全日本大学駅伝2023関東地区予選会が6月17日(土)に行われます。
エントリー詳細は、こちら
https://hakonankit-fd.com/article/post-21276.html
それまでに、
出場する全20チームの戦力分析と、組予想を行いたいと思います。
まずは、新興勢力を中心に、
✅麗澤大学
✅駿河台大学
✅芝浦工業大学
✅亜細亜大学
です。
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4組×2名、合計8名のタイムで競い合います。
基本的に上位組の方に実力者を配置するように、申し合わせがあります。
参考:最近の成績
4月日体大
10000m
1組
神之田大翼②30分21秒01★
坂本優騎③31分32秒13
大塚亮之介②31分48秒86
鴨志田遼太郎④31分50秒03
6組
小林丈留③29分40秒93★
今野 純④30分26秒90
大澤巧使④30分58秒234月法大
5000m2組
廣瀬啓伍③14分18秒60
牛ノ濱翔汰③14分34秒66
10000m
鈴木康也③29分09秒83★
工藤大知③29分18秒79★
若田宗一郎④30分34秒725月関東インカレ
10000m
1組6位鈴木康也③28分49秒55★
2組DNSシュンゲヤ②1500m
2組6位牛ノ濱翔汰③3分55秒85ハーフマラソン
40位大澤巧使④66分26秒3000m障害
1組11位若井 涼②9分27秒645000m
1組DNSシュンゲヤ②
2組24位廣瀬啓伍③14分37秒835月東海大
3000m
D.シュンゲヤ②8分00秒895000m
3組
杉本翔輝①14分50秒73
荒原 駿①14分52秒42
宮本大也④14分54秒245組
若田宗一郎④14分48秒38
榊原 巧②14分53秒71
6組
工藤大知③14分12秒37★
牛ノ濱翔汰③14分17秒10★
2019年以来、4年ぶり全日本予選出場となる麗澤大ですが、エースが強いのですよね。今年になって一気に覚醒した2年ネイヤイ選手が大エース。1万m27分台の走力で、各主要大会でもペースメーカーを務めるなど、経験も積んでいます。関東IC欠場して心配されましたが、その後の記録会3000mで、余裕の8分00秒!全日本予選臨戦態勢です。
さらに、3年生には関東学生連合で箱根駅伝に出走している選手が2名!とりわけ、関東IC1万mで28分台を出している鈴木選手が、日本人エース。昨年、箱根予選でも上位好走しているので、4組になってもしっかり勝負できる選手です。次いで、今年の箱根駅伝2区出走の工藤選手も、持ちタイムが上がってきていますね。
その次が、少し落ちてきますが、関東IC5千mなど各大会で安定している廣瀬選手に、直近5千m14分17秒を出している牛ノ濱選手、直近29分台を出している小林選手ら3年生中心。この世代は、麗澤大が箱根予選で2年連続次点になっているのを見て入った世代で選手層が厚いのですよね。彼らがメンバーの中心になるか。
最終組は、先の通り、楽しみな2人。留学生のネイヤイ選手に、日本人エースの鈴木選手。ネイヤイ選手は、春に1万m27分台を出しましたが、関東IC欠場。なので、覚醒してからの対抗戦は、全日本予選が初めてになります。とはいえ、走力は高いので、楽しみの方が多いですね。鈴木選手は、関東ICタイムレース1組で好走、もっとレベルが上がるだろう最終組でも、通用しそうな雰囲気。この2人は他校とも戦えるはずだ。
3組は、3年生の選手が続くのではないでしょうか。長い距離でも安定している工藤選手が、トラックの記録も上がりつつあります。4月に1万m29分18秒、5月に5千m14分12秒とレベルアップ。3組でも通用するか。もう一人は、関東ICを始めコンスタントに5千m14分20秒前後でまとめている廣瀬選手。1万mでも安定した走りが期待できます。
2組以降の4人を、だれを選ぶか、になりますね。まずは、4月に1万m29分台をマークした小林選手。高校時代に5千m14分20秒を切るタイムを出していた選手ですが、ようやく軌道に乗ってきた形。一つ対抗戦を挟んで箱根予選に挑めれば。もう一人は、関東IC3年連続1500mエントリーの牛ノ濱選手。距離対応が間に合うか微妙ですが、スローになりやすい2組で、持ち前のスピードを生かす展開になればと思います。
1組は、3年生以外の選手から選出。4年生今野選手と2年神之田選手。神之田選手は、4月に1万mベストを出して、上り調子の選手の一人。今野選手は、4月記録会で上位組に挑戦して30分26秒、1組なら通用できそうかな?他では、4年生の若田選手らも出走候補になってきますかね。
2019年参加の時は、1組終了時で通過圏内、最終的に13位と健闘していました。今はまたチーム構成が変わり、序盤で上位校と差がつかなければ面白いと感じるチーム構成となっていますね。箱根駅伝での初出場候補の1校ですが、サプライズで通過ボーダーに入ってくるか、注目です。
参考:最近のレース成績
4月日体大
3組
倉島啓人②30分09秒18★
塩路悠耀②30分23秒78★
5組
長田拓巳②29分41秒43★
岡崎 樹②29分44秒04★
加藤亮太③30分47秒64
坂本滉斗②30分55秒63
佐々木瑠希③31分10秒18
永井蒼己②31分22秒36
6組
古橋希翁①29分12秒10★
8組
新山舜心④28分52秒12
東泉大河②29分06秒51★関東インカレ
10000m
1組新山舜心④28分49秒89
2組DNFゴッドフリー②1500m
1組9位黒川拓海②3分58秒35ハーフマラソン
18位小池祐希②65分09秒
28位長田拓巳②65分36秒
DNF岡崎 樹②3000m障害
1組10位小林隼人①9分21秒00
3組12位坂本滉斗②9分35秒225000m
1組23位大橋正昊①15分22秒38
2組12位古橋希翁①14分12秒92 q
2組27位東泉大河②14分54秒07
決勝
16位古橋希翁①14分20秒205月東海記録会
3組
佐々木瑠希③30分31秒07
倉島啓人②30分32秒07
沖勘太郎②30分32秒98★
山内亮威④30分37秒92
塩路悠耀②30分49秒04
藤井空大②31分09秒70
駿河台大も、全日本予選にここのところ定着している新興勢力のチーム。箱根駅伝に出場した2022年の際、その年度の全日本予選は出場次点に迫る勢いがありました。その時の主力が卒業し、メンバー一新して臨む、今年の全日本予選になります。
エースは留学生の2年ゴッドフリー選手、ですが関東ICでは1万mに出場し途中棄権、その状態がちょっと心配ですかね?その代わり日本人エースとなる4年生新山選手が好調。4月日体大と関東ICと連続して1万m28分台を出しています。十分に、最終組で戦える素質は秘めています。
そのほかのメンバーは2年生以下が中心になっていますね。前回も当時1年生ながら好走している東泉選手は、4月に1万m29分06秒のベストと、次期エースの立場に。藤井選手は故障が続いていましたが、復帰して懸命に調整中です。この世代は、昨年末以降に何人も台頭していて、小池・長田選手ら活きのいい選手が出てきています。関東ICハーフも走りましたね。
そして、箱根出場を見て、駿河台大に興味を持った選手が多い1年生世代。全体でも代表格だった大橋・古橋選手が満を持してエントリー。古橋選手が好調で、関東ICでは5千mで決勝に進出し、16位の成績。チーム状態次第では、上位組もありえそうか。このほか、春先に自己ベストを出した選手も多く、勢いあるメンバーで構成できそうだ。
実績と直近の予想、今後を見据えてと色々と考え込んで、このような予想になりました。まず不調が続いている留学生ゴッドフリー選手は、起用するとすると3組。例年29分前半くらいのペースになることが多いですが、何とか乗ってくれればと思ってます。
最終組は、1人は新山選手で間違いないでしょう。最上級生でレース経験も豊富、直近関東ICでも好走が続いています。下級生のエントリーが多い中、ビシッと締める走りになれば。もう一人は、1年生古橋選手を大抜擢!勝負レースとなった関東ICでは、古橋選手が5千m決勝進出。16位と、食い下がっています。ならば、十分最終組でも…と思います。ぜひ頑張ってほしい。
3組の、ゴッドフリー選手の片割れは、エース候補の一人2年生東泉選手。4月1万m29分06秒のベストで一回り成長。関東IC5千mは崩れましたが、実は昨年も関東ICはうまくいかない中、全日本予選は好走。しっかり調整してくるとみての予想です。
2組以下は若手中心。中心となっている2年生世代から、小池・藤井選手が選ばれると予想。小池選手は、昨年の11月に29分38秒をマークで、成長途上の選手。今年は関東ICハーフに出場し、18位と健闘。序盤の組なら通用できるのではと感じます。藤井選手は、故障からの復帰途上ですが、前年も1組で好走。間に合えば、同組で出場かな?
残り2枠は、一人は1年生大橋選手か。高校時代に5千m13分台をマークしている逸材。1万mも29分14秒をマークしています。入学前から不調が続いていますが、少しでも上昇気配あるなら何とか起用してほしい選手。もう一人は、5月記録会で学内トップの3年佐々木選手あたりと思います。
もし不調の主力選手がきつければ、関東ICハーフに出走している長田・岡崎選手や、5月記録会で佐々木選手とほぼ同タイムだった倉島・沖・山内選手らから選ばれるでしょうか。若手や新戦力の経験を積みながら、初出場のチャンスをうかがっていきたい。
参考:最近のレース成績
4月日体大
10000m
2組
浅野龍毅②30分50秒38★
内田 翔④30分50秒59★
石井達也③31分25秒37
3組
平井孝佳③30分19秒24★
松村航汰③31分16秒34★
6組
秋山滉貴③29分53秒13★
8組
橋本章央④28分40秒83★
横尾 皓②28分47秒98★
内山寿頼②29分12秒31★関東インカレ
1500m
1組7位森本博文③3分55秒45
2組9位長谷川琉斗③3分59秒56
3組DNS小坂①ハーフマラソン
22位内山寿頼②65分23秒
27位橋本章央④65分33秒3000m障害
1組13位本田伊吹②9分51秒49
2組DNS大谷④5000m
1組DNS三浦④
2組25位横尾 皓②14分37秒875月東海大
5000m
3組
大野悠翔③14分42秒78
5組
大森隼人③14分38秒20★10000m
2組
戸田雅稀コーチ30分31秒45
丹野暁翔①30分58秒75★
浅野龍毅②31分48秒48
3組
志賀智也③31分33秒44
どんどん予選出場ボーダーラインが上がっていく中、初出場を勝ち取ったのが芝浦工業大。前年の箱根予選で、途中まで健闘して、また橋本選手が同大3人目の、箱根駅伝出場ランナーになっていました。でしたが、出場枠がある全日本予選に出場できるほど、戦力が上がってくるとは…!工学・理工学部中心で、留学生もいない中、確実にレベルアップしています。
エース格は、箱根出場の4年橋本選手に、2年横尾・内山選手の3本柱ですね。彼らが4月日体大記録会で1万m大幅自己ベストを出したことにより、全日本予選出場が決定したようなものだ。このあと、関東ICに、橋本・内山選手がハーフマラソンで出場、横尾選手は5千mで出場。上位とはいきませんでしたが、この経験から、もう一回仕上げてくるでしょう。
それに続く選手が、4年三浦・大谷選手や、3年渡邊・室井選手ら29分台の選手。直近の試合出場がないのが気になりますが、4月記録会でベストを出した選手が外れて、今回の全日本予選のメンバーに入っていますので、臨戦態勢の選手が何人かいると見ます。初陣、どうエントリーしていくか、注目ですね。
基本的には、エース格の3人を上位の組に配置すると思われます。4年生エース橋本選手と、2年生のうちトラックが得意とみる横尾選手。4月に実際28分台を叩き出していますし、しっかり調子が合えば戦える選手ですよね。
初出場がかかる箱根予選でも、彼らが貯金を作るのは大事ですし、この最終組で一ついい勝負ができればと思います。そしてロードが得意かなとみる内山選手を3組に。学生ハーフ64分少し、さらにスピードもついてきていますし、食らいつく力があると思います。まずはこの3人かなぁ。
続くランナーをどうするかが、ちょっと読みづらいですね。先のとおり、29分台をマークしている選手が、ここ数か月試合出場がないのですよね…。とはいえ、4月にベストを出していた新戦力候補の選手がエントリーに入っていないので、何人かは入るのか…。
ひとまず4年生から、三浦・大谷選手がエントリーに入れています。三浦・大谷選手も、関東ICにはエントリーはしていましたので、出走してくるかなぁ…と。持ちタイム的には十分通用すると思いますので、調子が上がっていればと思います。
あとは、直近の記録会で良かったランナーになります。4月に31分台ながら、1万mに出走している石井選手や、直近5千mで14分40秒前後で走っていた3年大森・大野選手になるのかなぁ。5月に31分を切ったルーキー丹野選手の出番もあるかもしれません。他、実績のある選手が調整で来ていれば心強い。
チーム的には、初出場のかかる箱根駅伝予選会に、ピークを合わせに行くのかなと思いますが、ここで箱根予選と戦うチームと多く対戦できるのは非常に貴重な機会。ある程度厳しい戦いになると思われますが、一つでも収穫が欲しい。
ギリギリ20番目の枠を勝ち取り、2年ぶり予選会出場となった亜細亜大でも、ある程度戦力が整っているのが、今の関東地区のレベルの高さですね。大学駅伝復活に向け、ついに留学生導入し、士気は上がっています。その留学生モゲニ選手がまず柱の一人、入学直後の金栗記念でいきなり1万m28分12秒、関東ICは留学生が多くいる中、入賞を逃しましたが、一定の安定感はありそうです。最終組で、個人としてもリベンジですね。
そして、日本人も上位校に勝てるレベルのエースがいるのですよね。3年片川選手が、なんと留学生祭りの1万mで、日本人2番手となる5位入賞!自チームのモゲニ選手にも勝っていました。しかも4月から1万m28分30秒前後で3度も走っていて、高いレベルの記録路を連発しています。本当にエースは強いのですよね。
3番目以下がどれだけ続くか。同じ3年の稲森選手が、関東ICで29分32秒の記録で、対抗戦で一定の目途。関東ICハーフに出場していた外間選手や、ロードで鬼の門田選手も間に合う見込み。1年生ながら早速29分台をマークした高崎選手ら、直近仕上げてきている選手も増えています。十分に20番目から捲っていける戦力を保有しています。
最終組は、先のとおり、何事もなければ、この2名になるでしょう。モゲニ選手と片川選手と、28分台で関東IC上位で戦った2名です。関東ICは序盤スローでしたが、貯金を稼ぐ必要のある全日本予選はもっとハイペースと思います。それでどういう展開になっていくか。片川選手も連戦の疲れがあるかもしれませんが、関東ICよりも箱根予選で戦うメンバーと近い相手にどれだけやれるか、注目です。
3組は、一人は稲森選手になりそうかなぁ?関東ICの1組で、28分台のペースながら、ある程度走れていました。29分前半で流れるだろう3組は、上位のチャンスだ。残りの一人は、5月世田谷記録会の上位組で、まずまずタイムを出していた外間・中西・門田選手のうちの誰かか。ここは箱根予選で好走経験のある門田選手で予想。トラックよりロードのイメージですが、スタミナで粘っていければと思います。
2組1組に、直近29分台をマークして好調の外間・中西選手の4年生を分けて予想。そしてもう一枠ずつは、好調の若手枠にしてみました。4月に29分台をマークして、直近も30分台半ばでまとめた1年生高崎陸選手、さらに30分16秒ベスト出したばかりの荒井選手を予想しました。いい収穫になればいいですね。
とはいえ、安濃・横田・西本選手ら30分20秒前後で多くのランナーが走っていますので、横一線ですね。2大会前は、主力選手を序盤の組で起用するなどで、奇抜なオーダーで沸かせるも最下位。今回は正攻法で挑んで、いい勝負ができそうな予感です。
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