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出雲駅伝2022【東京国際大学】戦力分析&区間エントリー予想

いよいよ、三大駅伝の開幕戦!出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。コロナ禍も徐々に緩和され、手拍子応援での有観客となりました。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

まずは前回の優勝校ですね。

主力一部核も、それでも十分連覇が狙える東京国際大学です。

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出雲駅伝2022【東京国際大学】について

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝2021前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更もあります。

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エントリーメンバーと戦力分析

エントリーメンバー

出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、高:高校駅伝、予:箱根予選、全予:全日本予選、IC:インカレ

Y.ヴィンセント④13分15秒15/27分24秒42
≪22:箱2区5位、21:全3区1位、出6区1位、箱2区1位、20:箱3区1位≫
丹所 健④13分46秒17/28分01秒24
≪22:日本IC5千m7位、関東IC1万m7位、箱3区1位、全6区1位、出3区2位、日本IC5千m3位、箱1区14位、20:箱1区13位≫
堀畑佳吾④14分02秒14/28分54秒91
≪22:箱4区12位、21全4区11位、20全6区12位≫

村松敬哲③13分54秒79/29分18秒27≪22:関東IC1万m、箱8区6位≫
林 優策③14分03秒45/29分43秒85≪22:箱6区13位≫
川端拳史③14分13秒09/

白井勇佑②13分41秒40/28分55秒12≪22:関東IC5千m7位、21:出4区5位≫
牛 誠偉②13分50秒28/29分39秒10≪22:関東IC5千m13位≫
冨永昌輝②13分57秒50/29分06秒37≪22:箱7区6位≫
木村海斗②14分02秒92/29分52秒16

昨年の優勝メンバーは3人抜けるも…核はしっかり

 昨年、初出場初優勝を遂げた東京国際大。3区丹所選手で抜け出して、6区ヴィンセント選手にトップで襷が渡り、悠々と逃げ切るという圧勝劇でした。しかも当時のメンバーの6人全員が当時3年生以下。120点の展開とはいえ、連覇は充分に射程圏内と思われました。

 でしたが、そこから1区山谷2区佐藤5区宗像選手が、今回のエントリーから外れてしまいました。宗像選手は、9月半ばに1万m記録会に出場し29分台を出していましたが、山谷・佐藤選手は、大会で姿を見ないで気になるところ…。

 とはいえ、主力4年生2名を初め、メンバーは揃っています。大エースヴィンセント選手は、箱根後の故障からは癒えたようで、9月日体大で5千m13分25秒好記録。再び快速を武器に、一気に差をつける走りができそうだ。

 日本人は、同じく並ぶエースの丹所選手と、春大ブレイクした白井選手が健在。丹所選手は春の故障で、やや出遅れましたが、日本ICは5千m7位と2年連続入賞。白井選手は日本ICはやや苦戦したものの、5千m13分41秒の抜群のスピードを持っています。調子が戻っていれば、間違いなく主要区間に入る選手です。

 続くのは、直近の記録会で上位だった選手がエントリーですね。その中で、5千m13分57秒の2年冨永選手と14分09秒の3年村松選手は、今年の箱根駅伝の7区8区で襷リレーをし、いずれも好走。駅伝好走経験のある選手の調子が上がっているのは、頼もしいですね。複数回駅伝を走っている4年堀畑選手は、9月中旬で1万m29分33秒まずまずです。

 その他、実績では、箱根駅伝6区山下りを走っている林選手や、関東IC5千m決勝に残っている牛選手あたりが候補か。まだ主要大会の成績が少ない中でエントリーされた3年川端・2年木村選手も勿論気になります。

 連覇がかかる東国大、オーダーを慎重に考えていきたい。

区間オーダー予想

 とはいえ、基本的には、昨年を踏襲するのではないでしょうか。アンカーに大エースがいるのは、精神的に落ち着いて走ります。相手目線から見ても、貯金をつくらないといけないと焦りに繋がります。6区ヴィンセント選手は固いかなぁ。

1区(8.0㎞)白井勇佑②13分41秒40
2区(5.8㎞)冨永昌輝②13分57秒50
3区(8.5㎞)丹所 健④13分46秒17
4区(6.2㎞)村松敬哲③13分54秒79
5区(6.4㎞)堀畑佳吾④14分02秒14
6区(10.2㎞)Y.ヴィンセント④13分15秒15

1区白井選手…将来のエース候補の白井選手、今回のメンバーなら思い切って1区抜擢もあるでしょう。関東IC5千mでの上位入賞は、中々の好レースでした。ロードでもしっかりと出し切ることが、いい位置につけられます。

2区冨永選手…この区間迷いました(できれば、1区山谷選手2区白井選手のロケットスタート見たかった)。スピードランナーはおそらく主要区間に起用するので、駅伝好走経験があり、直近5千m13分台を出した冨永選手で予想。ここを凌ぐのはポイントになります。

3区丹所選手…この区間でしっかりトップ付近に付けられるかが大事。前年と同じ丹所選手で予想します。前回は酷暑で絶好調だった丹所選手の調子の良さが際立ち、まさかの単独トップ浮上でした。今年はまた違う展開になると思いますが、最低限トップが見える位置には付けたいところです。

4区村松選手…流れに乗っていれば、4区と5区はしっかり走れるランナーが入っています。村松選手は今年の箱根8区好走、今年になってまた主要大会の経験を積みました。箱根の時のように前後するランナーとうまく走っていければ。

5区堀畑選手…初出場の選手の起用もならびましたが、アンカー前の大事な区間。経験ある4年生堀畑選手と予想します。今年の箱根は往路4区を走っています。アップダウンは無難にこなしていますし、この区間は合っているのではと思っています。

6区ヴィンセント選手…大エース。ヴィンセント選手がどこまでいくか。勢いは戻ってきているような印象です。相手次第で1分~1分半までなら逆転可能ですから、やっぱり相手からしたら脅威です。気象条件が良ければ、区間記録も充分ターゲット。大学駅伝4つ目のタイトルホルダーとなるかも気になります。

この他、僅かに3区ヴィンセント選手も考えました。1区2区はどうしても前回より心もとないということで、ヴィンセント選手に挽回&貯金役割というのも考えました。前回のように4区5区が向かい風なら先頭効果、アンカー丹所選手にして逃げ切り。気象条件と選手の調子次第ではもしかするとあるかも…

まとめ

・優勝候補筆頭、とはいえ主力選手が複数人欠けた
・ヴィンセント&丹所&白井選手で核となる区間は充分
・序盤3区間でどのあたりの位置につけているか

 今年は、前回の優勝校として注目がかかる東京国際大。勿論、大エースヴィンセント選手が健在なので、十分に優勝候補筆頭になりうる存在です。とはいえ、前回の1区2区の選手を初め、3人の優勝メンバーを欠くのが、区間配置、そしてレース展開にどう影響してくるか。

 出雲駅伝は1区3区6区と3区間がエース区間と言われますが、ヴィンセント・丹所・白井選手と3人スピード抜群の選手がいるのは、チームとして戦いやすいところ。ここでしっかりと他校と戦いたい。

 最も、昨年のように3区で抜け出すとなると、ちょっと難しいか。3区までに、先頭とどのあたりの位置に付けることができるか。しっかり前が見えている展開に持ち込むことができれば、連覇が見えてくるはずです。