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【順天堂大学】大学駅伝2019-2020振り返りと卒業生特集【箱根駅伝】

少し遅くなりましたが、

各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。

全日本駅伝で魅せた光る継走、次年度で本領発揮へ 順天堂大学です。

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【順天堂大学】大学駅伝2019-2020振り返り

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出雲駅伝2019結果

8位順天堂大学2:14:04

1区(8.0㎞)11位野口雄大③24分38秒[11]1分36秒差
2区(5.8㎞)8位藤曲寛人④16分40秒[8]45秒差
3区(8.5㎞)9位橋本龍一④24分34秒[6]1分14秒差
4区(6.2㎞)11位小島優作②18分27秒[8]2分11秒差
5区(6.4㎞)13位野村優作①19分00秒[8]3分08秒差
6区(10.2㎞)9位澤藤 響③30分40秒[8]4分06秒差

 大エースが卒業した順大。今年度は総合力で戦う必要がありました。直前の順大記録会では、野口選手を初め5千13分台の記録ラッシュ。主力やそれと同等の成績を残した新戦力の構成で挑みました。

 1区は1500mが専門種目の野口選手。スタートダッシュを切りたいところでしたが、予想外のスローペースにやや対応しきれない11位スタート。4年生の2区藤曲3区橋本選手が区間一桁で刻み総合6位まで浮上します。

 4区5区新戦力の小島・野村選手は区間二けた順位にとどまり総合8位へ。アンカー抜擢された3年澤藤選手は、区間9位の走りで総合8位をキープしゴールへ。エース頼み脱却へ向けてはまだまだこれからというところでした。

全日本大学駅伝2019結果

9位順天堂大学5:19:46

1区(9.5㎞)4位野口雄大③27分59秒[4]0:10
2区(11.1㎞)5位橋本龍一④31分51秒[3]0:13
3区(11.9㎞)5位清水颯大③34分12秒[4]0:44
4区(11.8㎞)8位小畠隆太郎④34分47秒[5]1:24
5区(12.4㎞)2位藤曲寛人④36分07秒[3]0:22
6区(12.8㎞)3位西澤侑真①37分58秒[2]0:54
7区(17.6㎞)21位澤藤 響③56分19秒[8]3:46
8区(19.7㎞)13位鈴木雄人④60分33秒[9]6:31

 短いスパンの間にもあった順大記録会。主力以外にも1万m28分台が何人か出て、盛り上がった中で迎えた全日本駅伝は、一つ大きな見せ場を作ります。

 3度目の1区となった野口選手、ついに得意のラストスパートを活かす展開に持ち込むことに成功。トップと10秒差の区間4位でタスキを渡します。そしてその後に見せ場、2区橋本選手が一時単独トップに躍り出る好走。コースを間違えて歩道を走る場面もバッチリ映り込むおまけつき。最終的には3位襷リレーも久々順大が上位を疾走します。

 3区清水選手も一時単独トップを走る区間5位好走。今年はいいレースが増えています。4区はいきなり1万m28分台を出してびっくりした小畠選手。初駅伝で区間8位はまずまずのレースでした。

 流れはさらによくなり、不調から上がってきている途中だった5区藤曲選手が区間2位好走!トップと22秒差の総合3位とまたトップに接近してきます。6区はルーキー西澤選手、もしかすると一番の収穫だったかもしれない区間3位の好走。この地点で総合2位まで浮上します。

 ところが、終盤の長距離区間に落とし穴。7区起用の澤藤選手が徐々にペースダウンに区間21位のブレーキ。シード権内の総合8位はギリギリ保ちますが、後ろが見えている中でのリレー。アンカー鈴木選手が粘りを見せますが、スピード的に格上の相手に最後競り負け、残念ながらシード権を逃してしまいます。

箱根駅伝2020結果と振り返り

14位順天堂大学11:06:45(往路14位5:31:52、復路15位5:34:53)

1区18位原田宗広③63分43秒[18]2:30
2区16位藤曲寛人④68分29秒[17]3:38
3区10位橋本龍一④63分03秒[14]6:30
4区9位野口雄大③62分46秒[12]7:25
5区14位真砂春希③73分51秒[14]10:36

6区12位清水颯大③59分38秒[15]11:56
7区13位小畠隆太郎④64分52秒[14]13:25
8区9位西澤侑真①66分39秒[13]15:39
9区15位髙林遼哉④71分19秒[14]18:45
10区17位野田一輝④72分24秒[14]21:22

 一部4年生のロードが得意な選手が戻り切らないアクシデント、一部にちょっとびっくりな配置もありましたが、概ね順調にオーダーを組めた印象でした。

1区原田選手…2つの駅伝の後に台頭し、1万m28分台を記録していた原田選手が起用となりました。早いペースに、早い段階で集団争いから後退。ある程度自分のペースで走り、63分台で凌いだのはある意味良かったでしょうか?それでも総合18位はやや後方のスタートでした。

2区藤曲選手…箱根は2度目ですが、この1年で一気にエースの風格が出てきた藤曲選手。ただ、高速化レースの中後方スタートで追い上げるのは簡単ではなかったでしょうか。68分中盤は以前の水準なら中々ですが区間16位。順位アップは一つにとどまりました。

3区橋本選手…4年生世代で唯一の4年連続出場、そして3年連続の3区の橋本選手。確実に計算できる選手がいるのはプラスでしたね。教育実習時の生徒からプレゼントされたという赤い鉢巻を付けて、前を追い上げていきます。3つ順位を上げて総合14位へアップ、いい流れを作ります。

4区野口選手…サプライズ采配というのはこの野口選手の配置。1500mが専門で、過去3度の大学駅伝はいずれも1区。アップダウンが厳しい準エース区間4区エントリーは当日変更ではないかと懸念されていた部分でした。当日も変更なし、その走りが注目され枚s他。

 結果的にチーム最高タイの区間9位。無難にアップダウンをこなし、さらにラスト3㎞の苦しい上り部分で区間順位を上げる走り。2つ順位を交わして総合12位。順位的には、この区間が一番シード権に近づきました。

5区真砂選手…ここも卒業生の穴が誰になるのか気になっていた区間。直前の記録会で自己ベストを連発していた真砂選手に。堅実に上っていきましたが、高速化の中少しずつ順位を落として活き、往路14位でのゴールとなりました。

6区清水選手…スピードに磨きがかかった清水選手が2年連続山下り。実質シード権追い上げラストチャンスでした。下りの部分は非常にハイペース。定点間トップの部分もありました。しかし、ラスト3㎞で脚が止まってしまいました…。区間12位で総合15位へ、シード権獲得はかなり厳しくなりました

7区小畠選手…4年生最初で最後の箱根路の小畠選手。秋の成長はびっくりしました。一斉スタート組でまだ前後固まっている中懸命の粘りの走り。ラスト3㎞まとめあげる4年生らあしい走り。区間12位ながら64分台でまとめあげています。

8区西澤選手…全日本駅伝で大収穫だったルーキー。後方の苦しい位置でもしっかり自分の走りをします。区間9位の粘りの走りで一つ総合順位を上げて13位に。上昇ムードを作ります。

9区髙林選手…負傷者の影響で、急きょ出番が回って来た4年生髙林選手。彼も最初で最後の駅伝です。復路のエース区間はやや厳しい戦いになるも、自分のペースはキープ。区間15位71分少しでまとめて力は出し切りました。

10区野田選手…順大ファン出走嬉しかったのではないでしょうか。1年の頃から主力として期待されながらも、3年時から長いスランプに泣かされた野田選手、2年ぶりの大学駅伝の出走は、締めのアンカーでした。

 序盤から中盤までは区間中位でまずまずのペースを刻んでいましたが、終盤はスタミナが戻り切っていなかったかぐっとペースダウンしてしまい区間17位。順位的には総合14位をキープ、精いっぱいの走りで最後の箱根を終えました。

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 健闘した区間もあり、ある程度流れは作ることはできました。ただ、他のチームにも言えますが、今回は序盤の2区間である程度前に言って置かないと、今回の高速化の中では追いつくのは容易ではなかったですね。伝統校ともいえる順天堂大も、時代の波にのまれない様、考えていかないとならないということなのでしょう。

【順天堂大学】箱根駅伝2020年3月卒業生特集と進路

 チームとしては、1年時の箱根駅伝4位が大学駅伝最高成績になりましたかね。この時もルーキーが3人出走しています。ただ、故障不調などもあり、入れ替わりが激しかったですね。シード権のラインを行ったり来たりの最中、最終的に7名のもの箱根ランナーが生まれました。

ここ4年間とその1年前のチーム記録

高3:箱根6位、全日本8位、予選4位、全日予選6位
大1:箱根4位、出雲7位、全日予選10位
大2:箱根11位、全日本12位、出雲4位、全日予選8位
大3:箱根8位、予選2位、全日予選7位
大4:箱根14位、全日本9位、出雲8位

藤曲寛人選手

藤曲寛人13分56秒31/28分47秒00/63分13秒

高3:14分25秒05/高校1区27位
大1:
大2:箱根補欠、全日本補欠、出雲補欠、全日予選補欠、関東IChalf
大3:箱根7区9位、全日本2区11位、予選56位、全日予選3組8位
大4:箱根2区16位、全日本5区2位、出雲2区8位、日本IC1万11位、関東IC1万m
進路:トヨタ自動車九州

 最終的にエースに成長してきたのは藤曲選手。高校時代のベストは14分25秒と中堅あたり、初の駅伝出走は3年時と決して早く台頭したわけではないので、分からないものですね。

 大学2年の春、アップダウンのある日本平桜マラソンで好走してから、ファンの間でも戦力として期待されるように。関東インカレハーフで出走し、その後主要大会のエントリーに名前を連ねるようになります。ただ、三大駅伝共に補欠、このあたりは足踏みし、悔しい思いもしていたでしょう。

 3年時の春にトラックで1万m29分台など結果を残し、ついに主要大会抜擢は全日本予選。3組を走り組8位は好走の部類でしょう。箱根予選は56位と堅実に走り、全日本駅伝で初の出走。チーム事情によりスピード区間の2区デビュー。区間11位ながら流れをキープしたのは、数字以上に評価が高いものでした。

 箱根駅伝は7区を走り、序盤はかなり突っ込んだ攻めの走りで区間9位。往路の当時の4年生の選手の快走が目立つ中、次年度順大のエース候補として名乗りを上げてきました。その後のハーフマラソンで63分13秒の好走を見せ、期待が高まりました。

 4年目になりトラックでも5千m13分台1万m28分台を記録。日本インカレでも1万m11位を記録、総合力を付けてきました。駅伝シーズンの直前に体調を崩し、出雲2区・全日本5区と主要区間を回避したのが悔やまれる所、それでも全日本5区は区間2位でチームを3位にまで引き上げる好走。エースとしての意地を見せます。

 最後の箱根、念願の華の2区登場。下位からのスタートと予想以上の高速化に目立つ成績ではありませんでしたが、確かな成長がありました。進路先のトヨタ自動車九州はロードガノタイメージも多い。もうマラソンを走るスタミナもあるので、今後が楽しみです。

橋本龍一選手

橋本龍一14分00秒29/28分49秒25/63分46秒

高3:14分21秒06/都道府県1区15位、高校1区33位
大1:箱根6区10位、全日予選2組21位
大2:箱根3区7位、全日本1区23位、出雲6区4位、日本IC1万17位、全日予選3組29位、関東IChalf
大3:箱根3区12位、全日本3区15位、予選74位、全日予選補欠、関東IC1万6位
大4:箱根3区10位、全日本2区5位、出雲3区9位、日本IC1万m、関東IC1万m
進路:プレス工業

 4年間通じて戦力となったのは橋本選手ですよね。高校時代はエース区間は走っているけど真ん中くらいの成績でした。それが早い段階で戦力になり、全日本予選2組21位の成績があります。

 そして1年のうちに1万29分55秒の記録を出すと、箱根駅伝のメンバーに選ばれます。初めて任された区間は山下りの6区。特に下りの部分は抜群に好タイム、往路で上位に沸いたチームの中でナイスランでした。

 2年生になってぐっと走力が上がり関東インカレなど出場する大会が増えます。一気に名前があがったのが出雲駅伝。記録会で5千14分00秒ベスト、アンカーを任されると区間4位の好走を見せます。全日本駅伝は2番目に距離が長い1区へ。ただここは失敗レース。区間23位のブレーキでした。

 不安な流れの中任されたのは、その後代名詞となる3区。2区エース選手が予想外に失速する中、区間7位の力走。下りが強い部分も生きたかもしれません。そこから好調、関東インカレ1万m6位で入賞し、一気に主力の一人になります。1万mも28分59秒を出していますね。

 その後しばらく状態が落ち込みますが、箱根駅伝3区には間に合わせ何とか区間12位の粘りの走り、チームのシード権確保に貢献します。最終学年はインカレの1万mで揉まれると駅伝に向けて徐々に調子を上げていきます。

 見せ場は全日本駅伝2区。上位でタスキをもらうと、一時は単独トップを力走する区間5位。持ち前のスピードを存分に発揮します。箱根は3年連続3区、今度は逆にチームが流れに乗れない中でしたが、3つ順位を上げる力走。安心の3区でした。プレス工業でさらに駅伝力に磨きがかかれば面白いですね。

野田一輝・難波皓平選手

野田一輝14分09秒19/28分52秒39/63分43秒

高3:14分19秒49/都道府県5区14位、高校3区5位、IH3障6位
大1:箱根3区16位、出雲5区6位、日本IC3障7位、全日予選1組17位、関東IC3障8位
大2:箱根8区5位、全日本5区15位、出雲5区3位、日本IC3障7位、関東IC3障9位
大3:箱根補欠、全日本補欠、予選363位、全日予選2組6位、関東IC1万11位
大4:箱根10区17位、全日本補欠、関東IC3障
進路:中電工

 高校時代の実績では、一番い戦力として期待された選手かもしれませんね。主要大会の実績が抜けていました。インターハイ3障6位の成績、高校駅伝3区6位の力走も魅力でした。

 まずは3障を中心にトラックでチームに貢献します。1年時は関東インカレ、2年時は前日本インカレで入賞しています。他のトラックも1万mは1年のうちに29分00秒を記録、3年春に1万28分52秒を記録すると、この時の関東インカレは1万mで勝負、11位の成績を残しています。

 駅伝でも力になっていて、1年時から全日本予選1組で出走。初戦の出雲駅伝から戦力になり、5区6位の好走。箱根はいきなり往路3区を任され、この時は力不足で区間16位。将来を期待されました。

 2年時は2年連続の出雲5区で区間3位成長を見せました。ただ、全日本は不振、その後調整が気になりましたが、箱根は8区に入り区間5位の好走。一発集中型で連戦は苦手とのことでしたが、力を入れる大会で光る存在になりそう…でした。

 それが、3年時の箱根予選363位と撃沈してから状態が中々上向かなくなります。箱根は初めて欠場します。4年時は関東インカレ3障に挑戦するも予選落ち、その後の記録会でも中々安定せずに全日本エントリーどまり、箱根は直前のハーフマラソンで何とか成績を残すとエントリーに。

 当日2年ぶりの大学駅伝は10区に。本調子に戻ってはいませんでしたが、久々に走る姿を見る子が出来ました。中電工で完全復活を祈っています。

難波皓平13分59秒33/29分22秒55/62分52秒

高3:13分59秒33/都道府県4区13位
大1:箱根7区16位、全日予選3組28位
大2:箱根4区17位、全日本8区8位、関東IC1万m
大3:箱根補欠、全日本8区17位、予選45位、全日予選4組36位、関東IChalf8位
大4:全日本補欠、関東IChalf7位
進路:小森コーポレーション

 高校時代の持ちタイムは抜けていて、5千13分59秒、1万29分22秒の世代トップと変わらない成績。ただ、主要大会実績が当時はあまり多くなかったですかね。

 1年時は全日本予選・箱根2度主要大会に出走しますが、3組28位・7区16位とまだ目立った成績ではありませんでした。それが2年生の秋になってからぐっと成長。10月高島平20㎞で59分台の成績を残すと、全日本駅伝で成長区間のアンカーを担当、区間8位の成績を残します。

 これなら箱根の主将区間で期待できそう…と思われましたが、調子が合わなかったか4区区間17位、それ以上に順位を大きく落としてしまったのも悔しい成績でした。少し波が大きい印象でした。

 3年生になってもこれには苦しんでいましたね。関東インカレハーフ8位入賞で健闘!全日本予選4組に抜擢されますが、まさかの組36位のブレーキ。薄氷の全日本予選通過でした。

 箱根予選は63分台まずまずでしたが、2年連続の全日本アンカーは高速レースの中、区間17位と敗れてしまいました。シード権を追うため、前半突っ込みましたが、その展開が苦手という話もありましたかね。

 最終学年、関東インカレハーフは2年連続の入賞となる7位。どうやらタフな条件の長距離ロードになると持ち味がいきるのかな?大学駅伝はじっくり箱根に合わせていき、エントリー直前のハーフで64分台のまずまずの悔過を残します。

 ところが箱根駅伝はまさかの16人エントリー漏れ。箱根での好走はついに見られず…。そんな中、唐津10マイルで47分台の好走。小森コーポレーションで才能開花の流れになってほしい!

 

小畠隆太郎・鈴木雄人・髙林遼哉選手

小畠隆太郎14分20秒83/28分54秒27/63分28秒

高3:14分29秒
大1:
大2:全日本補欠、全日予選1組32位
大3:予選補欠、全日予選補欠
大4:箱根7区13位、全日本4区8位

 最終学年に大化けした選手ですね。高校時代に14分29秒の持ちタイムはありますが、1年時は決して目立つ選手ではありました。

 2年時にぐっと伸びて、全日本予選の出走メンバーに。全日本予選1組32位ながら通過に貢献。本戦は補欠となります。1万mも29分台半ばを記録します。このまま上がっていきたいところでしたが、3年時の全日本予選・箱根予選は補欠。本戦はメンバーに入りませんでした。

 4年時春も目立った成績は残せず、駅伝出走は苦しいかと思われましたが…、10月順大記録会で1万m28分台の大幅ベスト!全日本駅伝で初出走を果たし、上位の流れの中4区区間8位と結果を残します。

 さらに12月ハーフで63分台の自己ベストを出すと、最初で最後の箱根路は7区へ。スピード化の流れにも食らいつく走りでした。このまま続けたらどうなるか…と思いましたが、競技継続の意思は無し。この経験が次に活きれば!

鈴木雄人14分29秒44/29分40秒42/63分57秒

高3:14分46秒31
大1:
大2:箱根補欠、全日本補欠
大3:箱根10区14位、予選105位、全日予選補欠、関東IChalf
大4:箱根補欠、全日本8区13位、関東IChalf

 高校時代14分46秒と目立たなかった鈴木選手ですが、ロードでしぶとい走りを見せる選手になりましたよね。

 2年時にハーフ64分21秒で長距離でぐっとい台頭すると、全日本・箱根本戦で補欠メンバーに選ばれます。3年時に関東インカレ出走メンバーに選ばれると、箱根予選で出走。105位と粘りの走りを見せると、箱根本戦はアンカーを担当。区間14位ながら、シード権をしっかり確保し、役目を果たします。

 最終学年、春は2年連続関東インカレハーフ出走。じっくり力をためると、秋には全種目で自己ベスト更新します。全日本駅伝でアンカーに抜擢され、流れが悪い中シード権ギリギリの8位でタスキを受けます。帝京大の選手に追いつかれ、一時引き離さるも、もう一度追いつく懸命の粘りを見せます。

 しかし、スパートの争いで力尽き、無念の9位でゴールに…。箱根でのリベンジに期待がかかりましたが、直前の体調不良で出走ならず。是非、9区or10区で本調子の鈴木選手を見たかった。

髙林遼哉14分28秒70/29分26秒88/64分09秒

高3:14分43秒62
大1:
大2:
大3:箱根補欠
大4:箱根9区15位

 この世代7人目の箱根ランナーですね。髙林選手も高校時代の実績は多くなく、長い距離でコツコツ積み上げてきた選手です。

 3年時に一気に走力が伸び、1万m29分26秒・ハーフ64分09秒の自己ベスト!箱根駅伝の16人のメンバーに名前を連ねます。

 4年時はベスト更新は5千にとどまりますが、じっくり仕上げて箱根メンバー入り。直前に調子を落とした選手もいて、部内競争勝ち抜き9区出走。持ちタイムからすると区間15位は好走と言えるでしょう。ここ最近、順大の復路4年の粘り多いように思います。

森 優太・小阪竜也・横島大河・黒柳宏暢選手

森 優太14分27秒56/30分44秒88/67分26秒

高3:14分27秒56/都道府県1区27位、高校1区48位
大1:
大2:
大3:
大4:関東IC1500m

 高校時代の実績は他の選手とそれほど変わらなかったですかね。ただ、長い距離の台頭はちょっと苦戦してしまいましたかね。そんな中、1500mが少しずつ伸びてきて、最終学年で関東インカレ出場を果たしています。

小阪竜也14分29秒26/29分46秒95

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 最終学年になって伸びてきた選手。11月に1万29分46秒を記録し、懸命に種t上争いに食らいつきました。

横島大河14分29秒73/30分22秒85

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 4年秋になってから、レースで良く名前を見ましたね。12月に5千14分29秒、1万30分22秒と記録を伸ばしました。

黒柳宏暢14分31秒43/30分27秒92/66分19秒

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 もう一人最終学年になって伸びた選手。11月上尾ハーフで66分19秒のベスト、直後の学連記録会で1万30分56秒を記録。12月に入りさらに30分27秒と短縮。物凄い追い上げを見せた選手の一人です。

他にも高校時代に、駅伝出場している香月選手や、下級生時に1万30分15秒を記録した小林選手など、多くの選手が競い合った学年です。