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【中央学院大学】大学駅伝2019-2020振り返りと卒業生特集【箱根駅伝】

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少し遅くなりましたが、

各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。

粘りの展開に持ち込むも…6年ぶりに予選会から出直す中央学院大学です

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【中央学院大学】大学駅伝2019-2020振り返り

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全日本大学駅伝予選会2019結果

5位中央学院大学3:59:53.89

4組:19位川村悠登④29分32秒38 22位栗原啓吾②29分51秒88
3組:3位長山瑞季④29分33秒16 8位吉田光汰②29分39秒41
2組:4位髙橋翔也③30分05秒19、14位小野一貴②30分32秒01
1組:3位青柳達也②30分03秒04、22位有馬圭哉④30分36秒82

7-5(4)-3(3)-5(11)

 この時は万全ではなかったのですよね。エースの髙橋選手が万全の状態に戻せず2組エントリー。有馬選手は1組エントリー。主要大会未経験の長山選手と3障あがりの吉田選手を3組に回さざるを得ませんでした。

 それが新戦力活躍するのですよね。1組は有馬選手が中位が精いっぱいの中、2年青柳選手が躍進の組3位。2組はさすがにこの組では上位の髙橋選手に、小野選手もまずまずでした。

 ポイントとなる3組は主要大会初参戦の4年長山選手が大健闘!29分33秒の好タイムで組3位。3障あがりの吉田選手も秒差で続いて組8位。ここで総合3位に浮上します。

 ところが最終組、川村・栗原選手が早い段階で大集団から離れる波乱。5枠しかない出場枠争いに巻き込まれますが、じわじわ順位を上げていき2人とも中位でゴール。ギリギリ5枠目の出場を勝ち取りました。

出雲駅伝2019結果

11位中央学院大学2:14:36

1区(8.0㎞)7位川村悠登④24分31秒[8]1分29秒差
2区(5.8㎞)5位小島慎也①16分32秒[7]30秒差
3区(8.5㎞)11位髙橋翔也③25分01秒[7]1分26秒差
4区(6.2㎞)7位吉田光汰②17分57秒[6]1分53秒差
5区(6.4㎞)20位栗原啓吾②19分40秒[10]3分30秒差
6区(10.2㎞)11位長山瑞季④30分50秒[11]4分38秒差

 直前の1万m記録会でまずまずのタイム。28分台のランナー3選手を並べて攻めのレースを狙います。

 1区復調してきた川村選手が区間7位とまずまずまとめると、2区期待のルーキー小島選手が区間5位の好走。強豪校の優勝争いが視界に入る位置に追い上げます。

 3区髙橋選手が終盤に落ち込み区間11位となってしまったのが誤算でしたが、4区吉田選手が区間7位まずまずの走りで総合6位。流れを引き戻します。

 しかし5区エントリー栗原選手が中盤からまさかの大失速。区間20位のブレーキで10位転落。アンカー抜擢の長山選手は接戦の中、順位を下げ関東地区最下位の結果となってしまいました。

全日本大学駅伝2019結果

10位中央学院大学5:20:06

1区(9.5㎞)9位城田 航④28分11秒[9]0:22
2区(11.1㎞)15位川村悠登④32分56秒[15]1:30
3区(11.9㎞)18位吉田光汰②35分32秒[17]3:21
4区(11.8㎞)5位髙橋翔也③34分22秒[14]3:36
5区(12.4㎞)9位藤井雄大④37分15秒[14]3:42
6区(12.8㎞)7位有馬圭哉④38分26秒[11]4:42
7区(17.6㎞)11位長山瑞季④53分54秒[11]5:09
8区(19.7㎞)6位石綿宏人③59分30秒[10]6:51

 一部故障者が出た影響で、初駅伝の城田選手を1区抜擢。区間9位で凌いだのは大きな成果でした。しかし、2区川村3区吉田選手と主力選手が区間15位18位と大ブレーキ。一気に総合17位にまで順位を落とします。

 ここから上がってくるのがしぶとい中央学院大。主力髙橋選手が区間5位の好走で3つ順位アップ。2年連続全日本出走となった5区藤井選手が区間9位で繋ぐと、ついに復調してきた主力有馬選手が3つ順位を上げて11位に浮上します。

 7区長山選手は区間11位と伸び切らず、シード権とはまだ1分半以上の差。厳しい差の中、アンカー抜擢の石綿選手が懸命の追い上げ。区間6位の好走でシード権争いが視界に入る位置にまできての総合10位。シード権は逃すも、粘りの中学大は見せてきます。

箱根駅伝2020結果と振り返り

11位中央学院大学11:01:10(往路12位5:29:17、復路11位5:31:53)

1区5位栗原啓吾②61分26秒[5]0:13
2区14位川村悠登④68分21秒[10]1:13
3区15位戸口豪琉③63分55秒[12]4:57
4区10位城田 航④62分49秒[11]5:55
5区8位畝 歩夢③72分46秒[12]8:01

6区5位武川流以名①58分25秒[9]8:08
7区14位吉田光汰②64分55秒[10]9:40
8区15位藤井雄大④67分09秒[10]12:24
9区2位有馬圭哉④68分56秒[10]13:07
10区18位石綿宏人③72分28秒[11]15:47

 その後、記録会で好走する選手はいるも、エース高橋選手が本番前2週間前に故障で間に合うかギリギリの状態、また一時1万28分台を出していたルーキー小島選手もギリギリのところ、さすがにかなりオーダーをいじらざるを得ませんでした。

1区栗原選手…昨年3区の栗原選手をこちらへ。出雲時の不調はどこへやら、直前の記録会で1万m28分30秒台を出して絶好調でした。そしてこの区間は大成功なのですよね。ハイペースでどんどん人数が絞られていく中、栗原選手の存在感が増していきます。最後まで3位争い付近の争いを繰り広げ、5位で中継。トップと13秒差というのも良かったですね。

2区川村選手…昨年1区から、最後の箱根は華の2区。すぐに7人によるトップ集団の中での争いに加わります。ただ、勝負所の権太坂の手前で遅れ始めてしまいます。終盤は苦しく区間14位。ここは川崎監督「力不足」というところ。それでも68分半ばにまとめ切ったのはやはり主力だなとも。この地点で総合10位には踏みとどまっています。

3区戸口選手…29日エントリーの段階では、失礼ながら「当て馬」と思っていましたが、当日も変わる事ありませんでした。復路の予定だったそう。故障者の影響もありますが、記録会の安定感も変われたでしょうか。さすがに他校のスピードエース相手に順位を落としますが、64分切は悪くない。前が見える総合12位でのリレーでした。

4区城田選手…主力が一人往路回避、城田選手も穴埋めの一人になりました。最初で最後の箱根は準エース区間の2区になりましたが、怯むことなく挑みます。しっかりと全体でまとめる走りをして区間10位。一つ順位を上げて総合11位で次に繋ぎます。

5区畝選手…記録会安定していた選手、5区山登りで大学駅伝デビュー。区間中位で安定したペースで刻んでいきますが、後ろから区間記録ペースで追い上げる選手の追撃を受けます。芦之湯で追いつかれてからが凄かった。

 下りで追い付き追い抜いて、また抜かれて、また追いついての繰り返し。激闘の末秒差で往路12位になりますが、往路10位のチームが視界に入るところまであげる区間8位の力走。なお、競技力で上を行っていた双子の弟の”うねうね対決”も最後の最後逆転で制していたのもポイントです。

6区武川選手…復路序盤がある意味最大のハイライトだったかもしれません。高校時代から走力の高かったルーキー小島選手との争いに勝ったのは、高校時代野球部だったルーキー武川選手。入部してすぐに部員に昇格すると、あれよあれよと主力に近い記録を出し、1年目でいきなり箱根を出走する事になりました。

 駅伝は実質初めて、目の前の選手が区間記録以上のペースで突っ込む難しい展開でしたが、自身もしっかりとペースを刻み、順位を上げていきます。最終的に58分25秒の1年生記録を樹立して区間5位!3人抜きで総合9位に浮上。中央学院大一番の収穫シーンだったかもしれません。

7区吉田選手…総合9位に浮上したと言ってもまだシード権争い混戦。2年連続7区となる2年吉田選手に託します。序盤抑えて入り後ろのチームに追い付かれますが終盤に突き放します。ところが、別の選手にラストでかわされる形で総合10位。予断を許さない展開になっていきます。

8区藤井選手…川崎監督が故障明けのエース髙橋選手と最後の最後まで悩んだ中、箱根は初ながら駅伝は2度経験している藤井選手に。しかし、思うようにペースが上がらず、創価大に追い付かれ激しい10位争いへ。ラストの争いで意地を見せ、秒差ながら総合10位を守り中継所へ。6年連続シード権へ正念場に。

9区有馬選手…3度目の箱根路となる有馬選手。過去8区、4区と難しい区間にしっかり合わせてきている箱根男です。シード権争いの最中でもその力を遺憾なく発揮!中盤以降創価大をじりじり突き放す展開。68分台の区間2位の快走で総合10位キープ。55秒差明け、勝負あったかと思われたのですが…

10区石綿選手…ところが2年連続アンカーの石綿選手がうまくいかなかったですよね。序盤は区間中位走行も、区間記録を超えるペースでやってきた創価大の選手に抜かされたあたりから一気にペースダウン。72分半ばではこらえたものの、今大会では区間18位。シード権2分差をつけられて、6年ぶりのシード権喪失となりました。

 川崎監督「凸凹な駅伝、流れにならなかった」。区間5位以内が3つ出ましたが、区間15位以下も3つ。毎年ギリギリのところで踏ん張ってきていましたが、今年は勿体ない形でシード権喪失。「予選会を知らない選手ばかりなので落ちたくなかった」という川崎監督ですが、勝負は非情でした。

【中央学院大学】箱根駅伝2020年3月卒業生特集と進路

 以前はシード権を行ったり来たりだった中央学院大ですが、ここのところは5年連続シード権獲得していたのですよね。もちろん、この世代も予選会は知らない。2年3年時には全日本予選も走らずに済んでいたのですね。最後は惜しかったですが、中央学院大に新たな歴史を刻んだのは確かです。

ここ4年間とその1年前のチーム記録

高3:箱根9位、全日本9位、出雲7位、全日予選1位
大1:箱根6位、全日本5位、出雲4位、全日予選7位
大2:箱根10位、全日本6位、出雲8位
大3:箱根10位、全日本14位、出雲6位
大4:箱根11位、全日本10位、出雲11位、全日予選5位

川村悠登選手

川村悠登13分52秒45/28分29秒12/63分05秒

高3:14分37秒89
大1:
大2:
大3:箱根1区14位、全日本補欠、出雲1区4位
大4:箱根2区14位、全日本2区15位、出雲1区7位、全日予選4組19位、関東IC1万m
進路:日立物流

 本当に突如出てきたエースでしたよね。高校時代は5000m14分37秒が最高タイム。下級生時は目立つ存在ではありませんでした。1年生の上尾ハーフで65分52秒を記録していますが、2年の学生ハーフで65分46秒。しばらく足踏みも続いていました。

 ところがそのあとですね。5月あたりから夏並みの気候になる中、1万m記録会で29分台&自自己ベストを続けていきます。そして7月士別ハーフで実業団選手も参加する中、その後方食い下がる形で64分台。これには駅伝ファンもちょっとざわつき始めていました。

 3年秋になりついに記録が出やすい条件で登場。9月1万mでいきなり28分39秒の衝撃。そのまま出雲駅伝1区でデビュー、区間4位の好走でチームを流れに乗せました。全くノーマークだったところから、いきなりエース級の選手が出てきて大きく話題になりました。

 軽い故障もあり全日本は回避、箱根は再度1区で登場。競り合いで+αが出る選手のようですね。故障明けの中、六郷橋までは食らいついての区間14位はまずまずでしたでしょうか。最終学年に繋がる走りでした。

 最終学年はやや波がありましたかね。それでも関東IC1万m出場、初出場の全日本予選は状態が上がり切らない中で4組19位で通過に繋げています。出雲駅伝は2年連続1区で今度は混戦の中区間7位の成績でした。

 全日本駅伝で試練。初めて1区以外で出走(2区)となりましたが、チームを波に乗せられず区間15位と悔しい結果に。もう一度力を溜めて最後の箱根は華の2区へ。トップが見える位置でもらい、中盤までトップ集団に食らいつくも、無念の後退でした。

 それでもまだまだ潜在能力は出し切れてないと感じます。強豪になりつつある日立物流で更なる進化を見たいですね。

有馬圭哉選手

有馬圭哉14分11秒82/29分08秒76/62分52秒

高3:14分33秒
大1:
大2:箱根8区10位、全日本7区7位、出雲補欠
大3:箱根4区6位、全日本8区11位、出雲補欠、関東IChalf8位
大4:箱根9区2位、全日本6区7位、全日予選1組22位、関東IChalf
進路:マツダ

 有馬選手は、ロードや駅伝で頼もしいランナーでしたよね。守谷ハーフ65分台など、記録会で地道に上がってきて2年時に1万29分28秒を記録。出雲駅伝で補欠になり、全日本駅伝でのデビューに繋げています。7区7位とまずまずの結果。箱根では8区を任されて区間10位の力走、シード権獲得に貢献しています。

 3年時は年間通して波に乗っていましたね。関東インカレハーフで8位入賞すると、5千14分11秒、1万29分08秒、ハーフ62分52秒のベストをこの学年のうちに叩き出します。駅伝は全日本駅伝は初主要区間アンカーで登場。このときはチームが波に乗れなかなった事もあり区間11位。

 それが箱根では他校の主力選手と競り合って区間6位の好走。シード権外にはじき出されそうだったチームを救う走り。本当に駅伝では粘り強い走りを見せるランナーでした。

 主将として臨んだ4年時は前半戦は不調、関東インカレは入賞に届かず、全日本予選は1組で中位が精一杯でした。それでも駅伝シーズンから上昇し始めます。トラックで1万29分台を出すと、全日本駅伝で6区7位と好成績を残します。

 最後の箱根は暑さに強いということで9区へ。シード権争い渦中でタスキを受け取り、一時は6年連続シード権に大きく前進させる区間2位の快走。その後の守谷ハーフで優勝!逞しくなったところで、伝統のマツダへ。これからの活躍にも期待ですね。

藤井雄大・城田 航選手

藤井雄大14分35秒00/29分18秒77/63分50秒

高3:14分55秒
大1:
大2:関東IC3障
大3:全日本6区13位
大4:箱根8区15位、全日本5区9位、全日予選補欠

 藤井選手は3年秋にぐっと伸びてきてびっくりしたのですよね。

 高校時代は14分55秒の成績。1年時はまだハーフ66分台がやっと。2年時に5千14分35秒のベストを出し、3障で関東インカレを経験しているのですよね。ただ、まだ長い距離は目立った戦績はありませんでした。

 それが3年生の秋ぐっと伸びて1万m29分42秒を記録。全日本駅伝6区に起用されます。区間13位でしたが、大きな経験。ハーフも64分04秒まで伸ばしてきて、戦力の一人となってきます。

 4年時は全日本予選のメンバーにも選ばれ、秋は1万m29分18秒まで短縮。昨年より激しいメンバー争いの中、全日本5区に起用され区間9位の成績で結果を残します。

 最後の最後で箱根のメンバーにも選ばれます。故障明けのエース選手と8区を争い、川崎監督の信頼を勝ち取ります。結果の区間15位は納得できないでしょうが、中央学院大の育成でここまであがってきた選手です。

城田 航14分19秒75/29分00秒09/65分40秒

高3:5千14分41秒
大1:
大2:箱根補欠
大3:
大4:箱根4区10位、全日本1区9位、全日予選補欠

 城田選手はまずは下級生時にぐっと伸びてきたのですよね。1年時にハーフ65分台を出すと、2年秋に1万29分33秒をマーク。箱根駅伝のメンバーに一度選ばれています。

 ただ、ここから足踏みしてしまったのですよね。ベストを伸ばすことはできず、3年時はエントリー争いに絡むことができませんでした。その中で最終学年意地を見せます。再び1万m29分台を出せるまでになると全日本予選補欠に。出走まであと僅かでした。

 秋になり大幅に走力アップ!9月記録会で29分00秒とあと僅かで28分台の大記録!故障者が出た全日本駅伝で緊急1区抜擢されます。スピードの印象がないのでどうかなと思いましたが、区間9位と堅実につないだのは駅伝ファン話題になりました。

 総合力をつけて挑んだ最初で最後の箱根路は準エース区間の4区。シード権争いやや後ろという大事な局面で区間10位の粘りの走り。見事に順位を上げて襷リレー。これから、というところでしたが、これが最終走でした。

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長山瑞季・大濱 輝選手

長山瑞季14分16秒28/29分25秒67/63分23秒

高3:14分29秒/高校7区21位
大1:
大2:
大3:
大4:箱根補欠、全日本7区11位、出雲6区11位、全日予選3組3位
進路:埼玉医科大G

 長山選手は高校時代のベスト14分29秒、高校駅伝の経験もある数少ない選手でした。それでも下級生時は中々上向いてこなかったですかね。2年時の学生ハーフ66分台付近でした。

 それでもひたむきな努力が報われましたかね。3年時に1万29分25秒を記録すると、一年後の3年時学生ハーフで63分23秒のチーム2位の成績!一気に次年度の主力候補に挙がりました。

 最終学年実りますね。主力が整わなかったこともあり、主要大会デビューがいきなり全日本予選3組。通過に向けて大事な組でしたが、なんと組3位の快走!一気に主力の一人になりますね。

 出雲駅伝でアンカー抜擢、さらに全日本駅伝も7区で完全に主力でした。区間11位でしたが、他校のエースと揉まれます。最初で最後の箱根も主要区間…かと思われましたが、調子が合わなかったのか起用されませんでした。

 非常に惜しまれますが、先輩が活躍している埼玉医科大Gへ。さらに実力を伸ばせるか注目です。

大濱 輝14分28秒99/29分28秒99/63分54秒

高3:14分45秒
大1:
大2:
大3:箱根8区5位、出雲補欠
大4:全日予選補欠

 大濱選手も3年時びっくりでしたね。2年時まではハーフも67分前後あたりでまだまだ目立っていませんでした。それが3年秋にいきなり1万m29分28秒で台頭してきて、出雲メンバーに入ります。

 全日本駅伝は入りませんでしたが、箱根本戦はメンバー入り。とはいえ、出走を予想していた方はファンでも少なかったのでは??当日8区出走、シード権争い上のチームを区間5位の快走で引きあげました。この時は中学大の選手層、粘り強さにも感嘆した記憶があります。

 学生ハーフ63分54秒で走った直後、4年目春先はよくて全日本予選はメンバー入り。ただ、秋になって調子が上がって来ず最終学年はメンバーには入れませんでした。それでも、3年時の箱根は5年連続シード権確保に大きく貢献する走りでした。

大津吉信・藤田大智選手

大津吉信14分23秒58/29分35秒64/65分03秒

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:箱根補欠

 大津選手もこつこつ積み上げてきた選手ですよね。下級生の頃はまだ目立っていませんでした。3年時の学生ハーフで65分03秒まであげてきました。

 その中で最終学年での成長は際立っていたと思います。4年秋に1万29分35秒を出して猛アピール。陸マガ本では山登り5区を希望していました。箱根出走はならずもメンバーに入りました。箱根後も練習を継続し、守谷ハーフ65分06秒の成績で有終の美を飾っています。

藤田大智14分22秒63/29分52秒22/64分00秒

高3:14分25秒93/高校6区4位
大1:箱根9区12位、全日本5区9位、出雲補欠
大2:箱根10区17位、全日本補欠、出雲補欠
大3:
大4:全日予選補欠

 西脇工業高出身で高校駅伝6区4位は中々魅力でしたよね。大学での台頭も早く、秋には1年生3番手の位置にはいた選手。出雲駅伝でメンバー入りすると、全日本駅伝で早くもデビュー。5区区間9位は当時の実績からは大健闘でした。

 箱根前ベストは1万m29分52秒、ハーフ64分00秒でロード系でした。いきなり復路のエース区間9区を任されて区間12位と好成績。シード権確保に貢献します。

 2年時も三大駅伝すべてにエントリー。箱根は暑さと向かい風に強いとのことでアンカーに抜擢。シード権ギリギリの10位でタスキを受けます。天候としては藤田選手向きでしたが、全くの不調。11位のチーム(なお、順大花澤選手)に大きく追い上げられます。

 100m差まで追い上げられたそ残り3㎞で懸命のスパート。曲がり角を折れた瞬間に猛ダッシュし、相手の戦意を削ぐという、川崎監督の無茶ぶりに応えて、逃げ切って総合10位フィニッシュを切っています。

 ここから、というところ3年時は故障などもあったかほとんどレースに姿を見せず、主要大会エントリーはありませんでした。懸命に体を戻した4年時春5千14分22秒のベスト、全日本予選のエントリーに入りました。

 ロードシーズン本格復活かと思われましたが、残念ながら試合に出てこれませんでした。それでも気持ちを切らすことなく練習、守谷ハーフで64分50秒と結果を残して競技を引退します。

横川 巧・高砂大地・石原圭祐選手

横川 巧13分52秒45/28分29秒12/63分05秒

高3:14分08秒84/都道府県1区3位
大1:箱根3区12位、全日本2区8位、出雲1区10位、日本IC5千、全日予選2組31位、関東IC1500m12位5千16位
大2:箱根3区16位、全日本補欠、出雲2区4位、
大3:
大4:日本IC5千
進路:JR東日本

 この2人を語らないわけにいかないですね。横川選手は現役で実業団でも競技を続けます。14分08秒の好記録、都道府県対抗駅伝1区3位の好成績を残していた中央学院大としては大物ルーキーでした。とはいえ、一般ランナーの3分の1くらいしか距離を踏めないなど、面白いポイントも。

 最初の学年はフル活動でしたね。5000mは早くも13分台へ、関東インカレは1500mと5千どちらも入賞に近い位置、全日本予選2組は失速でしたが、いろんな経験を積んでいきます。ハチマキ姿も大きく印象に残っています。

 出雲駅伝は最初の飛び出しにヒヤヒヤしましたが、最低限の区間10位で繋ぎました。全日本駅伝では2区を任され区間8位の好走、一人でガンガン行くスタイルが合っていたでしょうか。

 上尾ハーフで63分05秒のベスト、箱根駅伝3区に起用されます。14位でタスキを受けると、ものすごい勢いで突っ込んでいき、どんどん順位を上げていきます。一時6人抜きの8位まであげますが、ラストはもたずに13位リレー。強烈なインパクトを残した最初の箱根路でした。

 2年春は故障がちでしたが、夏を超えて成長。1万m28分29秒の記録を残して、さてどんな成長曲線を描いていくか注目されましたが…ここが大学のピークでしたかね。

 出雲駅伝は2区区間4位でまずまずの結果でしたが、全日本駅伝は故障で欠場。箱根には間に合わせましたが3区16位の失速。シード権が一時危うくなる場面でした。ここは川崎監督もおかんむりの場面だったり…。

 ここからは故障が多くなり、中々継続的に試合に出れない日々に…。たまに1500mや5千mでまずまず走るのですが、主要大会はやはりエントリーされず。それでも4年時少し走れた時期に、日本インカレ5000mに出場。最下位でしたが、少しでも走る姿を見れて良かったです。JR東日本が環境が適していることを祈ります。

高砂大地14分03秒83/28分54秒13/65分12秒

高3:14分14秒09/都道府県1区9位、高校1区7位
大1:箱根2区15位、全日本4区3位、出雲6区3位、全日予選3組6位、関東IC5千11位
大2:箱根補欠、全日本4区10位、出雲3区9位、関東IC5千11位1万19位
大3:箱根5区9位
大4:

 幻のエース選手、いや一度は中央学院大のエースになった選手です。高校時代の5千持ちタイム14分14秒は去ることながら、高校駅伝と都道府県対抗駅伝1区の好成績は魅力でした。

 すぐに能力は開花し、関東インカレ5千11位の成績。全日本予選3組6位は新人離れの好成績でした。早い段階で1万m28分台を記録すると、出雲駅伝でいきなりアンカー抜擢。1区横川6区高砂は話題になったのですよね。

 チームも上位で走り総合4位で高砂選手の元へ。すぐ後ろに後のMGC4位の駒大4年大塚選手がいたのですが、区間3位の走りで寄せ付けず総合4位キープは駅伝ファン衝撃のデビューでした。

 さらに全日本駅伝4区でも区間3位の好走でチームを並みに載せる走り。久しぶりのシード権確保に貢献しています。箱根もいきなり2区。最も、この時は直前で故障があった中、順大塩尻選手に付いて行った影響で区間15位。とはいえ、将来の楽しみでした。

 ただ、2年時に停滞します。関東インカレは昨年並みでしたが、出雲・全日本駅伝は額面割れ、そして箱根は欠場してしまいます。そこから長いトンネルに。試合にも全く出れる状態ではなかったみたいです。

 それでも3年目、箱根駅伝はめざします。10月から準備してぶっつけで箱根駅伝山登り挑戦は驚きました。シード権の大事な局面の中、区間9位は大健闘といっていい成績でした。

 その後、守谷ハーフで優勝して最終学年に復活…と思われましたが、春に本人のTwitterより引退宣言。短かったですが、大学駅伝ファンに大きなインパクトを残した選手です。

石原圭祐/29分50秒69/64分41秒

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 もう一人、主力になりかけた選手がいるのですよね。石原選手は1年時の上尾ハーフで早くも65分付近。1年生では4番手だったのですよね。

 ここから足踏みの時期もありましたが、3年守谷ハーフで2位に入ると、学生ハーフで64分41秒。まだこれからと思われましたが、彼も4年になって部員名簿から名前がなくなりました。就職活動に専念かな?次の人生を歩んでいます。

杉山拓郎・金井優介・須永康幸・打越晃汰選手

杉山拓郎14分28秒01/29分49秒11/66分05秒
高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 杉山選手も最終学年になって上がってきましたね。1万m29分49秒の記録を出して、諦めずに目指します。勝負の上尾ハーフ66分05秒のベストでしたが届きませんでした。

金井優介14分28秒26/29分46秒11

高3:14分38秒00
大1:関東IC3障
大2:
大3:
大4:

 金井選手は、実は1年時に関東インカレ3障に出場しています。1年時上尾ハーフで65分35秒の好成績を残しています。4年春まで試合に出場、トラックでベストを出しましたが、箱根前にマネージャーになっています。最後、守谷ハーフには出場していましたね。

須永康幸14分30秒55/29分26秒91/64分22秒

高3:
大1:
大2:
大3:
大4:

 須永選手もハーフ65分台を出すのは速かったですね。1年時に上尾ハーフで出しています。その後足踏みが続きますが、3年時の上尾ハーフで64分23秒、さらに学生ハーフで64分34秒と安定した走力をつけています。

 最終学年4月に29分26秒のベスト!これからメンバーに入ってくるかと思われましたが、これが実質ラストレースになったのは故障か何かでしょうか…。箱根前にマネージャーになっています。守谷ハーフには出場、こういうのもいいですね。

打越晃汰14分37秒50

高3:14分45秒28/高校2区14位
大1:関東IC3障
大2:
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大4:

 高校駅伝2区14位とまずまずスピードがありましたよね。関東インカレ3障に出場しています。長い距離はちょっと苦戦、1年時に66分台をマークしてしますが、中々ここから上がれず。3年時学生ハーフも67分台にとどまりました。

 これを機に、マネージャーに転身。チームを支えていました。守谷ハーフにも出場。チーム最下位ながら完走。思い思いのペースで最後同級生と同じレースに出られるのはほっこりしますね。

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