【箱根駅伝】日体大17位 新監督候補に高校女子駅伝の名将・玉城良二監督 : スポーツ報知 https://t.co/joFyOWHJ7s
総合17位に終わり、2年連続でシード権を逃した日体大が、高校女子駅伝界の名将と呼ばれる長野東高の玉城良二監督(58)の招へいを検討していることが3日、分かった。
— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) January 3, 2020
少し遅くなりましたが、
各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。
上層部の体制が変わっていく難しい中、戦い抜いた日本体育大学です。
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【日本体育大学】大学駅伝2019-2020振り返り
全日本大学駅伝予選会2019結果
4位日本体育大学3:59:29.30
4組:17位中川翔太④29分22秒62 18位池田耀平③29分27秒63
3組:12位加藤広之②29分46秒16 14位大内宏樹②29分46秒91
2組:7位藤本珠輝①30分14秒18、13位大内一輝③30分30秒24
1組:2位山口和也④30分01秒91、15位冨田真佑④30分19秒65
3-3(5)-4(7)-4(6)
ここ最近はうまくオーダーを組んでいる印象がある日体大。僅か5枠の今回もしっかりと組んできました。
1組は箱根2区を走ったエースの山口選手と、前年好走している冨田選手。山口選手は不調ではなく、関東ICまで3障に専念した影響。飛び出した選手以外にはしっかり勝って組2位。冨田選手も差なく走り、しっかり通過圏内の総合3位に。
2組は期待のルーキー藤本選手に、これまた昨年の経験者大内選手。ともに10位前後で走りがっちりと圏内の3位。3組は比較的経験の浅い2年加藤・大内選手でしたが、2人でまとまって29分46秒でゴール。一つ順位は落としますが、総合4位に付けます。
最終組は好調の中川・池田選手の2人。ずっと中位をキープして、17位18位で29分20秒台で続けてゴール。総合4位をキープして危なげなく通過へ。全日本予選の戦いはこの3年間お見事です。
ホクレンディスタンス2019 千歳大会 大会結果
5000mB組
11着 山口和也 13′56″67 ベスト更新
14着 中川翔太 13′57″90 ベスト更新
17着 池田耀平 13′58″77ご声援ありがとうございました。
3名の選手がベスト更新を致しました。
引き続き応援の程宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/dMdz14stVw— 日本体育大学 男子駅伝ブロック (@nittai_e) July 6, 2019
箱根駅伝予選会2019結果
③日本体育大10:51:09
14位藤本珠輝①63分54秒
23位池田耀平③64分16秒 28位山口和也④64分23秒 29位中川翔太④64分25秒
48位廻谷 賢④64分57秒 66位盛本聖也①65分12秒 98位太田哲朗③65分40秒
123位大内宏樹②66分01秒 133位名村樹哉①66分07秒 138位嶋野太海③66分14秒
上位10名
166位佐藤慎巴②66分41秒 271位冨田真佑④68分40秒
5㎞-10km(5㎞間)-15km(5㎞間)-ゴール(7.195㎞間)
14位-8位(4位)-5位(2位)-3位(3位)
久々に回って来た箱根予選会。非常に暑い条件の中行われましたが、しっかりとまとまっていましたね。特に躍動したのがルーキー藤本選手。ずっと日本人上位集団に付けて、17㎞過ぎ折り返しの転倒にもめげず、63分台の個人14位。鉢巻姿がとりわけ輝いていました。
続けて成長途上の池田選手に、山口・中川・廻谷選手の4年生3名がしっかり上位。他にもルーキー盛本・名村選手、全日本予選健闘の2年大内選手、新戦力候補だった3年太田・嶋野選手がしっかり66分前後で走り切りました。
最初の5㎞で総合14位でしたが、後半を見据えての作戦が功を奏しましたね。最終的に総合3位にまで浮上して、最終的に危なげなく通過してきました。
全日本大学駅伝2019結果
14位日本体育大学5:21:46
1区(9.5㎞)8位池田耀平③28分09秒[8]0:20
2区(11.1㎞)18位松尾拓実③33分21秒[17]1:53
3区(11.9㎞)7位中川翔太④34分23秒[14]2:35
4区(11.8㎞)15位加藤広之②35分17秒[15]3:45
5区(12.4㎞)16位野上翔太③37分53秒[15]4:29
6区(12.8㎞)12位大内宏樹②39分06秒[15]6:09
7区(17.6㎞)4位山口和也④52分59秒[12]5:41
8区(19.7㎞)14位太田哲朗③60分38秒[14]8:31
全日本駅伝は変則的なオーダーになったのですよね。主力は中川・山口・池田選手のみ。あとは箱根駅伝に向けて休ませて、記録会で好調だった選手を中心に編成。選手人数が多い日体大ならではですね。
4度目1区の池田選手が区間8位で好スタートを切りますが、2区入った松尾選手が厳しく区間18位。総合17位まで落としますが、3区入った主力中川選手が力走。後方ながら区間7位で3人抜き総合14位へ浮上します。
4区5区は新戦力候補の加藤・野上選手が走りましたが総合15位。6区連戦の大内宏選手が区間12位で走ります。7区に入ったエース山口選手が奮闘し区間4位の好走。一気に3人抜きで再び総合12位に浮上。主力がしっかり走れたのがいいですね。
アンカーは、やや驚き箱根予選から連戦となった太田選手。さすがに区間14位でしたが、タイムは60分38秒と悪くありませんでした。総合14位でゴール。主力以外では彼が一番の収穫だったかもしれません。
箱根駅伝2020結果と振り返り
17位日本体育大学11:10:32(往路18位5:34:35、復路18位5:35:57)
1区3位池田耀平③61分21秒[3]0:08
2区15位山口和也④68分25秒[9]1:12
3区20位亀田優太朗③65分54秒[15]6:55
4区18位太田哲朗③64分20秒[16]9:24
5区16位藤本珠輝①74分35秒[18]13:19
6区14位廻谷 賢④60分00秒[18]15:01
7区17位大内一輝③65分13秒[18]16:51
8区17位嶋野太海③68分04秒[18]20:32
9区16位野上翔太③71分20秒[18]23:39
10区13位中川翔太④71分17秒[17]25:09
記録会も経て、もう一度メンバーを再考。仕上がった10名で臨んだはずですが…非常に厳しい結果を突き付けられてしまった印象です。
1区池田選手…大学駅伝5大会連続1区。1区専任っていくつかの大学でもありますが、ここまで連続して1区を務め上げる選手も珍しいですよね。そして池田選手が凄いのが、走るごとに成績が良くなっていっていることです。
過去最高のハイペースとなった今大会。10㎞過ぎても、18㎞過ぎの六郷橋を過ぎても、しっかりと池田選手の姿がありました。ラストスパート合戦でもしっかり3位付近をキープ。抜け出した2名の選手以外には勝ち切って区間3位。歴代最高の高パフォーマンスの中でのことなので価値が高いですね。
2区山口選手…2年連続華の2区のエース選手。箱根は強いのですよね。今回はトップグループで襷を受け取り、そのままついていきます。パンチパーマがひときわ目立っていました。横浜駅前からの仕掛けについていかず、自分のペースへ。区間15位ですが68分25秒とまずまずのタイム。総合9位で襷を繋ぎます。
3区亀田選手…この流れをキープしたかったのですが…、これは苦しかった。初駅伝となった亀田選手が全く動けず区間最下位。ハーフ63分台のタイムを持っているのですが、65分54秒はちょっとタイムがかかってしまいました。総合15位まで落として、一気に苦しくなります。
4区太田選手…秋になって長い距離を中心に急成長した選手です。往路4区準エース区間の大役を任されました。タイム的には64分20秒は昨年までの基準ならまずまずなのですが、今年はこのタイムで区間18位。総合順位も一つ落として16位となります。
5区藤本選手…箱根予選で光ったスーパールーキー。さらに上尾ハーフで62分台を出してかなり期待も高まっていました。しかし、上りに入ってから苦戦。どうやら脚に違和感があった中出走せざるを得なかった模様。何とか区間16位も、下位チームで区間一桁が2チーム出てしまい、総合18位へ。悔しい箱根デビューとなりました。
6区廻谷選手…シード権は厳しくなりましたが、何とかまとめたい復路。2年ぶり2度目の山下りの廻谷選手に託します。悪くないタイムで下ってきますが、今年は山下りまで高速化。60分00秒も区間14位。見た目では19番目と出遅れてしまいます。
7区大内選手…3年生の大内選手が任されました。全日本予選2組で走っていましたね。65分少しでまとめましたが、今回はこのタイムでも区間17位と追い上げとはいかず。流れの中での襷リレーとなりました。
8区嶋野選手…箱根予選で起用されていた3年生の選手です。初駅伝で18番~20番争いの中では、中々前を追っていくのは厳しかったでしょうか。区間17位の走りで、中位付近からもさらに引き離されてしまいました。
9区野上選手…秋になって調子を上げ、復路のエース区間9区を任されました。見た目の争いもばらけてきて単独で19番目を走行していきます。71分中盤付近である程度まとめますが、トップが物凄く早かった。
中継所残り約170mの直線、中継ラインでアンカーの選手が待っているのが見えている中で繰り上げスタート。17秒間に合わず、涙に暮れました。現役連続最多出場を誇る伝統校に再度受難の瞬間でした。
10区中川選手…その野上選手を、繰り上げの瞬間まで名前を叫んでいたアンカー中川選手。3年連続の10区。今年好調で3区の予定でしたが、直前で状態を落として往路回避となっていました。その中で懸命に突っ込んで入り区間13位。何とか総合17位にあげてゴールしましたが、悔しさ一杯だったと思います。
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予選の戦いは悪くなかったのですが、単独走など駅伝に対応できる選手が育ち切らなかったですかね。一部の主力選手の不調に対応できる選手層も足りなかった…
そして、高速化も…伝統校でも、今回は追いつききれないチームが続出しましたが、日体大も波のまれてしまった印象です。
【日本体育大学】箱根駅伝2020年3月卒業生特集と進路
この世代は、渡邉元監督のスカウト世代になりますね。かなりの規律があっただろう中、大学2年の時は、3位の背中が見える総合4位を経験します。ところが、大学3年の途中にパワハラが判明し、そこから上層部はバタバタに…。
ここ4年間とその1年前のチーム記録
高3:箱根7位、全日本12位、箱根予選3位、全日予選7位
大1:箱根7位、全日本13位、出雲6位、全日予選3位
大2:箱根4位、出雲3位、全日予選10位
大3:箱根13位、全日本12位、出雲9位、全日予選6位、
大4:箱根17位、全日本14位、箱根予選3位、全日予選4位
長距離以外の経験者の方が監督になっていたのですよね。西脇工業監督出身の渡邉氏や、卒業してからまだそれほど年数がたっていない小野木さんがコーチになったり、できる限りの体制を整えました。
ただ、残念ながら大学駅伝の成績はじわじわ下がっていきました。立て直していくのは容易ではなかったですね。とはいえ、自分たちで考えて動く自主性をこれほどやった世代も少ないと思います。この語の人生に活きれば…卒業生を振り返ります。
山口和也選手
山口和也13分56秒67/28分46秒82/63分39秒/8分57秒25
高3:14分23秒02/高校5区1位、IH3障14位
大1:出雲補欠
大2:箱根8区3位、出雲2区9位、全日予選4組18位、関東IC3障4位
大3:箱根2区13位、全日本8区18位、出雲3区11位、日本IC1万7位、全日予選4組24位、関東IC5千1万17位
大4:箱根2区15位、全日本7区4位、予選28位、日本IC3障8位、全日予選1組2位、関東IC3障6位
進路:中国電力
高校時代から3障の脚力に、まずまずのすぴーどがあったのですよね。そのスピードを生かして、高校駅伝5区区間賞も獲得してるんですよね。
1年生の時は出雲の補欠に入った以外では、中々メンバー争いに勝ちきれませんでしたが、2年生になてから一気に上がってきましたね。
関東インカレで得意の3障で4位に入賞すると、全日本予選最終組に大抜擢。ここで組18位と健闘して一気に名前が挙がってきました。
駅伝も2年で初経験。出雲2区は区間9位となりますが、箱根は8区で区間3位の好走。チームは総合4位の躍進した年ですが、大きく貢献しています。
3年になってからは完全に主力。全日本予選は2年連続で最終組、関東インカレは5千1万で代表、日本インカレでは1万で7位入賞します。駅伝も出雲は3区・全日本は8区を担当、区間二けたですが、大きく揉まれます。
そして一番光ったのが箱根エース区間2区。当時の実績からすると厳しいのではと言う評価が多かったですが、区間13位と健闘。中位の流れにのせることに成功しました。
最終学年、関東インカレは2年ぶり3障に参戦。レベルも上がっている中6位に食い込みます。日本インカレでも出走し、8位入賞します。チームは全日本&箱根予選もある中、しっかり走り切ります。
その全日本予選は余裕の1組2位の成績でスタートダッシュし、通過に貢献。箱根予選も危なげなく走りました。本戦では、全日本は7区を走り区間4位の健闘。力がついていることを実感させました。
最後の箱根は2年連続エース区間2区。1区の好走でトップ集団の中で走れたのはとても大きな経験ですね。さすがに中盤からは落ちましたが、大役を果たしています。地元に近い中国電力でこれから伸びてくるでっようか。
中川翔太選手
中川翔太13分57秒90/28分41秒91/63分04秒
高3:14分29秒61/都道府県1区21位、高校7区1位
大1:箱根8区12位、出雲補欠、全日予選1組38位
大2:箱根10区3位、全日予選3組13位
大3:箱根10区16位、全日本2区17位、日本IC5千、全日予選4組28位、関東IC5千1万
大4:箱根10区13位、全日本3区7位、予選29位、日本IC5千、全日予選4組17位、関東IC5千19位
進路:安川電機
一番早くから戦力になったのは中川選手なのですよね。高校時代の持ちタイムは中堅ですが、高校駅伝7区1位の実績がありました。
全日本予選で早速デビュー。この時は1組38位と大苦戦しますが、これが糧になったか。秋には1万28分59秒、ハーフ63分04秒と急成長。箱根の座もいきなり掴み、8区区間12位の成績を残します。
2年時から徐々に主力の扱いになっていきますね。全日本予選は3組で出走し13位のまずまずの成績。出雲は出場できませんでしたが、箱根には復活。アンカーを走り、猛然と突っ込んで3位の背中を追いかけていったのはとても印象的でした。
ただ、3年目は苦しみますね。インカレに出場しますが入賞には及ばず。全日本予選レベルの高い4組ですが28位はやや額面割れかな?全日本駅伝も苦しみ2区17位。本戦は2年連続アンカー。シード権僅かな可能性ありましたが、区間16位と伸び悩みました。
そんな中4年目は久しぶりに上昇期、2年連続全日本予選4組で今度は17位。通過に貢献すると、箱根予選は危なげなくまとめて予選29位。さらに全日本本戦は下位の流れで3区7位。スピードエース区間で好成績でした。
1万mベストも28分41秒と短縮し、さていよいよ往路に登場か、と思われましたが、直前で調子を落とし3年連続のアンカーへ。まさかの前走者が視界に入る中での繰り上げにもあう苦難。区間13位は満足できる成績では到底なかったでしょう。安川電機での爆発を願います。
廻谷 賢・濵田 諒選手
次は山下りを担った2名ですね。
廻谷 賢14分15秒11/29分08秒41/64分18秒
高3:14分19秒65/高校4区23位
大1:全日予選補欠
大2:箱根6区15位、出雲補欠
大3:箱根4区18位、全日本7区4位、出雲4区3位
大4:箱根6区14位、予選48位、全日予選補欠、関東IChalf
進路:サンベルクス
廻谷選手は、この世代では最も5千の持ちタイムが良かった選手ですね。高校駅伝で主要区間の経験もありました。1万m29分58秒も持っていましたかね。そのためか1年全日本予選補欠にも入っています。
再び主要大会のエントリーに絡み始めたのは2年秋。出雲駅伝で補欠に入ると1万m29分23秒を記録。箱根で駅伝デビューを果たし、山下り6区を担当します。前年まで当時の区間記録保持者が担当したこともあり、プレッシャーもありましたが、何とか区間15位でまとめます。
3年目は秋シーズンの活躍が凄かったのですよね。出雲駅伝4区で区間3位。これで名前を上げると、全日本駅伝ではなんと祝間の7区で区間4位!シード権を大きく追い上げました。これが大学でのベストレースかな?
全日本大学駅伝7区
廻谷賢君(日体大)53.02区間4位鈴木勝彦君(城西大)53.05 区間5位
日体大自身もシード獲得確定圏内でなかったにもかかわらず苦しそうな表情を見せる他校であるはずの鈴木君に「シード」「シード」って後ろ振り返りながら声かけて引っ張る姿は本当にカッコ良かったです😌😌 pic.twitter.com/qGzxwjU4Ne
— m.s (@ihimorita) November 4, 2018
期待が高まった箱根4区は、やや気負った部分もあり区間18位に終わります。そして、ここからしばらく安定しない時期が長く続きましたね。記録が良かったり悪かったり…、初の全日本予選エントリーも補欠になります。
秋になってから安定してきて箱根予選は48位とまずまず。1万m29分08秒の自己ベストをも出します。チーム事情で2年ぶり6区担当、区間14位ですがタイムはだいぶ短縮しています。最近補強が進むサンベルクスでさらに力になるかな?
濵田 諒14分17秒99/29分27秒67/64分29秒
高3:14分44秒
大1:
大2:箱根補欠
大3:箱根6区9位、出雲補欠、全日予選1組14位、関東IC3障
大4:
濵田選手は大学に入ってから大きく伸びてきたのですよね。2年時に1万29分27秒と記録を伸ばすと、箱根駅伝の16人のメンバーに選ばれます。
3年になって存在感が増してきますね。関東インカレ3障を経験すると、全日本予選1組14位で通過に貢献します。出雲は補欠、全日本はメンバーから外れますが、ハーフで64分29秒のベストを出します。
箱根のメンバーに選ばれ、ややびっくりの山下り6区に。59分台の好走で区間9位。これはいい走りでしたよね。チームはシード権を喪失しますが、明るいニュースでした。
ところが4年時は苦しみますね。前半戦は試合に一切出なかったです。秋口になって5千14分17秒のベストで復帰してほっとしましたが、これが大学ラストレースになってしまいました。
森田諒太・白永智彦選手
森田諒太14分35秒46/29分18秒75/65分10秒
高3:14分56秒
大1:
大2:箱根補欠
大3:箱根8区15位、全日予選2組18位
大4:
進路:NTT西日本
森田選手も大学に入ってから伸びましたよね。高校時代は14分50秒台の選手でしたが、2年時に14分35秒・1万mも29分18秒と一気に伸びてきます。初めて箱根の16人のメンバーにも入ってるのですよね。
3年時になってレギュラー争いにも割って入るようになり、全日本予選2組18位の成績で通過に貢献しています。ハーフも65分10秒のベストを出して、2年連続で箱根メンバーへ。8区で出走し区間15位の成績でした。
最終学年の飛躍が楽しみましたが、故障があったのかほとんど試合に出場できませんでしたね…。それでも実業団への道は開けました。これから活躍するかもしれません。
白永智彦14分23秒74/29分21秒30/64分10秒
高3:14分39秒96/高校7区10位
大1:
大2:
大3:箱根補欠、全日予選補欠、関東IChalf
大4:箱根補欠、箱根予選補欠、関東IChalf
白永選手は高校駅伝の経験こそありましたが、それほど目立った存在ではありませんでした。それでも2年時に1万29分34秒のベストを残します。渡邉前監督の時は、2年時に一気に記録を伸ばす選手が多いですね。
この時は箱根メンバーに入れませんでしたが、3年時に関東インカレハーフに出走すると、全日本予選補欠、さらに箱根の16人エントリーにも初めて入ります。
最終学年は2年連続関東インカレハーフ出走、長い距離に自信を深めます。箱根予選でいよいよ見れるかと思われましたが補欠。1万29分21秒のベストを出して臨んだ箱根本戦も惜しくも選ばれず…。どこかで駅伝出走見たかったですね。
小縣佑哉・冨田真佑・小松力歩選手他
小縣佑哉14分31秒75/29分29秒96/65分11秒
高3:14分33秒99
大1:
大2:全日予選1組13位
大3:
大4:箱根補欠
進路:立正大駅伝部コーチ
小縣選手は最終学年に伸びてきた印象がありましたが、実は2年時に全日本予選で出走。1組13位の成績でした。当時の4年生の多くが出場していない中でしたが、いい成績でした。
再び台頭したのがその4年時。1万29分29秒・ハーフ65分11秒のベストタイムを残して、初めて本戦16人のエントリーに選ばれます。出走なりませんでしたが、最後のチーム内競争の追い上げは見事でした。
追記:卒業後、なんと立正大の駅伝部コーチの中に名前が!よく思えば、立正大の中村監督は日体大大先輩OBですね。是非、力になってほしいです。
冨田真佑14分23秒80/29分44秒63/64分05秒
高3:15分13秒
大1:
大2:
大3:箱根補欠、全日本補欠、全日予選1組8位
大4:全日本補欠、予選271位、全日予選1組15位、関東IChalf
この頁で、一番高校時代の実績が低かったのは冨田選手ですかね。15分台でした。地道な努力が実を結んだのは3年時。1万29分44秒をマークし、全日本予選に出場。1組8位の好走を見せました。この勢いで全日本・箱根本戦も補欠でした。
4年時は2年連続で全日本1組出走。組15位で通過にしっかり貢献。箱根予選で初のロード-レース主要大会に選ばれます。ただ、ここは271位と撃沈、全日本本戦も補欠になります。
その後、ハーフで64分05秒とベストを出して、箱根に近づきますが、11月末の1万mはチームが自己ベストに沸く中、30分台。これが響いたか本戦のメンバーにも選ばれず…。ただ、全日本予選での力走は光りますね。
小松力歩14分15秒40/29分50秒91/66分00秒
高3:14分35秒82/高校6区28位
大1:関東IC3障
大2:
大3:全日本補欠、全日予選補欠、関東IC3障7位
大4:
小松選手はスピードランナーでしたね。特に3障に強く、1年3年と2度関東インカレ3障に出場しています。なお、2年4年の時は山口選手が出走で、なぜか交互に出ていますね。小松選手自身も3年時に7位入賞しています。
勢いが良かったのは2年時で5千14分15秒、1万29分50秒、ハーフ66分00秒のベストをだしています。3年時にはスピードが評価されたか、全日本予選・本戦のメンバーに選ばれています。
4年時は箱根を目指して懸命にアピールしますが、上尾ハーフ66分18秒ではちょっと遠かったですかね…。それでも3障など得点しチームに貢献できたことがあるのは良かったですね。
山中貴善選手:half65分38秒
好 貴久選手:1万m29分56秒24
鈴木烈剛選手:1万m30分08秒26
森 龍一選手:5千m14分32秒29
など
山中・鈴木選手は上尾ハーフ65分台を出していましたが、残念ながらエントリーに入れず。
その後12月末、全員が日体大記録会に出場していたようですね。こういう姿を見せるのもいいと思います。鈴木選手は5000mで14分33秒と自己ベストを更新していました。