そろそろ箱根駅伝2021の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
続いて、山に繋げるタフな区間4区!
ここできます、今大会の主役といっても過言ではない創価大が嶋津選手という切り札で、ついに単独先頭に!また、山の前激しい順位変動の中、区間賞はほぼ単独走だった選手でした。
他の区間
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1位東海・佐伯陽生①5千13分55秒89≪20:全1区7位、都5区14位、19:高1区32位≫
2位0:34創価・嶋津雄大③29分01秒84≪20:箱10区1位、19:予96位≫
3位0:56駒大・酒井亮太②28分53秒87≪20:全5区2位≫
4位1:00東国・宗像 聖②29分13秒94≪20:全4区9位≫
5位1:54東洋・吉川洋次④28分53秒51≪20:箱3区13位、19:箱3区4位、18:出6区1位≫
6位2:07帝京・中村風馬③28分52秒37≪20:箱7区9位、19:全6区8位、出6区13位≫
7位2:21順大・石井一希①28分58秒54≪20:全5区5位、予21位、19:高校3区6位≫
8位2:23早大・鈴木創士②28分40秒24≪20:全7区9位、箱7区2位、19:全6区6位≫
9位2:34神大・西方大珠③28分48秒28≪20:予94位、箱1区12位≫
10位2:36日体・福住賢翔④29分01秒90≪20:全5区10位、予82位≫
11位3:55青学・佐藤一世①28分54秒66≪20:全5区1位、全国5区3位、19:高校1区1位≫
12位4:00國學・河東寛大④28分26秒88≪20:全4区8位、箱8区7位≫
13位4:13拓大・佐藤広夢③29分18秒56
14位4:21城西・梶川由稀④29分15秒22≪20:全8区23位、予49位≫
15位5:25国士・木樽杏祐③29分28秒33≪20:予106位、19:予95位≫
16位5:42法大・清家 陸③29分34秒09≪20:予33位、箱9区7位、19:全5区12位≫
17位5:57明大・櫛田佳希②28分19秒77≪20:全4区6位、箱8区8位、19:予36位≫
18位6:17中大・三須健乃介④28分36秒65≪20:予29位、19:箱3区16位、18:予110位≫
(18.5)7:55連合・中山凛斗①28分50秒52≪20:予90位、19:高校4区16位、IH3障11位≫
19位7:56山学・ポール オニエゴ③28分30秒00≪20:全7区3位、予19位≫
20位10:31専大・国増治貴②29分45秒96≪20:予105位、19:予241位≫
トップで走り出した東海大佐伯選手はルーキー。秋口から一気に伸びてきて全日本駅伝でも1区を走っている選手。追う2位創価嶋津選手は、10区区間記録保持者。一時休学していましたが再び調子を上げての起用。3位駒大酒井選手は2年生伸び盛りの選手、再び上位争いが白熱しそうな様相です。
中位争いは、東洋大復活注目の吉川選手が登場。早大は前年裏の7区で区間2位好走の鈴木選手が実力者。また順大石井&青学佐藤選手の、八千代松陰高卒ルーキーが全日本駅伝とまたもや同じ区間での走りが気になった。
下位争いではでは、明大櫛田・中大三須・山学オニエゴ選手が1万m28分台半ば以内のスピードランナーがスタート。どこまで追い上げる事ができるか注目でした。
二宮8.9㎞地点
この間に創価嶋津選手がトップに立ったのですよね。
トップに挙がった創価嶋津選手が日本人の中では最速の25分59秒のタイム。5㎞14分30秒ほどで入って、東海佐伯選手を交わしながらペースアップしただけありますね。ぬかされた佐伯選手が区間18位の成績だったのは、速報で驚いたほど。もうトップとは34秒差、後方の東国宗像・駒大酒井選手はまだ差がありますが、気になる前半の入りでした。
5位争いも変動があり、帝京中村選手が非常に突っ込んだ走りを見せ、実力者の登用吉川選手を突き放す走り。順大石井選手も頑張って食らいつき、早大鈴木選手を突き放しています。そして神大西方選手も突っ込右地味ですかね。
後方では青学佐藤選手が、國學院大の実力者河東選手を突き放してここまで4位のタイム。完全に単独走となった中精いっぱい走っています。その後方拓大佐藤・城西梶川選手がスローな入り。19番目20番目のタイムですが後半上がるかどうか。
下位の1万m28分台のランナーのうち、山学オニエゴ選手がやはり早く25分54秒で全体トップのタイムで通過。学連の立大中山選手を交わしてから単独走校ですが、やはり強い。明大櫛田選手が8番目の入りで、法大清家選手と並走へ。ようやく波に乗れるかどうか注目です。
酒匂橋15.2㎞
二宮8.9㎞
定点間6.3㎞
創価嶋津選手がトップを快走します。このあたりは定点間4番だったものの、2位争いがややもたついたため、1分以上の差に開いています。その2位は駒大酒井選手が、苦しい走りになった東海佐伯選手を交わして浮上。酒井選手はこの定点間7位だった。佐伯選手は準備不足だったか、この間まさかの20位。急速流れが失われる形になってしまいました。
5位争いが激しくなってきて、順大石井選手が好調キープで実力者の東洋吉川選手を追い上げる展開。また早大鈴木選手が元気になってきて、一旦突き放された石井選手に追い付いてきています。
さらに11位のポジションは変わらないものの、青学佐藤選手が素晴らしい走りでこの定点間2位の走り!失速気味の日体福住選手がぐっと視界に近づいてきたところでしょう。
下位の争いは激しくなっていて、明大櫛田・法大清家選手が一けた順位で定点間走り切り順位アップ。国士木樽選手らを交わしていますが、14位争いは非常に固まっています。
単独走ながら断トツ区間賞ペースの山学オニエゴ選手は、ついに中大三須選手が視界に入って来る位置に。ついに覚醒した留学生が、残り苦しい場面でどこまで追い上げられるかも注目です。
小田原中継所20.9㎞
酒匂橋15.2㎞
定点間5.7㎞
創価大嶋津選手がトップを保持して襷リレー。最後は脚がちぎれそうになったということですが執念で持っていきました。2位駒大酒井選手とは1分42秒差まで開きました。一気に往路優勝が現実味となってきました。
そのあと3位から8位の6チームが2分03秒から2分44秒の41秒の間にひしめき合う混戦。先ほどの定点で8位だった早大鈴木選手が一気に3位まで浮上はびっくり。最後の定点間は断トツでトップにタイムで走り切っていて、スタミナ面で格の違いを見せた格好。東国宗像選手まで届くとは思わなかった。
さらに東洋吉川選手もさすがのまとめ。定点間2番目のタイムで5位で中継。いい位置で5区山登り区間記録保持者に襷を渡しました。6位まで下がってしまった東海佐伯選手ですがここも5区は強い、どうか。
7位は終始1年生らしからぬ安定した走りを見せた順大石井選手がリレー。8位には先ほど4位で通過していた帝京中村選手が、やや息切れで8位リレー。このあたりまでは往路表彰台がまだまだ狙える位置だ。
創価大嶋津選手がトップを保持して襷リレー。最後は脚がちぎれそうになったということですが執念で持っていきました。2位駒大酒井選手とは1分42秒差まで開きました。一気に往路優勝が現実味となってきました。
そのあと3位から8位の6チームが2分03秒から2分44秒の41秒の間にひしめき合う混戦。先ほどの定点で8位だった早大鈴木選手が一気に3位まで浮上はびっくり。最後の定点間は断トツでトップにタイムで走り切っていて、スタミナ面で格の違いを見せた格好。東国宗像選手まで届くとは思わなかった。
さらに東洋吉川選手もさすがのまとめ。定点間2番目のタイムで5位で中継。いい位置で5区山登り区間記録保持者に襷を渡しました。6位まで下がってしまった東海佐伯選手ですがここも5区は強い、どうか。
7位は終始1年生らしからぬ安定した走りを見せた順大石井選手がリレー。8位には先ほど4位で通過していた帝京中村選手が、やや息切れで8位リレー。このあたりまでは往路表彰台がまだまだ狙える位置だ。
9位懸命に粘りと推した神大西方選手を挟んで、10位青学佐藤選手がやってきました。決して良い流れではなく、また単独走場面が多いながら区間4位でまとめた能力はやはりルーキー離れですね。
11位日体福住、12位國學河東選手が続き、そして13位からが大混戦。拓大佐藤選手の後方、追い上げた明大櫛田・法大清家選手が14位15位で通過します。
これに食いついて粘った城西梶川・国士木樽選手が16位17位、山学オニエゴ選手から逃げ切った中大三須選手が18位19位…13位拓大から19位山学まで僅か40秒の大混戦!山でまた大きな順位変動がありそうな様相だ。
その後20番目で学生連合1年生ながら起用の立大中山選手が通過、最後専大国増選手は全定点最下位ペースの苦しいレース。15分の繰り上げ回避が精いっぱいに。元々予選最下位通過から、複数人主力が抜けてしまい、苦しい戦いとなっています。
個人で見たら、やはりオニエゴ選手ですね。大学2年の中頃までは、山梨学院大のチーム内でも目立たなかったのですよね。練習はまずまずも試合で力が発揮できないことが多かったそうです。
それが3年になって一気に覚醒しました。今季は走るごとにいいレースをしたのではないでしょうか。初登場となった箱根駅伝は、ほとんど総合19位単独走で区間賞獲得は見事でした。
そして再度創価大のヒーローとなった嶋津選手は、区間2位で日本人トップの好走!しかも2位に上がった駒大と1分42秒の大差をつけて山へ。駒大も2位には上がれていたのは後々大きかったです。
あとは個人では、酒匂橋から見事な走りの早大鈴木選手や、青学佐藤&順大石井選手の何かと注目なルーキーコンビが3位から5位。東洋吉川選手の渋い走りや、神大西方選手の粘り。下位で明大櫛田・中大三須選手らの頑張りも光りました。
全体的には1位が抜けて、2位から8位が大混戦、9位から12位が単独走、13位から19位がまだ大混戦。差がつきやすいと言われている山でどんな順位変動が起こってもおかしくない展開となりました。