41:25 青学大5:18:13 青学大5:23:12
🥈位 駒澤大6分35秒 駒澤大+2分38秒 駒澤大+3分57秒
🥉位 城西大11分01秒 城西大+3分17秒 東洋大+4分16秒
4位 東洋大11分22秒 東洋大+7分06秒 法政大+4分20秒
5位 國學院14分02秒 早稲田+7分52秒 國學院+5分20秒
6位 法政大15分10秒 國學院+8分54秒 帝京大+5分47秒
7位 早稲田15分15秒 創価大+9分55秒 創価大+6分01秒
8位 創価大15分56秒 大東大+10分41秒 明治大+6分55秒
9位 帝京大17分57秒 法政大+10分50秒 東海大+7分07秒
10位 大東大19分17秒 順天堂+12分04秒 早稲田+7分23秒
11位 東海大20分27秒 国士大+12分07秒 日体大+7分43秒
12位 大東大20分27秒 帝京大+12分10秒 城西大+7分44秒
13位 中央大20分33秒 中央大+12分22秒 中央大+8分11秒
14位 立教大21分39秒 駿河台+12分38秒 立教大+8分15秒
15位 日本大24分41秒 山学大+12分52秒 国士大+8分20秒
16位 日体大25分05秒 東海大+13分20秒 神奈川+8分35秒
17位 順天堂25分17秒 立教大+13分24秒 大東大+8分36秒
18位 駿河台25分33秒 中学大+13分29秒 日本大+11分03秒
19位 中学大26分01秒 日本大+13分38秒 東農大+12分31秒
20位 明治大26分03秒 東農大+15分20秒 中学大+12分32秒
21位 神奈川26分12秒 日体大+17分22秒 駿河台+12分55秒
22位 東農大27分51秒 神奈川+17分37秒 順天堂+13分13秒
23位 山学大29分46秒 明治大+19分08秒 山学大+16分54秒

 往復とも青山学院大が他校を大きく引き離して完全優勝!勢いに乗ったら、今の駒大でも手のつけようがなかったですね。往路3区終盤から2分半引き離すと、復路は1分前後ずつ駒大を引き離していきました。大会新記録で2位駒大は6分35秒さ、手の付けようがありませんでした。

 それから、往路では城西大が3位に入り、復路は東洋大が駒大に迫る3位、総合でも城西と東洋大が最後際どいところ3位争い交わりそうになっていました。また、復路6区山下り区間賞で波に乗った法政大が秒差で復路4位、途中まで2位を突っ走っていました。他、國學院大や創価大は安定しました。

 それから、往路最下位だった明治大が復路では8位と健闘。特に9区まで健闘していましたかね。他にも往路波に乗れなかったチームで日体大が11位健闘、シード権は惜しくも逃していた東海大も復路9位など、僅差の戦いですが、懸命に巻き返したチームもありました。

詳細成績(1-10位)

1位青山学院大学10時間41分25秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 9位 荒巻朋熙② 61分37秒 9位 35秒差
2区(23.1㎞) 1位 黒田朝日② 66分07秒 2位 22秒差
3区(21.4㎞) 1位 太田蒼生③ 59分47秒 1位 -4秒差
4区(20.9㎞) 1位 佐藤一世④ 61分10秒 1位 -1分26秒差
5区(20.8㎞) 2位 若林宏樹③ 69分32秒 1位 -2分38秒差
6区(20.8㎞) 2位 野村昭夢③ 58分14秒 1位 -4分17秒差
7区(21.3㎞) 3位 山内健登④ 62分46秒 1位 -4分44秒差
8区(21.4㎞) 1位 塩出翔太② 64分00秒 1位 -5分33秒差
9区(23.1㎞) 1位 倉本玄太④ 68分51秒 1位 -6分23秒差
10区(23.0㎞) 2位 宇田川瞬矢② 69分21秒 1位 -6分35秒差

怒涛の往路3連続区間賞!またまた太田選手で首位奪取!大会新記録の圧勝劇!

 1区荒巻選手が、駒大に食いつくも最終的に35秒差の区間9位、やっぱり厳しいか…と思われましたが、ここからでした。2区エース区間対決を黒田選手が66分07秒のハイレベルの区間賞で流れを作ると、3区太田選手が区間記録に迫る59分台をマークし、駒大佐藤選手を粉砕!相手のエースを力でねじ伏せると、

 4区佐藤選手が突っ込んで粘る本来の走りで区間賞!5区若林選手が69分台の区間新相当での区間2位で往路優勝!しかも2分38秒も突き放しました。復路は、全員が箱根初出場となるも、6区野村選手が58分14秒の区間2位と勢いをつけると、8区塩出・9区倉本選手と大学駅伝初出場の選手が区間賞!10区宇田川選手が大会新記録となる10時間41分25秒でゴールテープを切りました。

 11月下旬~12月上旬にインフルエンザ集団感染して、特に佐藤選手がその後も長引いたそうですが、心身ともに研ぎ澄まされた調整力、さらに2区と3区には”勝負シューズ”を投入したり、「2位でいい」とは言いながらも、箱根駅伝への凄まじい執念を見せた青山学院大、第100回箱根駅伝の勝利の女神が微笑みました!

2位駒澤大学10時間48分00秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 1位 篠原倖太朗③ 61分02秒 1位 -23秒差
2区(23.1㎞) 2位 鈴木芽吹④ 66分20秒 1位 -22秒差
3区(21.4㎞) 2位 佐藤圭汰② 60分13秒 2位 4秒差
4区(20.9㎞) 6位 山川拓馬② 62分32秒 2位 1分26秒差
5区(20.8㎞) 3位 金子伊吹④ 70分44秒 2位 2分38秒差
6区(20.8㎞) 12位 帰山侑大② 59分53秒 2位 4分17秒差
7区(21.3㎞) 4位 安原太陽④ 63分13秒 2位 4分44秒差
8区(21.4㎞) 4位 赤星雄斗④ 64分49秒 2位 5分33秒差
9区(23.1㎞) 5位 花尾恭輔④ 69分41秒 2位 6分23秒差
10区(23.0㎞) 4位 庭瀬俊輝③ 69分33秒 2位 6分35秒差

 出雲・全日本の圧勝劇、その後の記録会でも好記録続出で、箱根駅伝も圧勝するかと思われた駒澤大。それでも、箱根駅伝は分からないですね。1区篠原選手が区間賞で先手を獲ったかに思われました。ですが2区鈴木選手が60分20秒区間2位好走も、青学大に詰め寄られると、満を持して登場した3区佐藤選手が、過去の日本人記録を大きく上回る60分13秒をマークするも、青学大に交わされてしまう展開!

 必勝パターンが崩れてからは、全体的に元気なく。4区に回った2年山川選手で巻き返したいところでしたが、股関節の故障などもあり、いつもの走りにならず。5区金子選手が粘って、勝負をかけて投入した6区帰山選手らにも気負いがありました。その後花尾選手ら4年生が3区間担うも区間4位・5位あたりとなりました。

 結果論、山川伊藤選手が故障などもあり、山で起用できず、なるべく往路序盤から畳みかけようとしたところ、青学大の作戦にしてやられたのかなぁ…。本当に悔しかったはず。次年度は、駒大が反撃する番に回りたい。

3位城西大学10時間52分26秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 3位 野村颯斗④ 61分26秒 3位 24秒差
2区(23.1㎞) 8位 斎藤将也② 67分15秒 5位 1分19秒差
3区(21.4㎞) 3位 ヴィクター キムタイ② 61分29秒 3位 2分39秒差
4区(20.9㎞) 5位 山中秀真④ 62分06秒 3位 3分35秒差
5区(20.8㎞) 1位 山本唯翔④ 69分14秒 3位 3分17秒差
6区(20.8㎞) 13位 久保出雄大③ 59分55秒 3位 4分58秒差
7区(21.3㎞) 5位 林 晃燿③ 63分24秒 3位 5分36秒差
8区(21.4㎞) 17位 小田伊織① 66分25秒 3位 8分01秒差
9区(23.1㎞) 10位 平林 樹③ 70分20秒 3位 9分30秒差
10区(23.0㎞) 18位 中田侑希④ 70分52秒 3位 11分01秒差

5区山登り山本唯選手堂々の区間新MVP!復路も逃げ切り箱根初表彰台へ!

 上位をめぐる争いは城西大が笑いました。1区ハイペースとなった中、野村選手が会心の走りで区間3位好発進!2区齋藤・3区キムタイ選手も前年を大きく上回る走りで、単独総合3位へ。大きく成長した4区山中選手も区間5位で3位をキープして山へ!

 前回”山の妖精”となった山本選手が、前回以上に颯爽と山を駆けあがっていきます。69分14秒と、あの東洋柏原選手以来の2年連続の区間新記録!さらに旧区間記録にも秒差にまで迫る、ほぼ”山の神”の走りで過去最高の往路3位でゴール!今大会MVPの走りでした。

 復路も、準部員昇格で初の箱根出走の久保出選手が6区山下りで区間13位ながら60分切すると、7区林選手が区間5位追走します。その後、単独走の難しさが出て、4位東洋大の追撃を食らいますが、10区中田選手が逃げ切ってそのまま3位ゴール!出雲3位・全日本5位・箱根3位と、三大駅伝とも過去最高順位を更新!城西大の躍進が光りました。

4位東洋大学10時間52分47秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 15位 九嶋恵舜④ 62分08秒 15位 1分06秒差
2区(23.1㎞) 6位 梅崎 蓮③ 66分45秒 7位 1分31秒差
3区(21.4㎞) 6位 小林亮太③ 62分03秒 5位 3分25秒差
4区(20.9㎞) 2位 松山和希④ 61分37秒 4位 3分52秒差
5区(20.8㎞) 10位 緒方澪那斗② 72分46秒 4位 7分06秒差
6区(20.8㎞) 8位 西村真周② 58分58秒 4位 7分50秒差
7区(21.3㎞) 19位 熊崎貴哉④ 65分03秒 4位 10分07秒差
8区(21.4㎞) 10位 村上太一④ 65分24秒 4位 11分31秒差
9区(23.1㎞) 2位 吉田 周③ 69分12秒 4位 11分52秒差
10区(23.0㎞) 1位 岸本遼太郎② 68分51秒 4位 11分22秒差

2区梅崎選手66分台!松山選手も復活!終盤追込、表彰台近づく4位!

 東洋大の箱根への調整力もすさまじかった!今回で連続シード権が途切れる予想もあった中、総合4位!1区九嶋選手が何とか15位で繋ぐと、絶好調で2区に入った梅崎選手が快走!他校エースと競い合いながら順位を上げて8人抜き総合7位浮上!しかも66分45秒のハイレベルなタイムを出して、上位の流れに乗りました。

 こうなると強い、3区小林選手が前回以上の区間6位で走ると、最後の箱根は4区となった松山選手が61分37秒まずまずの走りで区間2位で総合4位に浮上!最終的にこの順位から落ちることはありませんでした。それも、6区西村選手が58分台で走ると、9区吉田選手が区間2位、10区岸本選手が区間賞で、3分差あった城西大を激しく追い上げました。19年連続シード権だけでなく、次につながる戦いでした。

5位國學院大學10時間55分27秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 17位 伊地知賢造④ 62分35秒 17位 1分33秒差
2区(23.1㎞) 3位 平林清澄③ 66分26秒 9位 1分39秒差
3区(21.4㎞) 4位 青木瑠郁② 61分56秒 6位 3分26秒差
4区(20.9㎞) 4位 辻原 輝① 61分59秒 5位 4分15秒差
5区(20.8㎞) 17位 上原琉翔② 74分11秒 6位 8分54秒差
6区(20.8㎞) 10位 後村光星① 59分37秒 6位 10分17秒差
7区(21.3㎞) 7位 田中愛睦① 63分29秒 6位 11分00秒差
8区(21.4㎞) 6位 鎌田匠馬② 64分58秒 5位 11分58秒差
9区(23.1㎞) 7位 吉田蔵之介① 70分01秒 5位 13分08秒差
10区(23.0㎞) 10位 高山豪起② 70分15秒 5位 14分02秒差

主力投入の1区5区不発も…2区平林選手好走、2年生以下8名で総合5位!

 表彰台以上を狙った國學院大は総合5位。1区当日変更の伊地知選手が区間新ペースのトップに食らいつくも、終盤動かくなり区間17位失速。でしたが、2年連続2区となった3年平林選手が66分26秒の区間3位の力走で、8人抜きの9位浮上。さらに3区青木選手、4区ルーキー辻原選手が区間4位で走り5位まで順位アップ!秋シーズン絶好調で5区山登りとなった上原選手は、寒さなどもあり区間17位となりましたが往路6位でゴール。

 復路は6区後村7区田中9区吉田選手と3人の1年生起用。後村選手は59分台、田中・吉田選手は区間7位とまずまずの走り、間に入った新戦力8区2年鎌田選手も区間6位と奮起、アンカーはインフルエンザ明けだったらしい高山選手がまとめて総合5位のゴールでした。目標と差が付きましたが、1区5区の主力選手が不発、さらに3年山本選手を起用できず、1年生を4名出走の中、次に向けての収穫が非常に多い駅伝でした。

6位法政大学10時間56分35秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 14位 宮岡幸大③ 62分03秒 14位 1分01秒差
2区(23.1㎞) 11位 松永 怜④ 67分33秒 13位 2分14秒差
3区(21.4㎞) 17位 野田晶斗① 64分07秒 12位 6分12秒差
4区(20.9㎞) 12位 小泉 樹③ 62分48秒 10位 7分50秒差
5区(20.8㎞) 8位 細迫海気④ 72分32秒 9位 10分50秒差
6区(20.8㎞) 1位 武田和馬③ 58分02秒 7位 10分38秒差
7区(21.3㎞) 9位 矢原倖瑛② 63分44秒 8位 11分36秒差
8区(21.4㎞) 9位 清水郁杜② 65分21秒 6位 12分57秒差
9区(23.1㎞) 6位 稲毛祟斗④ 69分51秒 6位 13分57秒差
10区(23.0㎞) 14位 宗像直輝④ 70分34秒 6位 15分10秒差

3年連続6区山下り武田選手が区間賞!山を起点にじわりシード権へ!

 今年も法政大が粘り強い戦いを見せました。主力を投入した1区宮岡2区松永3区野田選手を終えて12位。宮岡選手は六郷橋から差し込み、2区松永選手は横浜駅前で区間新ペースの突っ込み、3区野田選手は自信を持っての起用も緊張などもあったそう。それでも故障明けだった4区小泉選手が区間12位ながら、2つ順位を上げて10位となると、5区山登り3年連続の細迫選手が過去最高となる区間8位の力走で、シード権内の往路9位でゴールとなります。

 そして、自信を持って当日変更した3年連続6区山下り武田選手が見事な走り!58分02秒の好タイムで区間賞を獲得!一気にチームの流れを乗せると、7区矢原8区清水選手と初出場の2年生2人が区間9位、徐々に順位を上げて総合6位とすると、9区復路エース区間稲毛選手が区間6位!ここまで復路2位の健闘でした。最後に復路4位となりましたが、総合6位はキープ。昨年より一つ順位は上がりました。

7位早稲田大学10時間56分40秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 12位 間瀬田純平② 61分53秒 12位 51秒差
2区(23.1㎞) 4位 山口智規② 66分31秒 4位 1分02秒差
3区(21.4㎞) 7位 辻 文哉④ 62分39秒 7位 3分32秒差
4区(20.9㎞) 13位 石塚陽士③ 62分50秒 6位 5分12秒差
5区(20.8㎞) 6位 工藤慎作① 72分12秒 5位 7分52秒差
6区(20.8㎞) 20位 栁本匡哉④ 61分02秒 8位 10分40秒差
7区(21.3㎞) 14位 諸冨 湧④ 64分30秒 9位 12分24秒差
8区(21.4㎞) 5位 伊福陽太③ 64分56秒 8位 13分20秒差
9区(23.1㎞) 11位 菖蒲敦司④ 70分22秒 7位 14分51秒差
10区(23.0㎞) 5位 菅野雄太③ 69分45秒 7位 15分15秒差

2区山口選手でスタート成功!主力3名起用できずも4年生と一般組踏ん張る!

 早大は、前回4区5区6区で好走していた佐藤・伊藤・北村選手が起用できず、当日変更でヒヤリとした方も多かったのではないでしょうか。ハイペースの1区の中、間瀬田選手が前が見える区間12位で踏ん張ると、2区エース山口選手が激走。66分31秒の区間4位で8人抜きの総合4位に浮上!早大記録を破ったのは凄いですね。さらに3区箱根初出場の4年辻選手が絶好調!62分台の区間7位力走、不調の石塚選手が4区何とか繋ぐと、”山の名探偵”5区工藤選手が区間6位とまずまずの力走、往路6位でゴールしました。

 復路は、6区7区と急遽出場が決まった栁本・諸冨選手で総合9位まで順位を下げ、シード権争いに巻き込まれそうになるも、ここから踏ん張った。2年連続8区の伊福選手が、64分台の区間5位力走!流れを作り直すと、9区菖蒲選手で7位浮上、さらにアンカー菅野選手が前を追走。一斉スタートの影響で、単独走となっていたが、前のチームに秒差まで迫る総合7位!花田監督も現状での100点のレースと言わしめました。

8位創価大学10時間57分21秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 2位 桑田大輔④ 61分25秒 2位 23秒差
2区(23.1㎞) 5位 S.ムチーニ① 66分43秒 3位 46秒差
3区(21.4㎞) 19位 山森龍暁④ 64分19秒 8位 4分56秒差
4区(20.9㎞) 15位 野沢悠真② 63分03秒 8位 6分49秒差
5区(20.8㎞) 9位 吉田 響③ 72分38秒 7位 9分55秒差
6区(20.8㎞) 3位 川上翔太① 58分15秒 5位 9分56秒差
7区(21.3㎞) 8位 石丸惇那② 63分42秒 5位 10分52秒差
8区(21.4㎞) 15位 小池莉希① 66分16秒 7位 13分08秒差
9区(23.1㎞) 15位 吉田 凌③ 70分44秒 8位 15分01秒差
10区(23.0㎞) 11位 上杉祥大④ 70分16秒 8位 15分56秒差

往復ともスタート成功!山上りは不発も、桑田・ムチーニ・川上選手貯金多く

 創価大は、往復ともスタートダッシュ良かったですね。1区桑田選手が後方集団に控え、最後にスピードを爆発させて区間2位!好発進すると、2区抜擢となった1年生ムチーニ選手がほか留学生と競り合って66分台の区間5位好走!ここまでは良かったのですが、3区山森選手が区間19位と失速し流れを止めると、5区山の神宣言の吉田選手は、寒さと差し込みで区間9位に留まり、往路は7位に。

 思うような往路じゃなかった中、6区山下りで秘密兵器が炸裂!ルーキー川上選手が58分15秒区間3位の快走で総合5位へジャンプアップ。7区石丸選手も区間8位走りましたね。8区9区が区間15位となり、総合8位となりましたが、アンカー上杉選手が区間11位で踏ん張り、2年連続総合8位でのゴール。やや凸凹駅伝となりましたが、往復とも序盤の好スタートが効きました。

9位帝京大学10時間59分22秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 7位 西脇翔太④ 61分36秒 7位 34秒差
2区(23.1㎞) 16位 山中博生③ 68分10秒 14位 2分24秒差
3区(21.4㎞) 9位 柴戸遼太② 62分57秒 9位 5分12秒差
4区(20.9㎞) 9位 末次海斗④ 62分35秒 7位 6分37秒差
5区(20.8㎞) 20位 尾崎仁哉② 75分05秒 12位 12分10秒差
6区(20.8㎞) 15位 大吉優亮④ 60分34秒 12位 14分30秒差
7区(21.3㎞) 2位 小野隆一朗④ 62分44秒 11位 14分28秒差
8区(21.4㎞) 8位 島田晃希② 65分13秒 9位 15分41秒差
9区(23.1㎞) 3位 小林大晟③ 69分30秒 9位 16分20秒差
10区(23.0㎞) 18位 日高拓夢④ 70分58秒 9位 17分57秒差

平地6区間で区間一桁!7区小野選手区間2位激走で2年ぶりシード権確保!

 箱根駅伝に強い帝京大が戻ってきましたね。当日変更で1区に入った西脇選手が、区間7位とまずまずのリレー。2区山中選手が後半失速し総合14位となるも、3区柴戸選手が62分台で5人抜きの力走。さらに4区に入った4年末次選手が総合7位順位アップ!往路から戦ってみました。山は5区山登りが区間20位、6区山下りは3障で結果を残している大吉選手が走りましたが区間15位。ここで総合12位に後退しました。

 でしたが、見せ場はここから。7区小野選手が区間2位激走!怪我などで秋シーズンは走れなかった4年生エースが大きく流れを引き寄せると、8区島田選手が2つ順位を上げて、総合9位とシード権内へ浮上すると、9区小林選手が区間3位力走!諦めの悪いチームは、すぐにシード権へ復帰して見せました。

10位大東文化大学11時間00分42秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 13位 西川千青③ 61分57秒 13位 55秒差
2区(23.1㎞) 12位 久保田徹④ 67分35秒 11位 2分10秒差
3区(21.4㎞) 16位 入濱輝大② 64分02秒 11位 6分03秒差
4区(20.9㎞) 18位 西代雄豪③ 63分39秒 14位 8分32秒差
5区(20.8㎞) 4位 菊地駿介④ 71分41秒 8位 10分41秒差
6区(20.8㎞) 4位 佐竹勇樹④ 58分24秒 9位 10分51秒差
7区(21.3㎞) 6位 小田恭平③ 63分27秒 7位 11分32秒差
8区(21.4㎞) 23位 ピーター ワンジル③ 69分40秒 11位 17分12秒差
9区(23.1㎞) 9位 大谷章宏③ 70分17秒 11位 18分38秒差
10区(23.0㎞) 7位 佐々木真人③ 70分00秒 10位 19分17秒差

“山の大東大”!転倒も失速のアクシデントにもめげず、もぎ取った9年ぶりシード権!

 2年連続箱根予選トップ通過、全日本駅伝で久々シード権だった大東大が、紆余曲折ありながらも総合10位!1区エース格西川選手が順調に集団内で走っていましたが六郷橋あたりで転倒、区間13位のリレー。これを2区4年生久保田選手が区間12位ながら67分半ばの力走でリカバリー。3区入濱4区西代選手が前が見える位置でレースを進めると、

 ”山の大東大”の復活!山登りは菊地選手が区間4位の力走で、14位から6人抜いて一気に8位へ!シード権内で折り返すと、6区山下り佐竹選手も区間4位!7区初出場の小田選手まで勢いは続いて、区間6位力走。総合7位まで浮上し、シード権確実化と思われました。

 でしたが、8区で落とし穴。自信を持って当日変更で走ったワンジル選手が全く走れず。70分近くかかる区間最下位で一気11位に転落します。でしたが、これで動じないのが今の大東大。2年連続復路エース区間9区大谷選手が秒差にまで10位と迫ると、アンカー箱根予選など主要大会は走っていなかった佐々木選手が、ハイペースで突っ込み、総合10位に浮上すると、そのまま押し切ってゴール!併走していた他の大学の選手との抱擁も話題になりましたね。9年ぶりシード権獲得です。

詳細成績(11-23位)

11位東海大学11時間01分52秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 5位 兵藤ジュダ② 61分33秒 5位 31秒差
2区(23.1㎞) 13位 花岡寿哉② 67分37秒 10位 1分48秒差
3区(21.4㎞) 15位 鈴木天智② 63分59秒 10位 5分38秒差
4区(20.9㎞) 16位 野島健太③ 63分04秒 9位 7分32秒差
5区(20.8㎞) 22位 喜早駿介④ 75分20秒 16位 13分20秒差
6区(20.8㎞) 9位 梶谷優斗③ 59分06秒 11位 14分12秒差
7区(21.3㎞) 15位 石原翔太郎④ 64分36秒 13位 16分02秒差
8区(21.4㎞) 7位 南坂柚汰① 65分01秒 10位 17分03秒差
9区(23.1㎞) 11位 竹割 真② 70分22秒 10位 18分34秒差
10区(23.0㎞) 20位 ロホマン シュモン② 71分14秒 11位 20分27秒差

3年ぶりシード権にあと一歩!8くでシード権突入も最後に力尽く

 95回大会優勝校の東海大が、97回大会以来のシード権を目指しましたが、惜しくも次点11位…。1区中距離上がり兵頭選手が区間5位好スタートを切ると、2区花岡・3区鈴木・4区野島選手が区間二けたながら、何とか10位以内に留まります。5区山登り1週間前に急遽出走が決まった喜早選手が75分オーバーの区間22位。往路16位で終えます。

 それでもシード権とは1分半差という状況。6区梶谷選手が一斉スタートの中、59分一桁の区間9位とまずまずのスタート。7区故障明けの石原選手は不発も、8区期待のルーキー南坂選手が区間7位の走りで3人抜き!一気にシード権内に突入しました。9区竹割10区ロホマン選手と、長い距離に自信がある選手で、守り抜きたいところでしたが、シード権の意識に力みもあったか。最後の争いで踏ん張り切れませんでした…。とはいえ、エース頼みではなくなりつつある印象もありました。

12位国士舘大学11時間01分52秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 22位 山本龍神④ 63分10秒 22位 2分08秒差
2区(23.1㎞) 17位 ピーター カマウ③ 68分22秒 18位 4分10秒差
3区(21.4㎞) 12位 生駒直幸② 63分45秒 15位 7分46秒差
4区(20.9㎞) 10位 西田大智③ 62分45秒 15位 9分21秒差
5区(20.8㎞) 7位 山本雷我④ 72分18秒 11位 12分07秒差
6区(20.8㎞) 18位 勝部愛大② 60分47秒 14位 14分40秒差
7区(21.3㎞) 11位 瀬川翔誠② 63分51秒 12位 15分45秒差
8区(21.4㎞) 13位 生田目惇③ 65分48秒 13位 17分33秒差
9区(23.1㎞) 13位 川勝悠雅② 70分26秒 12位 19分08秒差
10区(23.0㎞) 15位 鈴木伸弥③ 70分40秒 12位 20分27秒差

2区終了時18位も…往路11位で、最後までシード権争い際どく健闘!

 シード権を獲得できなかったチームで、最も健闘が光ったのは国士舘大でしょう。93回大会以降連続出場を続けていますが最高15位、ほとんどが18位~20位だった中でした。2区終了時で18位だったのですが、3区生駒選手が鬼門の3区を攻略して15位に浮上、ここで流れが変わりました。4区西田選手が区間10位粘ると、期待が高かった5区山登り山本雷選手が区間7位好走、ラストスパートも効いて、10位と秒差の総合11位に浮上します。

 混戦だった中、6区で14位に落としますが、7区瀬川選手が区間11位好走して、再び流れを作ります。その後8区生天目選手が区間13位、9区川勝選手が区間13位と粘って、シード権と1分前後をキープし続けます。最後は、東海大と同タイムに追いつきますが、区間順位最高順位の差で総合12位に。でしたが、3年生以下の主力も多く、次が楽しみになりました。

13位中央大学11時間01分58秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 19位 溜池一太② 62分51秒 19位 1分49秒差
2区(23.1㎞) 15位 吉居大和④ 68分04秒 17位 3分33秒差
3区(21.4㎞) 20位 中野翔太④ 64分33秒 18位 7分57秒差
4区(20.9㎞) 3位 湯浅 仁④ 61分44秒 13位 8分31秒差
5区(20.8㎞) 14位 山﨑草太① 73分23秒 13位 12分22秒差
6区(20.8㎞) 5位 浦田優斗③ 58分37秒 10位 12分45秒差
7区(21.3㎞) 1位 吉居駿恭② 62分27秒 10位 12分26秒差
8区(21.4㎞) 22位 阿部陽樹③ 68分54秒 12位 17分20秒差
9区(23.1㎞) 16位 白川陽大② 71分14秒 13位 19分43秒差
10区(23.0㎞) 9位 柴田大地① 70分11秒 13位 20分33秒差

優勝候補がまさかの…12月下旬熱発、7区吉居駿選手区間賞も力尽く

 駒大包囲網の一角とみられていた中央大がまさかのシード権落ち。1区溜池選手が中盤で先頭集団につけなくなり19位発進、その後も2区吉居大選手が区間15位、3区中野選手が区間20位…。いくらなんでもおかしいと思っていたら、12月下旬の最終合宿で、咳と熱発者が続出。エントリー16人中14人が発熱し、棄権も頭によぎった状態だったそうです。

 そんな中、かからなかった一人4区湯浅選手が61分台区間3位力走で13位に浮上すると、6区浦田選手が58分半ばの区間5位で総合10位に浮上。そしてもう一人絶好調だった7区吉居駿選手が貫禄の区間賞!苦手だという駅伝でついにタイトルを獲りました。

 この勢いでいきたかったところですが、8区主力の阿部選手が区間22位。なんと元日に熱発したそうですが、それでも10人目ということで本当にギリギリの戦い…。シード権に戻る力は残っていませんでした。それでもアンカー抜擢の1年柴田選手が区間9位、予選からになりますが、必ず強い中央大が復活すると思います。

14位立教大学11時間03分04秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 18位 林虎太朗③ 62分47秒 18位 1分45秒差
2区(23.1㎞) 20位 國安広人② 69分54秒 21位 5分19秒差
3区(21.4㎞) 8位 馬場賢人② 62分48秒 19位 7分58秒差
4区(20.9㎞) 10位 中山凛斗④ 62分45秒 18位 9分33秒差
5区(20.8㎞) 14位 山本羅生③ 73分23秒 17位 13分24秒差
6区(20.8㎞) 11位 原田颯大① 59分48秒 15位 14分58秒差
7区(21.3㎞) 19位 吉屋佑晟② 65分03秒 15位 17分15秒差
8区(21.4㎞) 11位 稲塚大祐③ 65分33秒 14位 18分48秒差
9区(23.1㎞) 18位 安藤圭佑③ 71分34秒 14位 21分31秒差
10区(23.0㎞) 3位 関口絢太④ 69分29秒 14位 21分39秒差

復活2度目で総合14位、アンカー関口選手が意地の区間3位!

 選手主体で区間オーダーを組んだ立教大。1区林2区國安選手が21位と出遅れますが、3区馬場選手が全開なかった区間一桁となる区間8位!流れを取り戻すと、4区中山選手の区間10位好走もあり、往路は少しずつ浮上してきて17位でターンします。復路は6区原田・8区稲塚選手と新しい戦力が区間11位で走り、総合14位に浮上すると、

 アンカーに入った関口選手が激走!区間賞争いの末の区間3位の走り!11月下旬に肺気胸にかかった4年生エースが意地の走りでした。総合順位は14位のままでしたが、シード権が狙える位置まで迫ったのは事実。次年度シード権を獲得する足掛かりは築けました。

15位日本大学11時間06分06秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 4位 西村翔太④ 61分28秒 4位 26秒差
2区(23.1㎞) 10位 J.キプケメイ① 67分31秒 8位 1分37秒差
3区(21.4㎞) 4位 安藤風羽③ 61分56秒 4位 3分24秒差
4区(20.9㎞) 23位 久保昇陽④ 66分16秒 12位 8分30秒差
5区(20.8㎞) 19位 大橋 優③ 74分40秒 19位 13分38秒差
6区(20.8㎞) 19位 山口月暉② 60分54秒 19位 16分18秒差
7区(21.3㎞) 17位 下尾悠真④ 64分42秒 17位 18分14秒差
8区(21.4㎞) 14位 鈴木孔士② 66分00秒 16位 20分14秒差
9区(23.1㎞) 19位 中澤星音② 71分43秒 15位 23分06秒差
10区(23.0㎞) 17位 大仲竜平② 70分56秒 15位 25分05秒差

1区西村選手好走で3区まで4位突進!収穫有の4年ぶり箱根路

 4年ぶりの箱根路の伝統校の日大。タスキを最後まで繋ぐのが目標でした。1区西村選手が、大集団を積極的に引っ張る走り。監督からは「とにかく目立つな」と言われていたそうですが、接触を避けていたら前に出てしまっていたそう。その勢いは、最後まで途切れず、区間4位の好走を見せます。

 2区区間賞の期待もあったキプケメイ選手が腹痛もあり区間10位に留まりますが、3区で3年安藤選手が61分台の激走で区間4位、この地点で総合4位と大きく下馬評を覆します。その後、力不足もあり総合19位まで順位を落とします。でしたが、7区下尾選手が17位、8区鈴木選手が14位と粘りを発揮。9区では繰り上げまで残り40秒というところで襷リレーで目標を達成、気が付いたら15位まで浮上。復活の狼煙は十分にあげられたのではないでしょうか。

16位日本体育大学11時間06分30秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 23位 平島龍斗② 63分36秒 23位 2分34秒差
2区(23.1㎞) 22位 山口 廉③ 70分54秒 23位 7分08秒差
3区(21.4㎞) 12位 漆畑徳輝④ 63分45秒 23位 10分44秒差
4区(20.9㎞) 20位 大森椋太④ 64分20秒 23位 13分54秒差
5区(20.8㎞) 12位 三好紘生④ 73分00秒 21位 17分22秒差
6区(20.8㎞) 14位 富永椋太③ 60分30秒 22位 19分38秒差
7区(21.3㎞) 9位 田島駿介② 63分44秒 22位 20分36秒差
8区(21.4㎞) 2位 分須尊紀③ 64分40秒 19位 21分16秒差
9区(23.1㎞) 20位 田中槙梧④ 72分04秒 20位 24分29秒差
10区(23.0㎞) 6位 住原聡太③ 69分57秒 16位 25分05秒差

4区まで最下位の試練の箱根路、復路で意地見せ16位へ
 76年連続76回目の出場の日体大は試練の序盤。山崎選手を起用できなかった痛手はあったか、1区で区間最下位になると、そのまま最下位走行の苦難を味わいます。3区漆畑選手が区間12位で前を詰めると、5区最初で最後の箱根駅伝の三好選手が区間12位と頑張って、何とか往路21位。

 復路で意地を見せ、7区田島選手が区間9位で走ると、3年連続箱根出走の分須選手が激走!区間2位の成績はびっくりしましたね!ここで総合19位に浮上すると、アンカー住原選手も区間6位好走で、一気に総合16位に浮上。終盤に粘り、見せ場を作ることはできました。

17位順天堂大学11時間06分42秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 10位 三浦龍司④ 61分38秒 10位 36秒差
2区(23.1㎞) 19位 浅井皓貴③ 69分03秒 15位 3分19秒差
3区(21.4㎞) 14位 海老澤憲伸③ 63分57秒 13位 7分07秒差
4区(20.9㎞) 8位 吉岡大翔① 62分33秒 11位 8分30秒差
5区(20.8㎞) 13位 石井一希④ 73分06秒 10位 12分04秒差
6区(20.8㎞) 17位 氷見哲太② 60分46秒 13位 14分36秒差
7区(21.3㎞) 22位 内田柾冶④ 65分56秒 16位 17分46秒差
8区(21.4㎞) 18位 森本喜道② 67分07秒 18位 20分53秒差
9区(23.1㎞) 17位 藤原優希④ 71分20秒 16位 23分22秒差
10区(23.0㎞) 21位 斎藤舜太④ 71分16秒 17位 25分17秒差

往路10位で終えるも…復路流れ作れず4年ぶりシード権喪失

 往路は必死に食らいつきました。1年時以来3年ぶりに1区となった三浦選手は、直前故障で練習できなかった中区間10位、甲佐10マイル優勝の疲れが取れなかった2区浅井選手が失速するも、4区ついに力を発揮したルーキー吉岡選手が区間8位、4年連続4区からまさかの5区山登りとなった石井選手が、意地で往路10位でゴール。

 ただ、今の順大はこれが精一杯でした。6区で13位に落ちると、7区で16位、8区で18位と急降下。9区藤原選手が懸命に走るも、繰り上げスタート、最終的に総合17位。97回大会から連続でシード権を獲得していましたが、再び予選会からのスタートになりました。

18位駿河台大学11時間06分58秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 6位 S.レマイヤン① 61分34秒 6位 32秒差
2区(23.1㎞) 21位 新山舜心④ 70分13秒 19位 4分25秒差
3区(21.4㎞) 18位 古橋希翁① 64分11秒 21位 8分27秒差
4区(20.9㎞) 14位 東泉大河② 62分52秒 19位 10分09秒差
5区(20.8㎞) 5位 倉島啓人② 72分01秒 14位 12分38秒差
6区(20.8㎞) 23位 塩路悠耀② 61分44秒 18位 16分08秒差
7区(21.3㎞) 21位 藤井空大② 65分39秒 18位 19分01秒差
8区(21.4㎞) 12位 岡崎 樹② 65分37秒 17位 20分38秒差
9区(23.1㎞) 21位 長田拓巳② 72分40秒 19位 24分27秒差
10区(23.0㎞) 13位 久保俊翔① 70分27秒 18位 25分33秒差

1区留学生は不発も、5区倉島選手の奮闘で往路14位の健闘!
 当日変更で、1区に留学生レマイヤン選手が入りました。2区予定でしたが、練習の状況を見て、最後の3㎞が厳しいということで1区になったそう。なお、出走前のアップで道に迷って、スタート待機場所に現れず、あわや失格寸前だったとか…。序盤から早いペースに持ち込んで、一時は駒大とのマッチレースとなりましたが、最後は集団に追いつかれて6位のスタートに。

 2区日本人エースの新山、3区期待のルーキー古橋選手が走りますが、総合21位に下降。苦しいかと思われましたが、4区東泉選手が区間14位で走ると、5区山登り倉島選手が、監督もびっくりの区間5位快走。今回の目標だった往路ででシード権十1分以内を達成しました。往路に全力を注いだので、今回は繰り上げの憂き目に。それでも8区岡崎選手が区間12位、10区久保選手が区間13位の力走。9人が2年生以下のメンバーで3度目に繋ぎます。

19位中央学院大学11時間07分26秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 20位 稲見 峻① 62分53秒 20位 1分51秒差
2区(23.1㎞) 14位 吉田礼志③ 67分59秒 16位 3分30秒差
3区(21.4㎞) 21位 伊藤秀虎④ 64分42秒 20位 8分03秒差
4区(20.9㎞) 6位 黒岩勇禅② 62分32秒 17位 9分25秒差
5区(20.8㎞) 16位 柴田大輝③ 73分36秒 18位 13分29秒差
6区(20.8㎞) 16位 小松裕大朗② 60分41秒 16位 15分56秒差
7区(21.3㎞) 12位 工藤巧夢③ 64分00秒 14位 17分10秒差
8区(21.4㎞) 16位 黒谷 優② 66分19秒 15位 19分29秒差
9区(23.1㎞) 23位 近田陽路② 74分24秒 21位 25分02秒差
10区(23.0㎞) 12位 飯塚達也④ 70分20秒 19位 26分01秒差

2年ぶり箱根路も…エース不発で流れ作れず
 エースを備えて2年ぶりの箱根路でシード権を目指した中央学院大ですが、今回も思うようにいかず。1区20位スタートとなると、2区大エース吉田選手は68分を少し切る区間14位に留まります。4区で、父親から給水を受けた黒岩選手が区間6位好走から、少しずつ追い上げを開始、7区工藤選手で14位まで浮上します。でしたが、主力9区近田選手がまさかの区間最下位のブレーキ。アンカー飯塚選手が頑張りますが、総合19位に留まりました。

20位明治大学11時間07分28秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 8位 大湊柊翔① 61分37秒 8位 35秒差
2区(23.1㎞) 23位 児玉真輝④ 71分15秒 22位 5分30秒差
3区(21.4㎞) 11位 杉彩文海④ 63分30秒 22位 8分51秒差
4区(20.9㎞) 22位 森下翔太② 65分46秒 22位 13分27秒差
5区(20.8㎞) 21位 吉川 響② 75分13秒 23位 19分08秒差
6区(20.8㎞) 7位 堀 颯介② 58分52秒 23位 19分46秒差
7区(21.3㎞) 16位 尾崎健斗③ 64分38秒 23位 21分38秒差
8区(21.4㎞) 3位 綾 一輝① 64分42秒 20位 22分20秒差
9区(23.1㎞) 8位 鈴木祐太③ 70分13秒 17位 23分42秒差
10区(23.0㎞) 22位 古井康介② 71分42秒 20位 26分03秒差

今年も苦しく、まさかの往路差最下位…復路は8位も
 今年こそ箱根駅伝でのシード権を目指した明治大は、それまで以上に苦しいレースに。1区大湊選手が好スタートを切るも、満を持して起用した2区児玉選手が普段通りの走りができず区間最下位、4区森下5区吉川選手も自分の走りにならず、まさかの往路最下位に。

 変わって復路は、6区堀選手が区間7位で滑り出すと、8区は故障でギリギリまで走れるかわからなかった綾選手が区間3位快走、9区鈴木選手も区間8位好走で、総合17位まで浮上する見せ場。復路は何とか形なりましたが、駅伝や単独走の場面で今回も課題が残りました。

21位神奈川大学11時間07分37秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 21位 巻田理空④ 62分59秒 21位 1分57秒差
2区(23.1㎞) 18位 小林篤貴④ 68分58秒 20位 4分35秒差
3区(21.4㎞) 10位 宇津野篤④ 63分26秒 16位 7分52秒差
4区(20.9㎞) 21位 宮本陽叶② 64分54秒 21位 11分36秒差
5区(20.8㎞) 23位 大泉真尋④ 75分33秒 22位 17分37秒差
6区(20.8㎞) 6位 大岩歩夢④ 58分40秒 20位 18分03秒差
7区(21.3㎞) 18位 新妻玲旺① 64分57秒 21位 20分14秒差
8区(21.4㎞) 21位 高橋銀河④ 67分25秒 23位 23分39秒差
9区(23.1㎞) 14位 佐々木亮輔④ 70分35秒 22位 25分23秒差
10区(23.0㎞) 8位 酒井健成② 70分10秒 21位 26分12秒差

大後監督ラストチャレンジも、調整難しく
 第100回大会4年生中心で集大成として臨んだ神大。12月から長くチームを率いてきた大後監督から引退を告げられていたそうです。でしたが、直前にコンディションが整えられず。1区21位と出遅れると、2区エース小林篤選手も区間18位。3区宇津野選手が区間10位奮闘で16位に浮上しますが、すぐに20位台の順位に。6区大岩選手や10区酒井選手と好走する場面もありましたが、総合20位から23位を行ったり来たりして、21位ゴール。新体制になって、ここから浮上できるでしょうか。

22位東京農業大学11時間09分16秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 11位 高槻芳照④ 61分45秒 11位 43秒差
2区(23.1㎞) 7位 並木寧音④ 67分03秒 6位 1分26秒差
3区(21.4㎞) 23位 長谷部慎④ 66分40秒 17位 7分57秒差
4区(20.9㎞) 19位 原田洋輔② 63分54秒 20位 10分41秒差
5区(20.8㎞) 17位 吉村颯斗④ 74分11秒 20位 15分20秒差
6区(20.8㎞) 22位 植月俊太① 61分30秒 21位 18分36秒差
7区(21.3㎞) 13位 前田和摩① 64分13秒 20位 20分03秒差
8区(21.4㎞) 19位 圓谷吏生② 67分17秒 22位 23分20秒差
9区(23.1㎞) 4位 深堀 優② 69分40秒 18位 24分09秒差
10区(23.0㎞) 23位 栗本航希① 73分03秒 22位 27分51秒差

高槻&並木選手の4年生の力走、復路繰り上げ回避の見せ場
 スーパールーキーと唄われた前田選手は、11月下旬に故障。腰などにも痛みが出て練習復帰が遅く、復路7区で何とか起用できる状態でした。そんな中、往路は1区高槻選手が区間11位でスタート、2区並木選手が67分03秒好タイムで区間7位!連合で走った2人の4年生リレーには湧きました。その後力不足で、順位は下がりましたが、7区の前田選手が区間13位、さらに9区深堀選手が区間4位の激走!繰り上げを回避し、総合22位。10年ぶり箱根路、無事ゴールしました。

23位山梨学院大学11時間11分11秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 16位 北村惇生④ 62分13秒 16位 1分11秒差
2区(23.1㎞) 9位 B.キピエゴ① 67分22秒 12位 2分13秒差
3区(21.4㎞) 22位 髙木翔瑛④ 65分24秒 14位 7分28秒差
4区(20.9㎞) 17位 和田瑛登① 63分07秒 16位 9分25秒差
5区(20.8㎞) 11位 弓削征慶② 72分59秒 15位 12分52秒差
6区(20.8㎞) 21位 髙田尚暉③ 61分20秒 17位 15分58秒差
7区(21.3㎞) 23位 徳田秋斗③ 66分32秒 19位 19分44秒差
8区(21.4㎞) 19位 新本 駿④ 67分17秒 21位 23分01秒差
9区(23.1㎞) 22位 平八重充希② 73分54秒 23位 28分04秒差
10区(23.0㎞) 19位 占部大和① 71分03秒 23位 29分46秒差

予選から順位を上げられず、5区弓削選手の好走が収穫。
 箱根予選は13位とギリギリの通過。浮上を狙いましたが、結果的に最下位に。1区から北村・キピエゴ・髙木選手と主力を並べましたが、キピエゴ選手の区間9位が最高で14位。その中、5区激坂王で有名になった弓削選手が区間11位。往路は15位に。復路は主力を起用した6区7区で遅れてしまい、8区でまさかの繰り上げ。9区で最下位になってしまいました。山登りの他では1年生和田・占部選手が何とかまとめられたのが収穫でした。

区間賞一覧MVP

区間 名前学年・大学名 区間タイム
1区(21.3㎞) 篠原倖太朗③・駒澤大 61分02秒
2区(23.1㎞) 黒田朝日②・青山学大 66分07秒
3区(21.4㎞) 太田蒼生③・青山学大 59分47秒
4区(20.9㎞) 佐藤一世④・青山学大 61分10秒
5区(20.8㎞) 山本唯翔④・城西大MVP 69分14秒
6区(20.8㎞) 武田和馬③・法政大 58分02秒
7区(21.3㎞) 吉居駿恭②・中央大 62分27秒
8区(21.4㎞) 塩出翔太②・青山学大 64分00秒
9区(23.1㎞) 倉本玄太④・青山学大 68分51秒
10区(23.0㎞) 岸本遼太郎②・東洋大 68分51秒

 1区駒澤大が先手を獲って、そのままいくかと思われましたが…、やはり箱根は別物ですね。2区3区4区3区間連続で青山学院大が区間賞を獲得し、あっという間に先頭独走状態に持ち込みました。これは、本当にびっくりしましたね。

 なお、2区黒田選手3区太田選手は、マラソン世界記録を出したシューズと同じものを履いていたとか(日本は抽選限定での購入で、2足のみ)。ちなみに耐久はマラソン1回分ということで、本当に長いロードを走るのに特化している機能だそうです。いずれまた歴史を変えていくかな?

 山は凄かった。城西大山本選手がほぼ山の神記録の69分14秒の区間新!MVP相応しいですね。ちなみに、現在のコースは、旧区間記録より僅かに距離が長いそうなので、実質山の神を超えてきているそうですね。6区法大武田選手、7区吉居駿選手も持っている力を出し切りました。

 また、8区と9区は青学大の塩出・倉本選手。青学大は復路のメンバーは全員区間記録にチャレンジしている姿が印象的でしたが、その中で2人獲得、往路含めて5人が獲得しました。なお、5人全員直前にインフルエンザにかかっていたというのですから、本当に分かりません。

 最後の10区は、ちょっと予想していなかった東洋大岸本選手。東洋大あともう少しで総合3位突入できるかもというところまで追い上げる見事な走りでした。やっぱり東洋大は強い、そう思わせる場面でした。

まとめ

・青学大太田選手の駒大ハンター
・箱根は2区3区でいかに流れを加速させられるか
・城西大史上初の総合3位
・東洋大見事復活の総合4位
・法大早大創価大の安定感、箱根は強い帝京大
・10区で決着!大東大が逆転で9年ぶりシード権獲得!
・国士大大健闘12位、体調不良者続出中大無念13位

・来年は…國學院大が台風の目か!?

 MVPに輝いたのは城西大山本選手ですが、優勝校からMVPを出すとすると、間違いなく青学大太田選手になりますね。僅かに追い風気味で、前半下り基調だったとはいえ、10㎞27分26秒ととんでもないタイムで突っ込んで、史上最速の大学生ランナー駒大佐藤選手に追いついて、湘南大橋で突き放しました。参考でハーフマラソンで日本記録をはるかに上回る記録は、箱根駅伝では毎年日本人最速ランナーになっていますね。

 本当、1年生の時も駒大を3区で捉えて、2年生の時は4区でこちらは故障明け急仕上げながら、駒大に追いついて中継所でデッドヒートを繰り広げていました。本当に万全なら駒大の優勝を阻み続けているのですよね。そしてこの度、マラソンにもチャレンジ。まさに箱根からマラソンへ、を体現していると思います。

 また、一つ思ったのは、出雲駅伝・全日本駅伝の1区2区と、箱根駅伝の1区2区はやはりちょっと違うものと感じますね。出雲駅伝は1区2区で、全体の3割を占めていますし、ここで抜け出すと手は付けられない。全日本駅伝は特殊な区間編成なので当てはまらないのですが、トラックのスピードを起点としている駒大に非常に合っている区間距離ですね。

 対して箱根駅伝の1区は、全体の1割。2区を合わせても全体の2割程、まだ190kmほど8名の選手が繋ぎますので、1区2区で決め切るのは容易ではないなというのも感じます。まして青学大は、マラソンにもチャレンジさせるくらい、長い距離にかけているチーム。そこに駅伝男が入ってくると、こっちも手が付けられないのだなと思いました。

 優勝争い以外も、城西大の史上初の総合3位、山本選手を起点として往路の頑張りが凄かった。東洋大も松山選手の復活で士気が上がって、一気に表彰台が狙える4位にまで昇りつめました。連続シード権ということでは、法政大・早稲田大・創価大もまずまず。この3チームの取り組みももっと注目されていいと思います。

 シード権争いは、一斉スタートの絡みもあって、見ている方も具体的な展開が分かりにくい、ハラハラドキドキがありましたね。その中で、帝京大の4年生の選手の奮闘、そして大東大は転倒と大失速と2度のアクシデントがありながらも、山区間と終盤区間での勝負強さが光りました。それぞれの強みが出ての復活シード権でした。惜しかった東海大と国士舘大も今後に注目。

 逆に箱根駅伝の怖さとして、冷え込んでくる12月でのコンディショニングについてもあげられます。11月下旬~12月上旬だった青学大はバッチリ合わせて、12月10日前後だった國學院大は何とか乗り切りました。でしたが、12月下旬だった中央大は、本当にどうにもならず…。苦肉の策で元々のオーダーそのままで挑みましたが、シード権に挑みました。本当にいろんなことを垣間見た第100回大会になりました。

 来年度の展望は早すぎますが、基本的には往路メンバーの4区以外が残る青山学院大が中心になるのは間違いないでしょう。早くも10時間40分切を目標に始動しています。1年後どうなっているか分かりませんが、駒大ら打ち破りたいと思っているチームも、そこを考えてチーム作りしていく必要が出てきます。

 対抗は、スピードエースがまだまだ残る駒大は勿論ですが、國學院大もチャンスを迎えると思います。今回はインフルエンザと、1区と5区の不発に泣きましたが、2年生以下8人で総合5位に入ってきていて、伸び盛りの選手が多くいます。青学大の初優勝時も、前年は10分以上離された5位からの圧勝劇でした。今度は、國學院大がやる順番…というのは安直でしょうか?今後も、もう少し各区間・各大学細かい詳細を行っていきますので、宜しくお願いします。

本年もよろしくお願いいたします。


コメント

  1. 水戸さん より:

    まずは、いつも楽しいブログをありがとうございます!

    今年は正直、予想することすら必要ないくらい駒澤の1強とおもっていたのですが、
    まさかこのような展開、結末になるなんて、、だから箱根駅伝はおもしろい!

    正直、1区当日変更で駿河台のレマイヤン選手に、駒澤、篠原選手に変わったこと、
    しっかり篠原選手がついていったこと、でこれはもう決まりかなっと思っていました。
    (荒巻選手も仕方ないとは思いましたが、そんな無理してついて、、って思ったくらいでしたし…)

    確かに、荒巻選手が粘り、35秒差で渡せはしましたし、黒田選手の快走もありましたが、
    3区にわたった時点で、秒差関係なく、トップでわたり、
    「あ~予想外のこともあったけど、これで駒澤決まりか、、、」
    くらいに思っていました…

    その後の展開はみなさんが知っている通りですが、
    私的には、太田選手の快走はもちろんですが、

    「佐藤選手の最初の1kの入りが勝負をわけた一番のポイント」

    と思っています。

    山川選手はまさか佐藤選手が抜かれてくる、なんて想像だにしなかったという動揺があったでしょうが、
    4秒ならすぐ追いついて、、、って感じにもなったと思います。

    それを許さなかった佐藤選手の入りの1km

    ここで一気に15秒差になったのが、勝負をわけたポイントだと思っています。

    もし、山川選手が追いついて並走して、とタラレバを言えばきりがないですが、結果は違ったものになったかもしれません。

    監督から指示があったのか、駅伝男の感覚なのか、はわかりかねますが、この1kmが勝負をわけた1番のポイントだと思っています

    • konijnenhofje より:

      同じ見解のお方に出会て嬉しくてなりません。。下記の投稿を青山学院応援のスレッドに書き込んだ者です。
      「殊勲賞は黒田と太田だけど、敢闘賞の荒巻、技能賞の佐藤の貢献もものすごく大きいよな。佐藤一世の4区経験者ならではの(普通なら怖くて踏み切れない)猛ダッシュ、目の前で起こった出来事なのに4区未経験に加えて体調にも不安を抱えた駒沢の山川には追いかける勇気がなかった。2~3キロで4秒差が大差に・・・・ここで事実上勝負が決まった。猛ダッシュは指示でなく間違いなく自主判断だろう。素晴らしい。」
      負けるはずのない佐藤圭太が抜かれたことに対する精神的動揺が凄く大きかったであろうことも付け加えねばいけませんね。4区最初の1キロの映像を見られなかったのが心残りです。

      • 水戸さん より:

        コメントありがとうございます!同じく同じ見解のお方と出会えてうれしい限りです!

        周りに言ってもだれも納得してくれなかったのでw

        山川選手も、正直アップ前は(多分時間的には、2区終盤くらいでしょうか)
        少し詰められたけど、佐藤選手が引き離して、自分は入りをしっかり入って、後半ビルドアップくらいに思っていたかもしれません。
        しかし実際にアップが終わってみると展開はまるで想像だにしない状況
        動揺しないほうがおかしいです!
        (正直、佐藤選手の出雲、全日本の駅伝、27分28秒を見ていて誰が追い抜かれるのを想像できたか…)

        その精神的動揺を見越して青山 佐藤選手が入りの1kmを仕掛けたのか?
        映像で見れなかっただけに、その映像をみながらぜひ本人コメント聞いてみたい!

        • hakonankit より:

          >水戸さん・konijnenhofjeさん
          3区が終わった地点では、まだ駒大にも優勝のチャンスは多いにあったのですが、仰られるように青学佐藤先生の勢いよい突っ込みで、流れを完全に青学大にしましたね。

          駒大は山川選手は、好調ではなかったので、三本柱を並べて、確実にトップでくるようにして、山川選手の力を引き出す作戦だったと思いますが、青学大が力でねじ伏せていったのは圧巻でした。

          青学佐藤選手の実際の気持ちは分かりませんが、意外と一気に離れて、行ける!という感覚もあったかもしれません

  2. おぎやん より:

     いつも細かいデータも楽しみにしており、ありがとうございます。
     今回の結果としては、「(4年生がそこそこ走れて)最強世代の3年生がいる青山は強いはず」と思っていたら、思っていた以上の強さでした。
     学年があがるほど強くなると思うので4年生の「寄与」というか「依存」というべきか、データ化してみてもいいかなと思いザッとまとめてみました。
     10区間中、5区間以上なのは4校で神大7人、駒澤・帝京・日体5人。駒澤以外は、イメージ的にはスカウト力がそれほどでもない「育成型(?)」の大学が多い感じですかね。
     逆に、1・2年生主体だったのが駿河台9人、國學院8人、明治6人。まぁ、他大学も力はあっても出場なかった選手もいると思うので単純な話ではないけど、伸びしろはありそうだし、注目したいですね。

    • hakonankit より:

      >おぎやん さん
      青山学院大は、神野世代や森田世代、近藤世代のように、3年生が凄く元気なときに、凄まじい爆発力を発揮することがあるように思います。勿論、4年生が締めるところを締めて噛み合っているのでしょう。

      4年生が多いところでは、神奈川大が次年度どうなるか。主力選手もかなり抜けますし、新指揮官の船出が気になります。

      3年生以下が多いところでは、やはり國學院大でしようか。平林世代が最終学年になりますし、山本選手が今回は欠場。上原選手も力が発揮出来なかった中、上がり目はかなりありそうです。

  3. なかじ より:

    管理人さん、第100回箱根駅伝まとめお疲れ様でした。いや〜、青学強かったですね。駒大は強かったですが、青学はもっと強かった。12月にインフルなどのトラブルがあった中で。休養が超回復につながったんでしょうか。中大…。

    1区の荒巻選手が好走し、2区黒田選手の適性ある走りで駒大との差をつめ、3区太田選手でトップに立ち、4区一世選手で圧倒し、得意な先頭走りで総合優勝。凄すぎました。水戸さんのコメントの通り、4区の入りの1キロで勝負が決まりましたね。20キロのスピード&持久力に自信のあった一世選手と、股関節の不安と予想外のタスキリレーで心理面が整わなかった山川選手。録画映像を見返すとスタートして約300m付近、道路左側から右に引かれた最後の青ラインを境にタイム差(総合タイム3時間08分20秒に青学通過)をみると駒大と8秒差(50m差以上)になっていました。勢いが違いましたね。

    ハイライトは太田選手。59分台で3区走りきっても余裕さえ感じる姿。絶対的な自信と初マラソン学生最高記録を狙うことも視野に入れたスピード&持久力は、青学の選手を勢いづけるだけでなく、駒大の心理面に大きなダメージを与えました。ゲームチェンジャーの能力を最大限発揮しましたね。

    原監督の采配もハマりました。適性ある調子の良い選手を配置できたことと、2人分確保したアディダスの高級ハイスペック厚底シューズを厚トレ充分の2区黒田選手と3区太田選手に履かせ、彼らの能力を最大化させたことなど。「準優勝でいいよ」と本音8割で部員に大会前に語ったようですが、勝機もしっかり想定していますね。改めて凄みを感じました。

    駒大は伊藤選手の欠場が痛かったですね。確かに青学6区の野村選手も58分14秒と快走し、復路も強かった青学でした。ただ、駒大6区57分台前半で1分30秒差以内のタスキリレーなら、7〜9区は初出場の青学に、経験者の駒大がプレッシャーをかけ、違ったレースも考えられました。雪辱に期待したい。

    ただ次大会は青学有利ですかね。2区に黒田選手、3区に太田選手のダブルゲームチェンジャー、山もリベンジ成功の若林選手と57分台も視野に入れる野村選手、4区でも8区でも行ける塩出選手などと有望。
    新入生にポテンシャルの高い折田選手や、黒田弟選手なども加わります。管理人さんの考察楽しみにしています。

    管理人さんのおかげで、第100回大会も楽しめましたし、勉強になりました。ありがとうございました。
    今後もよろしくお願いします。

    • hakonankit より:

      >なかじさん
      青学原監督の、懐の深さ・引き出しの多さが、一枚も二枚も上回っていた感じですね。何とかして、駒大の三本柱、特に佐藤選手を好きにさせないようにする執念が勝りましたよね。佐藤選手で先頭に立てなければ、駒大の威力はかなり落ちるとみての、2区黒田3区太田選手に勝負シューズ着用での当日変更、考えに考えつくした作戦でしたよね。4区佐藤選手は、駅伝なので序盤から突っ込むつもりだったとは思いますが、僅差先頭のシミレーションは行っていたでしょう。

       駒大も当初のプランは少し崩れてしまったのは痛かったかもしれませんね。箱根1区は、後方集団が牽制さえしなければ、それほど差をつけられず、区間特徴やオーダー編成としても2区3区4区が差が付く区間だというのが再認識されましたね。伊藤選手も走れないことはなかったみたいですが、今回は初出場の帰山選手がプレッシャーになったと思います。

       来年度は、自分も現時点では青学大が一番優勝に近いと思います。とはいえ、95回・99回も似たような状況で、ブレーキが出ていますので、このあたり青学大がどうまとめていくかかなと思っています。

  4. サバまさし より:

    箱根駅伝の面白さや怖さを実感した大会でした。
    史上初の2年連続3冠をさせなかった青学の走りは素晴らしかったですし、ここまで駅伝5連勝を果たした駒澤も素晴らしいチームだったと思います。

    数年前から10人全て区間上位レベルを揃えないと勝てない時代になった印象でしたが、今はその上でゲームチェンジャーもいないと勝てませんね。

    青学四連覇以降は連覇するチームが無く、2019青学や2022駒澤のように全日本優勝チームが勝てないことも増えた気がします。箱根で出雲全日本と見違えるような走りをする選手もいて、戦力の絶対値というよりもピーキングが合うかどうかが重要になってるとも思います。

    新入生も強く青学時代再来の予感もしますが、近年の傾向からするとそう簡単にはいかないかなと思います。駒澤も万全の山川選手、伊藤選手が揃えば強力ですし、國學院も来年は10人以上揃えられそうな気配がします。
    東洋早稲田も収獲が多かったと感じますし、創価帝京あたりも主力が残って来年はより強化してきそうですね。

    ほぼ毎日に渡る更新ありがとうございました。
    楽しみにしていますので無理のない範囲でこれからもブログを続けてくださると嬉しいです。

    • hakonankit より:

      >サバまさしさん
      箱根駅伝は青山学院大が獲りましたが、ここ数年三大駅伝全体でみると、駒澤大学が一番勝っていますので、それぞれが素晴らしいと思います。まあ、トラック志向が多い駒大が出雲・全日本、マラソン志向が多い青学大が箱根、これはこれで自然な結果なのかもしれません。

      青学大が、久々の連覇チャンスを迎えていますが、國學院大ら別のチームが止めに入るのかも注目です。駒大は4年生の穴が気になりますが、山は万全なら強さは保持していますので、まだまだやり返すチャンスはありますね。

  5. niki(246‐) より:

    今年ほどピーキングの大事差を痛感した年は私が見た箱根駅伝では初めてでした。

    上位の大学ですとそれができたのは青山学院・城西大学・東洋大学かなと思います。
    青山学院は3区の太田選手で勢いにのり、佐藤一世選手の1kの飛び出しで完全に自分たちのペースに乗りましたね。往路で2分30秒以上の差は現在の駅伝では勝利を決定づける差になりました。来年も主力が数多く残ります。特に2区黒田選手・3区太田選手は箱根では止められる選手はいないのではと感じさせます。
    城西大学は理想通りのレースで1区野村選手が区間3位でこれたのが大きかったですね。
    復路は耐えるレースになりましたが、10区間の選手がほぼ力相応の実力を出してくれました。
    東洋大学は底力をみました。梅崎選手が正直耐える区間になると思いましたが、途中から國學院の平林選手と並走して、最後抜け出すという会心のレースをしてくれました。
    松山選手も区間2位の力走。山も大崩れせす、復路も9区吉田選手・10区岸本選手が区間2位と区間賞。4年生中心のチームでしたが、下級生が存在感を見せてくれました。

    一方で駒沢大学・國學院大學・中央大学は試練でしたね。
    駒沢大学は山区間予定の山川選手・伊藤選手のが本調子でなかったのが痛かったですね。あとは3区佐藤圭太選手で先頭とれなかったのが焦りを生んだと思います。来年主力の4年生が抜けて現段階ですと層が薄くなってしまいます。ただ藤田監督もおっしゃていますが、箱根駅伝ありきのチームではなくて世界を目指す育成方針で青山学院にリベンジしてほしいです。
    國學院大學も1区での出遅れは痛かったですね。ただ優勝を目指す以上伊地知選手はいかざるをえないので難しい所ですね。山区間も5区上原選手が上手くいかず、6区後村選手も伸びませんでした。
    中央大学はやるせないといいますか、直前合宿での集団体調不良では手の施しようがないですね。区間配置をみた時に退路をたった覚悟のあるオーダーだと思いましたが、逆にそうせざるを得ない状況だと実感しました。

    そのほかの大学では国士館大学が個人的には一番のサプライズでした。2区終わった段階で厳しいなと思いましたが、そこからブレーキなくビルドアップしていき全体10区間全員力相応の実力をだしきったのではないでしょうか。日本大学西村選手・安藤選手。東京農業大学並木選手・深堀選手。駿河台大学ㇾヤイマン選手・倉島選手も随所に存在感をみせていました。

    来年の箱根駅伝は現状青山学院大学1強でしょうか。そこに駒沢大学・國學院大學・東洋大学が追いかける構図になるかとおもいます。
    ただ先ほど駒沢大学もそうですが、特に東洋大学・中央大学・城西大学・順天堂大学・早稲田大学はチーム方針として世界を見据えた育成方針は崩さないでほしいですね。(今年はパリオリンピック・来年は東京世界陸上が控えていますし)

    • hakonankit より:

      >niki(246‐)さん

      城西大学の往路は凄まじかったですね。1区で決め切らなかった展開が多かった中、2区3区と5区にエースを配した中、1区野村選手の集中力は凄まじいものがありましたね。山本選手の記録も間違いなくアシストしていますし、途中まで駒大が視界に入る位置につけることができました。

      東洋大は、シード権を獲得するとして、昨年に近い展開になるのかなと思っていましたたが…2区梅澤選手があれだけ強くなっているとは…!平林選手と一緒に行けたのは良かったと思いますが、一桁順位で3区に入れたのは、次年度に向けても大きいですね。他、国士大を初めシード権とまではいかなかった各チーム見せ所合って、とても見応えあった第100回大会だったと思います。

  6. 北の旅人 より:

    今年も詳細なレポありがとうございました。
    前を走る青学は強かったですし、改めて3冠は難しいですね…
    今回はコンディションが大きく左右した大会でした。中大はまさかだったし
    早大は復路のメンツを見た時に絶望感すらありましたが一般組がよく頑張りました。
    シード争いが面白かったはずですが復路一斉スタートは改善ありそうですね。
    来年は青学、駒大の2強に國學院、早大、創価大あたりが絡んでくるでしょうか⁉
    今年も箱根駅伝フリーダム楽しみにしています!

    • hakonankit より:

      >北の旅人さん
      箱根にかけた青学大の爆発力の怖さを、改めて知ることになりましたね。
      中央大を初め、コンディショニングの難しさもかなり感じつつも、それを乗り越えた強さを感じました。
      早大は、選手層薄い中想定のオーダーが組めなかった中で、良く頑張ったと思います。エースは強いので、必ずチャンスあるはずです!

  7. W勝推し より:

    いつも楽しく拝見しています。

    さて、順位の表ですが、総合10位と12位どちらも大東大になっています。

    これからもよろしくお願いします。

  8. つた より:

    膨大なデータを纏めて下さり有難いです。
    が、総合成績一覧の12位国士舘大が大東大になってます

  9. ハチベエ より:

    いつも楽しみに拝見しております。

    国士舘ですが、28分台の日本人ランナー0人でシード権争いは素直にすごいと思いました。(記録会に全く出ていないわけでもなく)

    ハーフへの調整力が確立されているのであれば、来年以降も楽しみです。

  10. hakonankit より:

    >ハチベエさん
    国士舘大は、全日本予選の時もそうでしたが、狙った主要大会に向けて、独自の調整方法を確立しつつあるように見えますね!3年生2年生の選手の頑張りも多かったですし、次年度注目です!