スポンサーリンク

【箱根駅伝2022】3区を定点別に振り返る~東国丹所選手10㎞27分40秒台!?

そろそろ箱根駅伝2022の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

続いて3区
青山学院大が、あっという間にトップを奪いました!
2区終わってまさかこの区間では…という形でしたね。

当ブログで毎年行っている通り、

定点間ごとの分析をしていきます。

トップ争いだけでなく、それぞれの選手の走りに注目できます。

スポンサーリンク

【箱根駅伝2022】3区定点間分析

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

スポンサーリンク

3区出走者・走順と実績

①駒大・安原太陽②29分08秒88/全6区2位、出2区3位、関東IC2部5千14位

②1:02青学・太田蒼生①28分32秒17/U20日本5千2位、関東IC2部5千10位、20高1区10位
③1:12国士・荻原陸斗④29分00秒79/箱予30位、全予1組20位、箱7区14位、20:箱1区20位
④1:19東国・丹所 健③28分19秒17/全6区1位、出3区2位、日本IC5千3位、全予4組8位、関東IC2部1万10位、箱1区14位、20:箱1区13位

⑤1:29帝京・遠藤大地④28分34秒88/全3区6位、出2区5位、箱3区4位、20箱3区2位、19箱3区3位
⑥1:30創価・桑田大輔②28分38秒46/出5区7位
⑦1:31山学・髙田尚暉①5千14分08秒91/箱予83位、全予1組37位
⑧1:37東洋・佐藤真優②29分24秒06/全1区12位、関東IC1部half10位,20全3区9位
⑨1:37法大・小泉 樹①29分13秒48/全3区6位、箱予56位、全予1組3位、20高3区11位
⑩1:45國學・山本歩夢①28分41秒59/U20日本5千8位

⑪2:00中大・三浦拓朗④28分20秒13/全5区3位、箱予173位、全予4組13位、箱8区7位、20箱3区12位
(12)2:25立大・斎藤俊輔④28分32秒53/箱予19位、全予4組32位、関東IC2部1500m7位

⑫3:10神大・宇津野篤②29分00秒44/箱予65位、全予2組14位、箱6区12位

⑬3:36早大・太田直希④27分55秒59/出3区6位、関東IC1部1万13位、箱2区13位、20箱8区4位、19箱8区10位
⑭3:47日体・大畑怜士④28分41秒93/箱予91位、全予4組15位、関東IC1部1万9位
⑮3:52明大・児玉真輝②28分22秒27/全2区2位、箱予17位、箱1区16位、20全1区5位
⑯3:53東海・神薗竜馬②28分42秒61/全5区6位、出5区5位、関東IC1部1万18位
⑰4:04順大・伊豫田達弥③28分06秒26/全3区5位、出1区5位、日本IC5千m7位、関東IC1部1万6位、箱3区5位

⑱4:56専大・ダンカン キサイサ①28分57秒27/箱予23位、全予4組11位、関東IC2部5千9位、20高3区2位

⑲6:07駿河・町田康誠③28分39秒82/箱予85位、全予3組24位、全予4組30位、箱9区12位相当、20:予59位、19:予80位

⑳7:28中学・武川流以名③28分40秒48/全6区8位、全予3組2位、20:箱6区5位

 トップの駒大は、当日変更の2年安原選手が出走。出雲・全日本ともに区間上位の走りでチームの順位を引き上げた選手。1分02秒後方の青学大は、1年生の太田選手。持ちタイムは非常にいいが、実力はやや未知数。まずは駒大が逃げていく展開になるのではと思われた。

 また、2区を走る実力のある選手が出走。4位1分19秒差でスタートとなった東国大は日本人エース丹所選手。5位1分29秒差スタートの帝京遠藤選手は、4年連続3区で、日本人記録保持者である。ともに区間賞でチームをトップに引き上げる役割を担っているはずで、その動向が注目された。

 その後方、6位創価大から11位中大までが約30秒差の混戦。中大は4年生エース三浦選手が起用され、その追い上げに注目。1区2区で遅れたチームでは、13位早大太田、15位明大児玉選手、17位順大伊豫田選手、18位専大ダンカン選手がスタート。ゴボウ抜きが見られるか注目だった。

3区定点間分析①:戸塚中継所~藤沢

レース展開
1.0㎞:1㎞までに東国丹所選手が、国士荻原選手を交わし3位へ
1.3㎞:5位帝京大遠藤選手が突っ込む、創価・山学大は突き放していく
  中野監督「ターゲットは駒大、トップに立つぞ」

2.0㎞:2位青学大太田選手を、3位東国丹所選手射程圏内へ 4位は国士荻原選手
2.6㎞:4位帝京遠藤選手が浮上、5位国士荻原選手、遠藤選手3㎞を8分13秒で通過
3.5㎞:2位青学太田選手に、東国丹所選手につく。
3.7㎞:東国丹所選手が2位浮上、青学太田選手の前に出る
4.0㎞:帝京遠藤選手2:43-2:41-2:45-2:51

5.5㎞付近?(遊行寺坂)
①駒大
②東国・青学41秒
④帝京59秒
⑤国士1分23秒
⑥國學1分27秒
⑦東洋法大山学創価4校1分35秒~36秒
⑪中大1分56秒
OP連合2分39秒
⑫神大3分24秒
⑬早大3分31秒
⑭順大3分40秒
⑮明大3分46秒
⑯東海3分49秒
⑰日体3分58秒
⑱専大5分10秒
⑲駿河6分26秒
⑳中学7分26秒

参考:2022年【第98回箱根駅伝】3区遊行寺坂より実況中継(Youtube石島弘章様)

6.5㎞:1位駒大安原選手の後方、2位東国丹所青学太田選手が見える
6.5㎞:12位早大太田選手の後方、順大伊豫田選手がすぐ 後方に明治・東海ら

藤沢7.6㎞
区間記録:96回ヴィンセント(東国)20分40秒
日本人記録:96回遠藤(帝京)20分52秒

12位安原(駒大)21分39秒①
4位太田(青学)21分05秒②0:29
1位丹所(東国)20分48秒②0:29
2位遠藤(帝京)21分00秒④0:51
5位山本(國學)21分11秒⑤1:18
17位荻原(国士)21分51秒⑥1:25
9位佐藤(東洋)21分34秒⑦1:32
9位小泉(法大)21分34秒⑦1:32
14位髙田(山学)21分40秒⑦1:32
15位桑田(創価)21分46秒⑩1:37
6位三浦(中大)21分27秒⑪1:49
18位齋藤(立大)21分54秒(12)2:40
2位伊豫田(順大)21分00秒⑫3:26
7位太田(早大)21分29秒⑫3:26
19位宇津野(神大)21分55秒⑫3:26
8位児玉(明大)21分32秒⑮3:45
11位神薗(東海)21分38秒⑯3:52(3:47?映像)
16位大畑(日体)21分48秒⑰3:56
20位キサイサ(専大)21分57秒⑱5:14
21位町田(駿河)22分01秒⑲6:29
12位武川(中学)21分39秒⑳7:28

区間記録ペース東国丹所選手、帝京遠藤選手さえ離して前を追う
 序盤は、東国丹所選手ですね。出雲・全日本両駅伝でチームをトップに導く走りをしていた選手ですね。1㎞までに7秒前にいた国士大荻原選手を交わすと、3.5kmで中継所で17秒前方にいた青学太田選手を捉えて2位争いへ。太田選手を引き連れながら先頭を追っていく。

 その勢いは凄まじかった。後方10秒差でスタートした、帝京遠藤選手を寄せ付けない。遠藤選手も、中野監督の「ターゲットはトップ駒大」の檄を受け、ほぼ同時スタートの創価桑田山学髙田選手をあっという間に突き放し、2.6㎞では国士大荻原選手を交わして4位へ。3㎞は8分13秒とかなりのハイペースで突っ込んでいった。

 それでいて、丹所・遠藤選手の差は、遊行寺坂で18秒差。藤沢定点では22秒差。じわじわ広がっている。丹所選手は、藤沢定点を20分48秒全体トップのタイムで通過、区間記録と日本人記録の間のペースだ。遠藤選手は21分00秒で、全体2番目のタイムだった。これがまた丹所選手の凄まじさを際立たせた形だ。

 さらに驚いたのが、トップ駒大安原選手との差がみるみる詰まっていったこと。中継所で1分19秒あったのが、遊行寺坂でもう41秒。藤沢定点で29秒差となっていました。いつの間にか第1移動車から大きく見えるようになっていた。

 全日本駅伝では東国丹所選手が6区1位、駒大安原選手が6区2位とほとんど同じ走り。丹所選手は故障明けで主要区間回避だったので、この当時より強いのは確か。とはいえ安原選手も後方スタートながら区間2位だった。安原選手は藤沢定点21分39秒で区間12位。抑えているのか、調子が悪いのかこの地点で判断つかなかった。勢いとしては、東国大がトップに追いつきそうだった。

遊行寺坂で4人抜き、藤沢で5位まで浮上した國學山本選手
 順位変動で大きな動きがあったのは、國學院大の1年生山本選手だ。9位で襷を受けています。前は6位のチームが15秒程離されていました。でしたが、遊行寺坂時点ですでに、創価桑田・山学髙田・東洋佐藤・法大小泉選手と4選手をゴボウ抜きして、すでに8秒差をつけていました。

 藤沢定点までに国士荻原選手を交わして、先の集団とは15秒差。個人では21分11秒で5番目のタイムで、このあたりのグループとは断トツトップ。前方4位突っ走る帝京遠藤選手も27秒先にまだ見えているところ。当日変更でびっくりした部分の一人ですが、いかんなく力を発揮しています。

 なお、7位集団となった東洋佐藤選手らの集団後方、11位スタートの中大三浦選手が、21分27秒個人6番目のスピードで入り、12秒差に詰めています。後方にいた学生連合の立大齋藤選手は21分54秒18番目のの非常にスローの入りで、約1分差があいていました。

順大伊豫田選手定点2位!実力者早大太田明大児玉選手捉える
 後方からの追い上げ凄まじいのが、順大伊豫田選手。トップと4分04秒差の総合17位で襷を受け取ったものの、5.5㎞遊行寺坂までに、中継所で10秒以上前方だった明大児玉・東海神薗・日体大畑選手を、あっという間に捉え、

 藤沢定点では、怪我明けながら早大実力者太田選手に、中継所で54秒差があった神大宇津野選手に、追いついて3選手並走という展開。すでに17位から12位と5つ順位をあげる走り。個人では21分00秒と、帝京遠藤選手に並ぶ2位タイの走り。今後の追い上げに注目が集まりました。

3区定点間分析②:藤沢~茅ヶ崎

レース展開
9.0㎞:駒大安原25分53秒、目視20秒程で2位東国丹所・青学太田選手
10.0㎞:駒大安原28分50秒
   5km以降LAP2:45-2:56-2:56-2:58-2:55
大八木監督「後ろから青学大が来てるから、余裕持っていくぞ」

11.8㎞:浜須賀で1位駒大安原選手と、2位東国青学が5秒差に

浜須賀交差点11.8㎞
①駒大
②東国青学6秒
④帝京41秒
⑤國學1分07秒
⑥法大1分32秒
⑦中大・国士1分34秒
⑨東洋1分40秒
⑩山学1分45秒
⑪創価1分58秒
(12)連合2分48秒
⑫順大3分07秒
⑬早大3分13秒
⑭神大3分17秒
—カット—
⑮日体明大が並走・前と10秒程?
⑰東海+16秒
⑱専大⑲駿河⑳中学

参考:箱根駅伝 往路 3区 浜須賀交差点 第98回・箱根駅伝〇 5(Youtube:bun oiso様)

12.9㎞:東国丹所・青学太田選手が、駒大安原選手に追いつき三つ巴に
14.1㎞:駒大安原選手が3位に後退

茅ヶ崎14.3㎞
藤沢7.6㎞
定点間6.7㎞

区間記録:96回ヴィンセント(東国)18分50秒<39分30秒>
日本人記録:96回遠藤(帝京)19分44秒<40分36秒>

1位丹所(東国)19分35秒<1>40分23秒①
1位太田(青学)19分35秒<3>40分40秒①
11位安原(駒大)20分06秒<11>41分45秒③0:03
8位遠藤(帝京)19分54秒<4>40分54秒④0:41
5位山本(國學)19分52秒<5>41分03秒⑤1:06
9位小泉(法大)20分05秒<9>41分39秒⑥1:34
6位三浦(中大)19分53秒<6>41分20秒⑦1:38
13位佐藤(東洋)20分14秒<12>41分48秒⑧1:43
17位荻原(国士)20分24秒<16>42分15秒⑨1:45
19位髙田(山学)20分35秒<16>42分15秒⑩2:04
20位桑田(創価)20分40秒<19>42分26秒⑪2:14
3位伊豫田(順大)19分36秒<2>40分36秒⑫2:58
16位斎藤(立大)20分21秒<op>42分15秒(12)2:58
6位太田(早大)19分52秒<7>41分21秒⑬3:15
9位宇津野(神大)20分05秒<14>42分00秒⑭3:28
4位大畑(日体)19分50秒<8>41分38秒⑮3:43
12位児玉(明大)20分12秒<10>41分44秒⑯3:54
18位神薗(東海)20分30秒<15>42分08秒⑰4:19
14位町田(駿河)20分17秒<18>42分18秒⑱6:43
21位キサイサ(専大)22分29秒<20>44分26秒⑲7:40
15位武川(中学)20分19秒<13>41分58秒⑳7:44

東国丹所選手10㎞27分40秒台!?これについていく青学太田選手も注目が
 徐々にトップ駒大安原と、2位争い東国丹所・青学太田選手との差が詰まる中、安原選手の個人タイムの情報が入った。9㎞25分53秒だそうで、単純計算10㎞28分40秒台だ。これで区間二けたになってしまうのだから、いかに高速化だったかが分かります。

 目測、10㎞地点で10秒台になっていた1位と2位の差。そう考えると、東国丹所選手は27分40秒台で走ってきている計算になる。下りと追い風を考慮しても、相当なハイペースということになる。

 そういえば、区間記録が出た2大会前、青学鈴木選手が10㎞27分台で通過し、それと東国ヴィンセント選手が猛追してくる展開に、「ストップウォッチが壊れてるんじゃないか」と思わず解説者が言ってしまう場面があった。でしたが、丹所選手はおそらくそれを凌ぐほどの走りだった。

 実際、茅ヶ崎定点では、丹所選手は40分23秒で通過。2大会前の帝京遠藤選手の記録は40分36秒で13秒も上回っている。やはりそれくらいのタイムで走っているはずだ。帝京遠藤選手も40分54秒と、自身のベストから10秒遅れるだけで頑張っているものの、ここでは大きく話題にはならなかった。

 逆に話題になり始めていたのが丹所選手と競っている青学大ルーキーの太田選手。3.5㎞地点から、丹所選手と並走していて、茅ヶ崎までずっと並走を続けている。太田選手もおそらく10㎞は28分を切るか切らないかくらいのはずだ。それでいて、フォームも全くぶれず、涼しそうに見える表情で走っている。太田選手も物凄い走りだ。

 この両者が、藤沢茅ヶ崎定点間は19分35秒で全体トップの走り。トップを走っていた駒大安原選手は、なすすべなかった。11.8㎞浜須賀交差点で6秒差とされると、12.9㎞で追いつかれ、14.3㎞茅ヶ崎で、ついについていけず首位交代。東国だけなら、まだしも青学大に先行されるのは衝撃だった。

法大小泉選手が3人、中大三浦選手が4人抜き!流れを作り直す好走!
 4位帝京遠藤選手41秒差、5位国学山本選手1分06秒差の後、やってきたのは6位法大小泉選手1分34秒差、7位中大三浦選手1分38秒差。藤沢定点とは様相が変わっているようだ。

 藤沢定点では、7位争いで法大・東洋・山学・創価が並んでいたものの、浜須賀交差点では、法大小泉選手が抜け出して、さらに国士荻原選手を捉えて6位浮上、さらに後方から追い上げてきた中大三浦選手が2秒差の7位で、ちょうど国士大を捉えたところだった。

 茅ヶ崎地点では、法大小泉選手が単独6位で逃げて、中大三浦選手が7位で追いかける展開だった。ともに9位と11位スタートだったので、3区で順位を上げて、流れを作り直していくところだ。

 逆に、8位東洋大を挟み、9位10位11位となった国士大・山学大・創価大はじりじり順位を落としていく展開。この定点間では、山学髙田・創価桑田選手は、区間最下位に近いタイムとなっていて、このあとの粘れるかどうかといったところだ。

順大伊豫田選手の追い上げ止まらず、日体大畑選手も好走!
 その次、11位に早くも順大伊豫田選手が浮上してきていた。浜須賀交差点までに、神大宇津野選手や早大太田選手を振り切り、さらに46秒差があった連合立大齋藤選手にまで追いついてしまった。

 この定点間のタイムは19分36秒。あの東国丹所・青学太田選手とわずか1秒差の走りをしていたというこを考えると納得の浮上ですかね。連合を含めて早くも6人抜きです。早大オタ選手が区間7位まずまずも、13位から上がらず、神大宇津野選手もじわじわ順位ダウンとなっています。

 この後方が驚きました。日体大大畑選手が、明大児玉選手より前方で通過。なんと、藤沢茅ヶ崎間は4番目となる19分50秒のタイムで走破していたのだ。この時点で区間8位。うまくペース配分していたと言えそうだ。浜須賀交差点で並走していた明大児玉選手とはすでに11秒差。16位に下がった明大は昨年と似たような展開になりつつあった。

無念、専修大ダンカン選手ブレーキで最下位へ
 18位以降のチームとしては、専大ダンカン選手が一番実力があり、追い上げが期待されていたが、この茅ヶ崎定点で、区間最下位。それも区間19位の創価桑田選手から、2分も離された最下位となってしまった。

 茅ヶ崎定点では、駿河台大町田選手に交わされていて、テレビ画面でちょうど中学大武川選手にも交わされたところだった。前への推進力が失われており、非常に苦しい走り。専大は、予選通過の2本柱が、2区3区ともに調整不良だったか。1区が好スタートだっただけに、厳しい戦いになってしまった。

3区定点間分析③:茅ヶ崎~湘南大橋

レース展開
14.5㎞中学大武川選手が、専大ダンカン選手を交わして19位へ

16.0㎞:順大伊豫田選手単独12位、OP立大齋藤選手を放す 後方早大太田選手

18.3㎞:青学太田選手がスパート!東国丹所選手を突き放して単独トップへ

湘南大橋18.1㎞
茅ヶ崎14.3㎞
定点間3.8㎞

区間記録96回ヴィンセント(東国)10分49秒<50分19秒>
日本人記録96回遠藤(帝京)11分13秒<51分49秒>

2位太田(青学)11分12秒<3>51分52秒①
3位丹所(東国)11分13秒<1>51分35秒①0:01

18位安原(駒大)11分49秒<13>53分34秒③0:40
4位遠藤(帝京)11分16秒<4>52分10秒④0:45
6位山本(國學)11分23秒<5>52分26秒⑤1:17
5位佐藤(東洋)11分18秒<9>53分06秒⑥1:49
9位小泉(法大)11分27秒<9>53分06秒⑥1:49
9位三浦(中大)11分27秒<7>52分47秒⑧1:53
16位荻原(国士)11分46秒<17>54分01秒⑨2:19
19位髙田(山学)11分50秒<18>54分05秒⑩2:42
20位桑田(創価)11分51秒<19>54分17秒⑪2:53
1位伊豫田(順大)11分11秒<2>51分47秒⑫2:57
7位太田(早大)11分24秒<6>52分45秒⑬3:27
14位斎藤(立大)11分41秒<op>53分56秒(14)3:27
13位宇津野(神大)11分38秒<14>53分38秒⑭3:54
8位大畑(日体)11分26秒<8>53分04秒⑮3:57
17位児玉(明大)11分48秒<12>53分32秒⑯4:30
15位神薗(東海)11分42秒<15>53分50秒⑰4:49
12位町田(駿河)11分36秒<16>53分54秒⑱7:07
11位武川(中学)11分33秒<11>53分31秒⑲8:05
21位キサイサ(専大)12分12秒<20>56分38秒⑳8:40

湘南大橋で仕掛けたのは、青学大の太田選手!
 ここからの展開が驚きでしたね。この定点の直後と思われる18.3㎞地点。青学太田選手が、丹所選手からすっと離れながらスパート!やや不意を打たれた形となった東国丹所選手との差はすでに5m。その差は開いていった。

 太田選手は、インタビューでも「すぐ後ろに疲れないように」、離れながら前に出たそうですが…。その戦略面もさることながら、日本人記録を上回るペースで疾走しながら、その余力が残っていたことに、衝撃ですね。

 青学大が、総合優勝するときは、3区で事前に予想が上がっていなかった選手が、あっと驚く好走をすることが何度かありますが…今年もその戦略となった。2区で1分差があった駒大を逆転し、大方の予想東国大がこの時点でトップ予想だったが、どうやらそれも打ち破りそうだった。

東洋佐藤選手が健闘!6位に進出していた
 カメラで映ったのは、もう少し後でしたが、予想外の展開は後方にも起きていた。6位争いは法大小泉・中大三浦選手で行われていたが、後方から東洋佐藤選手が追撃!ちょうど湘南大橋を渡りながら、まとめて交わして6位に浮上していったようなのだ。

 東洋大は3区か4区どちらかに、前田・石田選手の主力選手を配置すると予想されていたが、両者は入らず。3区佐藤選手が当日変更で投入され、駅伝ファンびっくりする展開だった。その中、激しい中位争いの中、しっかり順位を上げてきた。ここは調子を見極めての起用だったようです。

順大伊豫田選手が定点間トップ!シードラインに迫る!
 快走が続くのは、前方2人だけでない。順大伊豫田選手の勢いが止まらない。連合立大齋藤選手を振り切ると、なんと6位争いから落ちてきた山学髙田選手と創価桑田選手の10位11位の背中が、視界に入ってきた。

 戸塚中継所では、シード権まで2分以上差があったのですが、1人で一気に押し上げようという勢いになってきました。順大として自信を持って配置した区間だったと思いますが、物凄い追い上げになりました。このまま届くかどうか!?

3区定点間分析④:湘南大橋~平塚中継所

レース展開
18.5㎞:帝京遠藤選手が3位へ浮上、駒大安原選手は4位へ後退

18.7㎞:11位順大伊豫田選手浮上、12位創価桑田選手後退
19.6㎞:6位に東洋佐藤選手が浮上、中大三浦や法大小泉が後方
19.7㎞:1位青学2位東国大の差が9秒

平塚中継所21.4㎞
湘南大橋18.1㎞
定点間3.3㎞

区間記録:96回ヴィンセント(東国)9分06秒<59分25秒>
日本人記録:96回遠藤(帝京)9分34秒<61分23秒>

1位太田(青学)9分08秒<2>61分00秒①
2位丹所(東国)9分20秒<1>60分55秒②0:12
3位遠藤(帝京)9分29秒<4>61分39秒③1:06
5位山本(國學)9分33秒<5>61分59秒④1:42
21位安原(駒大)10分27秒<16>64分01秒⑤1:59
8位佐藤(東洋)9分40秒<8>62分46秒⑥2:21
12位三浦(中大)9分51秒<7>62分38秒⑦2:36
20位小泉(法大)10分14秒<11>63分20秒⑧2:55
17位荻原(国士)10分05秒<18>64分06秒⑨3:16
4位伊豫田(順大)9分32秒<3>61分19秒⑩3:21
11位桑田(創価)9分45秒<17>64分02秒⑪3:30
15位髙田(山学)9分59秒<19>64分07秒⑫3:36
6位太田(早大)9分38秒<6>62分23秒⑬3:57
12位斎藤(立大)9分51秒<op>63分47秒(14)4:10
10位大畑(日体)9分43秒<9>62分47秒⑭4:32
15位宇津野(神大)9分59秒<13>63分37秒⑮4:45
18位児玉(明大)10分07秒<14>63分39秒⑯5:29
19位神薗(東海)10分08秒<15>63分46秒⑰5:37
9位町田(駿河)9分41秒<12>63分35秒⑱7:40
7位武川(中学)9分39秒<10>63分10秒⑲8:36
14位キサイサ(専大)9分56秒<20>66分34秒⑳9:28

青学太田選手・東国丹所選手両者とも日本人記録!
 最終的に湘南大橋からのロングスパートが決まった青学太田選手が、見事にトップ中継。12秒差で東国丹所選手が2位で中継しました。なお、区間賞は中継所で17秒あった差を、12秒に縮めた形になった東国丹所選手が獲得!

 そのタイム60分55秒!従来の日本人記録を28秒も更新し、日本人として初めて60分台を記録しました!確かに、箱根2区でも区間上位の走りをしただろう丹所選手が、3区に回ったのは事実ですが、その実力は本物でした。

 そして、結果的に5秒差の区間2位とはなったものの、太田選手が61分00秒と、これまた従来の記録を更新する走り!いやはや、もう他校のエースとも十分戦うだけの実力をつけていたとは。太田選手個人に今後注目ですね。

有終の美帝京遠藤選手!國學山本選手も61分台…駒大が5位へ
 3位は、18.5㎞地点で、帝京遠藤選手が、ペースの上がらない駒大安原選手を交わして後退していました。4年連続3区を担い、今回が現役ラストランと決めていた遠藤選手。最終的には区間4位、61分39秒と自身のベスト記録とまではいきませんでしたが、タスキをつないだ位置は、帝京大が目標とする総合3位でした。見事に4年間”湘南の風”となりました。

 びっくりは後方、4位に國學院大山本選手が浮上していました。常に定点間5番付近の安定した走りを見せて、区間5位。61分59秒の走りでした。青学太田選手の陰に隠れていますが、1年生でこれまたビッグパフォーマンスと言える成績です。出雲全日本は走っていないだけに、こちらもインパクト大です。

 そしてこの後方にまで位置を下げてしまった駒大安原選手。なんと湘南大橋以降は一番タイムがかかってしまう非常に苦しい走りに。トップとの差はいつの間にか1分59秒まで広がっていました。戸塚では、青学の前1分リードがあっただけに、誤算になってしまったかなぁ。下りが得意と言うことで当日変更切り札で入りましたが、思った走りとはいきませんでした。

順大伊豫田選手が区間3位で総合10位浮上!8人抜きで流れ戻す
 6位は後半しっかり走って、62分台で走り切った東洋佐藤選手が2分21秒差。7位には4年生エースの役割を果たした中大三浦選手が2分36秒差。4人抜きでした。8位は湘南大橋から失速してしまった法大小泉選手が入りました。勿体なかったとはいえ、一つ順位はあげています。

 続いて9位できたのは、国士大荻原選手。3位で襷をもらい、じわじわ順位を落としました。それでも国士大が平塚一桁順位中継は、最後にシード権を獲得した32年前以来。例年以上に国士大が健闘しているのは間違いない。

 直後10位やってきたのが、順大伊豫田選手。結局、創価桑田・山学髙田選手も交わして、突き放していきました。ラスト3㎞は、トップ争いの選手に及ばなかったので、個人は61分19秒ですが、それでも区間3位力走!連合を含めて17位から、8人抜き!それも2分以上離れていたチームを交わしたのですから、物凄い走り。一気に1区の出遅れを挽回しましたね。

早大太田選手は区間6位粘り、明大は最終的に区間二けたに…
 後ろ、13位は早大太田選手がやってきました。1万m27分台3名を並べましたが、いずれも本調子でなかったのは無念。ただ、ずっと駅伝好走が続いていた太田選手は、ある程度走ることができたようですね。62分23秒の好タイムで、総合13位変わらずも区間6位。何とか10位まで1分以内となった。

 そこあら点々と、連合立大齋藤・日体大畑選手・神大宇津野選手がきて、16位明治大児玉選手が苦しげにやってきた。順大伊豫田・早大太田選手らとともに、追い上げることも期待されていた選手ですが…後半ペースが落ち込んでしまい、63分39秒まさかの区間14位。今季好調の一人でこの走りは苦しいですね。後方東海神薗選手とともに、取り残されてしまうのかどうか。

後方、駿河町田選手区間12位、中学武川選手10位の粘り
 その後方、18位以降のチームも、この区間は粘りを見せていた。18位に浮上した駿河台大町田選手が区間12位の走りを見せていた。藤沢定点では区間最下位でしたが、見事なビルドアップ!湘南大橋以降は9番目の走りを見せていた。ここは唯一の経験者、さすがだった。

 さらに19位に浮上した中学大武川選手は63分10秒のタイムで区間10位の好走。下りが得意なのは確かですが、その後の平地も見事な走り。湘南大橋以降は7番目の好走でした。箱根予選は怪我で欠場していましたが、やはり力のある主力選手。来年こそ上位の争いで見たい選手です。

 残念ながら、最下位に落ちてしまった専大キサイサ選手は、最後は何とか持ち直して、湘南大橋以降は14番目の走り。また、いずれ高校時代に見せていたとてつもないスピーディーな走りを見たいです。

3区まとめ

・東国大日本人エース丹所選手、60分台達成!
・ついていき、最後交わした青学1年太田選手鮮烈デビュー!
・もう一人1年生國學院山本選手62分切りデビュー!
・帝京大遠藤選手完全燃焼総合3位リレー!
・順大伊豫田選手、猛烈な走りで17位から10位へ!
・予選校中央大7位浮上、法大も圏内キープ
・早大は浮上気配?明大は苦しい走り続く

 3区も色濃かったですね。トップ駒大安原選手が走り出し、東国丹所選手と帝京遠藤選手がどこまで追い上げていくか、というが最初に思ったこと。丹所選手が凄まじい勢いでトップを奪いましたが、途中で並走の青学太田選手が不気味になり、

 湘南大橋で、太田選手が本当に首位を奪い取ってトップ中継!2区3区で貯金をもくろんだ東国大の首位を阻み、さらに失速したライバル駒大に約2分の差をつける走り。丹所・太田選手ともに日本人記録の快走だったハイレベルな中での走りでした。

 他にも3位には、4年連続3区となった帝京遠藤選手が浮上してリレー。1年生は國學院大山本選手の61分台、法政大小泉選手の健闘もありました。中大の巻き返しシード権内も見事。法大・中大ともここ2年は出遅れてシード権争いに絡めなかったのでポイント。

 2区までに出遅れていたチームの中では、順大伊豫田選手が17位から怒涛の追い上げで10位にまで浮上。早大も太田選手が13位のままながら前を追い上げました。明大がここも苦しく3連続区間二けた、昨年と似た展開になってしまいました。

 4区も、エース選手たちの激しい争いが続きます。


コメント

  1. qwop より:

    キサイサはいくら何でも遅すぎると思ったら、どうやら肉離れしてたみたいですね
    むしろそれでよく10km以上走り抜いたなといいましょうか…

    • hakonankit より:

      >qwopさん
      キサイサ選手明らかに茅ヶ崎の地点で本来の走りではなかったですからね。よく走り切りました。とはいえ、それまでも良くなかったのも気になりました。また活躍してほしいです。