スポンサーリンク

【箱根駅伝2021】8区定点間分析~区間賞明大大保選手以外の定点間トップは!?

そろそろ箱根駅伝2021の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

続いて、遊行寺坂の難所で大きくレースが動く8区

スポンサーリンク

ページコンテンツ

【箱根駅伝2021】8区定点間分析

スポンサーリンク

走者・走順と実績

1位創価・永井大育③29分43秒94≪19:予67位、18:予278位≫
2位1:51駒大・佃 康平③30分18秒54
3位4:26東海・濱地進之介②28分51秒80
4位5:12東洋・野口英希④28分56秒48
5位6:16東国・熊谷真澄④29分38秒27
6位6:48順大・西澤侑真②29分11秒29≪20:全8区12位、予31位、箱8区9位≫
7位7:01青学・岩見秀哉④28分49秒13≪20:全4区4位、箱8区2位≫
8位7:39國學・伊地知賢造①29分38秒99
9位8:09帝京・鳥飼悠生④28分51秒64≪20:全3区4位、箱8区3位、19:箱8区9位≫
10位8:20早大・千明龍之佑③29分00秒57≪20:箱4区7位、19:全4区3位、箱3区10位≫
11位8:44神大・安田 響③29分23秒68≪20:予133位、箱8区12位、19:予111位、箱8区15位≫
12位9:48城西・新井颯人①29分49秒19
13位10:24明大・大保海士④28分40秒92≪20:全6区2位、17:全5区13位、予117位≫
14位10:51⑰12:00中大・三浦拓朗③28分20秒13≪20:予25位、箱3区12位、19:予35位≫
15位11:16⑭11:16日体・大内宏樹③28分48秒95≪20:全7区15位、予85位、19:全6区12位≫
16位11:17⑮11:17拓大・江口清洋②29分25秒97
17位11:58⑯11:58国士・清水悠雅②29分47秒24≪20:予121位、箱8区13位、19:予74位≫
18位12:57(20)20:35農大・高槻芳照①29分53秒70≪20:予34位、19:高校4区20位≫
19位13:14⑱13:14法大・糟谷勇輝④29分48秒51
20位13:20⑲13:50山学・篠原 楓②29分47秒47
21位15:23⑳27:11専大・水谷勇登①29分38秒83≪20:予217位、19:高2区11位≫

 トップを逃げる創価大は3年生永井選手を投入。前回の箱根駅伝では出番がなかったが、箱根予選で酷暑の中好走。ロードで期待できる選手だ。2位で追う駒大もトラックよりロードの3年佃選手を投入。主力の4年伊東選手からのエントリー変更は驚いた。ここで差がどうなるか読みにくいところがありました。

 他上位陣を見ると4年生が多い。東洋野口・東国熊谷選手は初出場の4年生、青学岩見・帝京鳥飼選手が連続出場の経験者だ。また3位東海濵地選手は今季1万m28分55秒を出すなど勢いある2年、順大西澤選手も2年だが彼は2年連続8区。國學伊地知選手は全日本駅伝に続いて登場するルーキーだ。

 シード権争いでは10位早大千明選手は故障明けながら実力者、11位神大安田選手は3年連続8区。さらにかなり後方ではありますが、全日本6区2位好走で話題になった明大大保選手や、中大のスピードランナー三浦選手がどのくらい迫ってくるか、このあたりの攻防もみどころでした。

定点間分析

平塚中継所
茅ヶ崎6.7㎞
遊行寺坂15.6㎞(定点間8.9㎞)
影取18.4㎞(定点間2.8㎞)
戸塚中継所21.4㎞(定点間3.0㎞)

合計4定点間です。

平塚中継所~茅ヶ崎

茅ヶ崎6.7㎞

参考:95回3位小松(東海)20分02秒

11位永井(創価)20分11秒①
5位佃(駒大)19分54秒②1:34
13位濱地(東海)20分13秒③4:28
8位野口(東洋)20分05秒④5:06
2位岩見(青学)19分39秒⑤6:29
18位熊谷(東国)20分31秒⑥6:36
16位西澤(順大)20分24秒⑦7:01
13位伊地知(國學)20分13秒⑧7:41
3位鳥飼(帝京)19分45秒⑨7:43
11位千明(早大)20分11秒⑩8:20
9位安田(神大)20分07秒⑪8:40
3位大保(明大)19分45秒⑫9:58
1位三浦(中大)19分38秒⑯11:27[13]10:18
20位新井(城西)20分41秒⑬10:18
7位大内(日体)20分01秒⑭11:06[15]11:06
6位江口(拓大)20分00秒⑭11:06[15]11:06
21位清水(国士)20分50秒⑰12:37[17]12:37
10位高槻(農大)20分08秒(20)20:32[18]12:54
15位糟谷(法大)20分20秒⑱13:23[19]13:23
19位篠原(山学)20分38秒⑲20:32[20]13:47
17位水谷(専大)20分28秒㉑27:28[21]15:40

 創価大永井選手がトップを行く。1㎞ほぼ3分のイーブンペースで刻んで最初の定点を通過。20分11秒は区間11位相当ですが、まずは手堅く入った印象です。追う駒大佃選手は1㎞3分を切っていたとの報道の通り、19分54秒の入り。17秒詰めてきました。序盤は追う方が詰まるものなのでここからが大事だ。

 なお、19分54秒は、区間記録の20分02秒の入りよりも早いが、序盤は全体的に入りが速い。区間7位の選手までが区間記録を切るペースで推移しています。とはいえ、区間記録が出た時は、遊行寺の坂手前までイーブンペースで選手の背後に付く事ができたもの。簡単ではない区間記録ですが、上回れる選手が出るか注目だった。

 上位で早いのは2年連続で8区起用となった青学岩見選手で19分39秒の2番目の通過。序盤で順大西澤選手を捉えると、中継所で45秒先に出ていた東国熊谷選手を早くも捉え総合5位に浮上。一気にまた青学大が上がって来ました。

 またシード権上の総合9位につけている帝京鳥飼選手は、19分45秒の3番目のペース。後方の10位早大千明・11位神大安田選手を突き放し、8位國學伊地知選手の背後に迫っていく。

 シード権の後方がもっと早く、明大大保選手が19分45秒3番目対タイ、その後ろ中大三浦選手が突っ込んで19分38秒は一番早いタイムだ。中継所で見た目で1分以上先に出ていた城西新井選手を早くも突き放している。三浦選手はおそらく万全ではなかったと思われますが、突っ込んだのは公約通りとのこと。明大にも20秒差、ここからさらに追っていけるのか気になった。

 また15番争いとなっている日体大内・拓大江口選手も区間記録より早い入り。残り距離からして、徐々にシード権獲得の可能性が薄くなっていくところ、2人で競り合って前を追っていこうという姿勢が見れませすね。

茅ヶ崎~遊行寺坂

茅ヶ崎6.7㎞
遊行寺坂15.6㎞(8.9㎞)

参考:95回1位小松(東海)26分27秒<2>46分26秒

6位永井(創価)26分50秒<8>47分01秒①
3位佃(駒大)26分40秒<3>46分34秒②1:24
2位野口(東洋)26分29秒<3>46分34秒③4:45
12位濱地(東海)27分16秒<12>47分29秒④4:54
4位岩見(青学)26分42秒<2>46分21秒⑤6:21
7位西澤(順大)26分53秒<11>47分17秒⑥7:04
15位熊谷(東国)27分28秒<17>47分59秒⑦7:14
11位伊地知(國學)27分03秒<10>47分16秒⑧7:54
10位鳥飼(帝京)27分01秒<6>46分46秒⑧7:54
8位千明(早大)26分55秒<9>47分06秒⑩8:25
5位安田(神大)26分47秒<7>46分54秒⑪8:37
1位大保(明大)26分26秒<1>46分11秒⑫9:34
9位三浦(中大)26分59秒<5>46分37秒⑭11:36[13]10:27
19位新井(城西)27分45秒<19>48分26秒⑬11:13[14]11:13
16位江口(拓大)27分32秒<14>47分32秒⑮11:48[15]11:48
20位大内(日体)27分50秒<16>47分51秒⑯12:06[16]12:06
14位高槻(農大)27分21秒<12>47分29秒(20)21:03[17]13:25
17位清水(国士)27分43秒<20>48分33秒⑰13:30[18]13:30
12位糟谷(法大)27分16秒<15>47分36秒⑱13:49[19]13:49
21位篠原(山学)27分56秒<21>48分34秒⑲15:23[20]14:53
18位水谷(専大)27分44秒<18>48分12秒⑳28:22[21]16:34

 ちょうど遊行寺坂を登り始める所で定点で9.1㎞とかなり距離が長い。単独走も徐々に多くなっていく中、ペースを維持するのが難しいところ。一番早いタイムで駆け抜けたのは、最終的に区間賞を獲得する明大大保選手。

 この定点間だけでも26分26秒で区間記録より1秒早い、通算でも15秒も早い46分11秒で通過しています。後方ペースが落ち着いた中大三浦選手は53秒まで突き放し、シード権10位との差はまだまだ遠いものの、1分09秒差まで詰めました。遊行寺坂が勝負とはいえ、ちょっと勢いづいてきましたかね?

 そのシード権争いは、10位早大千明選手が少しずつペースを上げてきて定点間8番通過。後方、臙脂のユニフォームが見えている11位神大安田選手が頑張って定点間5番目。12秒差まで追い上げて、懸命に食い下がろうというところ。このあたりはドキドキの展開でした。

 上位争いも緊迫した展開が続きます。トップ創価大永井選手が1㎞3分ほどのイーブンペースをキープしていますが、後方の強豪校の繋ぎ区間はやはり強い。2位駒大佃選手は定点間3番目。ここで1分24秒差に迫ってきます。

 また3位表彰台争いが盛り上がってきて、東洋野口選手が定点間2番目の快走で、東海濱地選手を捉えて3位へ浮上!前回途切れた総合3位以内の記録、ここで再浮上です。

遊行寺坂~影取

遊行寺坂15.6㎞
影取18.4㎞(2.8㎞)

参考:95回1位小松(東海)8分25秒<1>54分54秒

7位永井(創価)8分53秒<8>55分54秒①
5位佃(駒大)8分48秒<4>55分22秒②1:19
1位野口(東洋)8分34秒<2>55分08秒③4:26
19位濱地(東海)9分20秒<15>56分49秒④5:21
8位岩見(青学)8分57秒<3>55分18秒⑤6:25
11位西澤(順大)9分02秒<11>56分19秒⑥7:13
14位熊谷(東国)9分06秒<16>57分05秒⑦7:27
4位伊地知(國學)8分47秒<9>56分03秒⑧7:48
6位鳥飼(帝京)8分49秒<5>55分35秒⑨7:50
3位千明(早大)8分43秒<7>55分49秒⑩8:15
17位安田(神大)9分10秒<10>56分04秒⑪8:54
2位大保(明大)8分39秒<1>54分50秒⑫9:20
13位三浦(中大)9分04秒<6>55分41秒⑭11:47[13]10:38
16位新井(城西)9分09秒<18>57分35秒⑬11:29[14]11:29
14位江口(拓大)9分06秒<14>56分38秒⑮12:01[15]12:01
21位大内(日体)9分37秒<16>57分28秒⑯12:50[16]12:50
9位高槻(農大)8分58秒<12>56分27秒(20)21:08[17]13:30
11位清水(国士)9分02秒<19>57分35秒⑰13:39[18]13:39
10位糟谷(法大)9分01秒<13>56分37秒⑱13:57[19]13:57
20位篠原(山学)9分23秒<20>57分57秒⑲15:53[20]15:23
18位水谷(専大)9分16秒<16>57分28秒⑳28:45[21]16:57

 遊行寺の急坂以降もだらだらと上っていくのですよね。苦しくなっていくところから上っていくので余計しんどい。区間記録の小松選手はここを駆け上がっているのですよね。ここまで区間トップの大保選手の貯金も4秒に減ってきています。

 さてトップ争いはやはり駒大がじりじり迫ってくる展開。一気には詰まってはいませんが1分19秒差になってきます。残り3㎞で1分まで詰まれば、前が見える状況でタスキを渡せることになります。

 3位に上がった東洋野口選手はさらに勢いを増して、この定点間トップ!こののぼりで苦しくなった東海濱地選手は、もう肉眼では確認が難しくなるくらいの差に。

 シード権争い上も動きがあり、8位國學伊地知選手が脚を残していて、9位帝京鳥飼選手から懸命に逃げています。全日本駅伝では帝京大に抜かれていたのですが、この奮闘はナイス。前方、東国熊谷選手が徐々に見えてきていて、上にいくチャンスも出てきました。

 また10位争いは急に決着。早大千明選手がこの定点間3位と奮闘。序盤は腹痛でペースが上がらなかったそうですが、無理しなかったことで脚が残っていました。神大安田選手が痙攣を起こしてしまい一気に失速。10位との差は一気に39秒差に。後方明大大保選手も迫ってきて、ここも混とんとしそうだ。

 後方は、序盤突っ込んだ拓大江口・日体大内選手が息切れ。大内選手が特に厳しくなんと定点間最下位に。後方の農大高槻、国士清水、法大糟谷選手らがこのあたりは健闘。また見た目で差が詰まってきそう。ただ、山学篠原選手が低調で零れ落ちてしまったのも、結果的に留意しなければならなかったですかね…。

影取~戸塚中継所

影取18.4㎞
戸塚中継所21.4㎞

参考:95回1位小松(東海)8分55秒<1>63分49秒

6位永井(創価)9分16秒<8>65分10秒①
10位佃(駒大)9分26秒<4>64分48秒②1:29
2位野口(東洋)9分07秒<2>64分15秒③4:17
17位濱地(東海)9分39秒<16>66分38秒④5:54
4位岩見(青学)9分11秒<3>64分29秒⑤6:20
5位西澤(順大)9分13秒<10>65分32秒⑥7:10
9位熊谷(東国)9分23秒<15>66分28秒⑦7:34
6位伊地知(國學)9分16秒<9>65分19秒⑧7:48
13位鳥飼(帝京)9分31秒<6>65分06秒⑨8:05
1位千明(早大)9分06秒<5>64分55秒⑨8:05
15位安田(神大)9分33秒<11>65分37秒⑪9:11
3位大保(明大)9分09秒<1>63分59秒⑫9:13
11位三浦(中大)9分27秒<7>65分08秒⑭11:58[13]10:49
19位新井(城西)9分43秒<20>67分18秒⑬11:56[14]11:56
17位江口(拓大)9分39秒<14>66分17秒⑮12:24[15]12:24
16位大内(日体)9分38秒<18>67分06秒⑯13:12[16]13:12
8位清水(国士)9分20秒<17>66分55秒⑰13:43[17]13:43
12位高槻(農大)9分29秒<12>65分56秒(20)21:21[17]13:43
14位糟谷(法大)9分32秒<13>66分09秒⑱14:13[19]14:13
21位篠原(山学)10分01秒<21>67分58秒⑲16:38[20]16:08
20位水谷(専大)9分45秒<19>67分13秒⑳29:14[21]17:26

 トップ争いは創価大永井選手が最後までしっかりとペースを刻みましたね。区間8位ですが65分10秒の好タイム。今年は例年以上に主力級のランナーが多かったですし健闘しました。最後は1分29秒と少し押し戻しています。

 駒大佃選手は追う立場、上りの前でちょっと力を使ったかもしれませんね。それでも5区山登りの準備をしながら、平地でもここまで走れるとは…。当時の1万m持ちタイムは30分台。ここも駒大ファンとしては嬉しい誤算でした。

 3位は最初で最後の箱根路東洋野口選手が64分15秒の区間2位快走で飛び込んできました。16人目ギリギリで滑り込んでからの逆転出場でこの走り。素晴らしい走りでしたね。4位東海濱地選手は後半失速。15㎞以降で1分半ついたのは、ちょっと厳しい走りでした。

 5位は青学岩見選手が区間3位64分29秒の力走で飛び込んできました。序盤順位変動があったあとは単独走ですが、ここはさすが4年生の力。気づけば4位東海大が26秒前に見えています。2年連続8区だった6位順大西澤選手は最後に好走。好調ではなかったように思いますが、まとめたところは経験者らしいですね。

 この後ろから点々とランナーがやってきました。7位東国熊谷選手はじりじり後ろに追いつかれていましたが、最後の3㎞は定点間9番目で7位キープ。8位は國學伊地知選手が頑張って区間9位好走。復路いい流れでシード権内キープです。

 9位争いがびっくり!帝京鳥飼選手に、早大千明選手が猛然と追い上げてきて並びかけてタスキリレー。なんとラスト3㎞で25秒を追い詰めた。鳥飼選手が伸び悩んだのもありますが、千明選手が最後の定点間トップのタイム!故障明けですが、苦にしないという上り以降急浮上、スピードランナーらしさも見せました。

 気になる11位争いは、ペースを上げきれない神大安田選手に、明大大保選手が2秒差にまで追い上げる力走。最終的に63分59秒と区間記録は逃すも、歴代2位の好タイムで区間賞。シード権との差も1分08秒。残り46㎞強で逆転の望みが出るナイスな走りでした。

 後方は、1分半ほど離れて13番目中大三浦選手。序盤突っ込み、中盤息切れしたものの区間7位でまとめています。往路19位でしたがいつのまにか総合14位に浮上。しかも見た目14番目の総合13位の城西大とは2秒差となった。

 その城西大を挟んで、拓大江口・日体大内選手が総合15位・16位で通過。その後ろの争いが激しい。国士清水選手と連合の農大高槻選手が並んで通過。清水選手はラスト定点間は8番。全体区間17位なのがちょっと惜しまれるところか。法大糟谷選手も終始安定した走りで前が見える19番目で通過。

 ここで見た目14分13秒差。その後ろが離れてしまいました。山学篠原選手が、高速化が進む中68分近くかかってしまい。見た目16分08秒差へ。続いてやってきた専大ルーキー水谷選手が17分26秒差。ここは否が応でも、最終鶴見中継所での繰り上げの危険が高まってしまいました。

まとめ

・創価永井VS駒大佃、力を出し切り1分29秒差へ
・最初で最後東洋野口選手が区間2位好走で総合3位へ
・青学岩見選手区間3位力走で総合5位浮上へ
・早大千明選手が終盤上昇、11位との差を開ける
・明大大保選手63分台区間賞でシード権へワンチャン

 1位と2位の差は終始1分以上、見えない位置で創価大と駒大の攻防がそれぞれありましたね。区間タイム上は駒大佃選手が上回りましたが、ラスト3㎞で創価永井選手が突き放し、流れは引き渡さなかった印象です。

 後方ではハイレベルな区間賞争いが繰り広げられていました。東洋野口選手が、最初で際の大学駅伝登場で区間2位力走。総合3位の座を再び奪い返しました。

 3度目の箱根路となった青学大岩見選手も64分前半のタイムで、総合5位浮上。青学大も着々と順位を上げてきています。順大・國學院大らもまだシード権に向けて予断が許さない中、うまくまとめています。

 シード権争い渦中の大学としては、早大千明選手が後半うまくペースアップ。苦しいのぼりで、後方神大との争いに蹴りをつけました。

 その後ろからやってきた明大大保選手が史上2人目の63分台の激走で追い上げて、大逆転シード権に向けてワンチャン。ついにシードボーダー校にとって脅威の存在に。

 少し差があいてから13番目から19番目のチームまではある程度競っている展開、ただ20番目21番目は繰り上げスタートが心配になるタイム差に開きました。

 まだ多くの争いに決着が見えていない中、復路のエース区間9区にレースは移ります。