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【結果・長距離種目4/5】関東インカレ陸上2023・3000m障害

2023年5月11日(木)~14日(日)にかけて、第102回関東インカレ陸上が行われています。

箱根駅伝や大学長距離を中心としたサイトのため、長距離5種目(1500m・5000m・10000m・ハーフマラソン・3000m障害)の結果速報やレース詳細についてまとめています。

こちらは決勝5種目目の5000m結果速報やレース詳細となります。

関東インカレ詳細はこちら

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ページコンテンツ

【3000m障害】関東インカレ陸上2023

日程について

【5月13日(土)】
13時55分:男子2部3000m障害予選3部決勝
14時40分:男子1部3000m障害予選

【5月14日(日)】
11時10分:男子2部3000m障害決勝
11時25分:男子1部3000m障害決勝

土曜日に予選、日曜日に決勝ですね

決勝の時間が、午前中なので、注意ですね。日テレG+で放送されます。

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1部3000m障害予選1組

2組5着+2名

展開
 順大村尾・山崎選手と2人が引っ張る展開。1000m2分57秒でやや縦長の展開。

 2000mは5分56秒、順大村尾選手が単独先頭、山崎選手2番手集団の一番前という形に。2000mを過ぎてから、2番手に早大菖蒲選手が浮上、3番手に国士大安達選手に、早大諸冨選手らが続く。

 残り1周、村尾選手が先頭、2番手争いも菖蒲・諸冨・安達選手がしっかり抜け出していく。そのまま4選手ペースを落としながらゴール。そこに順大山崎選手が、猛追してフィニッシュとなった。

1位村尾雄己②8分57秒45 順天堂大 Q
2位菖蒲敦司④8分58秒33 早稲田大 Q
3位諸冨 湧④8分59秒13 早稲田大 Q
4位安達京摩④8分59秒23 国士舘大 Q
5位山崎 颯②8分59秒41 順天堂大 Q
6位小林周太郎①9分01秒52 明治大
7位分須尊紀③9分01秒85 日本体育大
8位大嶽昴士②9分02秒08 法政大
9位富永椋太③9分06秒63 日本体育大
10位山室陽太①9分11秒20 日本大
11位鬼塚大翔①9分13秒08 明治大
12位南葉聖琥①9分17秒19 山梨学院大
13位庄司瑞輝①9分18秒59 大東文化大
14位黒澤瑛紀④9分24秒65 慶應義塾大
DNS加藤① 東海大
DNS伊佐① 筑波大
DNS大澤④ 中大

1部3000m障害予選2組

展開
 山学大中込選手が引っ張ってレースが展開。1000m2分58秒のペース。まだ多くの選手がついている状況。2番手に慶大鈴木選手や日大山口選手らが続いている

 中盤あたりで、大東佐竹選手が先頭へ、2番手中込3番手山口選手。縦長一列の集団になり8名ほどの集団。徐々に絞られていく。2000mは6分00秒で通過。大東中大山学日大山学順大法大筑波。

 その後、中大浦田選手が引っ張る場面もあったが、残り1周、再び大東佐竹選手や山学大が前に出てくる。バックストレートで6名の集団、法大湯田選手が先頭で最後のコーナーへ。

 そのまま6人がほぼ団子、最後に中大浦田選手先頭で6名がほぼ同時。少し遅れて7番目順大の選手が入った。

1位浦田優斗③8分51秒95 中央大 Q
2位湯田陽平兵①8分52秒21 法政大 Q
3位品田滉人②8分52秒31 山梨学院大 Q
4位中込 空④8分52秒381 山梨学院大 Q
5位佐竹勇樹④8分52秒389 大東文化大 Q
6位山口聡太①8分52秒48 日本大 q
7位林 龍正①8分54秒02 順天堂大 q
8位鍔 颯人②9分10秒11 筑波大
9位草野洸正③9分12秒14 早稲田大
10位濱中 尊①9分12秒68 東洋大
11位江上天晴①9分17秒10 国士舘大
12位西坂 侑②9分24秒89 日本体育大
13位林 祐正①9分25秒66 法政大
14位飯干凌成②9分26秒 東海大
15位窪田悠人②9分27秒59 明治大
16位佐藤佑紀①9分30秒34 国士舘大
17位鈴木太陽②9分35秒95 慶應義塾大

【1部3000m障害決勝】

 順大林選手を先頭に、一団で進んでいく。1000m2分58秒、2000m5分59秒のペース。横に早大菖蒲選手がピタリと付ける。

 2300m付近、菖蒲選手がぐっとペースを上げてロングスパート体制。中大浦田選手がすぐ反応、順大村尾・日大山口選手がさらに続いていく。

 残り1周、早大菖蒲選手がさらにギアを上げて突き放しにかかる。5m差で浦田選手が懸命に食らいつく。3位争いは大東佐竹選手が浮上か。

 最後までダッシュ力が衰えなかった菖蒲選手がそのまま優勝!最後まで食いついた浦田選手が2位。3位は最後に村尾選手がまた抜き返して確保した。

🥇菖蒲敦司④8分44秒08 早稲田大+8点
🥈浦田優斗③8分45秒06 中央大+7点
🥉村尾雄己②8分48秒36 順天堂大+6点
4位佐竹勇樹④8分49秒37 大東文化大+5点
5位安達京摩④8分51秒71 国士舘大+4点
6位諸冨 湧③8分51秒92 早稲田大+3点
7位山口月暉②8分52秒58 日本大+2点
8位品田滉人②8分54秒77 山梨学院大+1点

9位湯田陽平兵①8分54秒94 法政大
10位山崎 颯②8分59秒23 順天堂大
11位林 龍正①9分01秒61 順天堂大
12位中込 空④9分10秒40 山梨学院大

★譲らなかった!早大菖蒲選手が3連覇達成!
 この種目、2大会前から早大菖蒲選手が連覇していたのですよね。残り1周から、圧巻のスパートを見せての勝利でした。4年生になった今年、個人選手権でも優勝して、さらに磨きがかかっていました。残り1周半を切ってから、すっと前に出てきました。

 そして切れ味鋭いラストスパート!中大の選手が粘りますが、最後まで寄せ付けず、強いレースで優勝!貫禄のレースでしたね!これで箱根駅伝9区復路でも、しっかり走り切れる力もあるのですからね。

 このあと、日本選手権今年も出場していくか、それかトラックで記録を狙っていくか、そのあたりの動向注目です。また、同じく早大から諸冨選手が復調の6位入賞。チームとしても11得点、確保しました。

★前評判高かった、中大浦田・順大村尾選手が次を担う世代に!
 若い選手も出てきていますね。事前の大会で8分40秒を切る好タイムをマークしていた中大浦田選手が大躍進!昨年も4位入賞していましたが、そこから遥かにレベルを上げていました。連覇中の相手に、最後まで食いついて表彰台の2位!優勝に届かなかった悔しさは…来年…だけじゃなく日本選手権でも??

 そして個人選手権で、表彰台に立っていた順大村尾選手も順当に3位へ。昨年度も8位入賞していて、駅伝でも箱根駅伝6区を走るなどしていましたが、2年生になって、一気に飛躍のシーズンを迎えているかもしれません。今後の競技成績に注目ですね。

★前回2部優勝大東佐竹選手、2年前表彰台国士安達選手上位入賞!
 他の4年生の選手も、大健闘!大東佐竹選手が8分49秒の好タイムで4位入賞!前年は2部で優勝!その後、箱根駅伝で6区を走るなど、長い距離にも取り組んでいましたが、その力は健在。3障は1部の方がレベル高いかなと思いますが、その中で4位。チームの1部残留にも大きく貢献しています。

 また、2大会前3位表彰台に上っていた国士大安達選手が復活!8分51秒の好タイムで5位入賞へ。長く不調に陥っていた期間があり、昨年はなかなか試合でも見ませんでしたが、見事な復活劇。得意種目で見事!このまま快進撃を続けることができるか。

★下級生の入賞争い、日大山口・山学大品田選手が粘って確保!
 入賞争いは、2年生以下の下級生が中心になりました。トリプル入賞を狙う順大勢や、法大期待のルーキーもいた中、日大山口・山学品田選手が食い込みました。山口選手は、昨年の日本インカレも8分57秒のタイムで6位入賞していた選手、その後1万mでも30分を切るタイムを出していましたが、3障でも一回り成長。8分52秒のベストを出しています。

 品田選手は、山学大期待の若手枠ですね。関東ICは昨年も3障で予選落ち。それ以降は長い距離に取り組みハーフ65分切り、4月にも5千m自己ベストを出していました。3障は5月頭に一本入れただけでしたが、関東IC入賞レベルまで仕上げてきました。これは見事ですね。全日本予選は出場するか分かりませんが、十分走れる選手です。

2部3000m障害予選1組

3組×3着+3名が決勝へ進出

展開
 青学山下・創価齋藤・立大内田選手らが、横並びで引っ張って展開。一団となっていて、けん制気味でレースが進んでいく。

 中盤、立大内田選手が引っ張り始めて、徐々に縦長に。少しずつペースが上がってきたか。2番手に帝京林、専大長谷川選手が続いている。

 2000mを過ぎてから、立大内田選手が徐々に抜け出し単独先頭に。少し離れて、青学山下選手ら3人の選手が2位争い。

 内田選手は、残り1周を過ぎても涼しい表情で障害を越え続けて独走状態。2番手青学山下選手が浮上するも20mほど差がついた。

 そのまま内田選手の完勝…と思いきや、最後のハードルで転倒し、足を引きずる状態に。帝京林・青学山下選手が交わしてワンツー、内田選手は何とか3番目でゴール。決勝進出した。

1位林 叶大③9分08秒07 帝京大 Q
2位山下悠河④9分08秒41 青山学院大 Q
3位内田賢利④9分09秒03 立教大 Q

4位大沼良太郎②9分12秒03 城西大
5位冨永恭平②9分13秒10 桜美林大
6位齊藤大空①9分14秒38 創価大
7位高橋重陽②9分15秒55 平成国際大
8位長谷川源③9分18秒87 専修大
9位打木耕平④9分20秒81 成蹊大
10位小林隼人①9分21秒00 駿河台大
11位若井 涼②9分27秒64 麗澤大
12位大野成輝④9分48秒78 東京工業大
13位本田伊吹②9分51秒49 芝浦工業大
14位上田陽向④11分12秒02 上武大
DNS鈴木駿介① 中央学院大
DNSB.ムテチ① 流通経済大

2部3000m障害予選2組

展開
 湘南工科大青木選手がすぐに先頭に立つが、2週目あたりで青学黒田選手が先頭へ。流経高橋選手ら追走する形で、最初の1000m2分59秒。点々と選手が続き、縦長の展開になる。

 中盤付近で、青学黒田・創価溝口選手が抜け出して、5分57秒で通過。3位争いは6分06秒と離れて、帝京鎗田・青木選手、國學中薮選手らが続いている。

 終盤に入り、黒田選手が一気に溝口選手を突き放して独走状態に。8分54秒の好タイムでゴール。2位溝口選手が9分04秒、3位に國學中薮選手が浮上してゴールした。

1位黒田朝日②8分54秒94 青山学院大 Q
2位溝口泰良④9分04秒58 創価大 Q
3位中薮大智②9分08秒74 國学院大 Q

4位鎗田大輝②9分10秒 帝京大
5位高橋 遼①9分12秒56 流通経済大
6位平間純哉②9分13秒79 中央学院大
7位青木 颯④9分17秒28 湘南工科大
8位原田颯大①9分28秒05 立教大
9位武藤琉斗④9分28秒57 関東学院大
10位志釜璃久③9分30秒78 平成国際大
3部小林将吾(M1)9分37秒59 東工大大学院※3部決勝
11位田中龍斗①9分38秒79 亜細亜大
12位植村勇太④9分54秒71 群馬大
DNF大塚 蒼② 桜美林大
DNS髙橋④ 東経大
DNS大谷④ 芝工大

2部3000m障害予選3組

展開
 拓大玉利選手と湘南工科大鎌田選手の2名がやや飛び出す形でレースがスタート。早めのペースでしたが、2人とも徐々にペースを落とす。4人の集団になり、また一塊。その後今度は立大中田選手が先頭に立つ忙しい展開。1000mは2分58秒で通過。

 中盤になって、青学小原選手がすっと前に出て、単独先頭に立とうという体制。少し離れて、3部東大院森田選手ら。徐々に小原選手が抜けて2000m5分58秒、後方は3秒以上離れていて、國学院大原選手ら3名の争い。

 残り1周小原選手が、淡々と先頭を進む。2位争いが激しくなってきたが、最後に國学院大原選手と創価黒木選手が抜け出す。とはいえ9分前後に選手が多く入った。

1位小原 響④8分59秒19 青山学院大 Q
2位黒木陽向②8分59秒88 創価大 Q
3位原 秀寿③9分00秒07 國学院大 Q

4位緒方 快②9分00秒80 関東学院大 q
5位小松裕大朗②9分04秒76 中央学院大 q
6位小早川凌真②9分06秒52 城西大 q
3部森田雄貴(M2)9分08秒74 東大大学院※3部決勝
7位足立華紀②9分16秒78 立正大
8位山口翔平②9分23秒15 帝京大
9位山田蓮太④9分23秒53 亜細亜大
10位玉利和己②9分29秒53 拓殖大
11位中田紫音③9分29秒86 立教大
12位坂本滉斗②9分35秒22 駿河台大
13位越川剛暉③9分39秒57 東京大
14位鎌田虎太郎④9分42秒22 湘南工科大
15位北野晴海②9分58秒23 武蔵大

【2部3000m障害決勝】

展開
 すぐに青学小原・黒田選手が飛び出し、これに創価黒木選手を交えて3人の集団。さらに4位集団から、創価溝口選手が抜け出し、3人の集団に迫っていく。5位集団は城西小早川選手らが中心。

 1000m2分53秒、小原黒田黒木選手の3人が通過、一旦追いつきかけた溝口選手は、また少し離れて単独4位。

 2000m5分49秒小原黒田の青学2人のマッチレース。黒木選手は単独3番手、4番手溝口選手、5位争いは青学山下選手・関学緒方選手か。

 残り500m小原選手が仕掛けて一気に単独先頭に立つ、そのまま小原選手が黒田選手の追走をしのいで優勝!8分36秒の高パフォーマンスだった!

🥇小原 響④8分36秒09 青山学院大+8点
🥈黒田朝日②8分38秒44 青山学院大+7点
🥉黒木陽向②8分53秒53 創価大+6点
4位溝口泰良④8分55秒87 創価大+5点
5位山下悠河④9分01秒02 青山学院大+4点
6位緒方 快②9分02秒16 関東学院大+3点
7位小早川凌真②9分04秒72 城西大+2点
8位原 秀寿③9分04秒84 國学院大+1点
9位林 叶大③9分05秒22 帝京大
10位小松裕大朗②9分10秒43 中央学院大
11位中薮大智②9分16秒26 國学院大
DNS内田賢利④ 立教大

★大会記録で小原・黒田選手と青学大勢ワンツー!トリプル入賞も!
 持ちタイム的は抜けている…と思っていた、青学大勢2名。1000m2分53秒、2000m5分49秒のハイペースで刻むと、そこから黒田・小原選手のマッチレース!さらにヒートアップした戦いは、残り1周で小原選手がスパートしさらに加速!黒田選手も追いますが、小原選手が逃げ切って優勝!昨年の日本選手権で8分27秒の高パフォーマンスで5位に入った小原選手の力が抜けていました。おそらく、今後は日本選手権で昨年より上の順位タイムを狙いに行きますかね?

 黒田選手は、昨年の関東IC・日本ICで、積極的に逃げていく走りで、大いに沸きました。今年は、チーム内の強選手とマッチレース。8分38秒44は立派な記録ですね。昨年11月には、1万mで好記録を出して、箱根出走メンバーに迫っていました。この後、さらに3障挑戦していくか気になるところ。また、チームとしては、4年山下選手も5位入賞で、トリプル入賞!19点も獲得していましした。青学大、この種目の強化もどんどん進めていくの、面白いのかも?

★創価大は3位4位のW入賞!2年黒木・4年溝口選手が9分切り!
 この青学大勢に、食らいついた選手がいずれも創価大。黒木選手は、最初からついていき、溝口選手は途中から追走し、一旦はほぼ追いつくくらいまで挑戦していきました。その後は水を開けられましたが、後続に追いつかれることなく、逃げ切っています!

 黒木選手は、昨年末も5千m1万mなど自己ベスト更新して、一気に走力が上がっていた選手。8分53秒53は、単独走になってからも粘ったのではないでしょうか。溝口選手も、4年間かけて上がってきた選手。最近になって試合復帰した形でしたが、うまく合わせましたね。努力が報われています。

★関学大緒方選手が6位入賞!1500mと合わせて2種目で入賞!
 大学駅伝界の有力チーム以外で躍進したチームに、関東学院大がありますね。2日目に1500mでも入賞者が出ていましたが、3000m障害では緒方選手が6位入賞!高校時代から3000m障害には取り組んでいましたが、大学に入ってさらに伸ばしてきていますね。

 箱根予選の事もあったと思いますが、得意種目を伸ばしていくことも、ここのところ関東学院大が取り組んでいっているところ。若手2年生の選手に成果が出たこともナイス。今後の取り組みに注目です。

★城西小早川選手と國學院原選手が7位8位入賞!
 入賞争い勝ち切ったのは、まずは7位城西2年小早川選手!昨年末に1万m29分49秒を出した以外は、まだ大きな実績は少なかった選手。3000m障害は、高校時代やっていて、また今年の4月関東私立七大学で出場していますが、9分19秒ほど。そこから、関東IC入賞レベルまで上げてきていますので凄いですよね。また、チームとして1部昇格も目指していた中、貴重な得点でした。

 そして、最後の入賞枠はきわどいところ、國学院大3年原選手!1年時に箱根6区を走りました、以降はなかなか主要大会の出番がありませんでした。そんな中、4月末に3障にチャレンジし9分09秒の成績。関東ICでも、入賞できるまでに競技レベルを上げてきました。また活躍できる場はあるはずです。

【3部3000m障害決勝まとめ】

森田雄貴(M2)9分08秒74 東大大学院
小林将吾(M1)9分37秒59 東工大大学院