そろそろ箱根駅伝2023の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
続いて、
復路のスピードエース区間化しつつある7区!
7区は創価大・葛西と明治大・杉が同タイムで区間賞…「沿道に背中を押してもらった」https://t.co/TIIt2u68cP#箱根駅伝
— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) January 3, 2023
駅伝経験豊富の駒大安原選手に、
スピードランナー中大千守選手の争いに
注目が集まりましたが、
國學院大や早大をめぐる3位争いに、
7区に回った創価大エース葛西選手の奮闘、
さらにシード権争いは明大の好走で、
一気にまた展開が変わりました。
しっかりと定点間ごとの分析をしていきます。
トップ争いだけでなく、それぞれの選手の走りに注目できます。
なお、2.4㎞・9.2㎞の動画シーンも
youtubeにありましたので、タイム差も分かりやすい!
ページコンテンツ
【箱根駅伝2023】7区定点間分析
まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
7区走者走順&実績
2位0:47中大・千守倫央④28分15秒40≪22全1区3位、出2区3位、関東IC1500m8位、21箱1区17位、20箱1区16位≫
3位4:59早大・鈴木創士④28分26秒41≪22予17位、箱7区5位、21全7区5位、箱4区3位、20箱7区2位≫
4位5:37國學・上原琉翔①5千13分56秒84≪21高1区26位、IH5千17位≫
5位6:39法大・宮岡幸大②29分40秒79
6位6:55創価・葛西 潤④28分21秒72≪22全2区1位、出2区5位、箱1区15位、21:箱3区3位、20:箱6区16位≫
7位7:04青学・佐藤一世③28分50秒56≪22全3区2位、箱8区2位、21:全5区1位、出3区3位、箱4区4位≫
8位7:24順大・浅井皓貴②28分45秒31
9位8:06東国・山岸柊斗②29分56秒23
10位8:08城西・林 晃燿②29分26秒31≪22全予2組17位≫
12位9:30明大・杉彩文海③28分39秒58≪22予174位、21予75位≫
13位9:54東海・竹割 真①half63分34秒≪22予146位、21:高1区10位≫
16位13:53[14]11:02大東・金田龍心④29分04秒04≪20:予185位、19:予263位≫
19位16:33[15]11:08専大・中山敦貴③29分21秒02≪22箱10区20位≫
15位12:00[16]11:31山学・石部夏希④29分08秒64≪22予102位、箱9区20位、21:予159位≫
18位14:54[17]11:31日体・名村樹哉④28分46秒96≪22予70位、21全4区15位、予66位、箱10区17位、20:全6区11位、19:予133位≫
14位11:46[18]11:46帝京・北野開平④29分04秒83≪22関東IC1万15位、箱6区16位≫
20位17:49[19]12:08立大・服部凱杏③29分22秒88≪22予202位≫
17位13:56[20]13:50国士・西田大智②29分33秒44≪22予116位≫
(21)17:59[21]14:17明学・榎本晃大②29分50秒60≪22予94位、21予340位≫
トップを走る駒大は3年安原選手を投入。本来は、スーパールーキー佐藤選手の予定が、胃痛で外れた。とはいえ、安原選手は駅伝経験豊富で、出雲・全日本の優勝メンバー、前回の箱根3区で首位を明け渡した苦い思い出の払しょくも狙う。
追いかける中大は、スピードランナーの4年千守選手。1年・2年時に箱根1区を担当した経験を持つ。その後、怪我も多かったが、関東IC1500mで入賞するなど復活。出雲・全日本は前半区間で区間上位、そのスピードを箱根で行かせられるか。
このほか、上位校は、7度目の3区となる早大鈴木選手、全日本2区区間記録保持者の創価葛西選手、毎度駅伝で安定して区間賞争いをする青学大佐藤選手のように主力選手を入れてきたところ、
國學院大上原選手、法大宮岡、順大浅井選手のように、初駅伝の選手に託したチームと分かれた。また大きな順位変動があってもおかしくない。
シード権争いは、逃げる東国大山岸選手に城西大林選手はいずれも新戦力、追いかけるチームでは東洋大は主力選手の一角佐藤選手だが、今年は調子が上がっていない中、
故障した熊崎選手の代役で果たしてどうかといったところ。明大・東海は、初駅伝の選手だ。後方は一斉スタート組が、まだ固まっているところもあり、まだまだレースが動きそうな様相だった。
定点間分析①:小田原中継所~二宮
1.9㎞:11位争い、明大杉選手が東洋佐藤選手に追いつき浮上
2㎞:5位法大宮岡選手に、創価葛西選手が秒差に迫る 中継所では16秒
2.4km箱根口
①安原(駒大)
②0:55千守(中大)
③5:14鈴木(早大)
④5:46上原(國學)
⑤6:53宮岡(法大)
⑥6:54葛西(創価)
⑦7:07佐藤(青学)
⑧7:37浅井(順大)
⑨8:25林(城西)山岸(東国)
⑪9:22杉(明大)佐藤(東洋)
⑬9:59竹割(東海)
[14]11:28金田(大東)中山(専大)
[16]11:42石部(山学)名村(日体)
[18]11:58北野(帝京)
[19]12:23服部(立大)
[20]14:18西田(国士)
(21)14:28榎本(明学)
2.5㎞:創価葛西選手が追いつくが、宮岡も粘る
2.9㎞:創価葛西選手が5位に浮上、法大宮岡選手が付けるかどうか
3㎞駒大安原選手8分25秒(243-252-248)
3.8㎞:9位城西林・東国山岸選手の並走。ここまではシード権、11位明大東洋はまだあまり見えていない
5.7㎞酒匂橋
11位明大杉選手が12位東洋佐藤選手を10秒リード
14番目争い、大東・専大・山学・日体ほぼ一塊
8㎞23分09秒で駒大安原選手が通過。2位中大千守選手は23分23秒、現在1分01秒差
8.2㎞:6位法大、7位青学佐藤選手、8位順大の隊列
8.5㎞:3位早大鈴木選手の後ろに、国学上原選手が3秒差に迫る 後方創価葛西選手も見える
9.2㎞国府津駅横浜銀行前
①安原(駒大)
②1:01千守(中大)
③6:03鈴木(早大)
④6:05上原(國學)
⑤6:25葛西(創価)
⑥7:00宮岡(法大)
⑦7:26佐藤(青学)
⑧7:43浅井(順大)
⑨8:52林(城西)山岸(東国)
⑪9:28杉(明大)
⑫10:03佐藤(東洋)
⑬10:25竹割(東海)
[14]12:06金田(大東)石部(山学)名村(日体)
[17]12:24北野(帝京)
[18]12:25中山(専大)
[19]13:06服部(立大)
[20]15:01西田(国士)
[21]15:27榎本(明学)
9.5㎞:3位に国学上原選手浮上、早大鈴木選手がピッチ上がってないか
10㎞:9位城西林選手、1秒差で東国山岸選手の争い 後方明大杉選手が単独で追いかけている
11.3㎞:3位國學上原・早大鈴木選手についていく 後方創価葛西選手が区間新ペースで詰める
11.6km二宮
区間記録:96回阿部(明大)33分28秒
3位安原(駒大)33分57秒①
5位千守(中大)34分13秒②1:03
7位上原(國學)34分26秒③6:06
16位鈴木(早大)35分04秒③6:06
1位葛西(創価)33分21秒⑤6:19
6位宮岡(法大)34分23秒⑥7:05
8位佐藤(青学)34分28秒⑦7:35
4位浅井(順大)34分11秒⑧7:38
9位林(城西)34分41秒⑨8:52
13位山岸(東国)34分48秒⑩8:57
2位杉(明大)33分52秒⑪9:25
15位佐藤(東洋)34分52秒⑫10:18
10位竹割(東海)34分47秒⑬10:44
18位金田(大東)35分16秒⑯15:12[14]12:21
10位石部(山学)34分47秒⑮12:50[14]12:21
13位名村(日体)34分48秒⑱15:44[14]12:21
10位北野(帝京)34分47秒⑭12:36[17]12:36
21位中山(専大)35分45秒⑲18:21[18]12:56
17位服部(立大)35分09秒⑳19:01[19]13:20
20位西田(国士)35分39秒⑰15:38[20]15:32
19位榎本(明学)35分34秒(21)19:01[21]15:54
安原選手が突っ込んで差を広げる!
トップ駒大安原選手と2位中大千守選手の差は、中継所で47秒差。千守選手の視界からは僅かに見える微妙の差。この差が序盤でどうなるか注目だっただろう。
結果的に、その差は開いた。2.5㎞付近で55秒差に。安原選手の3㎞が8分25秒(243-252-248)。下っている最初の1㎞はともかく、その後もハイペースをキープし続けていた。8㎞で安原選手が23分09秒、千守選手が23分23秒なので、1分01秒差。その後も二宮定点まで1分以上の差をキープしていた。
このあたりは、安原選手が早めの入りで、視界から遠くしたのは大きなポイントだったかもしれません。これは簡単には追いかけられない差だ。二宮定点では、安原選手は定点間3番と好ペース。千守選手も5番目ということで、駒大に何かあれば、追っていける位置はキープしていた。
3位争いに國學上原選手浮上、そこに葛西創価選手が猛然と突っ込む!?
3位争いは動きがあった。3位早大は、3度目7区となる4年生鈴木選手を投入。1年時に区間2位で走った実力者ですが、今回は動きが良くない。箱根前から調子が上がらず、ルーキー山口選手が起用予定だったものの、直前で胃腸炎。最終的に鈴木選手となった。
後ろが追い上げてきて、國學院大ルーキー上原選手が迫ってくる。出雲・全日本は出走はしていないものの、エントリーしていた選手。9.5㎞付近で、中継所であった38秒差を逆転。定点間も7番とまずまずのタイムだった。鈴木選手は16番目と苦しむも、追いつかれてからは、何とか対応していた。
これに猛然と突っ込んで、追い上げにかかったのが、創価葛西選手。2.5㎞で、中継所で16秒前だった法大宮岡選手を捉えて、5位に浮上すると、そのままハイペースをキープ。二宮定点では、約2分前だった3位早大との差を、13秒までに詰める凄まじい走り。実際、33分21秒と区間記録を7秒上回る走りをしているのだ。
むしろ、主力の一角がなぜ往路ではなくこの区間に?という疑問が湧く走り。3週間前に疲労骨折を起こして、何とか間に合わせたらしい。万全ではないので、もう脚が動くうちに稼ごうとしてこの走りだったそうで…。箱根中は、細かいことは分からなかったので、このまま追いつくかと思われた。
明大杉選手が、東洋を置き去りにして単独11位追い上げる
シード権争いはどうやら動きがありそうだった。9位争いは城西林選手と東国山岸選手の2年生の並走。淡々と刻んでいましたが、二宮定点直前に、城西林選手が単独9位に浮上、10位のボーダーに東国大山岸選手が5秒差でつけた。その前は1分以上と差があいた。
その後方、猛然と突っ込んできている選手がいた。明大杉選手が、東洋大の実力者の佐藤選手を交わして、追い上げる。なんと定点間33分52秒の全体2番目のタイム!その差が28秒差に詰まってきた。
MARCH対抗戦で1万m28分30秒台の自己ベストを出していたものの、大学駅伝はこれが初出場。ここまでの走りはびっくりだ。東洋佐藤選手は、熊崎先週の代役出走だが動きが悪く、もう1分以上突き放された12位。13位東海竹割選手がなんとか追いつこうと追い上げている形だ。後半も、杉選手がそのまま追い上げていけるか気になったところだ。
定点間分析②:二宮~大磯
レース展開
12㎞安原選手35分10秒 大八木監督「下りでリラックス、上りで力を入れよう」
上り下り平均で1㎞3分00秒ペースに
15㎞:3位早大と國學の並走、秒差に創価葛西選手
16㎞:駒大安原47分16秒 大八木監督「練習はうそをつかない お前はやってきただろ」
中大千守選手が、ここにきて300m差、この2㎞で10秒程詰めてきた
16.7㎞:10位東国山岸選手の後ろ、8秒差に11位明大杉選手が追ってくる
17.4㎞国学上原選手が単独3位に浮上、4位鈴木選手へ 葛西選手も5位見える
前田監督「後ろの葛西も早いけど、お前も早いぞ」
花田監督「悔いないように、後輩に1秒でも楽させよう」
17.6㎞:10位明大杉選手が逆転!11位東国山岸選手つけないか
18.4㎞大磯
(定点間6.8㎞)
区間記録:96回阿部(明大)20分02秒<53分30秒>
15位安原(駒大)20分43秒<6>54分40秒①
6位千守(中大)20分21秒<4>54分34秒②0:41
3位上原(國學)20分10秒<5>54分36秒③5:33
4位鈴木(早大)20分17秒<12>55分21秒④5:40
5位葛西(創価)20分20秒<1>53分41秒⑤5:56
8位宮岡(法大)20分26秒<7>54分49秒⑥6:48
2位浅井(順大)20分08秒<3>54分19秒⑦7:03
7位佐藤(青学)20分25秒<8>54分53秒⑧7:17
12位林(城西)20分30秒<9>55分11秒⑨8:39
1位杉(明大)20分05秒<2>53分57秒⑩8:47
14位山岸(東国)20分37秒<13>55分25秒⑪8:51
16位佐藤(東洋)20分47秒<14>55分39秒⑫10:22
19位竹割(東海)21分09秒<18>55分56秒⑬11:10
8位名村(日体)20分26秒<10>55分14秒⑰15:28[14]12:05
10位金田(大東)20分27秒<17>55分43秒⑯14:56[14]12:05
10位石部(山学)20分27秒<10>55分14秒⑭12:34[14]12:05
17位北野(帝京)20分55秒<16>55分42秒⑮12:48[17]12:48
13位服部(立大)20分30秒<14>55分39秒⑲18:48[18]13:07
21位中山(専大)21分36秒<20>57分21秒⑳19:14[18]13:49
20位西田(国士)21分19秒<19>56分58秒⑱16:14[20]16:08
18位榎本(明学)21分04秒(19)56分38秒(21)19:57(21)16:15
実はかなり抑えて貯めていた駒大安原選手
中継所まで残り3㎞を切ってくる大磯定点で、やや動きがあった。悠々と逃げていると思われた駒大安原選手が、中大千守選手の追い上げにあっていた。41秒差に詰まっていたので、一気に20秒以上詰められたことになる。
千守選手があげてきていたのかと思われましたが、集計してびっくり!千守選手は定点間6番のタイム。安原選手はなんと15番目。確かに16㎞通過が47分16秒だったので、8㎞以降は1㎞3分オーバー平均だったが、ここまで定点間だとあがっていない、いやあげていなかったか??
千守選手からは再び、視界に見えるようになってきていたでしょうし、最後の3㎞でまた大きく展開が変わるのか、どうか非常に気になる場面となった。
3位争い國學上原選手VS早大鈴木選手の争い激しく
定点間で見ていて、一つ驚いたのが、3位國學上原選手VS早大鈴木選手の争い。実は、結構レベル高いタイムの中で争いが行われていて、上原選手が定点間3番の好走。やはり前田監督が、青木選手のほかに面白いルーキーとして名前を上げていただけのことはあった。
調子が悪いながらこらえていた鈴木選手は、17.4㎞で遅れ始めましたが、4番目のタイム。後方、追いつくと思われた葛西選手は約30秒程後ろ。序盤の勢い程ではないものの、定点間5番。前2人の鍔迫り合いが、上回ったといったほうがいいのでしょう。
葛西選手は、この時点で区間記録から遅れ始め53分41秒。実は出雲・全日本駅伝と連続で区間新記録を出しているので、箱根駅伝で3年連続関心を狙っていたそうですが、さてラスト3㎞脚が動くかどうかというところだった。
順大浅井選手が好走!青学佐藤選手を交わす
後方は、葛西選手に交わされた後も、ペースをキープしている法大宮岡選手が単独6位。その後方に動きがあった。青学大の駅伝男と知られる青学佐藤選手を、順大浅井選手が交わして突き放していた。
佐藤選手は、元々、宮岡選手の25秒後方で襷を受け、2.4㎞で14秒差。そのまま追いつくかと思われましたが、この区間に来た時点で本調子でなかったか、また6区ブレーキでの焦りもあったかもしれません。その後は、ペースが上がらなかった。
それを交わした順大浅井選手が素晴らしいペース。二宮定点でも4番目のタイムでしたが、それ以降も1㎞3分を切るペースを維持。この定点間はなんと2番目に言い20分08秒で走破。全体でも区間3位まで上がってきた。すでに佐藤選手は14秒突き放していて、むしろ前宮岡選手をロックオンしたか。上位争いもまだまだ動きがありそうだ。
明大杉選手定点間トップ!10位浮上!
さあ、シード権争いだ。城西林選手、東国山岸選手が逃げるが、この定点間は二けたとそこまでペースが上がっていない。これに猛然と突っ込んだが、明大杉選手。
17.6㎞でついに、東国山岸選手を捉えて10位に浮上。山岸選手が食らいつこうとするが、大磯定点でその差4秒差。杉選手は、この定点間はトップとなる20分05秒の好タイム。これだけの走りで、一気に突き抜けてきた。
その前、城西林選手も8秒差に迫っていて、一気に追いつきそうな展開。明大も好ランナーが揃っていたとはいえ、6区7区で2分あったビハインドをひっくり返してきたのは驚き。一気に流れに乗ってくるか。
定点間分析③:大磯~平塚中継所
残り1㎞:大八木監督「1分以上離そう」 差は54秒と再び広がった
残り1㎞監督の檄
3位國學と4位早大が11秒差、4位早大と5位創価が24秒
6位法大と7位順大が11秒差、7位順大と8位青学11秒差9位城西と10位明大が7秒、10位明大と11位東国が12秒
14番山学・日体選手と16番大東が3秒差17番帝京と18番立大1秒差、20番国士と21番明学が2秒差
21.3㎞平塚中継所
(定点間2.9㎞)
区間記録:96回阿部(明大)8分10秒<61分40秒>
1位安原(駒大)8分38秒<5>63分18秒①
3位千守(中大)8分41秒<4>63分15秒②0:44
6位上原(國學)8分45秒<6>63分21秒③5:40
11位鈴木(早大)8分51秒<12>64分12秒④5:53
17位葛西(創価)9分02秒<1>62分43秒⑤6:20
15位宮岡(法大)8分57秒<8>63分46秒⑥7:07
5位浅井(順大)8分45秒<3>63分04秒⑦7:10
2位佐藤(青学)8分40秒<7>63分33秒⑧7:19
8位林(城西)8分47秒<9>63分58秒⑨8:48
7位杉(明大)8分46秒<1>62分43秒⑩8:55
13位山岸(東国)8分56秒<13>64分21秒⑪9:09
14位佐藤(東洋)8分56秒<15>64分35秒⑫10:40
21位竹割(東海)9分24秒<18>65分20秒⑬11:56
4位石部(山学)8分44秒<9>63分58秒⑭12:40[14]12:11
9位名村(日体)8分49秒<11>64分03秒⑰15:39[15]12:16
12位金田(大東)8分52秒<15>64分35秒⑯15:10[16]12:19
10位服部(立大)8分49秒<14>64分28秒⑲18:59[17]13:18
20位北野(帝京)9分17秒<17>64分59秒⑮13:27[18]13:27
19位中山(専大)9分15秒<20>66分36秒⑳19:51[19]14:26
16位榎本(明学)9分01秒(19)65分39秒(21)20:20[20]16:38
18位西田(国士)9分09秒<19>66分07秒⑱16:45[21]16:39
駒大安原選手が定点間トップ!最後にもう一度突き放す
最後の3㎞はまた激しい首位攻防となった。中盤は抑えていた駒大安原選手が、一気にペースアップ!ラスト3㎞はなんと全体のトップのタイム8分38秒で駆け抜けた。中大千守選手も切り替えて、定点間3番となる8分41秒で走っていたものの、差が縮まり切らなかった。
とはいえ、区間タイム上は、千守選手が僅か3秒リードし、最終的に44秒差。まだ、前が見えているところには留まった。中大は8区9区には前回同区間好走者がいるので、まだ追っていける可能性もあるか。とはいえ、駒大も流れは渡さない状況だ。
3位争いは、國學上原選手が制してリレー。やはり出雲・全日本2位に入ったチーム。初出場ルーキーがしっかりと駅伝の流れを作った。早大は、何とか堪えて、國學院大と13秒差で中継した。
創価葛西選手は、故障明けの中飛ばしていたため、最後は脚が止まってしまった形。とはいえ、62分43秒の好タイムで、この時点で、区間賞のタイム。今思えば、復路スタート時10位から、3位が見える位置にいるのですが、6区7区の4年生がいい働きをした形だ。今回も上位ゴールが見えてきた。
青学佐藤選手が定点間2位の意地、前に僅差へ
後方は法大・順大・青学大が激しい争い。法大宮岡選手が、最後は一杯一杯で上げきれず。これに順大浅井・青学佐藤選手が猛追してきた形だ。残り1㎞の映像では、11秒ずつあったはずの差が、
浅井選手が3秒差まで追い上げてリレー。浅井選手は63分04秒区間3位好走。初駅伝で、トップ争いをしていた選手さえも上回る走りだった。青学佐藤選手は、最後に意地を見せて、定点間2番となる8分40秒。何とか前が見える位置では繋ぎました。
城西林選手ら浮上、東洋ギリギリ、東海厳しいか
シード権をめぐる争い、9位は城西林選手が切り替えて定点間8番の8分47秒。このあたりは、1500mもやっていた経験も生きたか。城西大としては、新戦力で凌いだ形。
明大は追いつけなかったものの、前が見えていて、最後もある程度粘りが効きましたね。最終的に62分43秒で、創価葛西選手と同タイムで区間賞!2人区間賞が生まれました。
東国大は、山岸選手が凌げなかったものの、まだ14秒差。8区以降は駅伝経験者が控えていて、まだまだ追っていける状況。12位東洋大は佐藤選手があげれず、10位とは1分45秒差だが、面子的にまだ分からない。
東海大は、そこから1分以上後方。前半突っ込んで、一時東洋大との差を20秒まで追い上げていたものの、後半は苦しくなった。シード権とは3分近くになって、厳しくなったが、何とか追っていきたい。
山学石部、立大服部選手らの終盤の粘りも
その後ろ、一斉スタート組がいつの間にか追い上げていた。5㎞酒匂橋付近では、大東金田&専大中山選手の並走に、山学石部&日体名村選手が追いついて4チームが固まり、後方帝京北野選手が追いかけている状況だった。
そこから、中山選手が落ちていき、金田・名村・石部選手の3選手の並走がずっと続く状況でした。最後に抜け出したのは山学大石部選手。なんと最後の定点間は4番目の好タイムだったのですよね。
山学大の主力選手でしたが、前回の9区では全く自分の走りができず。そのリベンジもかかっていました。いつの間にか、東海大の後方15秒差に迫っていました。63分58秒のの区間9位、しっかり前を追い上げていく走りでした。
それから秒差で、日体名村選手、大東金田選手。全体の区間タイムも64分03秒と64分35秒でまとめきり、流れを維持。そういえば、この3名とも4年生。熾烈な争いだった。
後方は、最後に立大服部選手が浮上。主力選手の一角ながら、11月末までは絶不調だった。そこから立て直して、区間中位でまとめるところまであがってきた。最後のスパートで帝京大北野選手を捉えて、78番目に浮上した。
帝京北野選手は、終盤やや失速する形で18番目でリレー。今年は苦しいリレーが続く。そのあと1分離されてしまったのが、専大中山選手。66分半ばかかる区間最下位。ここは勿体ない形に…。単独走となったところ、タスキを繋げるか。
最後方争い、国士大西田選手と連合の明学榎本選手は、榎本選手がじわじわ追い上げて、中継所直前で交わしての襷リレー。トップとの差が16分半以上と開いたものの、何とか競り合っていければというところだ。
7区まとめ
・全体としては、中大千守選手が3秒詰めてリレー
・3位争い中盤盛り上がった國學院上原VS早大鈴木選手
・区間賞2名!一人は、故障明けも前半飛ばした創価葛西選手
・もう一人は、一気にシード権争いに割って入った明大杉選手
・順大浅井選手の好走と、最後に見せた青学佐藤選手の意地
・一斉組では、山学石部選手が区間一桁で巻き返す
トップ争いは、最終的に中大千守選手が、駒大安原選手を3秒縮めて44秒差になる展開。とはいえ、定点間で見ると大きな動きがあり、安原選手が序盤飛ばしてその差を1分以上に広げ、
中盤はかなり抑えて走り、最後の3㎞は定点間トップまでタイムを上げていくという走り。中大千守選手の追い上げを3秒で凌いだといっても良さそうだった。まだ見える範囲というこで、8区以降に優勝争いは持ち越しだ。
3位争い以下は面白く、國學上原選手が早大鈴木選手に追いつき、並走し最終的に制した。中盤はかなり区間順位が上がり、ともに白熱したバトルだった。
これを中盤まで猛烈に追い上げた創価葛西選手に、城西・東国大の9位争いに、一気に割って入った明大杉選手が、2人とも同タイムで区間賞を獲得!混戦に拍車がかかった。
他にも順大浅井選手が安定した走りで上位に迫る走り、調子が上がらないながらも何とか前が見える位置に食いついた青学佐藤選手、一斉スタート組で、鍔迫り合いを制した山学石部選手などの健闘も。
まだまだ、僅差の争いもある中で、復路の終盤に徐々に入っていきます。
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