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2020.12.4結果【第104回陸上長距離日本選手権】駅伝長距離ファンとしてまとめ!

新型コロナウイルス対策で、延期&競技を分けていた陸上日本選手権2020。

12月初旬といつもと正反対の気候で行われた長距離種目は・・・

環境も相まって、好記録続出!日本新記録&五輪内定で大盛り上がりでした。

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2020.12.4結果【第104回陸上長距離日本選手権】駅伝長距離ファンとしてまとめ!

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男子5000m結果とまとめ

男子5000m 決勝 日本選手権長距離陸上2020

動画:陸上 Track & Field

1位坂東悠汰13分18秒49★ 富士通
OPジャスティス ソゲット13分20秒55 Honda
OPアモス ケルガト13分21秒39 中電工
OPベナード キマリ13分24秒53 富士通
2位松枝博輝13分24秒78 富士通
3位吉居大和①13分25秒87★ 中央大 U-20日本記録
4位川瀬翔矢④13分28秒70 皇學館大
5位松村陣之助13分34秒53★ コモディイイダ
6位森田佳祐13分34秒57★ 小森コーポレーション
7位梶原有高13分35秒24★ ひらまつ病院
8位的野遼大13分35秒63★ 三菱重工

9位羽生拓矢13分35秒88★ トヨタ紡織
10位竹内大地13分40秒77★ トーエネック
11位小山直城13分41秒76 Honda
12位古賀淳紫13分44秒40 安川電機
13位上野裕一郎13分45秒28 セントポールクラブ
14位田中秀幸13分46秒78 トヨタ自動車
15位服部弾馬13分47秒86 トーエネック
16位中西亮貴13分50秒29 トーエネック
——————————-
17位小指卓也②13分58秒30 早稲田大
19位藤本珠輝②14分00秒16 日本体育大

★富士通ワンツー!坂東・松枝選選手が好レース!
 オープン参加のソゲット・ケルガト・キマリ選手が前に出て1㎞2分40秒ペースで引っ張る中、終始後ろについていたのは坂東・松枝選手でしたね。徐々に縦長になっていく中、坂東選手の安定感が際立っていきます。

 終盤は留学生の3人の中にも割って入って高速レースの中でも広いストライドを維持し続けていきます。ラスト1周の鐘がなった直後にスパート!留学生選手らも引き離して13分18秒!惜しくも五輪標準記録の13分13秒50には手が届きませんでしたが、それも視野に入るような走りでした。まだまだ未完成と思うので、これからが凄く楽しみ!

 松枝選手は、持ち味のスピードはまだまだ健在ですね。最後は学生2メイトのラストスパート合戦となり、残り400mの地点で一時リードされますが、ゴール直前で抜き返すあたりは、実業団ランナーの意地も感じました。彼も本当に高い意思を持って取り組んでいるランナーですが、チーム内に優勝者がでたのはまた大きな刺激になるかもですね。

 そのほかの実業団ランナーは、自己ベスト更新ラッシュ。ニューイヤー駅伝に連続して出場し始めたチームのエース・コモディイイダ松村選手とひらまつ病院の梶原選手は、中堅ランナーになったところでさらにもうひと伸びしたのはチームに大きな刺激になりそう。

 またもともとスピードのある小森コーポ森田選手や三菱重工の的野選手あたりさすが。かれらこそまだまだ伸びしろがあるはず。そして、後ろでゆったりスタートした立教大監督上野選手もまだまだ健在。指導しながら13分45秒は本当にすごいです。

 そして…トヨタ紡織の羽生選手が5000mに参加していたのが感慨深いです。世代トップレベルのポテンシャルを持ちながら東海大時代は本当に試合にも出れないほど怪我が苦しみました。それが実業団ルーキーでここまで上がってきました。入賞は惜しくも逃す9位でしたが、実業団駅伝での活躍につながれば!

★注目学生も健闘!中大吉居選手3位・皇學館大川瀬選手4位!
 大学生も参加していましたが、もともと注目が高かった中大吉居選手と皇學館大川瀬選手が3位と4位を勝ち取るフィニッシュ!特に吉居選手は途中で留学生にも挑み、終盤の2位争いでは残り1周で果敢にもう一度スパートしてトライしたり、挑戦する姿も。そのうえでのU-20日本記録を再度更新ですから価値がありますよね。

 川瀬選手は全日本大学駅伝・八王子トライアルと大事なレースの連戦が続く中、再び自己ベスト。東海学生記録をさらに引き上げていきました。卒業後の彼もまだまだ注目。

 他では早大小指選手がデビュー。大学駅伝より先に日本選手権に出場するというのもなかなかないですね。途中で第二集団を引っ張ったり単独走となったりと大変だったそうですが、無事13分台で走り切りました。

 日体大藤本選手は転倒する場面もあったようで、ちょっと大変なレースでしたかね。それでも最後まとめています。箱根ではどの区間になるかまだ読めないですが、次こそしっかり走りたい。

10000m1組結果とまとめ

【第104回日本選手権長距離】男子10000m タイムレース1組(B組)

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

11位市田 孝27分52秒35★ 旭化成
中谷雄飛③27分54秒06★ 早稲田大
太田直希③27分55秒59★ 早稲田大
大六野秀畝28分01秒29 旭化成
塩澤稀夕④28分08秒83★ 東海大
相葉直紀28分12秒63★ 中電工
鈴木大貴28分15秒57★ YKK
東 瑞基28分16秒67★ 愛三工業
倉田翔平28分17秒67★ GMO
聞谷賢人28分19秒54 トヨタ紡織
横井裕仁28分25秒58★ NTN
田村友佑28分25秒74★ 黒崎播磨
中村高洋28分28秒01★ 京セラ鹿児島

 10000mは直前の記録会で自己ベストラッシュに沸き、かなりの大人数が日本選手権標準を突破。2組のタイムレースになりました。

 ここで目立ったのは早大勢でした。


★早大中谷・太田選手がW27分台!東海塩澤選手もベスト!
 積極的に前で引っ張ったり、一時旭化成市田選手とマッチレースとなった中谷選手。中盤まで控えていて、それ以降旭化成大六野選手と一緒に先頭争いに加わった太田選手。両者対照的なレースだった中、最終盤ではどちらも組トップ争い。

 旭化成市田孝選手が自力で勝ったものの、中谷選手は組2位27分54秒で目標にしていた27分台をついに達成!太田選手は28分30秒が設定だったという中、驚きの27分台だったそう!

 また、東海大のエース塩澤選手も28分08秒自己ベストです。先頭からは途中で引き離されましたが、旭化成の留学生の選手と一緒に走り、ペースを保ちました。、調整はここから少し大変ですが、箱根駅伝往路主要区間楽しみ!

★実業団選手も自己ベスト者続出!
 旭化成は市田・大六野選手がさすが上位に。このタイムで彼らが今のチームのエースというわけではないので本当にレベルが高い。

 他、各チームのエース選手が28分10秒前後になだれ込んでいますね。中電工相葉選手やYKK鈴木選手、愛三工業の東選手は毎年確実に伸ばしてきている感じがします。倉田選手もいいですね。

 聞谷選手もこのあたりで安定し始め、横井選手勢いづいて、田村友選手も調子が戻りました。また年長者中村選手も八王子からしっかり合わせてくるのですから凄いですよね。1組から凄いレースでした。
 

10000m2組

【第104回日本選手権長距離】男子10000m タイムレース2組(A組)

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

1位相澤 晃27分18秒75★ 旭化成 日本新記録&東京五輪代表内定
OPベナード コエチ27分19秒42 九電工
2位伊藤達彦27分25秒73★ Honda 日本新記録&東京五輪代表内定
3位田村和希27分28秒92★ 住友電工 日本新記録
4位河合代二27分34秒86★ トーエネック
5位鎧坂哲哉27分36秒29 旭化成
6位大迫 傑27分36秒93★ Nike ※マラソン五輪内定済み
7位佐藤悠基27分41秒84 SGホールディングス ※34歳0か月日本人史上最年長27分台
クレオファス カンディエ27分43秒51 三菱重工
8位田澤 廉②27分46秒09★ 駒澤大
———————————
9位村山謙太27分50秒09 旭化成
10位丸山竜也27分52秒27★ 八千代工業

茂木圭次郎27分57秒36★ 旭化成
大池達也27分58秒40★ トヨタ紡織
池田耀平④27分58秒52★ 日本体育大
青木祐人27分58秒63★ トヨタ自動車
井上大仁27分59秒40 三菱重工
小椋裕介28分03秒33★ ヤクルト
大石港与28分04秒56 トヨタ自動車
浦野雄平28分05秒37★ 富士通
天野誠也28分08秒94★ 自衛隊体育学校
延藤 潤28分09秒50★ マツダ

村山紘太28分16秒27 旭化成
今井篤弥28分17秒38 トヨタ自動車九州
鈴木祐希28分18秒10 カネボウ
鈴木健吾28分18秒48 富士通
藤曲寛人28分19秒83 トヨタ自動車九州
鈴木塁人28分19秒83 トヨタ自動車九州
鈴木洋平28分32秒00 愛三工業
西山和弥④28分54秒30 東洋大
設楽悠太29分03秒50 Honda

★箱根ファン歓喜の並走の先、旭化成相澤晃選手日本新&五輪内定!
 いやぁ…素晴らしい!九電工コエチ選手が1000m2分45秒・5000m13分41秒と、五輪標準記録と偶然にもほぼ同じタイムの日本記録を上回るペースで引っ張ってくれたとはいえ、日本選手権という大舞台で日本新記録が出たのは本当に価値があります。

 徐々にコエチ選手のペースについていく選手が限られていく中、Honda伊藤選手らを、しっかりとマークしていた旭化成相澤選手。くしくも今年の箱根2区で長きにわたり並走したライバルでもあり盟友が、苦しい6000m~8000mと再度交えたのも大きな力になったでしょうか。

 8000mを過ぎてから単独トップに立つと、コエチ選手と並走しながら五輪標準記録を上回り続けます。ラスト1周でスパートをかけて全体でもトップに!日本記録を10秒以上上回る27分18秒19スーパーラン!

 確かに、大学4年になる前後から一気に覚醒モードになりましたが、旭化成に入った直後に軽く怪我もしていたはず。そこから大幅にまた成長してくるとは…。まだまだ伸びしろ充分な彼の、半年後が楽しみです。

★Honda伊藤選手と住友電工田村選手も日本新!河合選手も快走!
 そして伊藤選手の成長も凄いですよね!6000m過ぎてコエチ選手が独走しかけたときに、一番最初に追いついたのは彼なのですよね。その後に相澤選手が追いつき、一旦引き離されてますが、

 表情をゆがませながら、フォームも乱れてもなお、また追いついてくるのは、話題になった箱根2区ランデブーそのもの。今回も最後は突き放されましたが、27分25秒で五輪標準記録突破で東京五輪内定は、まさに彼を追いかけ続けたから。五輪では果たしてどうなるのかな?

 嬉し悲しの日本記録となったのが住友電工の田村選手。最後の最後に3位集団から抜け出して、懸命に追いかけ、日本記録は突破しましたが、五輪標準記録の27分28秒00に僅か0秒92届かない記録は悔し涙の方が大きいでしょうかね…。

 それでも青学大の駅伝男から、日本代表するトラックランナーの一人にまで成長したのは本当に素晴らしいです。彼の爆発力はまだまだ伸びていくと思います。

 このほかの実業団ランナーも素晴らしかったですね。序盤から前で勝負する状態にまで仕上がってきた旭化成鎧坂選手も、自己ベストにあと少しまで迫りました。終盤で3位集団を引っ張っていたトーエネック河合選手は中堅になってきてますが、さらにまだ伸びています。

 八千代工業のエースとして引っ張っている丸山選手は有言実行の27分台達成。大舞台で久々に兄弟対決となった村山兄弟も元気な姿を見せています。このほかにも28分前後でランナーが固まってゴール。28分20秒を切って下から数えたほうが早いとはかつてないレベルの高さ。もうこのくらいのタイムが当たり前になっていくのでしょうか。

 直近、NY駅伝でまた対決する選手も多いと思いますが、
 

★佐久長聖レジェント大迫&佐藤選手の存在感

 そして、あえて頁を分けました。佐久長聖レジェンドの大迫選手と佐藤選手が日本選手権トラック10000mで並走していたのも、駅伝長距離ファンにはたまらない展開だったでしょう。この2人でかつて日本選手権10000m五輪代表をかけたラストスパート争いもあったのですから…。

 その後大きく飛躍したのが大迫選手。マラソンで日本記録を出して、五輪代表にも内定しているのですからね。おそらくスピード強化の一環での出場だったと思いますが、中盤までは彼が日本人トップでレースを引っ張りました。最終的に自己ベストを出して収穫はあったのかなぁ?

 そして…佐藤悠基選手が復活してきてます!!マラソンで中々結果が出ない中、11月頭にびっくりの日清食品からSGホールディングスグループへの移籍。そしていきなり日本選手権10000mで27分台の7位入賞!

 調べてみると、34歳0か月での27分台マークは日本人選手で最年長の記録になるのですよね。そして、佐藤選手は東京五輪10000m3人目の枠で記録を狙いに行くはず…。佐藤選手はまだまだ進化します。

★駒大田澤選手8位入賞!日体池田選手とともに健闘!
 そして学生陣は、全日本大学駅伝優勝のゴールテープを切った駒大田澤選手がやはり良かったですね。さすがに中盤から先頭争いからは引き離されましたが、27分台の自己ベスト!日本人学生歴代トップ10に早くも乗せてきました。ただ、もう驚かない自分がいるのも確か。まだまだそこを知らない彼には通過点の一つになると思います。

 そしてうれしいのが日体大池田選手。中位集団の中最後になだれ込んでゴールしましたが、ギリギリで27分台を達成!さらにまた日体大記録を更新しました。チームを引っ張ります。

 東洋西山選手は今回もついていくことができず、ギリギリ28分台に。やはり序盤から高速レースとなると現時点では苦しいか…??

 ここから箱根駅伝1か月で調整していくのは従来の基準だと大変ですが、シューズなど環境も変わってます。好走する選手はするのかな??

男子3000mSC結果とまとめ

【第104回日本選手権長距離】男子3000mSC 決勝

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

1位山口浩勢8分24秒19★ 愛三工業
2位楠 康成8分28秒01★ 阿見AC
3位青木涼真8分30秒81 Honda
4位滋野聖也8分31秒88 プレス工業
5位塩尻和也8分34秒55 富士通
6位篠藤 淳8分46秒18 山陽特殊製鋼
7位阪口竜平8分48秒30 SGホールディングスグループ
8位潰滝大記8分51秒13 富士通

★29歳山口選手ついに優勝!

 今季日本歴代2位を出して大いに話題になった順大1年三浦選手が、練習中の打撲により欠場。少し寂しい思いもありましたが、ベテランの実業団ランナーが奮起しました。

 城西大時代から毎年出場している愛三工業山口選手が自己ベストとなる8分24秒19好タイムで優勝!五輪標準記録の8分22秒00にはわずかに手が届きませんでしたが、見事なスパートでした。

 他にも実力者の楠選手、オレンジのユニフォームから白のユニフォームへ変わった青木選手も元気な姿を見せてくれました。また、記録に挑戦する機会があれば…!

女子長距離結果とまとめ

 女子選手はまだ勉強中なので簡単にです。

【第104回日本選手権長距離】女子5000m 決勝

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

【第104回日本選手権長距離】女子10000m 決勝

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

【第104回日本選手権長距離】女子3000mSC 決勝

動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)

5000m
1位田中希実15分05秒65 豊田自動織機TC 東京五輪内定
2位廣中瑠璃佳15分07秒11 JP日本郵政G
OPカマウ タビタジェリ15分09秒63 三井住友海上
3位萩谷 楓15分19秒41 エディオン
4位西原加純15分23秒88 ヤマダホールディングス
5位川口桃佳15分24秒24★ 豊田自動織機
6位田﨑優理15分24秒61★ ヤマダホールディングス
7位和田有菜15分25秒14★ 名城大
8位五島莉乃15分29秒03★ 資生堂
————————————
9位中原海鈴15分29秒91★ 京セラ
10位岡本春美15分32秒46 三井住友海上

 すでに自己ベストで五輪標準記録を切っている田中・廣中選手。勝ったほうが五輪代表内定という状況でした。

 先日実業団駅伝1区で快走を見せたばかりの廣中選手が引っ張り、田中選手が後ろに付く展開。残り200mで田中選手が前に出てそのまま逃げ切り!1500m~5000mのトラック専念の彼女が今回は強かった!これから女子中長距離界を引っ張るだろう2人の見事なレースでした。

10000m
1位新谷仁美30分20秒44★ 積水化学 日本新記録&東京五輪内定
2位一山麻緒31分11秒56★ ワコール ※マラソン五輪内定済み
3位佐藤早也伽31分30秒19★ 積水化学
4位鍋島莉奈31分31秒52 JP日本郵政G
5位矢田みくに31分34秒39★ デンソー
6位萩原歩美31分36秒04★ 豊田自動織機
7位筒井咲帆31分36秒19★ ヤマダホールディングス
8位安藤友香31分37秒71★ ワコール
———————————-
9位加世田梨花31分39秒86 名城大
10位矢野栞理31分46秒84 デンソー

 もうまちがいなく日本記録が出る、それも大幅に…そういわれながら、本当に出してしまうのが新谷選手の凄いところですよね。

 最初の2000mはチームメイトの佐藤選手が引っ張り、そこから一気にペースアップ。マラソンで五輪内定している一山選手が一時食らいつきましたが、すぐに突き放して独走状態に!

 5000m通過15分07秒は、5000mの優勝タイムとさほど変わらないタイム。そのままイーブンペースで押し切って30分20秒は、五輪標準の31分25秒はおろか、従来の日本記録の30分48秒をも遥かに上回るタイムでした!そして、最終的に3位となったチームメイトの佐藤選手まで周回遅れにする圧倒ぶりでした。

 本人は日本記録の喜びもつかの間、後半の落ち込みから、まだ世界とは戦えないとの反省の弁。横田コーチとともに、また高めあっていくのでしょう。とにかくすごいです。

3000mSC
1位石澤ゆかり9分48秒76 エディオン
2位吉村玲美9分49秒45 大東文化大
3位薮田裕衣9分52秒19★ 大塚製薬
4位山中柚乃9分53秒61 愛媛銀行
5位西出優月9分55秒01★ 関西外国語大
6位吉川侑美9分58秒12★ ユニクロ

 中盤から優勝候補の一人石澤選手が抜け出してそのまま優勝。最後大東大吉村選手も意地を見せましたが、逃げ切りました。鉢巻き姿がとりわけ光って見えましたね。

 この種目はまだ伸びしろがあると思っていますが、10分切りが6名は過去最多かな?もっともっと極めていく選手が出てきてほしい種目です。


それにしても、すべての種目でかつてないレベルでの決着になりましたね。

・厚底高速シューズの登場
・記録の出やすい冬の12月開催
・コロナ禍でレースが少なくなったことにより、
より練習に集中する時間が増えた

 このあたりは見逃せない要因かなぁ?夏の五輪はまた少し違うかもしれませんが、間違いなく今の条件・環境をうまく生かして、一気に走力を高めた選手が増えたのは間違いないです。

 うまく競争しあって、日本陸長距離界のレベルがさらにあがっていくことになればと思います。

コメント

  1. べるげん より:

    参加標準記録をクリアした上で優勝が五輪内定条件だったはずなので、
    伊藤選手はまだ内定ではないのでは?(大きく近づいたのは間違いありませんが…。)