全日本大学駅伝2023関東地区予選会が6月17日(土)に行われます。
エントリー詳細は、こちら
それまでに、
出場する全20チームの戦力分析と、組予想を行いたいと思います。
続いて、
巻き返しを狙う古豪・伝統校
✅国士舘大学
✅専修大学
✅日本大学
✅東京農業大学
になります。
その1[麗澤大・駿河台大・芝浦工大・亜大]記事
ページコンテンツ
4組×2名、合計8名のタイムで競い合います。
基本的に上位組の方に実力者を配置するように、申し合わせがあります。
参考:参照サイト
4月日体大
4組
安田快聖④29分51秒11★
小林瑠偉③29分52秒85★
美谷佳輝③30分02秒57
竹前光哉②30分05秒39
落合倭和④30分14秒73
熊谷 澪③30分23秒83
野中創太④30分25秒11
九嶋惠帆②30分31秒15
小谷翼咲②30分44秒49
渡辺健太①30分46秒71
5組
生田目惇③29分36秒33★
水野龍吾②29分48秒93★
松井遼太③29分51秒50
福岡亮宏④29分53秒61★
横田星那②30分13秒18
笹井耕汰②30分27秒78
齋藤正剛③30分49秒44
中西真大④30分58秒75
9組
ピーター カマウ③28分21秒49★4月織田記念・早大
5000m
9位中島弘太③14分08秒42
3000m
中島弘太③8分07秒455月絆記録会
松井遼太③14分19秒02★
小林瑠偉③14分22秒56★
竹前光哉②14分23秒37★
福岡亮宏④14分23秒85★
西田大智③14分32秒37
水野龍吾②14分37秒63
笹井耕汰②14分38秒11
生駒直幸②14分40秒85関東インカレ
10000m
29位山本龍神④29分55秒03
DNS瀬川②1500m
1組10位勝部愛大②3分56秒25ハーフマラソン
6位ピーター カマウ③63分25秒 +3点
24位川勝悠雅②66分12秒
33位生田目惇③69分24秒3000m障害
予選
1組4位安達京摩④8分59秒23 Q
2組11位江上天晴①9分17秒10
2組16位佐藤佑紀①9分30秒34
決勝
5位安達京摩④8分51秒71 +4点5000m
21位中島弘太③14分19秒38
36位富岡晃世②14分58秒07
国士舘大は、箱根駅伝はここのところ連続出場が続いていますが、一方全日本駅伝の予選会はなかなか通過できていないのですよね。でしたが、昨年は久々に出場ボーダーに絡むことができました。トラックの持ちタイムも全体的に上がったような感じがします。
エースは、留学生のカマウ選手に、4年生の山本選手あたりになります。関東ICではカマウ選手はハーフマラソンに出場し6位。この時期はやや苦手ですが、主要大会一定の安定感があります。山本選手は、4月5月と1万m29分台続けてマーク、昨年最終組を務めた2人はひとまず健在と言えそうですかね?これにトラックが得意な中島選手が5千m13分57秒、1万m29分18秒とアップ。この3人が他校主力選手と戦えるかがまず大事。
これに2年生世代のエントリーが多くなっています。箱根駅伝10区出走した川勝選手のほかに、富岡・生駒選手ら将来のエース候補も多くなっています。3年生松井・西田・生天目選手らもじわじわタイムを伸ばしつつありますし、選手層はぐっと厚くなってきていますね。序盤の組も戦えそうな感じがしてきます。
最終組は、2年連続でカマウ・山本選手でいいと思います。カマウ選手はこの時期の気候は苦手ですが、それでも粘りはあると思います。自分のペースで走れれば、十分貯金できる選手。昨年は28分44秒で3位でした。山本選手は、前年は30分オーバーとやや跳ね返されましたが、走力が上がった今年なら戦えるでしょう。中島選手とも迷いましたが、ラストの切れ味が鋭い選手でもあるので、活かせそうな組へ。
その中島選手と、2年川勝選手を3組へ。この2人昨年も全日本予選に出走していて、中島選手2組13位、川勝選手1組14位の好成績を残しています。途中までボーダー争いできたのはこの2人の好走も大きかったですね。一回り成長した今年、満を持して3組以上の組にチャレンジできるかと。特にスピードのある中島選手が、最後まで食らいつければ、、、面白い組になると思います。
2組には、確実に成長してきている3年生の松井・西田選手。松井選手はここのところ主要大会から遠ざかっていましたが、絆記録会で5千m14分19秒ベストとここにきてぐんと状態アップ。西田選手は、昨年度の秋は箱根予選・本選ともに出走するなど、一つレベルが上がってきています。非関東IC組の調整もちょっと楽しみだったり。
あとは横一線ですね。関東IC5千mに出場している2年富岡選手は、自己ベスト何度か出している勢いで。また、4月日体大記録会で1万m、5月絆記録会5千mと連続してベストを出している3年小林選手も出場候補かなと1組で予想してみました。とはいえ、そのほかの選手の記録上は結構横一線でしょうかね。
基本的に、トラックよりロードの印象が強かった国士大ですが、この1年ぐっとトラックのタイムも伸びてきています。失速する組が出なければ、昨年のようにボーダー上に絡んでいく戦いができそうです。
参考:最近の記録
4月日体大
10000m
5組
和田晴之①29分40秒84★
佐藤 陸①29分55秒29★
日比野陸①30分02秒57★
丹柊太郎①30分34秒07★
具志堅一斗①30分43秒70
江幡凛太朗①31分03秒00★
6組
野下稜平④29分46秒11★
山城弘弐④30分24秒43★5000m
12組
水谷勇登④14分34秒30
14組
手塚太一②14分07秒93★
16組
田島洸樹④14分19秒95関東インカレ
10000m
1組11位田島洸樹④28分54秒78★
2組18位ダンカン キサイサ③28分45秒321500m
1組10位樋口拓海②3分58秒98ハーフマラソン
25位中山敦貴④65分33秒
42位山城弘弐④66分34秒
50位福田達也②67分01秒3000m障害
1組8位長谷川源③9分18秒875000m
1組18位水谷勇登④14分32秒22
1組DNS大西①
2組19位手塚太一②14分27秒005月世田谷記録会
3000m
大西裕翔①8分24秒11
10000m
3組
手塚太一②29分48秒17
藁科健斗②29分51秒38
具志堅一斗①29分53秒82
山城弘弐④30分09秒48
江幡凛太朗①30分25秒44
辻 優輝③30分34秒78
兼箇段颯③31分17秒88
佐藤 陸①31分35秒81
一部主力選手がエントリーから外れてしまった専修大。全日本予選は、やや苦手としているので、厳しい戦いになる…と思いきや、トラックの持ちタイムをぐっと縮めてきている選手が多く、また例年以上にトラックへの出場が多くなっています。むしろ、ここ数年では一番楽しみなメンバー構成になっています。
エースのダンカン選手は、コンスタントに28分台中盤あたりを出せるようになってきて、チームを引っ張っています。他校の留学生レベルにもう少しですが、着実に距離は縮まっています。日本人では、トラックが得意とみる田島選手が、4年目でついに28分台。しかも関東ICの大舞台で出しましたので、全日本予選も注目の選手。また、安定感のある4年水谷選手も、何とか間に合う見込み。上位組で戦える選手はいますかね。
全体的には2年生以下も多く、若いメンバーですね。手塚選手ら29分台を出している選手らに、さらに和田選手ら1年生も5名!高校時代に5千m14分03秒を出している大西選手もエントリー。記録会とはいえ、タイムをある程度持っている選手もいますので、そつなく戦えるエントリーにできそうな感じだ。
最終組は、やはりこの2名。ダンカン選手と田島選手と予想します。下級生時には故障もあって、本来の走りができなかったレースがありましたが、少しずつそういうレースも減ってきましたね。今回は28分台など、上位に食い込んでいく走りができると思います。田島選手は、前回の箱根は欠場も、1区の可能性もあった選手。持ち味を生かしたい。
3組は、まずは間に合えば4年水谷選手あたりか。箱根駅伝などロードで安定している選手ですが、前回の箱根前に故障。春になってから試合に復帰し、関東IC5千mに出場。さらに調子を上げてくると思います。もう一人は、若手の中で、最も成長したとみられる手塚選手。関東IC5千mに出場し、大崩れはしませんでした。なんとか粘りたい。
下位の組は、若手中心のメンバーの予想。2組は、専大史上の大物ルーキー大西選手と和田選手の1年生コンビ。大西選手は、大学に入ってからの好走がまだ少ないものの、U-20日本選手権にも出場。状態が上がっていれば、もう一つ対抗戦積ませたい。
和田選手は4月に早くも1万m29分40秒。現時点で、この世代でい一番実績ありますね。他校の主力選手に食いつきたい。1組は、直近で29分台をマークしている2年藁科選手と、もう一人1年具志堅選手。多くの若手に対抗戦走ってもらうことになるかなぁ?あとは関東ICハーフ福田・山城選手らもいますし、層厚くなっていますね。
箱根予選は、個々のところ3年連続予選を突破していますが、全日本予選で久々にボーダーに迫っていけるか楽しみな陣容です。
参考:最近の記録
4月日体大
7組
久保昇陽④29分16秒98★
大仲竜平②29分17秒16★
冨田悠晟②29分28秒59★
大橋 優③30分47秒105000m
下尾悠真④13分56秒60
安藤風羽③14分08秒46★4月法政大
5000m
2組
古川楓馬②14分13秒64★
山口聡太①14分36秒94
10000m
鈴木孔士②29分59秒31★3000m障害
山口月暉②9分01秒01
山室陽太①9分06秒625月GGN
J.キプケイメ①14分15秒20関東インカレ
10000m
10位下尾悠真④28分50秒15★
23位安藤風羽③29分40秒47
DNSJ.キプケイメ①1500m
1組DNS大野③
2組13位山口聡太①4分00秒29ハーフマラソン
20位大仲竜平②65分34秒
29位久保昇陽④68分14秒
34位冨田悠晟②69分34秒3000m障害
1組10位山室陽太①9分11秒20
2組6位山口月暉②8分52秒48 q
決勝
7位山口月暉②8分52秒58 +2点5000m
32位古川楓馬②14分43秒25
DNSキプケメイ①
DNS山口彰①
前回の全日本予選は、見事に通過した日大。そこから主力が入れ替わったものの、連続して出場は決めたいところ。新しい留学生キプケメイ選手は、前年度に1万m28分13秒10の好記録をマークしていたそうですね。大学に入ってからは、まだ調子が上がり切っていないのか、関東ICは欠場に。それでもエントリーはされたので、今度こそ、キプケイメ選手の走りが見れそうだ。
日本人ランナーは、4年下尾選手が好調。関東IC1万mは、28分50秒15と自己ベストをマーク。全日予選は、前年も3組19位と好走しているので、今年もの楽しみな選手。同じく4年主力の西村選手が、今シーズン試合に出ていないですが、エントリー。間に合えば心強い選手。
それ以外の選手も少しずつ伸びてきましたね。少しずつタイムを伸ばしてきた4年久保・3年安藤選手に、大仲・冨田選手ら2年生以下の若手も1万m29分台へ。1年生も3人エントリーしていますね。徐々にチーム状態が整いつつある中で、全日本予選を迎えます。
まず留学生キプケメイ選手は、3組予想に。5月GGNも5千m14分10秒台だったので、3組に配して、確実にボーダーに入ろうとすると予想します。4組には、関東IC1万m組が入ると予想。好調下尾選手に、4月に5千m14分08秒のベストを出している安藤選手。関東ICでも1万m29分台では走っているので、ある程度まとめられるとみます。ボーダーに絡めていれば戦えるメンバーです。
もう一人調子が分かってない主力選手、西村選手は1組で予想。昨年も、ギリギリ間に合わせて1組に入り好走しています。その再現になればと思ってます。3組が一人開きますが、ここに1年生期待の山口聡選手に予想。大学入ってからは、まだそれほどレースに出ていませんが、ポテンシャルは高い選手。状態が合えば、3組で通用する力を有しています。
2組1組の、残り3枠は、少し予想が難しいかなぁ。結局、4月日体大記録会で1万m自己ベストをマークし、ハーフマラソンを走っている4年大仲・2年大仲・冨田選手が入るかなぁ。他にも5月に29分台マークの鈴木選手や、関東ICで7位入賞している山口選手らの出番があるか。
一見、通過予想チームと差があるように見えても、気候が暑くなり、ペースが上がりにくい条件になると、通過圏内に入ってくること日大。一時より戦力が整ってきていて、今年も侮れない存在だ。
参考:最近の結果
4月日体大
4組
吉村智輝②29分49秒90★
実井智哉③29分53秒58★
宮副雅生③30分07秒34
田岡航一③31分05秒12
渡邉有翔①31分11秒00
6組
深堀 優②29分27秒85★
植月俊太①30分52秒06★関東インカレ
10000m
1組13位原田洋輔②28分58秒83★
2組7位並木寧音④28分29秒63 +2点
2組24位高槻芳照④29分28秒141500m
1組11位西 樹③4分01秒02
3組9位田口 豪②4分04秒90ハーフマラソン
33位吉村颯斗④66分02秒
55位深堀 優②67分45秒
DNF圓谷吏生②5000m
1組3位前田和摩①14分09秒71 Q
2組29位植月俊太①15分20秒50
決勝
4位前田和摩①13分57秒25 +5点5月世田谷記録会
3000m
長谷部慎④8分32秒3810000m
3組
髙島侑翔③30分14秒47
宮副雅生③30分17秒39
田岡航一③30分31秒06
髙山匠也③30分34秒10
ここ10年、大学駅伝出場から遠ざかっている東京農業大。ただ、今年は4年生2大エースに、生きのいい若手が出ていて、ここ数年では一番戦力が上がってきています。その2大エース並木・高槻選手が今年は健在。前年は2人とも欠場し、最下位の19位となってしまいました。並木選手が絶好調で関東IC入賞できるほど、高槻選手は状態を上げる最中、全日本予選でさらに走るでしょうか。
そして、活きのいい若手が入ってきましたよね。高校時代から全国区の前田選手が、大学駅伝から遠ざかっている東京農業大へ入部。関東IC5千mで日本人2番手に食い込んで、さっそくその走力の片りんを見せています。また、2年原田選手が、関東IC本番で1万m28分台。他校の主力とも戦えたのは良かったです。
そのあとは、少し実績としては差が開いていますが、同じく2年生で深堀・圓谷選手が1万m29分台マーク、吉村兄弟も少しずつベストを更新、さらに下級生時に主力になりかた長谷部・松本選手が久々エントリー。全日予選当日に誰が調子を上げてくるか、楽しみです。
4組と3組は非常に楽しみですね。4組は関東IC入賞の2人でいいのではないでしょうか。4年並木選手は、連合で箱根2区でも他校のエースと戦い、その後28分16秒自己ベスト。留学生の間にも割って入って、個人でどこまでいけるか楽しみな選手。そして、1年生前田選手、初1万mですが全日本予選最終組でいいでしょう。5千mですでに他校のエースや留学生に割って入りました。実践1万m初でも、かなりいい走りを見せるのではないでしょうか??
3組も強い。調子を上げている最中と思われる高槻選手が、1万mのベストでは一番早い。28分11秒のベストの頃までとはいかずでも、3組の中ではトップレベルの実力になるのではないでしょうか。さらに、関東IC28分台をマークした原田選手もいます。ここまでボーダーに近い位置で戦えていれば、本当に捲れそうなメンバーです。
2組1組の人選は慎重になるでしょう。まず2年の深堀選手。関東ICハーフは失速してしまったものの、トラックでぐっと伸びてきていた選手。2組でラストで上がっていくことができれば。もう一人は、同じ2年から吉村智選手。4月に1万m29分49秒ベストを出して、上り調子の選手。2組の流れに、うまく乗っていければ。
1組は、先手も狙って勝負。4年生長谷部or松本選手どちらかを起用できれば。戻っていれば走力は申し分ないはずです。もう一人は4月に29分53秒ベストの実井選手。その後試合出場はないが、調整をしていると思っています。あとは、2年圓谷選手あたりも復調していると…面白くなってきます。
チームの雰囲気も良くなってきているということ。東農大が、全日本予選で果たして暴れてくるか、要注目です。
続き↓
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】