新年度…も前半戦が終わりに近づきましたね。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を再開していきたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
この度、順天堂大学陸上競技部男子長距離ブロックは株式会社ニューバランスジャパンとオフィシャルサプライヤー契約を致しました。
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続いて、
自己ベスト者続々!三大駅伝久々制覇を狙っていけるか!?順天堂大学です。
※新入生の5000m上位5名ベスト順
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【順天堂大学】箱根駅伝2022へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
今年正月の箱根駅伝で、唯一予選会からシード校となったのが順天堂大学だ。シード校の壁が厚い中、予選ダントツトップ&全日本駅伝14年ぶりシード権獲得の実力は本物だった。
今季はここまでその勢いに任せて、記録会で自己ベストが続出!3年生野村・伊豫田選手が長距離のエースになり、他校の主力とも戦っています。
さらに2年生三浦選手が、3000m障害で日本新記録を樹立し、東京五輪の代表の座を射止めました。世界と差があると思われた種目での記録更新と出場は本当にすごいですね!走りを見てもまだ天井知らずです。
個性が強い選手が多い順大ですが、一気に優勝戦線に名乗りを上げてくるかもしれません。チーム構成を確認してみます。
新チーム各学年戦力分析
※ベスト記録は、2021年7月18日現在
4年生主力選手について
吉岡智輝④28分36秒90≪20:全7区10位、予27位≫
牧瀬圭斗④28分45秒10≪20:全6区7位≫
鈴木尚輝④28分46秒79≪21:箱9区11位≫
近藤亮太④28分54秒47≪20:予32位≫
小島優作④28分55秒42≪21:箱7区15位、19:出4区11位、18:全6区19位≫
人見隆之④29分06秒81
津田将希④29分17秒32≪21:箱5区13位≫
榎本大倭④30分00秒74
4年生はレギュラー争いという選手が多いのですよね。そして、一度は主要のロード大会の経験があるのも一つ特徴です。一番多く出場しているのが小島選手で、トラックで関東ICにも出場するスピードを持ちつつ、三大駅伝も全て一度ずつ出走している選手です。この経験がさらにプラスになっていくかどうか。
前年度、初駅伝を経験した選手も多いですね。昨年14年ぶりシード権獲得に、6区牧瀬7区吉岡選手が貢献!牧瀬選手は上位集団で粘り、吉岡選手は直前の箱根予選27位の実績が買われ、いきなりエース区間7区登場!無難に乗り切りました。1万m持ちタイムは彼らがチーム内上位を占めています。
箱根駅伝では、津田選手が5区山登り、鈴木選手が9区復路エース区間で、それぞれ初出走。それぞれ重役を担いました。津田選手は、終盤低体温症に陥るも、登りに適性を見せました。鈴木選手は、予選未出走も、復路エース区間でシード間争い上粘っています。
他にも、箱根予選で32位力走を見せていた近藤選手、ハーフ63分31秒のベストを持つ人見選手など、長い距離で渋い働きをしそうな選手は多くなってきています。箱根駅伝で必ず力になるはずです。
3年生主力選手について
伊豫田達弥③28分06秒26≪21:箱3区5位、20:全2区14位、予24位≫
野村優作③28分19秒01≪21:箱2区10位、20:全4区3位、予12位、19:出5区13位≫
平 駿介③28分48秒40
荒木勇人③28分48秒87
西澤侑真③28分50秒37≪21:箱8区10位、20:全8区12位、予31位、箱8区9位、19:全6区3位≫
四釜峻佑③28分55秒56≪21:予75位≫
堀内郁哉③29分21秒91
長山勇貴③29分34秒08
清水陽斗③30分30秒50
3年生がどんどん伸びてきているのですよね。箱根駅伝2区3区出走し、しっかり流れをつないだ野村・伊豫田選手が、一気にエースに成長しています。1万mベストは、春先に伊豫田選手が28分06秒を記録、関東ICでは野村選手のほうが上位で入賞を飾っています。ともに、他校のエースとも戦えそうです。
5000mBに出場する伊豫田 達弥③と野村 優作③のレース前の様子です❗️ https://t.co/sBNo98FOFw pic.twitter.com/xCq1aqDTRL
— 順天堂大学陸上競技部(長距離ブロック男子) (@juntendo_ekiden) July 17, 2021
さらに伸びてきている選手がいます。関東ICハーフで日本人トップで走り切った四釜選手は、箱根本戦ではエントリーされていなかった選手です。そこからロードで実績を残すと、トラックでも5千m13分台&28分台と一気に走力アップ!箱根5区山登りを狙っているそうですが、ほかに活躍があるかも??
それから、2年生になる前に1万m28分台を記録した平選手がようやく復調気味。往路タイプとのことで、夏が順調なら出雲から姿が見れるか。ほぼ同じ記録の荒木選手も一つ注目です。
そして長距離に早い段階で対応していた西澤選手も、着実に積み上げてきています。また、難しい区間で、チームの力になるはずです。
2年生主力選手について
石井一希②28分58秒54≪21:箱4区5位、20:全5区5位、予21位≫
内田柾冶②29分12秒79≪21:予30位≫
柘植航太②29分45秒76
出口静之心②29分49秒18
斎藤舜太②29分50秒43
馬場園怜生②30分02秒70
三浦龍司②5千13分26秒78≪21:箱1区10位、20:全1区1位、予5位≫※東京五輪3000m障害代表
もう間もなくに迫った東京五輪の、3000m障害日本代表となった三浦選手で、話題は持ち切りですね。春先に”早くも”3000m障害の日本記録保持者に!そして日本選手権本番で、途中で転倒がありながら、2度目の日本記録更新!見事に東京五輪内定を射止めました。
三浦龍司ら3人が五輪へ マイナー種目「男子3000m障害」がナゾに急成長した“3つの理由”〈5年で15秒も短縮〉(酒井政人)#陸上 #三浦龍司 #山口浩勢 #青木涼真 #東京五輪 #Tokyo2020 #オリンピック https://t.co/sFSHgZGysZ
— Number編集部 (@numberweb) July 16, 2021
合間に、関東IC1500m・5000mに出場し、ともに鬼スパートで日本人トップ!さらにホクレンでは調整で5000mに出場し、13分26秒とかなりの巣因循での自己ベスト!ベースの走力が相当上がっていますね。まずは五輪に注目したい。
駅伝となると、各大会確実に走っている石井選手がまず楽しみな存在。すでに箱根往路は経験済みです。1万m28分55秒ですが、主要大会での安定感は下級生らしからぬところがあります。走力で3年生の柱にも迫っていけるでしょうか。
また、箱根予選でブレイクしかけた内田選手がここのところ復調気味で1万m29分12秒まで短縮。夏を超えて力をつけるか。あとは少し実力が離れますが、柘植・出口選手が力をつけつつあります。エース選手に引っ張られて育つ選手が出てくるでしょうか。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
※新入生ベストは4月1日時点にしています。
浅井皓貴①14分16秒40/29分07秒35≪20:高3区22位≫
服部壮馬①14分18秒31≪20:高4区4位≫
岩島共汰①14分19秒74≪20:高1区23位≫
藤島幹大①14分21秒23
上位5名5000m平均:12位14分16秒7
海老沼憲伸①14分22秒00≪20:高1区47位≫
油谷航亮①14分25秒56≪20:高1区27位≫
和田倖明①14分26秒76≪20:高1区39位≫
前田徹平①14分37秒46
中田朝陽①14分41秒52≪20:高3区32位≫
堀越翔人①14分56秒22
海老沼憲伸①
前半戦は、高校時代持ちタイム14分18秒だった服部選手に大きく話題が集まりましたね。関東IC3000m障害決勝で、スタート直後に飛び出し、長く先頭を走ったのは話題になりましたね。
その後、5000mでも13分55秒と大幅なベストを出して、走力が高くなっていることを証明!高校駅伝4区4位の実績もあるので、三大駅伝での戦力も期待されています。
男子3000mSC 決勝
🥇服部壮馬 (順天堂大学) 8′39″19 GR大会新記録での優勝!!! pic.twitter.com/v1l0Cqka5C
— か え 🍁 (@k_7250) June 26, 2021
高校時代時点での走力では神谷・浅井選手に期待が集まっていますね。特に浅井選手は1万m29分07秒と自己ベスト、先輩の背中の距離は近づいてきています。神谷選手も29分台マークで続いています。
また、5000mでは、藤島・海老沼選手が14分一桁と大幅更新!夏で長い距離化けることがあるか。他にも油谷・前田・堀越選手が14分20秒少しとベストを更新。上級生が続々ベストを更新する流れに新入生も続いていますね。全学年楽しみです。
【順天堂大学まとめ!】箱根駅伝2022へ向けて
・伊豫田&野村選手がエース!一番波に乗る3年生
・まずは三浦選手の東京五輪3000m障害!
・ここまでは3000m障害服部選手話題独占!
もう個人として、突出している2年生三浦選手の応援にまずは全力になりますね。3000m障害は長らく世界に水を空けられていますが、
まだ底が知れない感じが、ある意味一番の武器かもです。オリンピックという舞台で、まずは決勝進出できるかどうか!
チームとしてみると、3年生が非常に目立っています。伊豫田・野村選手がスピードで引っ張り、ロードでは四釜・西澤選手がいます。これに上がってきた平選手がどう絡んでいくか。
2年生は石井・内田選手、1年生は服部・浅井選手ら、エースになっていきそうな選手が台頭してきているところです。
4年生は、核となる選手は不在とはいえ、長い距離を中心に、一定の走力をつけている選手が続々登場しています。起用回数が一番多い小島選手以外にも、
吉岡・牧瀬・鈴木・津田・近藤選手など、駅伝で中盤以降の区間で確実に走ってくれそうな選手が目白押しの世代になります。
スピード豊かな下級生に、長い距離で粘り強い上級生がいて…もっと優勝候補に挙がってきてもおかしくはないはずです。
2007年大会の箱根駅伝制覇を最後に、大学駅伝の覇権は遠ざかっていますが…機運はめぐるのか。秋以降が楽しみです。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】