いよいよ、三大駅伝の開幕戦!出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。コロナ禍も徐々に緩和され、手拍子応援での有観客となりました。
駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。
まずは前回の優勝校ですね。
#出雲駅伝 前回大会の王者 #東京国際大学 の練習にお邪魔してきました‼️
去年3区で優勝を大きく引き寄せる快走をみせた #丹所健 選手や留学生の #ヴィンセント 選手 #ムセンビ 選手など主力の多くが大学ラストイヤーを迎える今シーズン。『学生三大駅伝3冠』を目指します✨ pic.twitter.com/uiA97QD3i0— フジテレビ陸上🎽10/10出雲駅伝 (@fujitvrikujo) September 17, 2022
主力一部核も、それでも十分連覇が狙える東京国際大学です。
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出雲駅伝2022【東京国際大学】について
エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝2021前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更もあります。
エントリーメンバーと戦力分析
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、高:高校駅伝、予:箱根予選、全予:全日本予選、IC:インカレ
Y.ヴィンセント④13分15秒15/27分24秒42
≪22:箱2区5位、21:全3区1位、出6区1位、箱2区1位、20:箱3区1位≫
丹所 健④13分46秒17/28分01秒24
≪22:日本IC5千m7位、関東IC1万m7位、箱3区1位、全6区1位、出3区2位、日本IC5千m3位、箱1区14位、20:箱1区13位≫
堀畑佳吾④14分02秒14/28分54秒91
≪22:箱4区12位、21全4区11位、20全6区12位≫
村松敬哲③13分54秒79/29分18秒27≪22:関東IC1万m、箱8区6位≫
林 優策③14分03秒45/29分43秒85≪22:箱6区13位≫
川端拳史③14分13秒09/
白井勇佑②13分41秒40/28分55秒12≪22:関東IC5千m7位、21:出4区5位≫
牛 誠偉②13分50秒28/29分39秒10≪22:関東IC5千m13位≫
冨永昌輝②13分57秒50/29分06秒37≪22:箱7区6位≫
木村海斗②14分02秒92/29分52秒16
昨年の優勝メンバーは3人抜けるも…核はしっかり
昨年、初出場初優勝を遂げた東京国際大。3区丹所選手で抜け出して、6区ヴィンセント選手にトップで襷が渡り、悠々と逃げ切るという圧勝劇でした。しかも当時のメンバーの6人全員が当時3年生以下。120点の展開とはいえ、連覇は充分に射程圏内と思われました。
でしたが、そこから1区山谷2区佐藤5区宗像選手が、今回のエントリーから外れてしまいました。宗像選手は、9月半ばに1万m記録会に出場し29分台を出していましたが、山谷・佐藤選手は、大会で姿を見ないで気になるところ…。
とはいえ、主力4年生2名を初め、メンバーは揃っています。大エースヴィンセント選手は、箱根後の故障からは癒えたようで、9月日体大で5千m13分25秒好記録。再び快速を武器に、一気に差をつける走りができそうだ。
日本人は、同じく並ぶエースの丹所選手と、春大ブレイクした白井選手が健在。丹所選手は春の故障で、やや出遅れましたが、日本ICは5千m7位と2年連続入賞。白井選手は日本ICはやや苦戦したものの、5千m13分41秒の抜群のスピードを持っています。調子が戻っていれば、間違いなく主要区間に入る選手です。
続くのは、直近の記録会で上位だった選手がエントリーですね。その中で、5千m13分57秒の2年冨永選手と14分09秒の3年村松選手は、今年の箱根駅伝の7区8区で襷リレーをし、いずれも好走。駅伝好走経験のある選手の調子が上がっているのは、頼もしいですね。複数回駅伝を走っている4年堀畑選手は、9月中旬で1万m29分33秒まずまずです。
その他、実績では、箱根駅伝6区山下りを走っている林選手や、関東IC5千m決勝に残っている牛選手あたりが候補か。まだ主要大会の成績が少ない中でエントリーされた3年川端・2年木村選手も勿論気になります。
連覇がかかる東国大、オーダーを慎重に考えていきたい。
【第298回日本体育大学長距離競技会】
男子5000m
12組目イェゴン ヴィンセント キベット(4) 13.25.68 2着
冨永 昌輝(2) 13.57.50 8着 ☆
村松 敬哲(3) 14.09.41 12着
川端 拳史(3) 14.38.25 25着
木村 海斗(2) 14.46.77 27着※☆は自己ベストです。 pic.twitter.com/Tod45p5D57
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) September 19, 2022
区間オーダー予想
とはいえ、基本的には、昨年を踏襲するのではないでしょうか。アンカーに大エースがいるのは、精神的に落ち着いて走ります。相手目線から見ても、貯金をつくらないといけないと焦りに繋がります。6区ヴィンセント選手は固いかなぁ。
2区(5.8㎞)冨永昌輝②13分57秒50
3区(8.5㎞)丹所 健④13分46秒17
4区(6.2㎞)村松敬哲③13分54秒79
5区(6.4㎞)堀畑佳吾④14分02秒14
6区(10.2㎞)Y.ヴィンセント④13分15秒15
1区白井選手…将来のエース候補の白井選手、今回のメンバーなら思い切って1区抜擢もあるでしょう。関東IC5千mでの上位入賞は、中々の好レースでした。ロードでもしっかりと出し切ることが、いい位置につけられます。
2区冨永選手…この区間迷いました(できれば、1区山谷選手2区白井選手のロケットスタート見たかった)。スピードランナーはおそらく主要区間に起用するので、駅伝好走経験があり、直近5千m13分台を出した冨永選手で予想。ここを凌ぐのはポイントになります。
3区丹所選手…この区間でしっかりトップ付近に付けられるかが大事。前年と同じ丹所選手で予想します。前回は酷暑で絶好調だった丹所選手の調子の良さが際立ち、まさかの単独トップ浮上でした。今年はまた違う展開になると思いますが、最低限トップが見える位置には付けたいところです。
4区村松選手…流れに乗っていれば、4区と5区はしっかり走れるランナーが入っています。村松選手は今年の箱根8区好走、今年になってまた主要大会の経験を積みました。箱根の時のように前後するランナーとうまく走っていければ。
5区堀畑選手…初出場の選手の起用もならびましたが、アンカー前の大事な区間。経験ある4年生堀畑選手と予想します。今年の箱根は往路4区を走っています。アップダウンは無難にこなしていますし、この区間は合っているのではと思っています。
6区ヴィンセント選手…大エース。ヴィンセント選手がどこまでいくか。勢いは戻ってきているような印象です。相手次第で1分~1分半までなら逆転可能ですから、やっぱり相手からしたら脅威です。気象条件が良ければ、区間記録も充分ターゲット。大学駅伝4つ目のタイトルホルダーとなるかも気になります。
この他、僅かに3区ヴィンセント選手も考えました。1区2区はどうしても前回より心もとないということで、ヴィンセント選手に挽回&貯金役割というのも考えました。前回のように4区5区が向かい風なら先頭効果、アンカー丹所選手にして逃げ切り。気象条件と選手の調子次第ではもしかするとあるかも…
まとめ
・ヴィンセント&丹所&白井選手で核となる区間は充分
・序盤3区間でどのあたりの位置につけているか
今年は、前回の優勝校として注目がかかる東京国際大。勿論、大エースヴィンセント選手が健在なので、十分に優勝候補筆頭になりうる存在です。とはいえ、前回の1区2区の選手を初め、3人の優勝メンバーを欠くのが、区間配置、そしてレース展開にどう影響してくるか。
出雲駅伝は1区3区6区と3区間がエース区間と言われますが、ヴィンセント・丹所・白井選手と3人スピード抜群の選手がいるのは、チームとして戦いやすいところ。ここでしっかりと他校と戦いたい。
最も、昨年のように3区で抜け出すとなると、ちょっと難しいか。3区までに、先頭とどのあたりの位置に付けることができるか。しっかり前が見えている展開に持ち込むことができれば、連覇が見えてくるはずです。
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