箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。
関東15校を中心に、
全日本大学駅伝2022の区間オーダー予想をしていこうと思います。
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初出場となる #創価大 をピックアップ! 「3位以内」という目標のほか、密かに狙っていることとは?
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関東地区ラストになりますね。
初出場の全日本大学駅伝、1万m平均は2番目!?旋風起こせるか創価大学です。
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全日本大学駅伝2022【創価大学】戦力分析&区間エントリー予想
まずは、出雲駅伝の振り返りから。前年より健闘していたのではないでしょうか。
6位創価大学2:10:52
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップとの差 |
1区8.0㎞ | 10位 | 新家裕太郎④ | 23分18秒 | 10位 | 0:46差 |
2区5.8㎞ | 5位 | 葛西 潤④ | 15分45秒 | 7位 | 0:55差 |
3区8.5㎞ | 1位 | フィリップ ムルワ④ | 23分36秒 | 5位 | 0:41差 |
4区6.2㎞ | 7位 | 石丸惇那① | 18分47秒 | 7位 | 1:19差 |
5区6.4㎞ | 5位 | 石井大揮③ | 19分28秒 | 7位 | 1:43差 |
6区10.2㎞ | 5位 | 嶋津雄大④ | 29分58秒 | 6位 | 2:20差 |
1区新家選手…直前の記録会で5千m13分45秒のベストを出して、勢いに乗った新家選手が出走。早いペースに、途中で上位集団からこぼれますが、その後は落ちてきた選手を少しずつ拾う形で、大崩れせずに走り切りました。トップと46秒差と少し開きますが、何とか区間10位で襷リレーします。
2区葛西選手…今年4月個人選手権優勝後、試合出場が無く、状態が分からなかった葛西選手ですが、出雲駅伝ぶっつけで2区に登場しました。後方から追い上げる展開でしたが、その中で区間5位の走りで3つ順位を上げるのはさすがの実力者。すぐ前の第一工科だけでなく、やや離れていた東国大と創価大を捉えて7位へ。前回よりいい位置で3区に渡ります。
3区ムルワ選手…2年連続3区に入ったムルワ選手。昨年は酷暑で強さが際立ちました。今年度は、どこのチームもエースを入れて、3区までに上位を狙っていました。すぐに関西学院大を交わして6位に浮上すると、終盤に國學院大を捉えて5位に浮上します。最後順大に並びかける形でリレー。23分36秒は区間新記録!日本人ランナーには、しっかり勝ち切って、エースの役割を果たしました。
4区石丸選手…上位狙える流れを活かしたいところ。4区はルーキー石丸選手が選ばれていました。強い向かい風の中、順大や國學院大のランナーと競いながら前を追います。ただ、2㎞までには離されて単独走に。ここからは苦しみ、最後に法大の選手に捉えられて、7位中継。それでも区間7位で、最低限で粘り抜きました。
5区石井選手…5区には石井選手。ロードを中心に記録会で好走を続けて、ついに大学駅伝切符を勝ち取りました。すぐ前にいた法大の実力者と一緒に、前方の青学順大を追い上げる走りを見せます。最後のスパート争いには屈しますが、区間5位。4位までが点々と見える位置で襷リレーします。
6区嶋津選手…アンカーには、大黒柱の嶋津選手が2年連続で入りました。秒差で、順大法大が見えていましたが、無理には追わず、徐々に追っていく形。中盤に落ちてきた法大を捉えると、順大の実力者をじわじわ追い詰めていきます。秒差となった8㎞過ぎに、一気に勝負をかけて追いつきます。ラストの争い、一旦前に出ますが、最後の直線、相手の強襲に遭い、惜しくも6位に。
とはいえ、全体的には、昨年よりムルワ選手以外にも、見せ場が多い大会になった印象です。
全日本大学駅伝メンバー&戦力分析
※11月3日(木)に暫定オーダー提出
※当日朝に、補欠から最大3名入れ替え可能
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
フィリップ ムルワ④27分35秒29/13分29秒42≪22:出3区1位、全予4組1位、箱2区2位、21:出3区1位、箱2区6位≫
嶋津雄大④28分14秒23/13分59秒18≪22:出6区5位、全予4組12位、箱4区1位、21:出6区9位、箱4区2位、20箱10区1位≫
葛西 潤④28分21秒72/14分06秒33≪22:出2区5位、箱1区15位、21:箱3区3位、20:箱6区16位≫
横山魁哉④28分33秒58/13分57秒61≪22全予1組5位≫
新家裕太郎④28分45秒93/13分45秒22≪22:出1区10位、関東IC1万、箱7区4位、21:出2区10位≫
本田晃士郎④29分19秒42/14分20秒73≪22:関東IChalf18位≫
山森龍暁③28分35秒17/14分04秒36
桑田大輔③28分38秒46/14分02秒85≪22:全予3組3位、箱3区17位、21:出5区7位≫
志村健太③29分10秒63/14分12秒17≪22:全予1組27位、関東IC1万m16位≫
石井大揮③29分15秒38/14分08秒75≪22出5区5位≫
リーキー カミナ②28分14秒54/13分32秒97≪22:関東IC5千5位≫
吉田 凌②28分41秒28/14分11秒16≪22:全予2組24位、箱8区8位≫
石丸惇那①28分58秒26/13分57秒91≪22出4区7位、全予2組7位、関東IC5千、21:高1区18位≫
山下 蓮①29分18秒63/14分10秒73
野沢悠真①29分23秒82/14分13秒27≪22:全予3組10位≫
黒木陽向①29分40秒26/14分14秒93≪22:関東IC3障10位、21:高7区9位≫
初出場となる全日本大学駅伝。出雲駅伝からは外れていたメンバーの多くが、1万mで好走していて、平均タイムがかなり上がったようで。他にもハーフマラソンに出場している選手もいますので、着々と育成が進んでいるなと思います。
4年生は、ムルワ・嶋津・葛西選手の3本柱がしっかり揃っていますね。この3選手がいれば、十分全日本大学駅伝でも流れを作れます。これに、出雲1区担当の新家選手、直近1万m28分33秒好走した貴重なスピードランナー横山選手、長い距離に強い本田選手と揃っています。やはり4年生が、チームを引っ張っていますかね。
3年生は、レギュラー争いのレベルを上げています。出雲出走した石井選手以外に、前回の出雲を走って全日本予選3組3位好走の桑田選手、同じく全日予選出走の志村選手、主要大会はまだですが、1万m28分35秒好タイムの山森選手。これで出られるかどうかなんですから、出場争いは激化しています。
2年生は、もう一人の留学生リーキー選手と吉田選手。ともにレガシーハーフに出走していることを考えると、出走の可能性は比較的低いか。とはいえリーキー選手は62分31秒好タイム、吉田選手も63分台で走っています。いざという時に、後半区間を担う力は充分持っています。
1年生も一気に主力になりそうな、勢いある選手多いですね。出雲を走っている石丸選手は勿論、直近1万mベストを出している山下・黒木選手、そして全日予選3組10位好走、ハーフマラソンも対応している野沢選手もエントリー。秋シーズン出ていないのが、気になりますが、出場すると楽しみな選手です。
初出場ながら、シード権の8位…ではなく3位以内が目標の創価大。オーダーを考えてみたい。
全日本大学駅伝区間オーダー予想
そうなると、前半は食らいついて、終盤エース選手に繋ぐ戦法になってくるのでしょうかね?
2区(11.1㎞)葛西 潤④28分21秒72
3区(11.9㎞)新家裕太郎④28分45秒93
4区(11.8㎞)石井大揮③29分15秒38
5区(12.4㎞)山森龍暁③28分35秒17
6区(12.8㎞)桑田大輔③28分38秒46
7区(17.6㎞)フィリップ ムルワ④27分35秒29
8区(19.7㎞)嶋津雄大④28分14秒23
1区横山選手…1区は迷いました。主力選手が起用したくないけど、主力選手以外は少し安定感に差があるかなぁと思ってまし手…。トラックで結果を出して、全日予選で通過に貢献している4年横山選手が候補の一人になってくるのかなと思います。1万m28分33秒を出して勢いに乗っているところ、箱根駅伝前に、大学駅伝で起用したい選手です。思い切って食らいつければ。
2区葛西選手…2区は、出雲駅伝に引き続き主力の葛西選手ではないでしょうか。ここまでの駅伝を見ると、自分で行く展開で力を出し切れる選手だなと感じています。1区の展開が読みにくいですが、あらゆる展開で対応できると思います。1区と2区でまとめて、しっかり上位に食らいつく流れを作れればと予想します。
3区新家選手…出雲駅伝で1区を務めた新家選手を3区に予想します。その時は、上位集団から零れてきた選手をしっかり拾っていたと思います。箱根7区の時も、他の大学と競り合いながら、どんどん区間順位が上がってきていたと思います。しっかりペースメイクできれば、スピードエース区間で、十分務まると思います。
4区石井選手…出雲駅伝5区で他校の選手と、しっかり競り合って前を追っていた石井選手は引き続き起用されると予想します。全日本4区で、よりレベルが上がってきますが、元々ロードで台頭してきた選手。この区間でも通用できれば、箱根も面白い。
5区山森選手…昨年度から、首脳陣から名前は上がりながらも、惜しくも主要大会の出番は訪れなかった。ですが、直近1万m28分35秒は大きなチャンスか。前年度の箱根は3区や6区の候補に挙がっていたと思うので、最初少し下ってあとは平坦な5区あたりでデビューありえるかと思います。
6区桑田選手…今年の箱根の往路を走っている桑田選手を6区まで温存。昨年と今年で1万m28分30秒台を2度、さらに今年全日予選3組3位と主要大会でも結果を出していた選手です。持っている力を出せれば、十分区間上位が可能な選手。ぐっと前との差を詰めることができればと思います。
7区ムルワ選手…3区というのも少し考えましたが、この区間に温存するのではないでしょうか。17.6㎞長距離ながら、平地が多くかなりのスピードも要求されます。そうするとやはり大エースムルワ選手が一番力を発揮できるのはここかなと。他有力校も力の入れるでしょうし、出雲駅伝に引き続き区間記録を出していくくらいの勢いでいければと思います。
8区嶋津選手…出雲と全日本駅伝はアンカーで固定になるのではとないでしょうか。チームの精神的支柱になっていると思います。アンカーになってもまだ混戦の可能性があるくらい、上位校は接戦と思います。7区までの貯金と嶋津選手の走りで、シード権獲得のゴールとなるでしょうか。
初出場で上位狙ってますね。今のチーム状況だと、終盤2区間にかける形と思うのですがどうでしょうか。榎木監督は、箱根駅伝は基本的に早い順番で並べる方針ですが…全日本駅伝の距離はどうみられてるでしょうか??
まとめ
・新家選手ら出雲組と、桑田選手ら1万m28分30秒台組
・レギュラー争いの激しさが、初出場でシード権以上に導くか
やっと初出場というべきチームですよね。箱根駅伝片道制覇のほうが、全日本駅伝出場よりも早かったのですから…。長い距離に絞るチームですが、出雲駅伝で主力がまずまず万全、記録会を見るとかなり狙ってきている感じもします。
やはり4年生の3本柱が強力ですね。出雲区間記録のムルワ選手に、走力もあって駅伝で+αが出てくる嶋津・葛西選手が健在なら、十分にシード権内やそれ以上の成績に盛ってくることは可能なチーム力です。
これに出雲駅伝出走の新家選手らや、直近の1万mで好記録の桑田選手らや、ロードに強い吉田選手ら、いざという時は、リーキー選手も臨戦態勢です。出雲駅伝は上位進出も伺う姿勢もありながら6位、さて距離が延びる全日本駅伝でどこまでいくか。目が離せないチームです。
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