出雲駅伝2023・全日本大学駅伝2023と立て続けに終了しました。
いよいよ、残る三大駅伝は、箱根駅伝2024(第100回)だけとなりました。
ここまでの2戦を終えて、駒澤大を初め、各大学の傾向や今年の戦力がまた見えてきたところがあると思います。
現状で主が思う、優勝争い展望・区間オーダー・順位予想を記載します。
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今年も強い、いや、昨年よりも盤石の態勢を築いていると言ったほうがいいのかもしれません。
まず、主力選手が豊富。4年生エース鈴木選手は、今年が一番充実して練習を積めているそう。以前は、強い先輩を追いかけて、それで一気に伸びた時期もありましたが、故障にも繋がりました。
それが、最終学年になり、チームを脚で引っ張るために、練習メニューを工夫して、故障をなくしているそうです。実際、駅伝は走力でガンガン押してきています。
出雲駅伝は、アンカーで日本人最高記録をマークして圧倒。全日本7区は、気温が高い中、先輩の区間記録を意識しすぎて区間3位となりましたが、また箱根に向けて仕上げていきそうです。
そして、続く主力選手たちが、非常に駅伝に強いです。3年篠原選手が、まず走力が高い。ハーフマラソンで日本人学生記録をマークすると、1万でも27分台と学生の域を越えています。
さらに格上の相手に食らいつくと+αが出るという選手、1年時日本ICでも2年時の箱根も、ハーフ学生新のときもそう。ハイペースでの競り合いに滅法強いのです。真骨頂は、今年の出雲駅伝。調子があがっていなかったそうですが、IVYリーグ選抜の選手のハイペースに食い付いて、結果的に全員振り切る強者のレースをしました。
箱根2区は、4年鈴木選手が有力視されますが、篠原選手でしっかり上位につけて、鈴木選手を3区か4区にして、一気に突き放す作戦もありかも??
ポイントは、2年佐藤選手。トラックで1500mや5000mで世界を目指している選手ですが、10km強までなら、ロード最強といっていい存在です。1km2分40秒切るペースで突っ込み、そのまま押し切るという、駅伝で理想的なムーヴができるのです。
これが出雲と全日本の2区で非常に活きるのですね。1区からの混戦をしっかり抜け出して、3区に繋ぐのです。駒大としても、1区走者の精神的負担は楽になるし、他校の1区2区走者は、強大なプレッシャーに襲われるわけです。だから、駒大がするすると抜け出してく。はっきりいって、出雲と全日本はMVPといっていいです。
とはいえ、ハーフマラソンは、未知数なところはあります。本人コメントでは、2区5区6区以外ならというところまで力は付けるあるようですかね。走るとすると、3区か7区だと思いますが、ここは繋ぐ感じなるのかも??他校が付け入る隙とすると、そこになりますが…
とはいえ、他にも箱根駅伝のように長い距離で威力を発揮する選手は他にもいます。同じ2年山川選手の評価が鰻上り。彼もロードで前半突っ込んで粘り倒す“駅伝走り”が得意な選手。
しかも彼の場合、長い距離に強い、アップダウンに強い、強風などタフな条件に強い、箱根駅伝で真価を発揮します。前回山登りもぶっつけに近い形で70分台で走り、往路優勝を決めています。
勿論、今回も5区候補ですが、4区や9区でも、かなりのパフォーマンスを発揮しそうで、他に5区の目処が立てば、さらにオーダーの幅が広がりそうです。
山といえば、前回山下り6区区間賞の2年伊藤選手を、もう一度起用することもできるので、山に関しても基本的に盤石の構えでいます。
他にも駅伝でしぶい走りをする選手がいるのですね。4年安原選手は繋ぎ区間定番になってきて、徐々に長い距離の安定感が増しています。当日変更が多かった同じ4年赤星選手も、いい意味で目立たない走りができています。
また現4年生によるレギュラー争いも非常に熾烈、抜群のスピードがある赤津選手がここにきて1区の目途が立っていますし、過去駅伝経験者の花尾・白鳥選手は、今回起用されてもおかしくないほど調子が上がってきていて、
唐澤・金子選手あたりは十分に箱根駅伝16人エントリーメンバーに入るまで、状態が戻ってきているとのことです。まあ、4年生が強いので、現1年生の有力選手を起用できないのが悩みだそうですが…ここは来年以降の話ですね。
チーム全体としては、本当にレベルが高いですし、S・A・B・Cのランク付けの練習メニューも、非常にチームにマッチしていて、どんどん選手が台頭してくるわけですね。普通に予想してと言われると、かなり多くの人が、駒澤大を箱根駅伝優勝予想に挙げるのではないでしょうか。
その強大な駒澤大に、昨年総合記録で2分以内でゴールしたチームが中央大なんですね。1区溜池選手で好スタートを切ると、2区吉居大3区中野選手が連続区間賞で単独トップに立つという爆発力を見せます。
4区で首位を譲りますが、5区山登り阿部選手でも一時駒大との差を大きく詰めるなど、駒大に食い下がっています。その時の往路メンバーの5人と、復路エース区間9区を走った湯浅選手が健在ですので、爆発力で対抗することは可能なチームです。
まずは10月頭に5千m13分20秒台と、学生の域を超える記録を出していた4年中野・2年吉居駿選手が主力となってきますね。その勢いで、出雲駅伝に臨みましたが、主力を起用できなかった1区で大きく出遅れてしまいます。
2区中野3区吉居駿選手で一気に追い上げたかったところですが、後方からそれも向かい風の中で攻めていくのはなかなか難しかったようで、区間6位と区間11位とまったく思うような成績を上げられませんでした。
全日本駅伝では、彼らの自信を取り戻す場として、1区吉居駿2区中野選手でした。前半の混戦の中、区間3位と区間6位で走り切り、駒大が見える位置に踏みとどまりました。このあたりは、箱根に向けてもう一度力を溜められそうです。
そして、大きなポイントとなってくるのが、やっぱり4年吉居大選手。2年時の箱根1区区間新の衝撃、そして3年時の大学三大駅伝はすべて区間賞を獲得する大活躍!特に箱根駅伝ではエース区間2区で区間賞、苦手と言われていた上りも走力と意地で関係ないところを示していました。
再び、トラックで世界を目指していて、秋口には世界ロードレースと出雲駅伝の連戦で結果を残す予定でした。でしたが、8月下旬に、新型コロナで体調を崩して万全ではありませんでした。そのため、ロードレースのみの出場し、駅伝は全日本駅伝のみ。
その全日本大学駅伝は、先の吉居駿・中野選手に続く3区起用。かすかに見えていた駒大を追っていこうとしましたが、思うように身体が動かず。区間11位の走りで逆に順位を落としますことに…。
とはいえ、吉居大選手は、過去も外したレースの次のレースで修正してくることが多いのは、過去のレースでも証明済み。この2か月間、藤原監督とともに慎重に心身研ぎ澄ませてくるか。
そして、ロードで手堅いエース格も育ってきていますね。大きく評価を上げてきているのが4年湯浅選手。2年時の箱根9区3位で、チームの10年ぶりシード権獲得に大きく貢献しています。長距離に強く、フルマラソンを既に2度走って2度とも2時間15分台でまとめています。
藤原監督が、前回2区3区区間賞メンバーがいる中で、箱根2区候補と話していましたが、出雲6区・全日本7区ともロング区間で区間2位にまとめていました。それぞれ単独走と競り合いと違う展開だった中ですので、安定感高いですね。
これに2年溜池選手も結構ロードに手堅い選手。よく先の中野選手と吉居兄弟で4本柱と言われることも多く、トラックのタイムも伸びていますが、駅伝では彼が一番安定感が高いような気もします。
前回の箱根駅伝では手堅くスタートするために1区起用でしたが、出雲・全日本では中盤区間で区間3位付近で毎度まとめてきています。今年の箱根駅伝はで、もし湯浅選手が2区に入るとなると大幅にオーダーが変わるでしょうから、山を除いてあらゆる区間で起用の可能性がありそうです。
さらに、2年連続5区山登りを走った3年阿部選手も、出雲・全日本駅伝ともしぶとい走り。山登りに関しては、前回は前半から飛ばして駒大を一時視界にとらえるところまで追い上げた選手。山登りか平地か分かりませんが、彼もある程度駒大に対抗できる選手です。
この他に、全日本駅伝でデビューしたスピードランナー2年吉中選手や、10月レガシーハーフで62分台を長い距離で結果を出している3年山平選手ら選手はいるのですよね。復路はまだまだ上がるかもしれません。
この後、ハーフマラソンやMARCH対抗戦などで箱根メンバー入りを狙う選手が出場してくるので、このあたりのメンバー争いは楽しみです。
こうなるとやはり、先の前回総合2位のメンバー6人の調整やパワーアップになってきますね。走力は高い選手たちばかりです。駒大を逃がさないようにという気負いがあったように思います。自信を持ってスタータラインに立てる状態なら、往路2区3区で駒大を逃がさないようにすることは十分可能です。
やっぱり気になるのが、青山学院大。10年近く大学駅伝優勝争いを繰り広げている青山学院大。前回の箱根駅伝は、4区まで駒大と大接戦を演じています。山が予定の選手を起用できないなどで一気に3位争いに後退しましたが、平地8区間ではほぼ競っていました。
その時のメンバーが多く卒業し、前半シーズンではシード権争いもあるのではというほとパワーダウンもしていました。それでも、高校時代有力選手が多く入学し、選手層が分厚い青山学院大。
秋に5千m13分30秒台マークが5名出るなど、記録ラッシュに沸き、一気に優勝戦線に戻ってきました。出雲駅伝は、駅伝未経験者が多かったこともあり、凸凹駅伝になり総合5位になりましたが、
全日本大学駅伝ではバッチリ。2区黒田選手で総合2位争いに浮上すると、アンカーまで続いた総合2位争いを田中選手が制して、総合2位を確保しました。トップ駒大と3分34秒差つきましたが、出雲駅伝5位・全日本駅伝2位からの総合優勝は、過去に青学大は達成しているので、やっぱり怖いか。
”新駅伝男”と言われている2年黒田選手がかなり勢いがあり、出雲2区区間賞デビュー、全日本も2区2位の走り。夏に山登り5区候補と言われていましたが、スピードの切れ味を見ると、箱根駅伝2区など往路区間前半でも勝負できそうな感じです。
そして、もう一人怖い”駅伝男”が3年太田選手。1年時の箱根駅伝3区2位の走りで、駒大らを交わして先頭に躍り出たのは、本当に衝撃的だったのではないでしょうか。2年時の4区も、急ピッチで仕上げたとは思えないほど、高いレベルの走りで、4区2位で先頭争いを繰り広げました。
例年より仕上がりが早く、今年は全日本駅伝に初登場。7区区間5位となりましたが、箱根駅伝での走り方は、誰よりも分かっている選手です。箱根2区3区4区の、往路主要区間どこで起用しても、爆発力ある走りを期待できるのは楽しみ。
そして、4年佐藤選手は、下級生の頃から、主要区間を引っ張っています。本当に欠かせない存在です。今年はトラックのタイムもぐっと伸びてきています。大学駅伝は、出雲・全日本は本調子ではなかった感じですが、それでも上位候補相手に食い下がっていました。1年時の4区以来往路に登場して、優勝戦線にチームを押し上げる走りをしていくか。
前年優勝争いから脱落してしまった山ですが、今年は選手がいます。先の黒田選手も5区山登り候補ですが、2区候補にも挙がるほど調子がいいです。ここは、2大会前に区間2位で走っている3年若林選手再登板なのかなと思っています。
あの時の、長いストライドですいすいと駆けあがっている姿は衝撃的でした。それからプレッシャーなど色々苦労していましたが、全日本駅伝は、予想外の1区で復帰。直前で発熱もあったそうですが、途中で飛び出す気合のレース。箱根に向けて自身の調子が上がってくるでしょうか。
下りに関しては、前年も候補に挙がっていた4年小原選手がついに全日本で大学駅伝デビュー。4区で一度走れたのはつながるでしょうか。同じく昨年候補に挙がっていた3年野村選手も、出雲駅伝で1区を走っていますね。
この3年生世代はやはり気になっています。出雲駅伝で野村選手が1区、鶴川選手が6区を走りましたが、思うような走りとなりませんでした。全日本は、当日変更要因から外れてしまったのが気になりますが、彼らの持っているスピードやポテンシャルは、駒大逆転には必要になるはずです。
彼らやレギュラーを狙っていくチームは、世田谷246ハーフMRACH対抗戦に出場してくると思いますが、そこでの仕上がりが一つ確認したいですね。
そして、総合優勝へ最後のひと押しとなってきそうなのが、3年田中選手。スピードランナーが多い青山学院大の中で、ひときわ目立つロードの鬼タイプ。1年時から、本当のロード力がないと走れないと言われる世田谷246ハーフで優勝するなど、長い距離のポテンシャルは、チーム屈指のものがあります。
過去の大学駅伝は、前半から突っ込まざるを得ない展開で力を発揮できませんでしたが、今回の全日本駅伝アンカーでついに実力を発揮。2位でタスキをもらい、10秒後ろに2チームいる状況でしたが、これがなかなか追いついてきません。
残り5㎞くらいでさすがに追いついてきますが、そこから三つ巴の激しいバトル。残り2㎞で仕掛け合いが始まりますが、最後に制したのは田中選手。笑顔で総合2位のゴールをテープを切りました。このレベルの走りができなら、箱根終盤の9区で、一つ大きな力になるのかもしれません。
こうみると、4年佐藤3年太田2年黒田選手と、往路を務められる駅伝男がいますし、5区山登りも過去好走経験のある若林選手が復調しつつあります。そして、田中選手や3年生世代を初め選手層はやっぱり厚いです。最後は結局青山学院大、という展開に持っていくでしょうか。
もう1校強いチームがありますね。ほとんど駒澤大の選手が区間上位独占していた中、7区ロング区間で、区間賞を獲得したのが、國學院大3年平林選手。チームとして昨年度も表彰台争いを繰り広げていますが、ついにエースがここまで強くなりました。
平林選手自身、1年時の出雲駅伝からずっとロング区間を担当。箱根駅伝はいきなり9区を担当し区間2位の5人抜き、前回はエース区間2区を走りました。
長い距離に無限の可能性を感じる反面、スピード面やラストスパート面が課題と言われていました。それが夏前に1万m27分55秒をマーク。全日本8区は、3位争い激しいバトルを最後まで続けての区間賞でした。
駒大の選手との展開の違いはありますが、これは強いですね。箱根駅伝2区で区間賞を目標に動き出しています。この走りなら、66分台は十分にターゲットにできそうな印象です。
主力格はほかにも多くいます。全日本駅伝3年連続アンカーで、区間3位以内と安定した走りを見せている4年伊地知選手は、こちらもスタミナパワーから、スピードもついてきている選手。
箱根駅伝は2大会前はエース区間2区、前回は5区山登りを担当しています。山登り自体は、故障明けぶっつけになってしまったのですが、上り調子の今回出走することになれば、かなり上ってくるのでは…??
今年絶好調なのは2年上原選手。春に1万28分30秒台をマークすると、出雲駅伝1区を担当。ハイペースの中区間3位にまとめると、各チームのスピードランナーが集まる全日本3区でも区間3位。往路3区候補になってくるのではないでしょうか。
成長していると言えば、同じ2年髙山選手も面白い存在。早くから長距離ロードでタフなコースが得意ということでチーム内注目高かったそうですが、今年の箱根8区・出雲5区・全日本4区と比較的アップダウンの多い区間で、安定した走りが続いています。チーム状況からすると往路4区もあるかどうか??長い距離で真価を発揮するはず。
これにスピードランナーがどこまで復調してくるか。2年青木選手は、三大駅伝皆勤を続けていて、この世代一番出世が早かった選手。出雲2区は不調でしたが、全日本5区で順位を上げる走りで復調気味。往路3区もありですし、7区や9区もあり??
ちょっと心配なのが、2年連続箱根3区で好走している3年山本選手。夏に疲労骨折をして、走り込みが不足している中で、出雲・全日本駅伝と連続で出走し、もう一つの動き。抜群のスピードを誇る彼が復調すれば、箱根に向けてピースが揃ってきます。
そして、もう一人気になる選手。3年佐藤選手の存在。前回の箱根10区を走って、チームの順位を4位に引き上げてゴールした選手。故障が多いのですが、そうでなければ、山登り候補というほどロードの鬼。全日本からエントリーしたところ、もしかするともしかするかも…??
こうなると、平林・上原・伊地知選手ら強い選手を前半から並べたうえで、5区山登り佐藤選手で勝負ということも??駒大勝負はそれでも厳しいのですが、総合2位争いということでは、少なくとも目は離せません。
山登りの話をしましたが、正直駒大を正面から倒せるとすると、山登りの神が出てきたときだと思います。そして、現時点で5区が非常に強いと言われているのが、出雲駅伝で2位3位に入って駅伝ファンを驚かせた創価大と城西大になります。
全日本大学駅伝は、それぞれ城西大5位と創価大6位とシード権を獲得するも、1位駒大や2位青学大らからは引き離され、ややトーンダウンしましたが、箱根往路で、もう一つ花火を打ち上げる可能性があります。
特に創価大の5区山登りを予想されている3年吉田響選手は、駒大の大八木総監督が認める”駅伝男”。1年時に東海大時代に、5区山登り70分台の区間2位を叩き出したのは、多くの人に鮮明に記憶されていますが、その時より明らかに力がついています。
出雲駅伝5区は、前の駒大を追い上げて区間賞を獲得すると、全日本大学駅伝では、4区までにシード権と2分半差をつけられた場面で、大幅区間新の大爆走!一気に秒差まで迫ってきました。テレビであまり映ってませんでしたが、これは物凄い走りでした。
もともとアップダウンなど山登り適正が高い中で、”駅伝男”の異名が付くほどの高い駅伝力が誇る吉田響選手が走ったら、どれくらいの記録が出るでしょうか。旧区間記録と言われる順大今井正人選手の69分12秒を切って、68分台突入しても…なにも不思議ではありません。
そして、創価大は3年前往路優勝して、追いかける駒大から逃げに逃げ続けて、総合優勝あと一歩まで迫った実績を持っています。
往路4区間までもある程度目処が立っていて、出雲3区2位好走の3年リーキー選手に、もう一人の吉田姓の3年吉田凌選手が出雲全日本アンカーともに好走、他にも出雲4区区間賞の山森選手に、出雲1区好走2年石丸選手に、全日本1区好走の1年織橋選手ら、
結構頭数は揃っているのですよね。もし4区までに好位置をつけて、吉田響選手で爆走して往路優勝した場合、6区山下りだけ分かりませんが、1万m28分台の桑田選手やロード特化の志村選手ら4年生が待ち構えているのではと思います。そうなると、創価大が怖い可能性は…あります。
そして、城西大は、5区山登りを含めての往路爆発力が怖いのですよね。前年5区山登りで区間新を出して”山の妖精”と言われた4年山本唯選手が健在。本人は最後の年で2区希望していますが、2区を争っているメンバーも強いのですよね。
実際、出雲駅伝と全日本大学駅伝で、チーム順位を引き上げたのは2年キムタイ・齋藤選手。キムタイ選手は、昨年までは特別目立つ存在ではなかったのですが、今年の秋になって覚醒!
出雲駅伝・全日本大学駅伝ともに3区に起用され、ともに区間賞を獲得!前のチームをガンガン追いかけていってチームの順位を引き上げているのですよね。これなら箱根2区や3区でも相当チームを引き上げるのでは…。
もう一人齋藤選手も同様に爆発力を秘めています。出雲駅伝1区は転倒のアクシデントがあって区間10位となったものの、全日本大学駅伝は4区で大激走!8位でタスキを受けると、一気に順位を引き上げ、6人抜きで総合2位に進出!
結果的に、3区キムタイ4区齋藤選手が連続区間賞!13位から2位まで引き上げて、出雲駅伝再来かと思わせました。この時は野村・平林選手ら、故障明けの主力選手がいて、少し順位を下げましたが、ほぼ危なげなく上位を確保しました。
この4年山本唯・2年キムタイ齋藤選手が、エース力ということで駒大ら強豪校に近い位置にいるような気がするのですよね。これに前回1区好走の野村選手に、もう一人前半区間で活躍をしている4年山中選手の調子が整えば、往路はかなりいいところにいきます。
選手層面はギリギリですが、前回9区でトラックシーズン活躍した平林選手に、三大駅伝の起用が続く桜井選手や林選手らもいますので、往路優勝してそのまま流れることができます。
勿論、駒大5区起用予定の山川選手が、少なくとも70分台では走ると思うので、本当に旧区間新くらいは出さないとならないのですが、要注目のチームなのは間違いないです。
駒澤大学
1区(21.3km)赤津勇進④
2区(23.1km)篠原倖太朗③
3区(21.4km)佐藤圭汰②
4区(20.9km)鈴木芽吹④
5区(20.8km)山川拓馬②
6区(20.8km)伊藤蒼唯②
7区(21.3km)唐澤拓海④
8区(21.4km)赤星雄斗④
9区(23.1km)安原太陽④
10区(23.0km)花尾恭輔④
2年連続3冠が見えてきた駒澤大。基本的に10区間盤石なのですが、先の通り、出雲全日本ともに無双していた佐藤選手が、ハーフマラソンだとそこまで走れない可能性があるというところで、オーダーを考える必要が出てくるでしょうかね。それから、唐澤選手が何とか復活していればいいなと思っています。
赤津選手がそのまま箱根も1区務めていて、佐藤選手は起用する案ら3区。挟むように2区4区は篠原・鈴木選手でガンガンいくのがいいかなと思っています。5区と6区は今年も山川・伊藤選手でいいかなと思っています。本当は4区に山川選手起用できれば、かなり逃げれそうな気がしていますが…。
佐藤選手は起用するなら7区あたりで、勝負を決めに掛かる形になると思います。そして赤星選手8区、下りが得意な安原選手が9区、練習はできているという花尾選手がヴィクトリーロードで優勝のゴールテープを切れればというのが思うところですかね。他にも、白鳥選手や庭瀬選手に1年生もいますので、強いとは思いますね。
中央大学
1区(21.3km)吉居駿恭②
2区(23.1km)中野翔太④
3区(21.4km)吉居大和④
4区(20.9km)湯浅 仁④
5区(20.8km)山平怜生③
6区(20.8km)大澤健人④
7区(21.3km)吉中祐太②
8区(21.4km)阿部陽樹③
9区(23.1km)溜池一太②
10区(23.0km)白川陽大②
スピードエースが何人もいて、やっぱり上振れた時は、駒大を上回る可能性があるチームなのは、中央大かなぁと思います。全日本駅伝で一つ序盤の上位争いを経験したことで、中野選手と吉居兄弟が、調子を上げてくれることを期待して序盤3区間の予想です。
そのうえで、復路にも溜池選手ら主力選手を残しておくことはあるかなと思います。なので、湯浅選手を4区にして攻めていくのかなと思います。山は別で準備しているという情報もあるので、阿部選手でないなら…山平選手あたりになる?6区は…多分大澤選手か浦田選手あたりと思います。
1区から何とか駒大に食いついて、何とか3区で逆転して先頭に立てるような、昨年のような展開になればと思いますね。スピードのある吉中選手が7区、8区や9区にも主力を残しているので、いつでも駒大や他強豪校とバトルできるようなオーダーになれば。
青山学院大学
1区(21.3km)志貴勇斗④
2区(23.1km)黒田朝日②
3区(21.4km)太田蒼生③
4区(20.9km)佐藤一世④
5区(20.8km)若林宏樹③
6区(20.8km)小原 響④
7区(21.3km)塩出翔太②
8区(21.4km)荒巻朋熙②
9区(23.1km)田中悠登③
10区(23.0km)佐々木塁④
出雲5位・全日本2位とあげてきた青山学院大、なんだかんだで仕上げてくるでしょうか。少し希望的観測も入れてのオーダー予想です。ここにきて調子を落としているっぽい鶴川・野村選手は、敢えてオーダー予想から外してみました。
なんとか志貴選手が復活して1区に入れるようならオーダーが組みやすい。5区に黒田選手を置ければ最高ですが、あのスピードは2区もいいと思います。そして箱根男の太田選手を再び3区、駅伝経験豊富な佐藤選手を3年ぶり4区、復調気配のある若林選手2年ぶり5区にしてみました。6区は4年生の中で候補となっていたはずの小原選手あたりですかね。
復路は、ハーフ62分台経験のある塩出選手に、全日本駅伝で好走している荒巻選手や田中選手あたり、高いレベルで手堅く走れていれば、いいところくるでしょうかね。アンカーは、調子上がっている選手でいいと思います。全体的には、5区黒田選手なら、その黒田選手までに駒大らから引き離されないようにというところでしょうかね。
國學院大學
1区(21.3km)後村光星①
2区(23.1km)平林清澄③
3区(21.4km)上原琉翔②
4区(20.9km)伊地知賢造④
5区(20.8km)佐藤快成③
6区(20.8km)嘉数純平②
7区(21.3km)青木瑠郁②
8区(21.4km)鶴 元太③
9区(23.1km)高山豪起②
10区(23.0km)山本歩夢③
主力が回復途上の中、全日本駅伝3位表彰台に入ってきた國學院大も、打倒駒大に上がってきますよね。1区後村選手に目処が立ってきたので、2区平林選手と、伊地知選手は今回4区でいいのかなと思います。そして両駅伝好走した上原選手を今回は3区でいいのかなと思います。
5区山登りは、全日本メンバーに入った佐藤選手いけないかな?とみています。練習詰めていれば、かなり手ごわい選手のはず。山下りは、ついに嘉数選手になるでしょうか。主力を置いてもいいのですが、やはり平地区間を強化したいところ。
復路は、ロードに強いという高山選手が主要区間9区で軸。7区に復活下限の青木選手、山本選手は回復期間をギリギリまで置くということで今回は10区。8区は調子を上げている選手になりますが、昨年も候補になった鶴選手が走れたらなと思っています。表彰台以上は十分狙えますね。
順天堂大学
1区(21.3km)三浦龍司④
2区(23.1km)浅井皓貴③
3区(21.4km)吉岡大翔①
4区(20.9km)村尾雄己②
5区(20.8km)神谷青輝③
6区(20.8km)服部壮馬③
7区(21.3km)海老澤憲伸③
8区(21.4km)藤原優希④
9区(23.1km)石井一希④
10区(23.0km)斎藤舜太④
ちょっと元気がない順天堂大学ですが、序盤から並べていく形になるのかなぁ。今回は三浦選手は、3年ぶり1区にして、出雲・全日本ともに結果を残している浅井選手がエース区間2区を務めるのではないでしょうか。ここで上位に食らいついている中で、3区吉岡選手に頑張ってもらう感じかなぁ。失速の原因がわかれば、起用する区間も分かってきます。
山は、ここ2年間控えだったと思われる神谷選手に、昨年も予定していた服部選手の3年生組になるのではと思います。復路は石井・藤原選手をはじめとした上級生中心と思います。また、全日本欠場した海老澤選手が、何事もないことを祈りたいところです。
早稲田大学
1区(21.3km)間瀬田純平②
2区(23.1km)石塚陽士③
3区(21.4km)山口智規②
4区(20.9km)伊藤大志③
5区(20.8km)諸冨 湧③
6区(20.8km)北村 光④
7区(21.3km)菖蒲敦司④
8区(21.4km)長屋匡起①
9区(23.1km)佐藤航希④
10区(23.0km)菅野雄太③
全日本駅伝は、調子がいい選手とそうでない選手がはっきりしてしまった早稲田大。とにかく調子がいい選手を並べていくしかないのかなと思います。2年連続で1区間瀬田2区石塚選手に、今回は山口選手が3区で、伊藤選手はできれば山から降ろしたいところです。
ただ、そうしたところで5区山登りが誰になるのやら…。ある程度やれそうな4年佐藤・1年長屋選手が全日本駅伝欠場したので悩むところ。…諸冨選手再登板ある??復路は、6区山下り北村選手が順調なので、4年菖蒲・3年菅野選手ら前年の好走メンバーで、何とか凌ぎたいところです。
法政大学
1区(21.3km)松永 怜④
2区(23.1km)武田和馬③
3区(21.4km)大島史也②
4区(20.9km)宮岡幸大③
5区(20.8km)高橋一颯③
6区(20.8km)三原伶王④
7区(21.3km)野田晶斗①
8区(21.4km)宗像直輝④
9区(23.1km)稲毛祟斗④
10区(23.0km)高須賀大勢④
2年連続出雲駅伝直行ローテとなる法政大。1区は切り込み隊長となっている松永選手で、前回同様好スタートといきたい。その後、どうなるか…。小泉選手が好調なら2区としたいが、そうでないなら、山下りの武田選手が2区に入るかもしれませんね。出雲3区もこなしていたと思います。
その後スピードある大島選手に、前回7区の宮岡選手を4区に、山は新しいメンバー高橋・三原選手か。復路は、出雲アンカーの稲毛選手9区軸に調子の上がっているメンバーか。前回出走の宗像・高須賀選手に、全日予選好走野田選手も復調してきていますので、彼らで凌げれば。何とかシード権に食らいついていく形になってきますかね。
創価大学
1区(21.3km)織橋 巧①
2区(23.1km)リーキー カミナ③
3区(21.4km)石丸惇那②
4区(20.9km)吉田 凌③
5区(20.8km)吉田 響③
6区(20.8km)齊藤大空①
7区(21.3km)小暮栄輝③
8区(21.4km)志村健太④
9区(23.1km)山森龍暁④
10区(23.0km)桑田大輔④
往路優勝一発があるかもしれない創価大。1区は織橋選手に目処が立ったか、留学生はやっぱりリーキー選手の方が良さそうなので2区はこちらで、3区石丸選手で凌げれば面白いはず、4区は出雲全日本ともにアンカーで好走の吉田凌選手で追い上げムードを作り、5区山登り山の神宣言の吉田響選手でどこまでいくか。駅伝男+山登り適正は、やはり区間記録いってもおかしくないように思います。
6区は3年連続走った選手が卒業したので分かりませんが、1年生でいける選手以内か。復路は長い距離に自信のある上級生。山森選手を軸にして、復活の桑田選手に、志村・小暮選手ら長い距離で結果を出している選手。一発往路優勝できれば、一気に総合優勝への道が開けそうな感じがします。
城西大学
1区(21.3km)山中秀真④
2区(23.1km)ヴィクター キムタイ②
3区(21.4km)野村颯斗④
4区(20.9km)斎藤将也②
5区(20.8km)山本唯翔④
6区(20.8km)中島巨翔①
7区(21.3km)林 晃燿③
8区(21.4km)桜井優我②
9区(23.1km)平林 樹③
10区(23.0km)久保出雄大③
出雲駅伝3位躍進、全日本駅伝もうまく戦って過去最高5位の城西大。箱根駅伝本番も、過去最高の6位を更新してもおかしくありません。なんといっても、山の妖精の山本唯選手がいます。本人は2区希望ですが…今回は往路4区まで突進できるような戦力を有しています。
キムタイ選手がついに駅伝で覚醒して、エース区間2区でも起用できそう。続いて齋藤選手も非常に仕上がっていて同じく2区でも走れそうな形。最終的に上り基調の4区にしてみました。これでスピードのある山中選手に、野村選手が間に合えば4区まででも十分上位では…。復路は6区だけ再考ですが、林・桜井・平林選手ら昨年のメンバーそのままで良さそうな気がします。やっぱり今年の城西大は楽しみですね。
東洋大学
1区(21.3km)熊崎貴哉④
2区(23.1km)小林亮太③
3区(21.4km)緒方澪那斗②
4区(20.9km)梅崎 蓮③
5区(20.8km)村上太一④
6区(20.8km)西村真周②
7区(21.3km)松山和希④
8区(21.4km)薄根大河①
9区(23.1km)吉田 周③
10区(23.0km)十文字優一④
ちょっと連続シード権暗雲垂れこめている…ような東洋大。とにかく松山・石田選手のエース選手が走れいていなくて、全日本に関しては、出雲駅伝では頑張っていた小林・緒方選手が息切れ気味でした。この2か月間で調子が上がってくることを期待して、2区小林3区緒方選手と予想。全日本1区こなした熊崎選手がそのまま1区、梅崎選手は9区にとる余裕はないでしょうか。
山区間は予想付きませんが、マラソンを走れる村上選手が走れないか。山下りは九嶋・西村選手で調子が上がっている方。復路終盤は、全日本まずまずの薄根選手や、長い距離に強い吉田・十文字選手がいけるか。そして7区でもいいので、何とか松山選手の走る姿が見れれば。10区間手堅く走れれば、シード権以上の戦いは出来るメンツのはず。
大東文化大学
1区(21.3km)入濱輝大②
2区(23.1km)西川千青③
3区(21.4km)久保田徹④
4区(20.9km)ピーター ワンジル③
5区(20.8km)菊地駿介④
6区(20.8km)佐竹勇樹④
7区(21.3km)棟方一楽①
8区(21.4km)西代雄豪③
9区(23.1km)大谷章宏③
10区(23.0km)佐々木真人③
全日本駅伝で、見事18年ぶりシード権獲得した大東文化大。箱根駅伝もそのままシード権といきたいところです。2区は今季好調の西川選手に頑張ってもらって、1区入濱3区久保田選手で3区間でひとまとめ。前が見える展開にして、今回はワンジル選手4区がいいのではないでしょうか。最初の1㎞は抑えて、そこから追撃していく形。
山は前年もいい走りをしていた4年菊地・佐竹選手で、区間5位前後あたりいければ、総合10位以内に浮上するでしょうか。復路も、前回も9区を走っている大谷選手や、全日本5区で踏ん張った西代選手ら10人走れる選手はいるんですよね。箱根本戦も、前年から見違える走りになるのではないでしょうか。
明治大学
1区(21.3km)綾 一輝①
2区(23.1km)児玉真輝④
3区(21.4km)森下翔太②
4区(20.9km)杉彩文海④
5区(20.8km)吉川 響②
6区(20.8km)堀 颯介②
7区(21.3km)大湊柊翔①
8区(21.4km)鈴木祐太③
9区(23.1km)尾崎健斗③
10区(23.0km)甲斐涼介③
箱根予選連続で2位通過と、予選安定している明治大。とはいえ、長い距離も今年は少しずつ強くなってきているか。4年生エース児玉選手が復帰して2区を任せられそうな感じ。1年生綾選手も順調、4年杉選手も往路でいいのではないでしょうか。森下選手が復調すれば、往路4区間はハマります。
山は現時点で昨年と同じ吉川・堀選手でいいと思います。吉川響選手は昨年は調整の仕方の失敗ということで、次は好走できると思います。復路も、尾崎選手が復調しつつあり、大湊選手の成長もありますのでいいオーダーが組めるのではないでしょうか。
帝京大学
1区(21.3km)福田 翔③
2区(23.1km)山中博生③
3区(21.4km)柴戸遼太②
4区(20.9km)小林大晟③
5区(20.8km)尾崎仁哉②
6区(20.8km)林 叶大③
7区(21.3km)西脇翔太④
8区(21.4km)島田晃希②
9区(23.1km)末次海斗④
10区(23.0km)小野隆一朗④
帝京大は、順調な主力選手は、本当に調子いいんですよね。箱根予選で好調だった3年福田・山中選手と2年柴戸選手は、全日本駅伝の1区2区3区でもそのまま通用するほど実力をつけていました。箱根駅伝もそのまま並べていいのではないでしょうか。
山は現時点で全く分かりませんので、全日本メンバーで走力があるメンバーにしています。復路は、9区は2年連続末次選手か、全日本アンカーの小林選手か。調子のいい方が往路4区になるか。全日本6区で追い上げた島田選手も面白そう。あとは昨年苦しい中引っ張った小野・西脇選手が調子を戻せれば…ですかね。
日本体育大学
1区(21.3km)山崎 丞②
2区(23.1km)山口 廉③
3区(21.4km)漆畑徳輝④
4区(20.9km)大森椋太④
5区(20.8km)住原聡太③
6区(20.8km)内山俊一④
7区(21.3km)田島駿介②
8区(21.4km)山下大毅③
9区(23.1km)平島龍斗②
10区(23.0km)富永椋太③
しっかり、76年連続76回目の出場を決めた日体大。エース格の選手が少しずつ充実してきていますね。3年山口選手が覚醒して上位に食い込みました。2年山崎選手や、前回アンカーの大森選手も調子がいいですね。これに、箱根予選は失敗も、前回3区で好走の漆畑選手の状態が元に戻ってくると戦いやすくなりますね。
山は、下りは内山選手が今年も控えているでしょう。登りは、前任者も含めて再考になってるかな?主力選手に任せるのも手。あとは予選で2年連続二けた順位に入っている平島・田島選手が今年は走ってくるか。選手の人数は多いので、8区や10区などはまた誰か考えていく感じですね。
日本大学
1区(21.3km)西村翔太④
2区(23.1km)J.キプケメイ①
3区(21.4km)下尾悠真④
4区(20.9km)安藤風羽③
5区(20.8km)久保昇陽④
6区(20.8km)山口月暉②
7区(21.3km)冨田悠晟②
8区(21.4km)本間君耶②
9区(23.1km)鈴木孔士②
10区(23.0km)大仲竜平②
見事に4年ぶり復活出場を遂げた日本大。長い距離が弱かったとは思えないほど、15㎞以降、見事な捲りでした。基本的には箱根予選好走メンバーでオーダーは組まれるのかなぁ。日本人エース西村・下尾選手を1区3区に、実は相当強いキプケメイ選手を満を持して2区。現時点でどれくらい走ってくるのか気になりますよね。これで予選は11番手ですが、安藤選手が復調すれば、ひとまずいけるか。
山は分かりませんが、4年目に伸びた久保選手に、3障の力もある山口月選手でしょうか。復路はトラックもロードも結果を出している選手で固めているオーダー。2年生中心になったので、結果的に次の箱根路も見据えている感じにもなりましたね。本戦でもサプライズを起こせるかどうか。
立教大学
1区(21.3km)馬場賢人②
2区(23.1km)関口絢太④
3区(21.4km)林虎太朗③
4区(20.9km)中山凛斗④
5区(20.8km)國安広人②
6区(20.8km)吉屋佑晟②
7区(21.3km)山本羅生③
8区(21.4km)安藤圭佑③
9区(23.1km)稲塚大祐③
10区(23.0km)忠内侑士④
色々ありながら、攻めていって箱根予選を2年連続突破した立教大。長距離ロードでもエース格に成長した4年関口選手がエース格と言えるでしょう。今年こそ2区か。あとは長い距離手堅い中山選手や、2年生成長盛りの馬場・國安選手、前回1区の林選手らで往路でしょうか。なお、おそらく主力選手の誰かで山登りにと思っていますがどうでしょうかね?
復路は、今回の予選好走している4年忠内・3年稲塚選手に、今回の予選今一つでしたが、自己ベストは主力に肩を並べている山本・安藤選手が調子を戻して、走れるようになれば、シード権争いまで浮上はあるか。前回通用しなかった往路がどうなるか、まずは注目です。
神奈川大学
1区(21.3km)宮本陽叶②
2区(23.1km)小林篤貴④
3区(21.4km)宇津野篤④
4区(20.9km)巻田理空④
5区(20.8km)佐々木亮輔④
6区(20.8km)高橋銀河④
7区(21.3km)三原涼雅①
8区(21.4km)大泉真尋④
9区(23.1km)大岩歩夢④
10区(23.0km)高潮 暎②
2年ぶりに予選突破となった神奈川大ですが、エース小林篤選手が強くなっていますね。箱根予選も日本人上位でバトルして、選抜で出場した全日本3区でも区間4位好走。俄然楽しみになってきました。箱根予選の成績からすると、宮本選手に1区走ってもらって、宇津野選手や巻田選手あたりで往路いい流れで繋いでいけるか。
山も主力選手ですね。ロード力は鬼の佐々木選手らで往路一桁いけるか。高橋選手に適性があれば6区で、ここで逃げ切りシード権を図るか。あとは4年目で対応してきた大岩選手や、1万m28分台を出している高潮選手らで繋いでいければ、いい争いはできるのかなと思います。
国士舘大学
1区(21.3km)山本龍神④
2区(23.1km)ピーター カマウ③
3区(21.4km)生駒直幸②
4区(20.9km)西田大智③
5区(20.8km)山本雷我④
6区(20.8km)勝部愛大②
7区(21.3km)岩下翔哉②
8区(21.4km)渡辺大喜③
9区(23.1km)鈴木伸弥③
10区(23.0km)生田目惇③
国士舘大は、トラックの記録が上がりつつあるので、駅伝に繋がっていくかですね。基本的に、全日本駅伝1区から4区のメンバーがそのまま往路に入るのかなと思っています。山本龍選手が1区凌いで、カマウ選手に攻めてもらう。課題の3区も生駒選手が力をつけています。4区は、ここにきて一気に力をつけた西田選手が担えそうです。
山登りは、山本雷選手が絶対の自信あるでしょうから、ここでシード権内に突入できるような流れにしたいですね。6区は昨年もエントリーの勝部選手、それから2年世代で岩下選手が走れればと思いますがどうでしょうか。あとは、鈴木・渡辺選手ら力をつけつつある3年生の選手。今年は、今までより戦えるはずです。
中央学院大学
1区(21.3km)伊藤秀虎④
2区(23.1km)吉田礼志③
3区(21.4km)工藤巧夢③
4区(20.9km)近田陽路②
5区(20.8km)飯塚達也④
6区(20.8km)前原颯斗①
7区(21.3km)稲見 峻①
8区(21.4km)安藤武留③
9区(23.1km)柴田大輝③
10区(23.0km)黒岩勇禅②
中央学院大も、主力選手ずらり並べるとなかなかですよね。大エースの吉田選手が2区、そして4年間かけて力をつけた伊藤・飯塚選手が往路か。山下り好走経験のある工藤選手も予選でチーム上位、今年の前半戦話題になった2年近田選手も順調ですね。このあたり主力選手から山登りを走れる選手が出てくればと思います。
さらに予選は走っていないですが、1万m28分台ベストマークの稲見選手や、前年28分台出した安藤選手や柴田選手らが復路に入ってくるでしょうか。黒岩選手らせも成長著しいですよね。こうみると、予選9位通過以上に総合力が高いチームのように感じます。
東海大学
1区(21.3km)兵藤ジュダ②
2区(23.1km)石原翔太郎④
3区(21.4km)花岡寿哉②
4区(20.9km)南坂柚汰①
5区(20.8km)野島健太③
6区(20.8km)湯野川創②
7区(21.3km)水野龍志③
8区(21.4km)鈴木天智②
9区(23.1km)竹割 真②
10区(23.0km)折口雄紀④
エース選手が不調でもなんとか全日本9位に食い込んだ東海大。とにかくエース石原選手が2区に戻ってくる想定でオーダーを組んでいます。3区花岡選手も動かしたくないので、スピードある兵頭選手を1区に、安定感あるルーキー南坂選手を4区にしています。これに、越・梶谷選手らが復調してくるといいのですが…。
山は、卒業しているので分かりませんが、全日本3区走れた野島選手やスピード抜群の湯野川選手で。また、予選チームトップの鈴木選手が、全日本走らなかったので、復路に予想。他、全日本アンカーの竹割選手を9区、一定の安定感のある折口・水野選手が走れればと思います。総合力はある程度あると思うので、何とか噛み合ってほしい。
東京農業大学
1区(21.3km)圓谷吏生②
2区(23.1km)前田和摩①
3区(21.4km)原田洋輔②
4区(20.9km)並木寧音④
5区(20.8km)深堀 優②
6区(20.8km)髙山匠也③
7区(21.3km)実井智哉③
8区(21.4km)長谷部慎④
9区(23.1km)高槻芳照④
10区(23.0km)田中莉生④
ルーキー前田選手旋風の流れに乗って、全日本・箱根ともに復活出場を果たした東京農業大。往路も前田選手を中心に戦いながら、何とかシード権ラインに粘りにかかるでしょうか。全日本1区の圓谷選手が、箱根1区も担えるとオーダー編成も楽になりますかね。2区前田・3区原田・4区並木選手と並べて、全日本以上の農大旋風といきたい。
山は全く分かりませんが、主力で全日本に出なかった2年深堀選手に、3障経験がある髙山選手。復路は繰り上げ回避もあるので、柱の高槻選手を9区に残すのでは。それと4年生も中心に編成されるのではないかなと思います。前田選手がいきなり2区で記録を残すのか、どこまで上位に留まれるか、色々楽しみです。
駿河台大学
1区(21.3km)古橋希翁①
2区(23.1km)S.レマイヤン①
3区(21.4km)新山舜心④
4区(20.9km)東泉大河②
5区(20.8km)岡崎 樹②
6区(20.8km)大橋正昊①
7区(21.3km)小池祐希②
8区(21.4km)倉島啓人②
9区(23.1km)藤井空大②
10区(23.0km)加藤亮太③
前残り見事に決めて2年ぶり2回目の箱根路を射止めた駿河台大。チームの緩い雰囲気をなくすため、20人以上もの退部者を出して、何とかチームの活性化を図ったのが実りました。基本的に4年新山選手を除いて、主力選手は一新された形になるでしょう。
空き加入の新留学生レマイヤン選手や、1年生ながら各レース好走が続く古橋選手、エース候補の東泉選手らで往路は担う形になるでしょうか。山に関しては、現時点で全く分かりませんかね。あとは2年では藤井・小池選手、1年大橋選手が間に合えば、ぐっと総合力アップか。徳本監督の「楽しむ」というのが、今回どういう形になるか楽しみ。
山梨学院大学
1区(21.3km)村上大樹③
2区(23.1km)J.ムトゥク②
3区(21.4km)髙木翔瑛④
4区(20.9km)北村惇生④
5区(20.8km)島津裕太④
6区(20.8km)髙田尚暉③
7区(21.3km)新本 駿④
8区(21.4km)塚本陸斗②
9区(23.1km)徳田秋斗③
10区(23.0km)大西 陸③
よもやの最下位通過、しかも秒差でギリギリの第100回大会出場となった山梨学院大。エース格の選手は強く、個人3位のムトゥク選手に、2年連続日本人上位集団で戦った北村選手と核となる選手はいます。このほかの選手がどこまで戦えるか。スピードのある村上・髙木選手がさらに状態を上げてくると往路で戦えるか。
山も主力選手で走ってくるでしょうか。島津選手あたりが復活して担えればと思いますがどうか。山下りは前回同様髙田選手でいいかな?その後は、新本選手や、今年の成長株3年徳田選手あたりでそつなく繋いでいければ。十分上位相手に見せ場を作れるチームではあるはずです。
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1位駒澤大学
2位中央大学
3位創価大学
4位青山学院大学
5位國學院大學
6位城西大学
7位明治大学
8位大東文化大学
9位帝京大学
10位東海大学
11位早稲田大学
12位東洋大学
13位神奈川大学
14位中央学院大学
15位立教大学
16位法政大学
17位順天堂大学
18位日本体育大学
19位日本大学
20位東京農業大学
21位山梨学院大学
22位国士舘大学
23位駿河台大学
優勝予想は現時点では駒澤大揺るがないですかね。佐藤選手がどうなるか分かりませんが、花尾選手などの復調もあるので、総合力は抜けていますかね。これに、スピードランナーが120%調整できた時の中央大や、山の神一発がある城西大創価大、状態が上がったらやっぱり強かった國学院大や青山学院大らでひしめいているのではないでしょうか。
7位以下ははっきりいって分かりません。全日本駅伝では大東大がシード権を獲得しましたが、今年は結構入れ替わりそうな気がします。早大・東洋・法大・順大がちょっと上位盤石というのには不安ありでしょうか。
予選校も1位から10位通過くらいまで、はっきりいって分かりません。7位から19位くらいまで大混戦になるのではないでしょうか。山が分からない、選手層に不安、エース力がどうか、一長一短ではっきりいって分かりません(汗
11月~12月上旬までの記録会、そして実際の区間エントリーなどをみて、もう一度予想しなおします!
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】