そろそろ箱根駅伝2023の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
続いて、
復路の出だし!大事な山下り区間6区です。
【 #箱根駅伝 】6区 #駒澤大学 1年生・伊藤蒼唯が区間賞獲得「ラストも絞り出して区間賞を取れた」 https://t.co/yXc7Gp1H4a #箱根駅伝 #スポーツ報知 pic.twitter.com/oi0ZJEYRCi
— スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) January 3, 2023
逃げる駒大がルーキー起用、中大は4年連続同区間出走選手
青学大は、代役初出場の4年生…優勝争いにはまた大きな展開
他、上位・シード校争いのチームも、山下り職人がいたところ、
苦戦したところと、ここ2,3年からすると、差が出た展開に!
定点間別で、細かく分析していきます。
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【箱根駅伝2023】6区定点間分析
まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
6区走者・実績順
1位駒大・伊藤蒼唯①28分28秒15
2位0:30中大・若林陽大④28分42秒02≪22全6区6位、関東IC1万m14位、箱6区5位、21箱6区5位、20:箱6区10≫
3位2:03青学・西川魁星④29分12秒95≪22関東IC1500m5位≫
4位4:00國學・島崎慎愛④28分27秒98≪22全1区18位、21全1区3位、出1区6位、箱6区4位、20箱6区8位≫
5位4:23早大・北村 光③29分00秒51≪22予130位、関東IC3障6位、21:関東IC3障8位、箱6区8位≫
6位4:31順大・村尾雄己①29分15秒36≪22関東IC3障8位、21高4区4位、IH3障4位≫
7位4:39東国・吉住 颯②5千14分20秒25≪22関東IC1500m≫
8位5:43法大・武田和馬②29分06秒30≪22箱6区2位、21予147位≫
9位5:58城西・大沼良太郎①30分18秒54≪22予128位、21IH3障6位≫
10位6:05創価・濱野将基④28分37秒06≪22箱6区9位、21出4区9位、箱6区7位≫
11位7:32東洋・西村真周①29分03秒95≪22関東IC5千決勝、21高1区16位≫
12位8:19明大・堀 颯介①28分40秒90≪21高3区15位、20高6区1位≫
13位8:30東海・川上勇士④28分59秒60≪22全4区15位、予270位、箱6区6位、21:全4区5位、箱6区5位≫
14位9:10帝京・山田一輝④29分31秒05
15位10:06[15]10:00国士・中島弘太②29分18秒86≪22全予2組13位、関東IC1500m≫
16位10:29[15]10:00山学・髙田尚暉②29分40秒12≪22予76位、箱3区19位、21:予83位≫
17位12:51[15]10:00大東・佐竹勇樹③30分00秒23≪22日本3障9位、関東IC3障1位、21予222位≫
18位13:23[15]10:00日体・内山俊一③30分28秒45
(19)13:42[15]10:00日薬・波多江陸人②29分23秒92≪22予83位、21予167位≫
19位15:25[15]10:00専大・粟江倫太郎③29分28秒04≪22予173位、21:予341位≫
20位15:41[15]10:00立大・内田賢利③29分46秒38≪22予177位、日本3障8位、関東IC3障7位、21:予250位、20:予262位≫
トップで折り返した駒大は、当日変更でルーキーの伊藤選手を投入。夏に充実した練習を積み、出雲駅伝からエントリーに名を連ねていた選手。箱根前に1万m28分28秒で走り、一気に出走候補に挙がっていた。とはいえ、ちょっとびっくりな変更。
追う中央大は、4年連続山下りとなる若林選手。総合優勝を狙うなら、この区間で追いつきたいところ、30秒差がどうなるか気になった。青学大は、補欠だった4年西川選手が繰り上がりで出場へ。逆転優勝には、この区間を凌ぐ必要があった。
混戦の4位以下も有力ランナーが続く。4位國學島崎選手、5位早大北村選手、8位法大武田選手、10位創価濱野選手が過去の好走経験者。これに初挑戦の順大村尾、東国吉住、城西大沼選手がどこまで対抗していけるか。あるいは新星いるか。
シード権を追いかけるチームでは、東洋西村選手、明大堀選手は、前回経験者が不調もあり1年生抜擢へ。その後ろから、3年連続6区山下りとなる東海大川上選手。少し差がありまうが、まずはいい滑り出しをしたい。
一斉スタート組でも、1500mで結果を出している国士大中島選手や、3000m障害で活躍がある大東大佐竹・立大内田選手、復路も強化する山学大は主力の髙田選手を投入するなど、目が離せない6区となった。
定点間分析①:芦ノ湖~芦之湯
レース展開
2㎞:駒大伊藤選手2分55秒・3分11秒のペース、3位青学西川2分53秒・3分03秒と追い上げる
3㎞:1位駒大伊藤9分56秒、後ろ2位中大はちらちら見えている
3.1㎞:4位國學島崎選手の後方、5位早大北村選手と順大村尾選手が並走しながら追い上げている
4.8km芦之湯
区間記録:96回館澤(東海)15分23秒
1位伊藤(駒大)15分54秒①
4位若林(中大)16分07秒②0:43
14位西川(青学)16分26秒③2:35
13位島崎(國學)16分23秒④4:29
9位北村(早大)16分12秒⑤4:41
8位村尾(順大)16分11秒⑥4:48
20位吉住(東国)17分07秒⑦5:52
12位武田(法大)16分19秒⑧6:08
15位濱野(創価)16分29秒⑨6:40
17位大沼(城西)16分36秒⑨6:40
3位西村(東洋)16分03秒⑪7:41
11位堀(明大)16分16秒⑫8:41
18位川上(東海)16分50秒⑬9:26
2位佐竹(大東)16分00秒⑰12:57[14]10:06
18位山田(帝京)16分50秒⑭10:06[14]10:06
5位粟江(専大)16分10秒⑲15:41[16]10:16
5位髙田(山学)16分10秒⑯10:45[16]10:16
5位内山(日体)16分10秒⑱13:39[18]10:16
10位内田(立大)16分13秒⑳16:00[19]10:19
16位中島(国士)16分32秒⑮10:44[20]10:38
21位波多江(日薬)17分08秒(19)14:56[21]11:14
駒大伊藤選手が、全体トップのタイム!中大・青学を突き放す
4.8㎞芦之湯定点までは上り坂。まずはここでどのくらいの差になった気になった。結果的に、駒大伊藤選手がまずは差を広げる形になった。それもそのはずで、15分54秒は今回の全選手の中でトップのタイム。この1年でぐっと走力が高くなっていたとはいえ、これは早い入りだった。
中大若林選手は13秒引き離されているとはいえ、16分07秒は全体の4番目のタイム。前年よりも5秒早いので、まずまず入れていると言える。青学西川選手が14番目の16分26秒で、差が広がったが、この時点では、上りが苦手なのか、うまく乗れていないのかわからなかった。下りで切り替えられるか気になった。
後方、4位争いは、3度目の山下りとなる國學島崎選手の後ろ、早大北村選手と順大村尾選手がチラチラ見えている形。島崎選手は今シーズン不調に喘いでいましたが、この時点では定点間13位と中位でとどまっている。
シード権を追いかける東洋西村選手が突っ込んで追いかける
その争いに付けなかったのが、東国大吉住選手。前年の経験者から変わってのエントリーが気になっていましたが、上りの時点20番目。他の選手より1分ほど遅くなっていて、一気に差が離れた。
むしろ、その後ろ法大武田選手が早くも16秒差までやってきた。区間賞候補の一人ですが、この時点では12番目のタイム。前年より18秒遅いのは意外ですが、比較的抑えめ。後ろ、城西大沼選手に追いついた創価濱野選手は、前年同様抑え気味。
11位走行の、東洋大西村選手が突っ込んで入って、16分03秒と全体3番目のタイム。酒井監督の指示があったかは、分かりませんが、まずは突っ込んで追いかけていく姿勢を見せた形だ。その差1分01秒、直線で一瞬見えたかどうか。
大東佐竹・専大粟江選手ら早めに入った一斉スタート組
一斉スタート組が、全体的に早い。関東IC2部3障で優勝している大東佐竹選手が、16分00秒の全体2番目の好タイムで、集団から抜け出している。しかも50秒前時差スタートした帝京大山田選手を捉えて、早くも14番目進出。
その10秒後方に、専大粟江・山学髙田・日体内山選手が全体5番目となる16分10秒で通過。髙田選手は主力選手の一角、専大と日体大は、前任者の平地走力が高くなり、新たに入った選手が好走。続く立大内田選手も秒差で続く。ここからニューヒーローが出るかどうかも注目だった。
定点間分析②:芦之湯~小涌園前
レース展開
5.1㎞9位創価大濱野選手が浮上、城西大沼選手が10位に後退
8㎞:駒大伊藤選手7-8km2分38秒まで浮上、軽快な走り
8.1㎞:4位国学島崎選手の後ろ、2秒差に早大北村選手が迫る
8.3㎞:4位早大北村選手浮上、国学島崎選手少しずつ離れる
9.0㎞小涌園前
(定点間4.2㎞)
区間記録:区間記録:96回館澤(東海)10分43秒<26分06秒>
2位伊藤(駒大)10分42秒<1>26分36秒①
3位若林(中大)10分44秒<2>26分51秒②0:45
21位西川(青学)11分37秒<19>28分03秒③3:30
1位北村(早大)10分39秒<2>26分51秒④4:38
6位島崎(國學)10分56秒<10>27分19秒⑤4:43
18位村尾(順大)11分26秒<14>27分37秒⑥5:32
7位武田(法大)11分00秒<10>27分19秒⑦6:26
20位吉住(東国)11分31秒<20>28分38秒⑧6:41
5位濱野(創価)10分52秒<13>27分21秒⑨6:50
16位大沼(城西)11分13秒<15>27分49秒⑩7:11
4位西村(東洋)10分49秒<4>26分52秒⑪7:48
7位堀(明大)11分00秒<9>27分16秒⑫8:59
10位川上(東海)11分02秒<16>27分52秒⑬9:46
11位佐竹(大東)11分03秒<5>27分03秒⑰13:18[14]10:27
11位山田(帝京)11分03秒<17>27分53秒⑭10:27[14]10:27
11位粟江(専大)11分03秒<6>27分13秒⑲16:02[16]10:37
7位内田(立大)11分00秒<6>27分13秒⑳16:18[16]10:37
11位内山(日体)11分03秒<6>27分13秒⑱14:00[16]10:37
15位髙田(山学)11分10秒<12>27分20秒⑮11:13[19]10:44
17位中島(国士)11分21秒<17>27分53秒⑯11:23[20]11:17
19位波多江(日薬)11分27秒(20)28分35秒(19)15:41[21]11:59
駒大伊藤VS中大若林選手やはりハイレベル…青学どうした…?
登りに引き続き、駒大と中大のハイレベルな先頭争いが、下りでも続いている。伊藤選手は下りの切り替えもしっかりとできていて1㎞2分38秒までペースアップする場面も。定点間全体の2番となる10分42秒の好記録で走破。やはりレベル高い。
中大若林選手も、僅かに引き離されたとはいえ、全体3番となる10分44秒の好タイム。その差は45秒に留まっている。追っていきたいところだが、駒大のルーキー勢が強い。
その後方、巻き返せるか気になった青学西川選手が、なんと芦之湯から、1分も開く3分30秒差…。定点間の4㎞でこれだけ開いたので、全く自分の走りができていないのが瞬時で分かる形。全選手集計でも最下位。優勝というか、大丈夫なのか??というが、とても気になった。
早大北村選手が定点間トップで追走!経験者一桁順位へ
ここの定点間トップは、8.3㎞で4位に浮上した早大北村選手。2大会前の当時1年時でも下りでかなりいい走りをしていました。貧血から復活し、花田監督も6区はアドバンテージになると太鼓判を押していましたが、下りに入って一気にエンジン全開になった形だ。
抜いたのは、下りの実力者國學院大島崎選手。島崎選手もこの定点間は6番目のタイムとまずまず走っているので、北村選手がかなり早いという事だ。なお、他の経験者も下りの切り替えが見事で、
法大武田選手が定点間7番目、創価大濱野選手に至っては5番目のタイム。このあたりは、さすが経験者といったところ。走り方や気持ちの持ち方も、しっかり分かっている印象だ。
彼らに徐々に追い抜かれて行っているのが、初出走の順大村尾・東国吉住・城西大沼選手。芦之湯からは、全員16番目以下となり、ここまではスピードが上がっていないというところ。ちょっと後ろのタイムも気になる走りだ。
東洋西村&明大堀選手ら1年生奮闘続く、立大内田選手もアップ
その後方、総合11位の東洋西村選手が、序盤に引き続き頑張っていて、この定点間4番の10分49秒。16番目だった城西大沼選手と一気に差が詰まって、この時点で38秒差。この区間で、一気に差が埋まるのではないかというほどの勢いだ。
また、そこから1分後ろになったものの、明大堀選手が下りで切り替えて7番目のタイム。後ろ東海川上選手はまだきていないので、10位11位12位のチームは3名ともルーキー勢に。この先、脚が持つ選手がシード権内に突入するはずだ。
後方集団は、まだまだ混戦ですが、前の集団に追いついた立大内田選手が定点間7番目のタイム。6選手が14秒以内に収まっている感じだ。これにつけなかったのが国士中島選手と日薬波多江選手の2人。
一斉スタートの6区で出遅れると、巻き返しが非常に厳しくなるので、何とかしたいが、中島選手が苦しそうな表情。波多江選手は、スピードに乗れていない形。今後の展開を考えると、気がかりな遅れとなった。
定点間分析③:小涌園~大平台
宮ノ下11.6km
①伊藤(駒大)28
②0:50若林(中大)
③4:00西川(青学)
④4:43北村(早大)
⑤4:48島崎(國學)
⑥6:12村尾(順大)
⑦6:37武田(法大)
⑧6:58濱野(創価)
⑨7:15吉住(東国)
⑩7:28大沼(城西)
⑪7:47西村(東洋)
⑫9:11堀(明大)
⑬9:49川上(東海)
[14]10:33佐竹(大東)
[15]10:43山田(帝京)
[16]10:48内田(立大)
[17]10:48粟江(専大)
[18]10:51内山(日体)
[19]10:58髙田(山学)
[20]11:45中島(国士)
[21]12:26波多江(日薬)
11.6㎞1位青学、2位中大50秒差 少しずつ差が開く
3位青学4分00秒 いつもよりピッチが遅いとのこと、
1㎞2分45秒程でどんどん開く形
12-13km駒大伊藤選手2分45秒
13.4㎞大平台
(定点間4.4㎞)
区間記録:96回館澤(東海)11分24秒<37分30秒>
1位伊藤(駒大)11分26秒<1>38分02秒①
2位若林(中大)11分32秒<2>38分23秒②0:51
20位西川(青学)12分23秒<19>40分26秒③4:27
3位北村(早大)11分33秒<3>38分24秒④4:45
9位島崎(國學)11分43秒<11>39分02秒⑤5:00
21位村尾(順大)12分28秒<17>40分05秒⑥6:34
6位武田(法大)11分40秒<7>38分59秒⑦6:40
5位濱野(創価)11分38秒<7>38分59秒⑧7:02
18位吉住(東国)12分17秒<20>40分55秒⑨7:32
12位大沼(城西)11分49秒<15>39分38秒⑩7:34
14位西村(東洋)11分53秒<4>38分45秒⑪8:15
10位堀(明大)11分44秒<9>39分00秒⑫9:17
4位川上(東海)11分37秒<14>39分29秒⑬9:57
7位佐竹(大東)11分42秒<4>38分45秒⑰13:34[14]10:43
7位粟江(専大)11分42秒<6>38分55秒⑲16:18[15]10:53
11位内田(立大)11分47秒<9>39分00秒⑳16:39[16]10:58
16位山田(帝京)11分57秒<16>39分50秒⑭10:58[16]10:58
15位内山(日体)11分54秒<12>39分07秒⑱14:28[18]11:05
13位髙田(山学)11分51秒<13>39分11秒⑮11:38[19]11:09
19位中島(国士)12分22秒<18>40分15秒⑯12:19[20]12:13
17位波多江(日薬)12分15秒(20)40分50秒(20)16:30[21]12:48
駒大伊藤選手また定点間トップ!断トツ区間賞ペースに
一番下り坂が急勾配になる宮ノ下を含む定点間。この定点間分析個人的に楽しみにしていますが、一番早かったのは、トップを走っている駒大伊藤選手。そのタイム11分26秒。他に下り候補の選手も、メンバーに入っていたので、準備期間はそんなに長くなったと思いますが、見事としか言えない走り。
追いかける中大若林選手が定点間2番目の11分32秒、また早大北村選手も3番目11分33秒で走っているものの、差がどうしても開いていってしまう。他有力校の自信のある区間で、この走りは、やっぱり大きかったのではと個人的に思うところです。
他、上位では青学西川選手、順大村尾選手が全く乗れない形。この定点間では、村尾選手が最下位となってしまいました。高校時代の有力選手を順大は抜擢しましたが、ちょっと思うようにならなかったか。
東国大シード権争いに降下、東海川上選手が巻き返し開始
シード権争いには新たな動きが出t着て、法大武田・創価濱野選手が浮上していく中、東国大吉住選手が、ぐっと順位が下がってしまい、総合9位。やはり下り乗れていないか。10位城西大沼選手に、まもなく追いつかれそうだ。
後方の追い上げは、11位東洋西村選手12位明大堀選手がここは落ち着いた形、13位東海川上選手が、徐々にギアチェンジしてきて、定点間4位に浮上。このあたりから、脚がきつくなった選手と差がつくので、追い上げが気になるところ。
後方、一斉スタート組は、大東佐竹選手を専大粟江選手が追走する形。専大は、さすが経験者を平地にしただけあって、ここはうまくいきそうな雰囲気が出てきたところ。他の4チームもまだ秒差では続いている。ライバルチームですが、7区以降のため、食らいついていきたい。
定点間分析④:大平台~函嶺洞門
レース展開
14.5㎞:早大北村選手が3位に浮上!青学西川選手を一気に突き放す
16.5㎞:4位国学島崎選手が浮上、青学西川選手5位へ後退
17.0㎞函嶺洞門
(定点間3.6㎞)
区間記録:96回館澤(東海)9分14秒<46分44秒>
5位伊藤(駒大)9分22秒<1>47分24秒①
2位若林(中大)9分15秒<2>47分38秒②0:44
5位北村(早大)9分22秒<3>47分46秒③4:45
10位島崎(國學)9分34秒<9>48分36秒④5:12
21位西川(青学)10分15秒<19>50分41秒⑤5:20
4位武田(法大)9分20秒<6>48分19秒⑥6:38
1位濱野(創価)9分13秒<1>48分12秒⑦6:53
16位村尾(順大)9分48秒<17>49分53秒⑧7:00
7位大沼(城西)9分28秒<15>49分06秒⑨7:40
17位吉住(東国)9分50秒<20>50分45秒⑩8:00
15位西村(東洋)9分45秒<8>48分30秒⑪8:38
12位堀(明大)9分38秒<10>48分38秒⑫9:33
3位川上(東海)9分17秒<12>48分46秒⑬9:52
7位佐竹(大東)9分28秒<5>48分13秒⑰13:40[14]10:49
9位粟江(専大)9分29秒<7>48分24秒⑲16:25[15]11:00
13位内田(立大)9分42秒<11>48分42秒⑳16:59[16]11:18
11位髙田(山学)9分35秒<12>48分46秒⑮11:51[17]11:22
14位内山(日体)9分43秒<14>48分50秒⑱14:49[18]11:26
18位山田(帝京)9分55秒<16>49分45秒⑭11:31[19]11:31
20位中島(国士)10分07秒<18>50分22秒⑯13:04[20]12:58
19位波多江(日薬)10分06秒(21)50分56秒(21)17:14[21]13:32
中大若林選手が定点間2番目!初めて詰め寄る場面に
終盤の下りとなる定点間。ここで初めて、1位駒大伊藤選手と2位中大若林選手との差が詰まった。伊藤選手も上位ですが定点間5番の9分22秒、若林選手が定点間2番となる9分15秒で走破。その差が44秒差となった。最後の平地で相手の位置関係が分かってくるところ。ここから追う側の強みが出てくるかどうか。
後方では、14.5㎞で早大北村選手が3位に浮上、16.5㎞で國學院大島崎選手が4位に浮上。この定点間また最下位となった青学西川選手、最後の平地で1500mの力が活きれば…と思いたいところですが、当人はもう頭の中が真っ白になっていたそうですね。
創価濱野選手が定点間トップ!法大武田選手らと前を追う
後方では、法大武田選手が、昨年程ではないですが、少しずつ伸びてきて区間6位の走り。その後ろ、総合7位に浮上し、創価濱野選手が定点間トップの9分13秒を記録!3年連続山下りを走っていて、昨年も後半浮上、このあたりは職人芸という印象を受けます。他の選手が脚のダメージで止まってくるところで、脚が動いているのですから、やっぱり強いです。
城西大沼・東海川上選手が定点間上位!シード争い流れ変わる
シード権争いは流れが変わってきていますね。城西大沼選手が、ここにきて定点間順位が上がってきて7番目のタイム。このあたり作戦だったのかどうか。調子に乗れない東国大吉住選手を交わして9位に浮上。
一気にシード権ラインに下がった東国大ですが、11位東洋西村選手と12位明大堀選手も、ちょっと息切れ、大きくは詰まらなかった。
その後方、東海川上選手が、一気に定点間3位に浮上。秋シーズンはうまくいかず、3年目の山下りもここまで一番走れていなかったものの、ここで身体が動いていたのは、経験が意地か。明大は視界に入るところまできた。
後方、一斉スタートの大東佐竹選手が、定点間7番のタイムで9分28秒。専大粟江選手を引き離して、一斉スタート組先頭へ。ここも少しずつ縦長に。最後の平地での動きも気になった。
定点間分析⑤:函嶺洞門~小田原中継所
レース展開
17.7㎞:駒大伊藤選手、沿道にガッツポーズ
18㎞大八木監督「漢だったらいくしかないよ!!」
残り1㎞:1位駒大・2位中大の差は45秒、見えているが詰まり切らない印象
18.8㎞東洋西村選手が、懸命に10位を追いかけるシーン 酒井監督「前と広がってるぞ」
19.9㎞:法大武田選手が5位へ浮上、青学西川選手6位苦しい 後ろ創価大らも見えている
20.6㎞:創価濱野選手6位に浮上、7位青学、8位順大ら続く
20.8㎞小田原中継所
(定点間3.8㎞)
区間記録:96回館澤(東海)10分33秒<57分17秒>
2位伊藤(駒大)10分58秒<1>58分22秒①
5位若林(中大)11分01秒<2>58分39秒②0:47
11位北村(早大)11分12秒<3>58分58秒③4:59
15位島崎(國學)11分23秒<12>59分59秒④5:37
13位武田(法大)11分14秒<5>59分18秒⑤6:39
3位濱野(創価)11分00秒<4>59分12秒⑥6:55
21位西川(青学)12分42秒<20>63分23秒⑦7:04
14位村尾(順大)11分22秒<17>61分15秒⑧7:24
7位吉住(東国)11分04秒<18>61分49秒⑨8:06
16位大沼(城西)11分26秒<15>60分32秒⑩8:08
17位西村(東洋)11分43秒<13>60分13秒⑪9:23
1位堀(明大)10分55秒<8>59分33秒⑫9:30
3位川上(東海)11分00秒<9>59分46秒⑬9:54
10位佐竹(大東)11分11秒<6>59分24秒⑯13:53[14]11:02
8位粟江(専大)11分06秒<7>59分30秒⑲16:33[15]11:08
9位髙田(山学)11分07秒<10>59分53秒⑮12:00[16]11:31
6位内山(日体)11分03秒<10>59分53秒⑱14:54[17]11:31
12位山田(帝京)11分13秒<16>60分58秒⑭11:46[18]11:46
19位内田(立大)11分48秒<14>60分30秒⑳17:49[19]12:08
20位中島(国士)11分50秒<19>62分12秒⑰13:56[20]13:50
18位波多江(日薬)11分43秒(20)62分39秒(21)17:59[21]14:17
駒大伊藤選手、中大若林選手最後の伸びも素晴らしく
トップ争いは、伊藤選手が最後の平地もしっかり走り切り、トップをキープ。全体2番目となる10分58秒。勿論、区間賞の58分22秒。若林選手も上位だったが、最後はまた詰め切れなかった。その若林選手も58分39秒の4年目で過去最高タイムを出しているので、伊藤選手を褒めるしかない形だった。中央大は7区以降も昨年の好走者が並んでいるところ、47秒の差がどうなるか注目となった。
後方は、気づけば約5分差に。3位は区間3位のタイムで駆け抜けた早大北村選手。下りの爆発力は凄かった。4位國學院島崎選手も、万全ではない状態の中、何とか60分は切る、執念の走り。上位をキープした。
創価濱野選手が最後の定点間3位、順位大きく変動
続いて…青学大がまだこない。なんと中継所直前で、法大武田選手と創価濱野選手が交わしていった。法大武田選手は、今夏会は大きく目立たなかったものの、気づけば59分18秒区間5位。昨年より伸びなかったのは悔しいところあるものの、今年も好スタートを切った。チームの順位も2つ挙げた
創価濱野選手が会心の走り。ラストの平地も脚が伸びていて全体3番の11分00秒。59分12秒の区間4位で駆け抜けた。しかも総合10位で走り始めたから、4人抜いたことになる。もう一度、上位を狙う流れに戻してきた。
青学大西川選手は、最後の平地が一番動かなかったようで、1分半前後も他の選手より掛かってしまった。原監督の「笑顔で」の檄も中々響かなかったか。トップとの差は7分以上となってしまい、優勝争いは事実上脱落となってしまった。山下りはかなり安定してた青学大ですが…箱根の山は、本当に怖いと知らされる結果となった。
東国吉住選手最後に粘り、11位東洋大を突き放す
続いて、2つ順位を落として8位で順大村尾選手。途中非常に苦しんだ場面があったが、最後の定点間は14番目。61分少しで何とかとどめた。まだまだ、前が見える位置だ。
9位争いに動きがあり、最後の平地で東国大吉住選手が定点間7番目のタイムで巻き返し、総合9位に再浮上。何とか最低限でまとめた。直後、城西大沼選手が、総合10位。60分半ばの区間15位で踏みとどまったとみるべきか。
後ろが気になったが、東洋西村選手が脚が持たなかったようで、最後の平地ぺーす上がらず。定点間17番目のタイム、シード権との差は1分15秒となった。とはいえ、懸命の頑張りで少し差を詰めることはできた。
明大堀選手が定点感トップ!山学髙田&日体内山選手はもっと早い?
続いて、びっくり。猛然とした勢いで突っ込んできたのが、明大堀選手。最後の平地だけで見ると、実は全体でトップ!区間タイムも59分33秒の区間8位まで伸ばしてきた。気づけば、東洋大の7秒差の総合12位。
先ほどの定点で迫っていた東海川上選手も、最後の頑張りは利いて、59分46秒の区間9位。明大が見える位置にはやってきた。このあたり、11位から13位のチームの、追い上げの出足は悪くなかったのかなという印象だ。7区に繋がるか気になった。
一斉スタート組は、最後少し離れて1分以上後ろ。大東佐竹選手が粘って59分24秒の区間6位。山はやっぱりなんとなく大東大は強い。びっくりは専大粟江選手。前任者が平地に降りていましたが、区間8位59分30秒で走破!往路苦戦した専大、これはナイススタートでしたね。
その後ろ、山学髙田選手と日体内山選手らも踏ん張って、最後の平地は一桁順位の走り。しかも、なんかコースを間違えたり、タスキを落としたり??していた感じなので、実際、一番早いくらいだったのかも…?
その後ろに、時差スタートの帝京大山田選手。やはり山下りはちょっと鬼門のチームだ。最後の平地で苦しくなった立大内田選手がその後ろ。とはいえ上り程は他チームに後れを取らず、まだ絡んでいける位置だ。
終始、苦しい走りになってしまったのが、国士中島選手と、連合チームの日薬波多江選手。62分オーバーはちょっとかかってしまいました。トップが区間賞なので、見た目の差が既に14分。何とか絡みながら、7区以降ペースを保ちたいところだった。
まとめ
・早大北村、創価濱野・明大堀選手と定点間が分かれる接戦
・青学大ら失速する選手も、結構多かった今大会
・シード権争いは、東洋大が詰め寄るも、まだ1分以上の差
色んな動きがあった中で、際立ったのが駒大伊藤選手と中大若林選手の激しい首位攻防。結局この2名が、区間賞と区間2位を獲得していますので、レベルの高い争いだった。そして駒大は5区も合わせて、ルーキー2名が、中大の経験者を寄せ付けなかったというところ。このあたり、最終的な結果を考えると、非常に大きなことでした。
区間3位以下は結構混戦になったこともあり、下りの出足が早かった早大北村選手、下りの終盤が早かった創価濱野選手、ラストの平地で追い上げた明大堀選手と分かれたのも面白い。それぞれ区間上位に入って、持ち味を発揮した形でした。
逆に、今回結構ブレーキも出てしまった。青学西川選手が目立ったものの、順大村尾選手に、東国吉住選手も結構苦しかった。3年位前に一気に高速化して、58分台59分台が当たり前になりかけたところ、ここ2年はまた水準が下がり、ブレーキも出てしまっている。気象条件の変化か、プレッシャーなどもかかっていたでしょうか?
シード権争いで見ると、東洋西村選手が前半かなり追い込んだものの、終盤は少し息切れ。とはいえ、1分15秒差と少し詰めた形。12位明大13位東海大は追い上げに成功し僅差に。城西大に落ちてきた東国大らの9位争いの動向と、やはりシード権争いも目が離せない展開になってきた。
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