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【結果・通過校】全日本大学駅伝2021関東地区予選会

始まっていますね。

全日本大学駅伝2021関東地区選考会の結果・通過校まとめです。

ひとまずは、Youtubeライブ配信をお楽しみください

【第53回全日本大学駅伝】 関東地区選考会

動画:背番号5【テレビ朝日スポーツ公式】 様

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【結果・通過校】全日本大学駅伝2021関東地区予選会

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速報

 最初から1㎞3分を切る速いペースに、かなり早い段階で縦長に。日大と東国大が後退した。

 6㎞を過ぎて國學院大エース級の中西大選手が抜け出し単独走に。そのまま29分21秒の好タイムでフィニッシュ。2位には亜大竹井、3位に創価濱野選手がフィニッシュ。

 2人とも上位でゴールしたのが中大・中学大ら。國學院大や法大らも順調な滑り出しのようだった。

1位國學-44秒
2位中学-27秒
3位中大-26秒
4位法大-19秒
5位拓大-9秒
6位創価-1秒
7位日体
=======
8位城西+5秒
9位亜大+8秒
10位駿河+17秒

 2組は、最初の1㎞から3分05秒かかるスローペースに。3分10秒となるときもありながら5㎞過ぎまでは一団で進む。

 5㎞過ぎてから、中学吉田選手がぐっと一人遅れてから動き有。國學木付・選手が1㎞2分51秒とペースアップ。中学川田選手が一人つくが、時期に離されていく。

 木付選手が単独先頭のままレースは終盤へ。8㎞を過ぎて中学大吉田選手は周回遅れ、かなり苦しい走りになった。

 1位と2位集団は最大30mとなっていたが、木付選手が息切れ。8400m付近で2位集団が追いついてきた。変わって東国大や法大の選手らが先頭につく展開。木付選手はついていけない。

 残り1周、法政大2人ともスパート。これに国士大三代選手らが呼応。最後の直線で抜け出した三代選手が組トップを取りました。

2組終了時、7位から見て
1位中大
2位法大
3位國學-1分20秒以上
4位日体-33秒
5位拓大-23秒
6位大東-5秒
7位東国
=======
8位駿河+9秒
9位亜大+19秒
10位創価+23秒

 3組目は立教大の服部選手が飛ばしていき、最初の1㎞は2分51秒でかなり縦長の集団に。亜大片川や日大樋口・2組の遅れを挽回したい中学大らが前の方につける。

 3㎞過ぎて、服部選手が下がりペースダウン。1㎞3分を超えるペースに。樋口選手が引っ張ってペースはキープ、創価大らポツンポツンと遅れるチームが出てくる。

 中盤以降になり樋口選手が徐々にペースアップ。縦長の集団が分かれていく。呼応するのが國學院大・中央学院大(両行とも2名)や亜大片川選手ら。

 8000mを過ぎて、國學平林選手が抜け出し、中学武川選手が食いつく展開。3位争いは中学山学大らの姿が。後方では創価新家選手ら腹痛で失速、今年も初出場は苦しいか。

 9000mちょうど平林選手が単独トップになったところで通過。この1000mは2分45秒!平林選手が苦しそうな表情も突き進む。なお、2位3位は中学大2人、これに山学大が食いつく展開。

 トップ争いはラストで波乱。小島・武川選手の中学大2人が、ゴール直前で國學平林選手を捉えワンツー。2組のミスを帳消しにする見事なランとなった。

3組終了時、7位から見て
1位國學
2位法大
3位中大-53秒
4位拓大-21秒
5位大東-15秒
6位中学-8秒
7位東国
=======
8位日体+2秒
9位駿河+12秒
10位神大+37秒

 4組がスタート。亜大河村・日体藤本選手らが前に行くが、すぐに東国&国士大のヴィンセント選手が追いついてくる。1000mは2分42秒で通過。すでに集団が2つに分かれている様相だった。

 2000mをすぎて、東国駿河国士創価の留学生4名が中心、日本人は國學藤木・日体藤本・東国丹所、中学大2人が前の方。あとは、もうかなり縦長の展開になりつつある形に。

 中盤、留学生のトップ集団は、東国ヴィンセント選手中心に5名の集団が27分台が出せるペースで進む。第2集団に、専大ら留学生に、日体藤本中学大2人の日本人選手、國學藤木選手を挟んで第3集団に法大鎌田選手らという展開。

 留学生の争いも徐々に絞られ、創価ムルワ選手を先頭に、東国ヴィンセント、拓大ラジニ選手に。日本人は藤本選手に中学大2人が食らいつく形。周回遅れも多く出て、それぞれ位置が掴みづらくなっている。

 残り1周、やはり東国ヴィンセント選手が抜け出しトップに!27分50秒付近の好タイムで会った。2位創価、3位拓大、4位国士大、5位駿河台大、6位山学大の留学生ランナーがゴール。

 7位に日本人トップ日体藤本選手、8位東国丹所選手、9位10位中学大が並んでゴールしています。

結果・通過校詳細

1位東京国際大学3時間56分39秒39
1組28位宗像 聖③30分21秒63、30位生田琉海②30分25秒65
2組6位堀畑佳吾③30分06秒26、7位冨永昌輝①30分06秒92
3組9位野澤巧理④29分26秒26、26位村松敬哲②29分42秒42
4組1位イエゴン ヴィンセント③27分50秒65、8位丹所 健③28分39秒60

 総合力高いですねぇ。1組でいきなりヒヤリ。主力の一人宗像選手が遅れるなどいきなり出遅れました。それを2組が一気に巻き返す。全日本本線出走経験の堀畑選手と、実力があるルーキー冨永選手が、ともに組一桁にまとめて一気に巻き返します。

 3組が一番不安だったのですが、4年野澤選手が組9位29分26秒好走!大きな実績はここまでなかった選手ですが、難しい3組で見事な活躍!村松選手も26位ながらタイムは僅差にとどめ、この時点でボーダー内の7位。大砲が控える東国大はこの時点で通過は濃厚に。

 その最終組は、ビンセント選手はさすがの走り。ゆったり走っているように見えて、1㎞2分40秒台のラップを刻むのだから早い!27分50秒の全体のトップ!さらに、日本人エース丹所選手も日本人トップ争いをしての28分39秒で、逆転でのトップ通過に大きく貢献しています。

 オーダーを見て一番動揺したのが東国大。そして1組で出遅れながら…、エースが強いとはいえ、総合力は高かった。関東ICでは1500mで出場したルーキー冨永選手の対応力や、野澤選手の成長は大きかった。育成力はもう立派な上位常連校です。

2位國學院大學3時間56分47秒04
1組1位中西大翔③29分21秒70、10位川崎康生③29分45秒44
2組10位坂本健悟③30分09秒24、16位木付 琳④30分25秒09
3組3位平林清澄①29分14秒55、8位伊地知賢造②29分23秒55
4組16位藤木宏太④29分01秒66、22位島崎慎愛④29分25秒81

 トップ通過候補筆頭にあげられ、3組終了時点でそのトップになっていて、そこ力を感じました。1組は、故障明け5月から練習を開始したというエースの中西大選手。1000mで先頭に立って、1㎞3分切りのペースで推移すると、6000mで一人旅。もっと貯金したかったとのことでしたが、チームに勇気をもたらすには十分の復活ランでした。

 2組では同じく故障明けの木付主将。スローペースの中、中盤で一時抜け出しましたが、1㎞3分10秒から2分50秒ペースはちょっとあげすぎたか。今回は苦しく後退します。その中で、初主要大会だった3年川崎・坂本選手がいずれも組10位と好走。何気に前半組で大きな収穫でした。

 注目だった3組ルーキー平林選手も、9000mから抜け出し単独トップへ!ラストの直線で3位になるも堂々大舞台を踏みました。そしてペアの2年伊地知選手も一桁順位にまとめ、この時点でトップでした。この総合力は見事ですね。

 最終組、藤木選手が日本人選手で唯一、留学生選手に食いついたこともありやや息切れ、島崎選手も全体の中位にとどまったこともあり、トップ通過は取れず。主力がそれぞれ味わった悔しさが、また糧になれば。

3位法政大学3時間57分14秒64
1組8位扇  育③29分43秒48、12位内田隼太③29分48秒87
2組3位小泉 樹①30分02秒75、5位細迫海気②30分05秒58
3組13位清家 陸④29分28秒24、19位川上有生③29分36秒72
4組12位鎌田航生④28分57秒82、26位河田太一平③29分31秒18

 あ~、なんか法政大が戻ってきたなぁと感じる3位通過。1組2組が本当に順調。故障明けだった扇・内田選手がそれぞれ29分40秒台で、集団の上位に流れ込んで好スタート。2組小泉・細迫選手も好位置につけると、残り1周二人で抜け出したのが最大のハイライト!

 ルーキー小泉選手のスパートの切れ味が鋭く、バックストレートを、単独トップで走っている姿は法政大ファン大いに沸いた瞬間です。最終的に3位と5位とはいえ、一桁順位。非常にいい流れで後半の組に託します。

 主力がしっかり入った3組4組。大きくは目立ちませんでしたが堅実な走り。3組清家・川上選手は、関東ICより好走し10位台。4組鎌田・河田選手も自分の走りに徹しました。それながら28分台でまとめた鎌田選手やはり強いです。法政大がついに上昇気配に突入してきましよ。

4位拓殖大学3時間57分17秒26
1組11位新井遼平④29分47秒64、17位兒玉陸斗④29分55秒41
2組13位竹蓋草太④30分22秒17、20位工藤 翼③30分31秒64
3組12位合田 椋④29分27秒97、27位佐藤広夢④29分43秒54
4組3位ジョセフ ラジニ③27分54秒39、28位吉村 陸③29分34秒50

 拓殖大が、山下新監督になって、全日本駅伝にも力を入れ始めましたよ。1組から惜しげもなく主力を投入。新井・兒玉選手が10番台でゴールすると、2組目はエース級の竹蓋選手に工藤選手が、これまた真ん中より上の順位でゴール。

 3組目日本人エースといっていい合田選手もまずまずの位置。佐藤選手は20番台ながら集団の中でゴール。今回は組によって良し悪しのあるチームが多かった中、非常に安定した走りで圏内をキープします。

 最終組、関東ICではもう少しだったジョセフ選手が快調!最後まで個人トップ争いをしたうえで27分台と大きな貯金。相方となった吉村選手は、関東IC1500m出場者。その中で29分中盤でまとめて、役割を果たします。

 ここのところ、トラックの強化を進めていたのは確かですが、全日本予選でここまで強いとは!以前とは、一味違った拓殖大の姿が、今シーズンは見れそうです。

5位中央大学3時間57分17秒61
1組6位助川拓海③29分42秒41、7位手島 駿④29分42秒91
2組2位阿部陽樹①30分02秒73、4位若林陽大③30分04秒64
3組11位中野翔太②29分27秒92、35位東海林宏一①30分15秒16
4組13位三浦拓朗④28分58秒51、17位園木大斗②29分03秒33★

 良かった、ようやく伊勢路の神様からお呼びがかかりました。1組は主力の手島選手と直近好調だった助川選手が29分42秒台のタイムで一桁順位!そして2組目、売り出し中だった若林選手の組4位はさすがでしたが…

 なんとルーキーの阿部選手が、組2位の激走!これは予想付かない快走でした!2組目までの選手が2位から7位までにまとめ、この時点でトップに立つ最高の流れを作ります。

 3組以降は一部のスピードランナーがいない中での戦い。久々に戻ってきた中野選手は29分半ばの好走。対して、東海林選手は30分オーバーの苦しい走り。ここでトップからは落ちます。

 最終組は、留学生のいるチームがガンガン前に行く中、エース三浦選手が踏ん張って28分台。そして大抜擢の園木選手がその数秒差に続く29分03秒の17位!見事に逃げ切って5位通過!

 いやはや、(関東の出場)枠の少ない全日本大学駅伝は、箱根駅伝よりも出場が難しいのは勿論なのですが、中央大でも復帰に9年かかるとは、本当に厳しい戦いです。そして、よく這い上がりまりましたね。スピードランナーが復活すれば、全日本は強い距離のはず…?

6位中央学院大学3時間57分23秒16
1組5位松島 匠③29分40秒67、9位伊藤秀虎②29分43秒71
2組8位川田啓仁③30分08秒18、40位吉田光汰④32分00秒47
3組1位小島慎也③29分13秒91、2位武川流以名③29分14秒05
4組9位栗原啓吾④28分40秒57、10位吉田礼志①28分41秒60★

 なんとも劇的な予選会になりました。6位通過ですが、あと一歩でトップ通過でした。1組は持ちタイムが良かった松島・伊藤選手がしっかりと上位につけて、目標のトップ通過に向けて順調にスタートを切りました。

 ところが2組目で落とし穴。スローペースで中盤まで進んだ中、レース経験豊富な吉田選手が突如失速。川田選手は懸命に粘り個人8位も、吉田選手は39位ともかなり離された組最下位。トップ通過どころか、一気に予選敗退の可能性が広がってしまいました。

 そんな中、大激走を見せたのが、3組に配置された小島主将と武川選手の3年生コンビ。ペースが安定しないレースながらも、終始トップに近い位置をキープ。最後のラスト争いで、2人で力を高め合うようにペースアップ!

 最後の最後で、飛び出していたほかの大学の選手を交わして、ワンツーフィニッシュしたのは、今大会最大のハイライトでした。一気にボーダー圏内の6位に復帰しました。

 とはいえ、留学生のチームが多くいる最終組。まだ予断は許さない状況でした。そんな中で、復帰したエース栗原選手に、いきなり主力となった1年吉田選手が、終始日本人トップ争い!

 残り1周で一時は2人で抜け出す場面もあったそうで。届きませんでしたが、9位と10位で28分40秒付近のナイスラン!出場権確保でした。確かな手応えと、まだ脆さもみせた今回…。秋の大会は果たして…。

7位日本体育大学3時間57分47秒90
1組16位盛本聖也③29分52秒46★、18位漆畑徳輝②29分59秒00
2組9位加藤広之④30分08秒38、18位吉冨純也②30分27秒02
3組23位九嶋大雅③29分40秒52、33位名村樹哉③30分03秒89
4組7位藤本珠輝③28分35秒73、15位大畑怜士④29分00秒90

 伝統校VS新興校の戦いだった最後の枠…伝統校の日体大が意地を見せました。1組は盛本・漆畑選手が、上位とはいかずも29分台で10番台にまとめあげ、まずまずの立ち上がり。2組で加藤選手が個人9位で先頭に食い下がったまでは順調でした。

 苦しかったのがレースが動き出した3組。関東IC3障決勝進出した九嶋選手は、20番台ながらも何とか29分40秒でまとめています。1万m28分台の経験がある名村選手が30分オーバー…。一気に次点の8位にはじき出されます。

 どこか抜かないといけない最終組。大エースとなった藤本選手が日本人トップ集団で勝負!熱さと冷静さを兼ね備えて見事に日本人トップの28分35秒!懸命にタイムをを稼ぎます。

 そしてペアの4年大畑選手も29分00秒で全体の15位!大畑選手の今年の成長も本当に助けられていますね。見事に一つの大学を捉え、新興校の追い上げも凌いで、最後の枠を見事に確保しました。

結果・それ以外詳細

8位駿河台大学3時間58分16秒34
1組21位入江泰世④30分01秒48★、23位池原悠月①30分07秒61★
2組11位新山舜心②30分11秒10、31位出仙龍之介③30分49秒28
3組16位今井隆生④29分30秒41、24位清野太成③29分41秒26
4組5位ブヌカ ジェームス④28分11秒53、30位町田康誠③29分43秒67

 その新興校とは、駿河台大!なんとも不気味だなと言われていましたが、まさか全日本予選次点で戦い抜くとは!

 1組入江・池原選手が30分は僅かにオーバーしたものの、20位付近にまとめる好走!入江選手は久々復帰ながらベスト、池原選手は初1万mでの好走。おや、何か違うぞと感じたのは本当でした。

 2組では新山選手が上位集団に食いついて組11位の粘り。そして3組では、30歳今井選手が上位集団に最後まで粘り強く食いつく走りで29分30秒の16位の走り!通過の次点となる総合8位につけます!

 最終組に控えていた大砲ジェームズ選手で逆転を狙いますが、ここは常連校の意地に屈し、約30秒差の次点。日本人エース町田・清野選手がもう少しずつだったのもあるかなぁ。それでも関東地区16番目に位置できたのは事実。箱根予選で悲願を達成できるか。

9位国士舘大学3時間58分51秒31
1組20位荻原陸斗④30分01秒39、34位清水悠雅③30分38秒77
2組1位三代和弥④30分01秒98、36位安達京摩②31分18秒42
3組17位綱島辰弥③29分31秒06、20位中西真大②29分37秒52★
4組4位ライモイ ヴィンセント④28分04秒93、29位清水拓斗④29分37秒24

 見せ場は作ったものの、勿体なかったのが国士舘大。1組目で荻原選手が全体の真ん中付近にまとめるものの、清水選手が30分半オーバーでやや出遅れる結果に。

 次の2組目で見せ場。スローペースからの最後のスプリント勝負になったこの組、最後の最後制したのがなんと国士舘大三代選手!この組ではの走力が高いほうでしたが、ナイスランでした。

 しかし、ペアの安達選手が振るわず31分オーバー。関東IC3障で大活躍していましたが、対応できなかったか。通過ラインが遠くなってしまいました。

 その後、上位組は前線。3組では綱島・中西選手が29分30秒台とまずまずのタイムをまとめると、最終組ではライモイ砲炸裂し28分04秒!ペアの清水拓選手もまとめあげて、気づけば総合9位まで浮上していました。粘りはできたので、それを箱根予選につなげていきたい。

10位山梨学院大学3時間59分07秒98
1組13位橘田大河③29分50秒22、37位髙田尚暉①30分57秒48
2組23位砂川大河①30分33秒23、35位篠原 楓③31分16秒36
3組6位木山達哉③29分18秒35、22位伊東大輝③29分40秒06
4組6位ポール オニエゴ④28分28秒67★、18位松倉唯斗④29分03秒61

 山学大も前半でもたついてしまいましたかね。1組では、昨年の箱根予選で好走した橘田選手が久々復活!29分50秒で組13位の構想を見せます。ただ、ペアとなったルーキー髙田が31分近くかかり、全体としては出遅れる形に。

 2組ではルーキー砂川選手が組23位でまずまず粘るも、篠原選手が31分オーバーと踏ん張れず。この時点で通過はだいぶ厳しくなってきていました。

 一転、主力の組は踏ん張りました。3組では木山選手が躍進の組6位!29分18秒のタイムもまずまず。ペアの伊東選手も真ん中付近。最終組ではオニエゴ選手が、日本人トップより好成績で28分28秒。松倉選手も集団の中でしっかり走り切りました。

 主力が戦えたのは大きな収穫で、箱根予選に向けては自信になります。レギュラー争いの選手がもう少しでしたが、2年生中心にまだ戦力になれる選手がいますので、彼らが出てくればいいチームになります。

11位神奈川大学3時間59分27秒26
1組15位小林篤貴②29分51秒27、35位佐々木亮輔②30分42秒64
2組14位宇津野篤②30分22秒25、21位安田 響④30分32秒14
3組14位横澤清己④29分29秒05、28位落合葵斗④29分48秒66
4組20位西方大珠④29分15秒97、21位巻田理空②29分25秒28

 一番試合出場が少なく、不気味な存在だった神奈川大。ただ、今回は大きく見せ場を作ることはできなかったですかね。

 1組は小林篤選手、2組は宇津野選手、3組は横澤選手がそれぞれ奮闘し、それぞれ個人15番付近。新戦力候補だった横澤選手が29分半ばで走り切ったのは一番の収穫ですね。今後の成長がの楽しみになります。

 4組は、3障あがりの西方選手がしっかりと対応し29分15秒、今年一気に主力まで上がってきた巻田選手が29分25秒とまとめていて、主力選手もまずまずでした。

 ただ、スピードランナーが複数外れ、攻める組が少なかったのが今回苦しかったところかなぁ。とはいえ、総合力が高いのは事実、箱根予選に向けて切り替えたい。

12位大東文化大学3時間59分37秒16
1組14位倉田 蓮③29分50秒88、26位藤崎将匡④30分18秒66
2組12位塩田祥梧③30分21秒81★、15位金田龍心③30分23秒95
3組4位木山 凌③29分17秒27★、25位谷口辰煕③29分41秒62
4組19位久保田徹②29分07秒59、38位ピーター ワンジル①30分35秒38

 復活の兆しを見せたのが大東文化大。1組に投入された倉田選手は、好調ではなかったようですが29分台で粘ります。

 すると2組抜擢された塩田選手が自己ベストで組12位。金田選手も組15位に食い込み、この時点で総合6位と出場圏内に入ってきます。

 3組で大きな見せ場。これまで大きな実績が少なかった木山選手が29分17秒と大幅ベスト!しかも組4位で貯金を作ることに成功したのは自信になりますね。関東IC3障で活躍した谷口選手も粘って、総合5位に浮上します!

 緊張感高まる最終組、新エース久保田選手が29分07秒と中位でまとめます。ですが、大東大初の留学生ワンジル選手がアクシデント気味で失速、30分半オーバーは厳しかったですね…。

 それでも、ここのところ他校のスピードについていけなかった中、予選突破まであと一歩だったのは、確かな歩みを進めているようです。

—以上、参考箱根予選ボーダーライン—

13位城西大学4時間00分14秒46
1組4位山中秀真②29分40秒21、25位小島大輝②30分16秒02
2組25位平林 樹①30分42秒16、37位堀越大地②31分22秒94
3組15位野村颯斗②29分30秒23、21位藤井正斗③29分37秒85
4組25位砂岡拓磨④29分30秒93、27位山本唯翔②29分34秒12

 ここからは、参考ですが関東地区で21番目以降のチームになります。箱根駅伝出場枠が20チームですので、夏に何とか巻き返さないとならなくなります。

 城西大は、エース砂岡選手が、何とか最終組に間に合った状態だったので、今回は仕方なかったかな?その中で、1組投入の山中選手が、組4位でまずまずの結果です。

 そして3組では野村・藤井選手が組中位で粘っています。このあたりが収穫でしょうかね。ロードの方が面白い選手もいるので、まだまだ箱根本戦に向けてチャンスはあるはずです。

14位創価大学4時間00分19秒55
1組3位濱野将基③29分38秒02★、24位横山魁哉③30分12秒70
2組26位山森龍暁②30分43秒91、30位村田海晟③30分48秒49
3組30位三上雄太④29分51秒32、40位新家裕太郎③31分41秒90
4組2位フィリップ ムルワ③27分53秒39、24位嶋津雄大④29分29秒82

 初出場が期待された創価大は…まさかの惨敗に近い14位。1組で山下りの濱野選手が頑張り組3位!ひとまず出場圏内の総合6位に付けます。

 ですが、2組の双方の選手が30分40秒台と苦しみ、圏外へ。3組では新家選手にアクシデント。腹痛などもあり、一気にペースダウンし31分40秒かかる最下位。三上選手も29分50秒も組30位なので、いかに苦しんだかわかります。

 通過が厳しくなった中で迎えた最終組、大エースムルア選手が27分53秒の組2位と、一矢報いる走り!嶋津選手も何とか中位でまとめていましたが、総合14位と通過には遠かったです。

 一部主力がいませんでしたが、それはどこも同じ。今年の箱根が終わってから、どうも歯車が噛み合っていなかったかなぁ。それが分かったのが今回の収穫。チャレンジャーとして、ロードシーズンに向けて準備したい。

15位日本大学4時間00分43秒03
1組27位濱田祐知③30分19秒32、31位小坂友我④30分26秒61
2組19位西村翔太②30分27秒28、33位山本起弘④30分55秒61
3組5位樋口翔太③29分18秒18、36位若山 岳③30分18秒19
4組14位チャールズドゥング③29分00秒82、31位松岡竜矢③29分57秒02

 エース力が強い日本大、全日本予選は何とか出場圏内に食い込みたいところでしたが、15位は苦しいですね。

 最初の2組目までの最高位は、2組19位の西村選手。復調途上だった小坂選手は1組下位、関東IC1500m好走の山本選手も距離対応間に合わなかったかなぁ。

 見せ場は3組で、樋口選手が中盤に集団を引っ張っていく見せ場。その後も粘って組5位29分18秒で粘っていました。最終組ドゥング選手と松岡選手は、関東ICからはピークダウンという成績となりました。

 うーん、箱根予選はなんとも言えません。とはいえ、エース力も結構大事になる全日本予選で15位、もっと総合力が大事になる箱根予選は、厳しい戦いになる可能性が高いです。覚悟を持って練習に取り組むしかないようです。

16位立教大学4時間02分05秒97
1組32位山本罹生①30分31秒12★、38位中西洸貴①31分03秒07
2組27位岸本健太郎②30分45秒34、32位内田賢利②30分49秒77
3組7位服部凱杏②29分22秒88★、18位忠内侑士②29分34秒78★
4組32位斎藤俊輔④29分58秒77、33位中山凛斗②30分00秒24

 初の予選参戦となった立教大は見せ場を作りました。序盤の組は、ルーキーの奮闘もありましたが、2組岸本選手の2組27位が最高で、あまり目立ちませんでした。

 見せ場は3組!期待のスピードランナー服部選手が、スタートから3000m付近まで先頭に立ってペースを作っていきます。

 その後も上位集団で走り続け、組7位29分22秒の自己ベスト!さらにペアの忠内選手も自己ベストで走って、「R」のユニフォームが輝きを放ちました。

 最終組抜擢の4年斎藤選手やエース中山選手もひとまず大崩れせず走り、総合は16位。ほとんどが2年生以下で、やはり今後が楽しみなチームです。

17位上武大学4時間3分33秒62
1組19位芝 大輔②29分59秒87、33位石田竜也③30分35秒36
2組34位西村 暉④31分03秒03、38位上田陽向②31分28秒41
3組31位源川竜也④29分52秒20、34位鉄川 歩③30分14秒17
4組34位額賀稜平②30分04秒86、36位渡辺一輝④30分15秒72

 エース抜きで戦うことになった上武大はやはり厳しかった。1組で芝選手が組19位で29分台をマークしたのが収穫。

 あとは、全員組順位30番台となってしまったのは苦しいなぁ。一時勢いがあった西村選手や額賀選手なども力及ばずでした。

 おそらくロードで+αが出るチームですが、箱根予選通過は、エースの完全復活は必要条件かなと思います。

18位専修大学4時間04分02秒59
1組22位野下稜平②30分01秒73★、40位千代島宗汰①32分21秒34
2組17位国増治貴③30分26秒04、39位辻 優輝①31分30秒96
3組32位横山佑羽④30分01秒15、37位吉岡拓哉③30分31秒10
4組11位ダンカン キサイサ①28分57秒27★、35位木村暁仁②30分13秒00

 直前で出場が決まった専修大も厳しい場面が多かったですね。1組で、箱根山登りを走った野下選手の成長が見られたのは収穫です。

 ただ、抜擢された1年生選手が苦しんでしまい、総合では最下位。3組でも流れは上向きませんでした。

 最終組で、専修大初の留学生ダンカン選手が、28分台のベストを出して、総合18位に浮上しましたがここまででした。とはいえ、箱根予選へ向けて虎視眈々…のチームです。

19位亜細亜大学4時間04分11秒13
1組2位竹井祐貴④29分35秒95、29位坂口 歩②30分24秒10★
2組22位門田雄誠②30分33秒08★、28位吉岡竜希③30分46秒31
3組10位片川祐太①29分27秒61★、39位長谷部航④31分14秒98
4組39位河村 悠④30分39秒86、40位杉浦 樹②31分29秒24

 1組に投入された竹井選手が、上位集団の中ではトップに立つ組2位!29分35秒のタイムはまずまずでした。本来なら4組のはずなので、調子が心配されましたが作戦もあったのかな?

 そらに、ペアの坂口選手に、2組の門田・吉岡選手も、組20位台に踏ん張っていたこともあり、2組終了時点では総合9位とボーダーラインに迫っていました。

 3組ではルーキー片川選手が、他校のエース級の選手に積極果敢に食らいつき、29分27秒で組10位健闘!入学直後から話題になっていましたが、並のルーキーではないですね。

 ただ、見せ場はここまで。エース河村選手を含めて、あとは39位と40位となってしまいました。それでも、全体的には収穫が多かったと言えそうです。

20位慶應義塾大学4時間04分15秒70
1組36位前田拓海④30分44秒30、39位黒澤瑛紀②31分27秒53
2組24位貝川裕亮③30分36秒75、29位前原裕磨③30分47秒42
3組29位清水拓哉④29分50秒65、38位安倍立矩①30分59秒67
4組23位杉浦 慧④29分29秒66、37位田島公太郎①30分19秒72

 残念ながら最下位となったのは、久しぶりの予選参加となった慶應義塾大。エントリーを見たときに、かなりの4年生の主力選手が外れてしまって、あれー?という感じでした。

 その中で2組は貝川・前原選手が20番台でゴール。3組では清水選手が29分50秒、4組ではエース杉浦選手が29分半ばで粘り切りました。

 3組に抜擢されたルーキー安倍選手、4組に抜擢されたルーキー田島選手は、今回は他校のエースのスピードに太刀打ちできませんでしたが、いい経験になったはず。

 とはいえ、最下位とはいえ、上は充分目指います。総合タイムの4時間4分15秒は、全日本予選最下位チームでは過去最短のタイム。トップ通過チームと7分台の差でまとめているのも、過去最短。

 そして、先述のように、主力選手は多く欠場しています…箱根予選ですべての力を結集した時にどうなるか、とても興味深いチームです。


コメント

  1. 市民ランナー見習い より:

    いやはや、例年以上に見所の多いレースでした。
    ・中学
    2組で運命の悪魔に噛みつかれながら、34組で逆に噛みつき返して自力で厄払いしたような感じに見えました。この強さは本物かつ尋常ならざる強靭さを感じます。過去に組最下位出して通過したチームありましたっけ…?
    ・國學院法政拓殖中央
    上手く立ち回れましたかねー。
    國學院は意図的に何かチャレンジしてたのかな?と思うような立ち回り。中央は箱根復路以降のいい流れが続いてそうで何より
    ・東国
    4組ちゃぶ台返しはもはやコメントしようが…( ̄▽ ̄;)ツヨイデスネ
    ・大東駿河台
    1点のミスが悔やまれる結果、これは箱根予選会が断然楽しみになりましたね
    ・国士舘
    例年よりも戦えていた印象です。通過せずとも得たものは大きいのでは?
    ・山梨創価
    ロードでの捲土重来、でしょうかね。ここはそういうチームなのでは
    (創価は全日本が一番の鬼門というよくわからないチームになるのでしょうか)
    ・城西
    個人的にムラっけそのものだと思っているチーム、今回は悪い方に振れましたかね。とにかくここの問題は力量でなくピーキングなので何とやら…
    ・日大
    今回一番厳しいのはここでは…去年の箱根予選会から何も成長していないように見えます。今の主力が3年生なのが唯一の救いでしょうか…
    去年の箱根予選会見て、チームとして日大が3大駅伝走るのは去年の全日本がラストだと思ったりしましたが…今回の結果はそれを確信に近づけるに余りあるものです

    後、今回の結果は大体30″30超えるとアウトということで、組毎に傾向は散りながらも一定の下限があったように思えました。

    • hakonankit より:

      >市民ランナー見習いさん

       中央学院大は3組4組の追い込みが素晴らしかったですよね。常連校へ戻るんだと気迫を感じました。

       過去に、組最下位が出ながらも通過したのは、国士大がありましたが、今現在は留学生など大砲がいるチームが増えていますので、その中でそうでない中央学院大が突破ラインまで戻したのはすごいことだと思います。

       他、おっしゃられる通り、通過できなかったチームでもそれぞれの展開がありましたね。大東大や駿河台大は手応えを感じたでしょうし、日大はここ数年の低迷から脱していない…など。秋以降の流れも考えさせられる結果です。

  2. たけぽっぽ より:

    法政大学は、主力の松本選手が欠場の時点で10~12位くらいと勝手に思っていましたが、管理人さんの仰るとおり1組目の扇、内田コンビで大きな流れを作ってくれました。もともと入学時では学年で1、2の持ちタイムがあっただけに、待望の1区候補がでてくるか?(2~4組も頑張ったけど、割愛してすみません)。

    最後に法政大学が全日本予選を通過した時は、ほとんど箱根本戦でもシード権を獲得しているだけに、坪田監督の今後の取り組みに注目したいところです。
    あとは松本選手と河田選手がコンディションを整えてくれば、全日本でもシード権はちょっと厳しいかもしれないですが、見せ場を作ってくれる可能性は十分あると捉えています。

    • hakonankit より:

      >たけぽっぽさん

      法政大は関東インカレや、エントリー前日の記録会の結果などから、いい流れになっているのでは?と感じていましたが、予想以上の好結果でした!

      全日本本戦では、やはりスピードのある松本選手が戻っていると頼もしいですね。彼がいれば、鎌田・河田・清家選手のうち、2人を7区8区に残せるかもしれません。