箱根駅伝2022予選会のエントリーも発表され、日に日に緊張感が高まってきています。

当サイトでも、6つに分けて、
各大学の紹介や戦力分析をしていこうと思っています。

続いて、強化中堅校の箱根本戦出場もしくは連合挑戦の応援企画になります。

ページコンテンツ

箱根駅伝2022予選会【展望&戦力分析⑥】初出場or伝統校復帰は!?

なお、展望&戦力分析するにあたり、

ハーフマラソンの狙えるタイムに分けた

独自のランキングを行っています。

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(97回1位、84回1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(97回2-4位、95回1位)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(97回なし、96回1-2位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(97回5-23位、95回3-8位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)

上位10名得点:

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 ここ数年の記録などを参考にして、主が独自に、その選手がターゲットにできそうなタイムを当てて、点数化することで、戦力分析をしています。

 他の人と違う予想をしていることも多いと思いますので、ご理解と意見の受け止めお願いいたします。

[前回予選11位]筑波大学

筑波大学 箱根駅伝復活プロジェクト

【過去3年間の成績】
97回予選11位10:34:17(ボーダーまで18秒)
96回予選6位10:53:18⇒本戦20位
95回予選17位10:55:23(ボーダーまで8分56秒)

ランキング

S(7点)61分40秒~62分19秒(97回5-23位、95回3-8位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)
杉山魁声④29分25秒49/20:予66位、箱7区20位、19:予194位
小林竜也③29分34秒05/21:関東IC5千10位、19:予119位

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
福谷颯太③29分31秒81/20:予168位

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
皆川和範②29分57秒39/20:予145位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
伊藤太貴④29分56秒04/20:予212位、箱8区20位、19:予159位
國井辰磨③29分56秒76
平山大雅②30分17秒80
松村匡悟③30分48秒66/21:日本IC3障3位、関東IC3障9位

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
長谷川嵩汰②30分23秒64
山本尊仁④30分29秒56/19:予184位
藤原潤乃佑②30分57秒56

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)
長井流星②31分09秒07
塚田萌成②31分25秒37
永山龍吉③31分28秒75

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)

上位10名得点:37点

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 スポーツ推薦を自由に使えない国立大ながら、工夫を凝らして前々回箱根駅伝出場にこぎつけた筑波大。前回は、4年生主体で集大成で挑んだ予選会。超ハイペースに食らいつき、15㎞以降懸命に追い上げたが、あとわずか18秒届かず次点。連続出場はならなかった。

 今年は一気に主力選手が抜け、非常に層が薄い状況に。さらにチーム唯一の1万m28分台ベストの選手の調子が上がらず、エントリーに入らず苦しい布陣…ですが、チーム全体としては非常に勢いがあります。

 夏前に5千m13分台を出した4年杉山・3年小林選手の調子が非常に上がってきています。杉山選手は箱根経験者で前回予選は66位の好走。春は怪我をしましたが復帰して、5千mベストを大幅に更新しています。もしかすると昨年の4年生のように、大化けもあるかもという選手です。

 小林選手は、2年前当時1年生ながら予選119位好走で通過に貢献。ですが、箱根前に故障。そこから長期離脱して2年生はほぼ棒に振りました。今年復帰して1500mや5000mなどトラックで大活躍。一気に主力に成長した選手です。まず彼らが稼ぐ役割になってくるでしょう。

 続くのは前回出走者で自己ベストを出している3年福谷選手や2年皆川選手あたり。特に福谷選手はこの時期に29分31秒ベスト。昨年の168位からどこまで上がるか。皆川選手も初の29分台、こちらも前回の145位からの上昇が楽しみ。

 これに新戦力も出てきていますね。同じく初29分台の2年國井選手や、30分20秒前後でゴールした同じく2年の平山・長谷川選手といったところも、100位台で走ってくる可能性は結構あると見ます。

 筑波大10月1万mは、毎年そうですがまだ本調子に合わせてないので、ここから上がってくる選手はかなり伸びてきますので。

 キーポイントになる選手もいます。インカレの3000m障害での活躍が印象深い松村選手も走力アップ。高レベルなった日本インカレで覚醒の3位入賞ですが、長い距離エントリー。筑波大3障は医学群の名ランナーを思い出すので、ちょっと記憶に残したほうがいい選手。

 もう一つキーになるのが中堅どころの4年生。前々回通過に貢献している伊藤・山本選手の調子がどこまで上がってくるか。今期は試合に出場しているものの、記録的には足踏み。彼らの最後の意地があれば、ぐっと戦力が高まります。

 決して選手層はまだ厚くないですが、藤原・長井選手以下、叩き上げのロード根性にも注目。昨年は、びっくりする快走を見せた選手もいるので、侮れない筑波大。ここ一点の、凄まじい集中力には要注意です。

[前回予選13位]麗澤大学

麗澤大学陸上競技部

【過去3年間の成績】
97回予選13位10:36:07(ボーダーまで2分08秒)
96回予選11位10:57:12(ボーダーまで26秒)
95回予選12位10:48:41(ボーダーまで1分50秒)

ランキング

A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
鈴木康也①29分25秒99

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
山本蒼弥④29分30秒51/20:予169位、19:予165位
松元 響③29分35秒17
宇都木秀太③30分34秒97/20:予230位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
今野 純②29分54秒18
廣田海心④30分05秒29/20:予225位
山口裕司③30分18秒40/20:予316位
工藤大知①30分36秒53
廣瀬啓伍①5千14分24秒81

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
今野元揮②30分14秒93
柴田太尊④30分29秒80
松本開渡③30分34秒50

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)
大澤巧使②30分40秒89
鈴木龍星①33分40秒63

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)

上位10名得点:

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 ここ数年初出場間近かと思われた麗澤大が、今期は試練の年になるかもです。前年度主体となっていた世代が卒業し、一気に選手層が薄くなりました。

 それだけでなく、4年生大エース椎野選手がまさかのエントリー漏れ。7月絆記録会で5千m13分台としっかり走っていただけに、駅伝ファンとしてもショック。学生連合でも縁なきため、麗澤大が通過を決めない限り、彼の箱根への道が絶たれることに…。

 救いはここ数年ボーダー争いに絡んできた効果もあり、過去最高の質の1年生が入学し、何人か無事エントリーできたこと。前半戦話題になった鈴木選手もしっかりエントリー。5月日体大記録会で29分25秒とまずまずのタイムをマーク。7月絆記録会でも5千m14分17秒ベスト。初ハーフも非常に楽しみな選手です。

 他の1年生としては、高校時代5千m14分19秒とこの世代トップのタイムを持っている工藤選手もエントリー。5月に1万m30分36秒とまずまず。順調なら化けているかもしれない選手。絆記録会で14分24秒大幅ベストの廣瀬選手も一つ注目ですね。

 そして、過去の予選経験者の意地や、1万m持ちタイムは同等の選手たちの頑張りにかける形かな?2年連続予選160位付近で安定している4年山本選手、前回予選230位で絆記録会で5千m14分36秒と更新している3年都木選手、ベスト更新はならずも試合に継続して出ている4年廣田・3年山口選手らがまず中心。

 こにれ1万m29分35秒を出したことがある3年松元選手や、2年今野純・今野元選手らがしっかりまとまっていけるか。その後、持ちタイムは落ちますが、4年柴田・3年松本選手もハーフ対応次第では面白そうです。

 今年は、全日本予選に出場できなかったので、早い段階からロード練習に切り替えることができたかもしれません。”ハーフマラソンと言えば、麗澤大と言われるように”というのは、創部当初からの目標。今季こそ、腕の見せ所かもしれません。

[前回予選15位]駿河台大学

駿河台大学 駅伝部応援サイト GO TO HAKONE!

【過去3年間の成績】
97回予選15位10:38:05(ボーダーまで4分06秒)
96回予選12位10:58:44(ボーダーまで1分58秒)
95回予選18位10:58:24(ボーダーまで11分57秒)

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(97回1位、84回1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(97回2-4位、95回1位)
ブヌカ ジェームス④27分45秒59/21:全予4組5位、関東IC1部1万3位、20:予4位、19:予8位、18:予9位

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(97回なし、96回1-2位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(97回5-23位、95回3-8位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)
町田康誠③28分58秒94/21:全予4組30位、箱9区12位相当、20:予59位、19:予80位
清野太成③28分59秒81/21:全予3組24位、関東IC1部1500m8位、20:予93位

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
今井隆生④29分26秒99/21:全予3組16位、20:予195位
新山舜心②29分34秒72/21:全予2組11位、20:予211位

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
阪本大貴④29分49秒22/20:予251位、19:予88位、18:予258位
小泉 謙③30分02秒14/20:予137位
池原悠月①30分07秒61/21:全予1組23位
田尻 健④30分21秒98/20:予233位、19:予214位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
入江泰世④30分01秒48/21:全予1組21位
出仙龍之介③30分06秒88/21:全予2組31位
永井竜二③30分29秒32/20:予242位、19:予167位
金 悠斗②30分38秒03

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
古澤拓樹③30分41秒99

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)

上位10名得点:50点

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 初出場に向けて燃えているのは駿河台大です。留学生エースジェームス選手が最終学年なので、集大成の年で。びっくりは全日本予選。各組で箱根常連校に食らいつき、なんと出場次点となる8位。トラック1万mとはいえ、関東地区16番目の位置につけた形になりました。

 ジェームス選手は、安定した活躍をし続けていますね。関東IC1部1万m3位。全日予選4組5位と、まずまずの成績を残し続けています。ロードの成績も徐々に上がってきています。今年もまずは60分台で走ってくれれば。

 続くのは1万m28分台の3年生2名。2年連続二桁台の順位で予選を走破して、今年の連合で9区を走り早くも箱根を経験した町田選手。関東IC1500mで8位入賞するなどスピードランナーの清野選手と対照的です。

 ただ、両者とも、通過のかかっていた全日本予選では、ともに4組3組でやや額面割れの成績。悔しい思いをした両者の箱根予選での巻き返しに期待。

 また精神的支柱のみならず走力でも主力となった31歳今井選手。全日予選3組では、先頭集団の最後方でずっと食らいついていたのがとても印象的でした。気象条件が悪かった絆記録会でもしっかり上位。予選の成績に注目です。

 他いろんな学年からランナーが出てきていますね。4年生では、3年連続予選を走って、一度は88位の経験がある阪本選手がエントリー。前半戦は不振だったのでほっとするところ。2年連続200位台前半でまとめている田尻選手も絆記録会で粘りの走り。どこまでいけるか。

 また、2年3年時には試合出走もあまりできていなかった入江選手が全日予選で1組21位の激走。その後試合には出ていないものの、箱根予選のエントリーには入ってきました。しっかり準備をしているでしょうか。

 3年ではそれぞれ選手が出てきています。前回予選130位と案手下走りを見せた小泉選手、2年連続予選を走っている永井選手、春先に5千m14分10秒台のベストを出して、全日本予選出走メンバーに選ばれた出仙選手に期待。

 下級生は頭数少ないですが、2年新山選手や1年池原選手と全日予選で他校の主力選手としっかり戦ったランナーがエントリー。また、絆記録会で30分台で粘り切った金選手の長距離ロードも気になりますね。

 全員がしっかり持っている力を出し切れば、通過する可能性は充分出てきます。実はここ2回の予選も通過してもおかしくありませんでした。ただ、全体的に当時の4年生の不振がありました。ですが、今年の全日予選はむしろ4年生が健闘。今年の箱根予選は本当に楽しみです。

[前回予選19位]慶應義塾大学

慶應義塾體育會競走部 |

【過去3年間の成績】
97回予選19位10:43:49(ボーダーまで9分50秒)
96回予選27位11:28:47(ボーダーまで32分01秒)
95回予選26位11:15:01(ボーダーまで28分34秒)

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(97回1位、84回1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(97回2-4位、95回1位)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(97回なし、96回1-2位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(97回5-23位、95回3-8位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)
杉浦 慧④29分07秒93/21:全予4組23位、箱5区21位相当、20:予55位、19:予175位、18:予192位

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
清水拓哉④29分37秒95/21:全予3組29位、20:予196位、18:予226位
田島公太郎①29分47秒06/21:全予4組、関東IC1部half17位、20:高3区15位

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
司代 隼④29分17秒23/20:予114位、19:予109位(連合)
鈴木 輝④30分00秒63/20:予406位、19:予127位、18:予254位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
森田剛史③29分33秒53/20:予176位、19:予353位
前原裕磨③29分48秒02/21:全予2組29位、20:予154位、19:予294位
貝川裕亮③29分54秒99/21:全予2組24位、20:予226位、19:予290位
木村有希①29分48秒01

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
黒澤瑛紀②29分44秒24/21:全予1組
安倍立矩①29分47秒05/21:全予3組
前田拓海④30分03秒02/20:予322位、19:予279位
内藤拓海④30分03秒84/21:全予1組、20:予273位

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)
鳥塚健太①30分58秒74

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)

上位10名得点:38点

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 70回記念大会以来、28年ぶりのチームとしての出場をかける慶應義塾大も集大成の年なんですよね。強化体制になってから入学した世代が4学年揃っています。全日予選も久々に出場、最下位でしたが、上位校と大きく差はつけられませんでした。

 主力はやはり4年生。今年の正月、連合で箱根5区山登りを走った杉浦選手がエースで主将です。春先には1万m29分07秒のベスト、全日予選も4組23位とまずまず。箱根予選は走れば4年連続出走。上がり続けている成績、前回55位からさらに上がってくるか。

 他にも予選経験者は多くいます。2年連続予選で110位前後で走り、連合に選ばれた経験を持つ司代選手もエントリー。直前の記録会を含めて、今年度はほぼ試合出場がないが状態はいかに?

 ほかに、今年1万m29分37秒とベストをだした清水選手、出走すればこれまた4年連続出走となる鈴木選手の最後のまとめはどうか。目立った成績は残してないものの、1万m30分一桁を一度は出している前田拓・内藤選手あたりの最後のまとめはどこまで。

 下級生も続くようになりましたね。3年生はエース級の森田選手が無事エントリー、関東ICで29分台で走破も、全日予選はエントリー漏れ。9月東海大記録会で、若い組ながら30分27秒で復帰。急ピッチで調整をしていると思います。

 同じ3年では前原・貝川選手が上がってきました。2人とも2年連続箱根予選安定した成績を残していて、今年の全日予選ではともに2組を出走。両者とも20位台でまとめて、持ちタイム以上の成績を残しています。2年生は頭数が少ない中、黒澤選手が3000m障害などで頑張っていますかね。

 1年生の台頭が驚き。全国高校駅伝3区で区間15位の成績を残していた田島選手がいきなり活躍。関東ICはいきなりハーフで出場し、17位健闘。全日予選4組はさすがに苦戦したものの、ロードで大きく期待ができそうです。

 高校時代に1万m29分台を記録していた安倍選手も徐々に台頭。春は関東IC1500mに出場、秋口1万mで30分26秒と少しずつ上がってきています。びっくりは木村選手。ここまで目立った成績はなかったのですが、秋口29分48秒と一気に29分台!1年生がここまで走れるとは、慶大としては嬉しい誤算でしょう。

 今年度はここまで、各個人でのバラつきが気になってはいますが、戦力は整ってきています。一気に復活を決めることはできるでしょうか。

[前回予選22位]流通経済大学

【過去3年間の成績】
97回22位10:48:30(ボーダーまで14分31秒)
96回19位11:10:57(ボーダーまで14分11秒)
95回22位11:07:46(ボーダーまで21分19秒)

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(97回1位、84回1位)
ディランゴ サムソン①27分43秒58/21:関東IC1部5千1万1位

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
宮下資大④29分35秒87/20:予155位63分50秒、19:予206位、18:予331位

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
中根翔也④29分42秒27/20:予239位64分53秒、18:予195位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
竹上世那④29分16秒05/20:箱6区9位相、10:予91位
大場麻央④29分49秒38/20:予247位65分00秒

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
高橋登也④30分22秒47/19:予267位、18:予370位
池澤将汰③30分17秒46/20:予350位
芳口悠太②30分21秒25/20:予331位
小島 准①31分44秒02
長谷川瑠①31分10秒98
森川蒼太①30分28秒48

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)
小野悠人④30分13秒98/20:予309位、18:予291位
中川裕斗③30分45秒28

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)
鎌形駿也②32分01秒95

上位10名得点:35点

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 初出場を目指すチームとしては、流通経済大も忘れてはなりません。この大学も平成初期の頃から長距離を強化。留学生の導入も非常に早く、そのおかげもあり何度かボーダーラインに近づいたこともありました。前年度は、大東大OBの奈良監督を迎えて、また話題になっていました。

 今年度は、久々に留学生を迎えました。実業団経由のディランゴ選手ですが、これが大当たり!いきなり関東IC5千m1万mW優勝を達成すると、ホクレンでは5千m13分26秒1万m27分43秒を記録。

 その1万mでは、先日の出雲駅伝で優勝のゴールテープを切った東国大の留学生ランナーにも勝利。これもなかなかのインパクトでした。長距離ロードでは果たしてどんな爆発的な走りをするのか注目です。

 1年生は、やはり一気にスカウトがよくなっていました。高校時代5千m14分19秒の小島選手、同14分25秒の長谷川選手が無事エントリー。さらに大学に入ってから伸びてきた森川選手も注目。7月に5千m14分28秒を出すと、先日1万mはチーム内3番の30分28秒。予選で気になる世代です。

 全体的には4年生中心のチーム。予選を経験している選手も非常に多いですね。主力格は宮下選手。ここまで3回とも予選を走っていて毎年成績を上げています。前回は155位で64分を切っています。秋口の記録会では連続でチームトップ。二けた順位を狙える力がついているかもです。

 前回64分台で走り切っている中根選手も、記録会ではチーム2番手。調子は上がっているようです。他、前回250位前後出走の大場・髙橋選手、忘れてはならない前々回連合出走ランナー竹上選手も、3年時の不調からは脱しつつあります。まずは4年生がチームを引っ張りたい。

 他では、前回300位台に甘んじた3年池澤・2年芳口選手あたりは、1万m30分20秒前後にまでベストを更新。総合力では大事になりますね。

 前評判決して高くないですが、爆発力高い留学生に、4年生中心でいいチームです。総合力がどこまで浮上しているか。

[前回予選28位]立教大学

立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チーム

【過去3年間の成績】
97回予選28位10:54:12(ボーダーまで20分13秒)
96回予選23位11:23:49(ボーダーまで27分03秒)
95回予選28位11:24:36

ランキング
A(6点)62分20秒~62分59秒(97回24-60位、96回3-5位、95回9-15位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(97回61-130位、96回6-10位、95回16-43位)
中山凛斗②28分50秒52/21:全予4組、箱根4区18位相当、20:予90位
斎藤俊輔④29分06秒75/21:全予4組、関東IC2部1500m7位、20:予129位、19:予126位、18:予303位

C(4点)63分40秒~64分19秒(97回131-204位、96回11-24位、95回44-79位)
忠内侑士②29分34秒78/21:全予3組18位、20:予362位
林虎太朗①29分45秒58/20:高2区13位

D(3点)64分20秒~64分59秒(97回205-246位、96回25-49位、95回:80-129位)
関口絢太②29分30秒10
安藤圭佑①29分57秒12/20:高1区25位
岸本健太郎②30分12秒86/21:全予2組27位、20:予234位

E(2点)65分00秒~65分39秒(97回247-289位、96回50-97位、95回:130-180位)
後藤謙晶①29分13秒5/20:高2区4位
内田賢利②30分14秒70/21:全予2組32位、関東IC2部3障7位、20:予262位
山口史朗①30分17秒15/20:高3区32位
山本罹生①30分17秒43/21:全予1組32位

F(1点)65分40秒~66分19秒(97回291-326位、96回98-140位、95回:181-222位)
市川大輝②30分33秒52
金城 快③30分54秒37/19:予285位

G(0点)66分20秒~66分59秒(97回327-360位、96回141-193位、95回:223-248位)
宮澤 徹②31分14秒71

上位10名得点:33点

参考:過去3年間(97回、96回、95回)
トップ通過:63点、27点、54点
10位通過:49点、14点、31点
※97回周回コースで超高速、96回は暑くなりました。

 本格強化が加速し、注目チームになってきていますよね。初の強化生が入った前年度の予選会は、高速化に対応できずにまさかの28位惨敗。そこからチームは急上昇、

 初めての全日本予選出場を決めると、見せ場を作った組もある中、16位と頑張ります。その見せ場を作った選手がエントリーから外れてしまいましたが、早い選手はぐっと増えてきました。

 その中でエースと言えるのは、非強化世代4年生斎藤選手。関東IC2部1500mで7位入賞、直近1万m29分06秒のトラックが得意ながら、箱根予選2年連続120位台でまとめています。

 強豪校を避けて立教大を選んだにも関わらず、悲運(?)に見舞われましたが、上野監督と相性が良かったでしょうか。チームトップ&二けた順位も十分狙える力をつけています。

 全体的にはやはり2年生中心。前回連合に選ばれ、当日変更で4区激走した中山選手も一時の不調から脱して上り調子。全日本予選でまずまず走っている忠内・岸本・内田選手はスタミナがついてどこまでいけるか。内田選手は3000m障害のスピードもありますね。

 さらに、入学時から注目されていた関口選手がエントリー。怪我が多く、前回エントリーながら不出場。秋口の記録会も走っていないので、厳しいのかなと思っていたので、サプライズ。ロード強いイメージなので、走れるなら大きな+αです。

 1年生も結構楽しみですね。有力は高校時代から1万m29分台を出していて、直近でも29分46秒とほぼベスト。彼が一番楽しみ。それから直近29分57秒の安藤選手も台頭してきています。

 高校時代29分13秒を出している後藤選手はまだ上がり切っていないか直近31分オーバー。素質高いので焦らず強化か。また30分17秒を出している山口・山本選手もおそらく出走か。どこまでまとめられるでしょうか。

 全体的に若い選手も多く、上野監督「いろんな走力の選手がいる。選手層は課題」とのことですが、練習は昨年よりずっと詰めてきている模様。立教大の大躍進はどこまででしょうか。

まとめ

54点拓殖大
53点明治大
51点中央大
51点国士舘大
50点日本体大
50点駿河台大
49点法政大
48点神奈川大
45点城西大
45点専修大
——
44点中央学大
44点上武大
44点日本大
43点山梨学大
41点大東大
38点慶應大
37点筑波大
36点亜細亜大
35点流通経大
34点東京農大
——
34点麗澤大
33点立教大
31点東京経大
28点関東学大
26点日本薬大
24点育英大
22点武蔵学大
20点平成国大
20点桜美林大
19点明治学大
——
12点芝浦工大
7点立正大

 一応点数まとめです。忙しい中、まとめたので実際の実力と無茶苦茶かもしれませんかね…。昨年の高速化に対応しようとして、主が対応できていないかもしれません(笑)

 改めて、もう一度順位予想をして投稿してみます。皆さんのご意見も聞かせてくださいね。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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