新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2023年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
昨日より、長野県菅平高原〜峰の原高原を拠点に強化合宿に入りました。代表レースで中国にいる吉田、また更なるレベルアップを考え実業団合宿に参加している上級生もおり、全てが揃っているわけではありませんが、この夏をしっかりと乗り越えて強さと確実性を高めていきたいと思います。 pic.twitter.com/2LXZ22znVo
— 中央学院大学駅伝部 (@cgu_ekiden) August 5, 2023
続いて、懸命に高速化と戦い続ける…エースはユニバ代表選出!中央学院大学です
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【中央学院大学】第100回箱根駅伝2024へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
高速駅伝に乗れそうで、もう少し…というレースが続いている。3年前の箱根駅伝予選会が予選落ち、実に18年ぶりだった。2年前の箱根予選は通過して、2年ぶり本戦出場を果たした。昨年度は、全日本予選は通過するも、箱根予選は15㎞以降に失速してしまい予選落ち…。
その直後の全日本本戦は、5区あたりまでシード権内で戦う意地を見せつつ、総合13位となった。通用する場面も見せるも、中々上位で戦いきれないもどかしい戦いが続いています。
今年は3月に、吉田選手が学生ハーフ3位入賞!コロナ禍で久々となったユニバの代表に選ばれます。関東ICでは近田選手ら若手の上位入賞者も出て、着々と強化は進んでいるようだった。
実際、6月の全日本予選は、総合力で懸命にボーダーライン上で食い下がった。最終組終盤に、吉田選手が脱水症状に陥ったものの、総合7位以内に入ったように見えた。ただ、フラついた際に、何度も内側に脚が入ったことでまさかの失格…。
箱根予選通過するしか、今年はなくなった中央学院大。とはいえ、総合力が確かにあることは証明した全日本予選でもありました。現時点での戦力のまとめをしていきます。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
4年生主力選手について
伊藤秀虎④28分36秒72/14分06秒01≪23全予4組22位、22箱4区19位、21:全5区9位、箱予115位、20:全6区14位、予190位≫
飯塚達也④28分45秒15/14分03秒54≪23全予3組4位、関東IC5千18位、22予168位、全予3組15位≫
瀬沢瑛洋④29分25秒61/14分19秒78
井潤翔太④29分33秒23/14分18秒88
前新城羽信④29分34秒24/14分30秒37
谷口唯翔④29分45秒07/14分18秒27≪21:予124位≫
上野南翔④29分53秒02/14分23秒39
久我駿太④29分53秒61/14分31秒98
この世代は、伊藤選手が抜けていましたが、少しずつ他の選手の台頭がありましたね。昨年からフル回転しているのが飯塚選手。昨年度、全日予選・箱根予選と連続で走って、今年は春先に1万m28分台!完全に主力の仲間入り、全日本予選では3組4位の好走で、他校の主力と戦えるようになりました。箱根予選で、昨年の168位からのジャンプアップに期待。
そして伊藤選手。全日本予選で2年連続最終組を任されるなど、トラックを中心に主力の一角になっています。駅伝では、全日本駅伝5区9位の成績があるほか、箱根も往路を経験しています。4年目になって、箱根予選でも初めて二けた順位を獲得して、貯金を稼げればと思っています。
このほかの4年生は少し差がありますが、2年時の箱根駅伝でエントリーに入った井澗選手は、今季も1万m29分台と健在。他、瀬沢・前新城選手なども、記録会で食らいついていますね。最後の夏合宿で伸びてきた選手は昨年もいますので、箱根予選でのエントリーにも注目です。
3年生主力選手について
FISUワールドユニバーシティゲームズin成都(8/6)
ハーフマラソン団体3位🥉✨
吉田礼志は日本人トップの4位入賞✨ pic.twitter.com/Me6utQ6BrX
— 中央学院大学駅伝部 (@cgu_ekiden) August 6, 2023
吉田礼志③27分58秒60/13分45秒39≪23ユニバhalf4位、全予4組DQ、22全2区5位、予68位、全予4組8位、箱2区18位、21:全4区10位、箱予130位≫
工藤巧夢③28分44秒01/14分19秒57≪23全予1組26位、関東IChalf、22予188位、箱6区4位、21:箱予262位≫
堀田晟礼③28分45秒89/14分01秒67≪22全3区15位、予245位、全予2組10位、21:箱予186位≫
柴田大輝③28分54秒81/14分18秒64≪23全予2組18位、関東IC1万≫
安藤武留③28分57秒69/14分27秒19≪22全8区13位、予95位≫
蒲田陽生③29分11秒96/14分11秒37≪23関東IC1万≫
清水 猛③29分22秒47/14分20秒78
永野俊祐③29分27秒90/14分33秒38
根本勇紀③29分46秒03/14分39秒74
太田 翔③29分56秒42/14分22秒30
前川洋晴③29分57秒33/14分15秒97
相川歩夢③/14分20秒06
この世代に、中央学院大の枠を超えて学生長距離界の顔の一人となっている吉田選手がいるのですよね。昨年1万m27分台を達成し、今年の3月学生ハーフで靴が脱げるアクシデントがありながら2位。全日本予選は脱水症状に陥った際に、コースの内側に入るシーンが何度もあり、失格というまさかの結果になるも、
8月ユニバ代表ハーフは、日本人トップとなる4位入賞。世界大会も経験して、また一段と大きく成長していると思います。箱根予選は過去130位・68位と思ったような成績は残せていませんが、今度こそ大きく貯金する走りとなるかと思われます。
この他にも選手がいますね。2大会前の箱根駅伝山下りで区間4位好走があった工藤選手は、1万m28分台としっかり主力の一角に。長い距離を中心に強化を進めています。また、今年になって一気に伸びた選手に柴田・蒲田選手がいますね。
柴田選手が1万m28分54秒、蒲田選手も29分11秒。ともに関東IC1万mに出場し、柴田選手はその実績を交わされ、全日本予選に抜擢。2組18位とまずまずの成績でした。このあたりの選手が、箱根予選でも力になると心強い。
さらに忘れてはならないのが、昨年力になっていた堀田・安藤選手。堀田選手は1万m28分台のチーム内屈指のスピードランナー。全日本本戦も3区に抜擢されています。安藤選手は、箱根予選でチームが崩れる中95位と粘り、全日本アンカー抜擢。その後1万m28分台出しているのですよね。春はあまり試合に出ていないですが、復活で来ていれば、心強いです。
他にも、1万m29分台半ばに清水・永野選手らがいて、中央学大としては、主力の世代になってきていますね。この世代がぐっと厚くなっていれば、ちょっとことで予選落ちするチームにはならないはずだ。
2年生主力選手について
三角洸太②29分17秒96/14分17秒67
黒岩勇禅②29分24秒14/14分20秒61
黒谷 優②29分28秒33/14分23秒97≪23関東IChalf≫
小松裕大朗②29分31秒72/14分22秒46≪22関東IC3障10位≫
近田陽路②29分39秒62/14分15秒92≪23全予1組10位、関東IChalf5位、22予179位、全予1組21位≫
黒葛野瑞希②29分42秒62/14分13秒61
坂本 駿②29分50秒00/14分27秒84
成川翔太②30分12秒28/14分20秒51
2年生はちょうど伸び盛りですね。その中で主力格となっているのが近田選手。1年の夏前からある程度長い距離に対応していた選手ですが、今年になってさらに安定感と強さが増してきている印象。関東ICハーフで5位入賞ると、2年連続となった全日予選1組で10位と健闘。2年目の箱根予選、どこまで成績が上がるか楽しみな選手です。
この他にも出てきている選手がいるのですよね。春先勢いがあったのが三角選手と黒谷選手。1万m29分17秒と29分28秒と自己ベスト、さらに29分31秒とで続いた小松選手は、関東IC3障で出場、決勝にも進出するなど存在感を示しました。
他にも、台頭が早かった黒岩選手は、6月函館ハーフで64分49秒で健在。さらにその前後に坂本選手が64分41秒、黒葛野選手が65分12秒と、同世代の選手が続きました。ハーフマラソンの感覚を掴みつつある選手は増えてきているかな?この調子なら箱根予選、この世代多く出てくるかもしれません。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
※自己ベストは、4月1日地点
前原颯斗①14分15秒80≪23全予2組8位、全国1区34位、22高校1区40位≫
山田琉斗①14分23秒59
二井琉輝①14分28秒28
井元陸力①14分30秒55
5000m上位5名平均:㉑中学14分19秒5
鈴木駿介①14分32秒07
安武 克①14分38秒57
吉田 翔①14分39秒00
市川大世①14分40秒36
染谷隆翔①14分40秒81
野見山観人①14分42秒06
山口 優①14分43秒45≪22高校3区42位≫
久保田大雅①14分44秒79
高村紀成①14分45秒01
野村慈音①14分47秒41
石橋楽人①14分49秒43
丸山辰樹①14分51秒16
中谷涼誠①14分54秒80
大塚一輝①14分55秒31
林 愛斗①14分56秒04
松山誠之介①14分56秒28
添石笙太朗①14分59秒66
須恵秀斗①15分12秒72
そして中央学院大は、今年は上位のルーキー勢が早くから力になっているのですよね。4月に稲見選手が1万m28分53秒の好記録、前原選手も29分23秒とまずまずの記録。山田選手も29分47秒の記録を出していて、1年生がいきなり3名、長い距離に適応しつつあることを示しているのです。
関東ICは欠場となりましたが、全日本予選にばっちり合わせてきていて、前原選手が2組8位と好走すると、3組となった稲見選手が組9位の好走。一時通過濃厚となったのに、1年生も大きく貢献しているのですよね。
7月のハーフマラソンはさすがに時計がかかってしまいましたが、まだまだ伸び盛り。夏合宿次第では、十分箱根予選で主力として戦う可能性はありますね。他にも14分30秒台40秒台でかなり多くの人数を確保、また春先に初14分台で、準部員から昇格した選手もいたり、部内競争が激しくなっていますよね。今後の伸びが楽しみです。
【中央学院大学まとめ!】箱根駅伝2024へ向けて
・2年近田選手が安定、1年稲見選手がいきなり1万m28分台!
・まさかの失格も、総合力は見せた全日本予選
とにかくまずエース吉田選手が色々と話題になりましたよね。丸亀ハーフの好走、学生ハーフは靴紐ほどけるアクシデントありながらも2位ユニバ代表、
全日本予選は脱水症状でフラついた際に、内側に入ってしまい失格のアクシデント、ユニバ代表本番では日本人最高の4位入賞。多くの事を経験しながら夏を過ごしています。箱根予選で今度こそ力を発揮できるか。
この他にも主力選手はまずまず結果を残していますね。4年は安定している飯塚選手に、スピード抜群の伊藤選手が引っ張ります。3年は柴田・蒲田選手が今季の成長株、これに昨年から主力の工藤・堀田・安藤選手らが噛み合ってくるかどうか。
2年生は、結果が出始めていて、特に近田選手が1万m以上の長い距離で安定して戦っています。他、トラックでは三角選手ら、長い距離では坂本・黒岩選手がハーフで64分台と一定の結果が出ています。このあたり、総合力アップしていそうか。
そして、1年生が即戦力に!稲見選手が4月に1万m28分台を出すと全日本予選3組でも一桁順位と結果が出ています。前原選手ら29分台を出している選手もいます。順調なら、箱根予選は走るか。いきなり結果に注目の選手になっています。
チーム全体としては、高速化の流れに乗れそうで乗れないもどかしい戦いが続いていますが、全日本予選は通過圏内に付けるなど、結果は出していたと思います。箱根予選こそ、復活の狼煙といえる結果を出したいところだ。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】