2日間朝早く寒い中応援して頂き、本当にありがとうございました。部員一同御礼申し上げます。
初のシード権獲得、大学最高順位の5位で終えることが出来ました!
来年度は出雲、全日本、箱根と3大駅伝に出場します!!引き続き応援よろしくお願い致します。#ばちこり東国#紺青奮迅#東京国際大学 pic.twitter.com/nqbrtGIoZB— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) January 3, 2020
少し遅くなりましたが、
各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。
全日本駅伝初出場初シード、箱根駅伝も初シード権と歴史的な年度となった東京国際大学です。
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【東京国際大学】大学駅伝2019-2020振り返りと卒業生特集
東国大も台風の目になるのではないかと言われていて、見事に達成したチームですね。もう一度振り返りましょう。本当に過去箱根駅伝でシード権を獲得したことが無く、全日本駅伝に出場したことがなかったチームだとは思えない程粘り強かったです。
全日本大学駅伝予選会2019結果
4組:1位イェゴン ビンセント①28分04秒55 10位伊藤達彦④28分58秒58
3組:7位真船恭輔④29分37秒79 17位佐伯 涼③29分47秒74
2組:5位佐藤雄志④30分05秒76、6位丹所 健①30分07秒56
1組:6位内田 光③30分04秒85、18位熊谷真澄③30分26秒32
1組-2組総合(2組合計)-3組総合(3組合計)-4組総合(4組合計)
5-2(1)-2(6)-1(1)
前日にオーダーが発表になってかなり評価が分かれたと思います。中堅どころの4年生の選手が全員オーダーから外れていて、僅か5枠しかない出場枠、勝ち取れるのか疑問がありました。
それが見事でした。1組で3年内田選手が6位と好発進、熊谷選手も中位で総合5位スタートすると、2組が凄かった。4年佐藤、そして驚きの起用だった1年丹所選手が組5位6位、2組合計トップで、総合2位に浮上します。
3組主力の真船選手は組7位、佐伯選手も中位で粘って総合2位をキープ。自信があった最終組につなぎます。新たな留学生ビンセント選手が28分04秒で全体トップのタイム、日本人エース伊藤選手も日本人トップ争いをして28分台。もちろん、総合トップに浮上!初出場をトップ通過で決めます。
これは本当に東京国際大、今年は強いぞと思わせるに十分な成績でした。
箱根駅伝予選会2019結果
3位イエゴン ビンセント①62分23秒
5位伊藤達彦④62分34秒 27位相沢悠斗④64分22秒 38位山瀬大成④64分41秒
50位丹所 健①65分00秒 73位真船恭輔④65分21秒 93位菅原直哉④65分33秒
102位佐伯 涼③65分41秒 108位杉崎 翼③65分48秒 132位加藤純平③66分06秒
上位10名
142位佐藤雄志④66分20秒 168位草場大地③66分42秒
5㎞-10km(5㎞間)-15km(5㎞間)-ゴール(7.195㎞間)
5位-5位(3位)-1位(1位)-1位(1位)
突然の酷暑となった箱根予選、トラックで素晴らしいスピードを見せるビンセント選手も、伸び切らず62分23秒に留まる中、力強いチーム力が発揮されました。夏にユニバーハーフ銅メダルを獲得した伊藤選手がさらに逞しくなっていて、日本人トップの62分34秒のタイムでゴール。
さらに同学年相沢・山瀬・真船・菅原選手が安定した走り、その間に注目ルーキーとなった丹所選手もしっかり65分00秒でゴール。その後に佐伯、杉崎選手ら3年生の選手が続いて、全体順位をまとめてきました。特に15㎞以降、ぐっと全員がしっかり走り切り、初のトップ通過。これまで6位通過が最高だったのを大きく上回りました。
全日本大学駅伝2019結果
1区(9.5㎞)14位山谷昌也①28分20秒[14]0:31
2区(11.1㎞)1位伊藤達彦④31分17秒[1]
3区(11.9㎞)11位芳賀宏太郎②34分30秒[5]0:49
4区(11.8㎞)9位相沢悠斗④34分51秒[7]1:33
5区(12.4㎞)4位真船恭輔④36分35秒[6]0:59
6区(12.8㎞)10位山瀬大成④38分48秒[7]2:21
7区(17.6㎞)12位内山涼太④54分00秒[6]2:54
8区(19.7㎞)1位ルカ ムセンビ①57分14秒[4]2:20
箱根予選から中7日で行われた全日本大学駅伝。前半は、1区と3区を予選を走っていない若手の山谷・芳賀選手、その間の2区をエース伊藤選手で組みました。山谷選手が14位ながらなんとか31秒で繋ぐと、エース伊藤選手が、大エースに変貌します。じわじわ順位を上げるとCM間にいつの間にか単独トップ!差は少なかったとはいえ13人抜きの離れ業を見せます。
3区で5位まで落ちますが、4区5区6区は箱根予選で力を見せた4年相沢・真船・山瀬選手の3人。真船選手の区間4位の好走もあってシード権内の7位に。長距離区間は箱根予選走っていない選手で、7区は主将の内山選手が務め、区間12位ながらも総合6位に浮上。
さらに、もう一人の留学生、仙台育英高から上がって来たムセンビ選手が、駅伝での強さを発揮!1年生歴代トップの走りとなる57分14秒の力強い走りで、総合4位まで浮上する大健闘!メンバーを入れ替えても、しっかりと高い総合力をキープしての成績となりました。
箱根駅伝2020結果と振り返り
1区13位丹所 健①63分02秒[13]1:49
2区2位伊藤達彦④66分18秒[8]0:46
3区1位イエゴン ビンセント①59分25秒★[1]
4区12位佐伯 涼③62分53秒[2]1:02
5区10位山瀬大成④72分55秒[3]3:17
6区17位大上颯麻①60分26秒[4]5:25
7区7位真船恭輔④64分02秒[5]6:04
8区5位芳賀宏太郎②65分51秒[5]7:30
9区3位相沢悠斗④69分04秒[3]8:21
10区9位内山涼太④70分31秒[5]9:04
1区丹所選手…4年生の主力選手で固めてくるかと思われましたが、ルーキー丹所選手に。今年の勢いはチームの中でもトップクラスの選手。ハイペースの中、中盤付近でトップ集団からは脱落するも、その後も粘りの走りでトップから1分49秒差の総合13位とまずまずの位置でリレーします。
2区伊藤選手…3年連続エース区間2区、そして今年になって一気に学生長距離界の顔の一人となっていた伊藤選手。すぐに順位を上げていきます。5㎞過ぎに東洋大相澤選手に追い付かれてから、横に並び、かなり長い間並走した”ランウェイ”は非常に話題になりましたよね。
一緒に並走しながら順位を上げていきます。20㎞を過ぎて引き離されましたが、5人抜きで総合8位に浮上、個人では66分18秒の区間2位タイの非常に好記録で大いに駅伝ファンを沸かせる走りでした。
3区ビンセント選手…『異次元だよなぁ』彼が入学した当初から感じていたのですが、初登場の箱根駅伝でいきなりものすごい走りをして見せました。中間点過ぎでトップに立つと、そこからさらに加速!なんと従来の区間記録を2分以上上回る大記録!ハーフマラソン換算で世界歴代上位に入る好記録でした。物凄い選手見つけたものですねぇ。東国大としても、初のトップ中継となりました。
4区佐伯選手…2年ぶり2度目の箱根路の佐伯選手、一人で自分のペースでひた走ります。途中で区間記録ペースで追いついてきた選手には交わされましたが、それ以外の選手には逆転は許さずに総合2位中継。個人としても区間中位で踏ん張り切りました。
5区山瀬選手…過去最高往路12位の東国大が、どこまで上位で往路出来るか。前回8区の山瀬選手をこちらに持ってきました。山登り名手と言われる2選手に交わされ、総合4位に順位を落としますが、自分のペースで踏ん張り3位の選手は視界に捉えたまま走り続けます。
下りを超えてから、前の選手がじりじりと失速。大志田監督からの「追い抜け」との指示に、死に物狂いで応え、往路FINISH直前で3位に浮上。初めて総合首位で中継、区間記録を作り、そして往路ゴールは3位、今までシード権がなかったチームとは思えないほどの躍進ぶりでした。
6区大上選手…事前に記録会の出場が少ない中エントリーに入っていた1年生の選手。往路復路共に1年生になりましたね。すぐに1校交わされてから、一時ペースが落ちる場面もあり、60分オーバーで区間17位。ただ、1年目の選手、これからの上積みは充分に期待できそうです。
7区真船選手…過去2年、1区と3区と往路の重要区間を担っていた真船選手を7区に。やはり今年度の東京国際大は選手層が厚く、オーダーに余裕がありますね。後ろから故障明けだったエースを起用した大学に交わされますが、区間7位と安定感を発揮。総合5位とまだまだ高順位を続けます。
8区芳賀選手…前回7区の芳賀選手を8区へ。4位のチームがスローで入った事もあり、一気に前を追いかけていきます。遊行寺の坂を超えてもしっかりと粘りのレースを披露。区間5位の高順位で復路終盤に託します。
9区相沢選手…3年連続の箱根路の9区。前回4区は直前の不調で区間下位でしたが、今回は満を持しての9区。序盤から区間3位争いのペース。苦しくなる15㎞以降のペースを最速で駆け抜ける場面もあり、4年間の成長を見せました。一気に2校を交わして、再度総合3位に浮上します。
10区内山選手…
2年連続10区、そして今年は主将として締めを任されました。設定タイムを守りながら2チームによる3位争いを繰り広げます。ただ、中盤以降に2校に追い付かれたのはちょっと想定外だったようで焦った場面もあったか?今年は本当に高速化でした。4校による3争い、懸命のラストスパートをかけますが、最終的には総合5位に。
それでも過去最高15位の東国大が、10以上もジャンプアップして、5位でゴールテープを切ったのは、快挙。3位惜しかったところは、大志田監督「簡単に取れなくて良かった」と総評。これからの大学駅伝勢力分布図の交代を予感させる躍進でした。
【東京国際大学】箱根駅伝2020年3月卒業生特集と進路
今の4年生が入学する直前に、箱根駅伝初出場を果たすのですよね。ただ、入学1年目はまさかの箱根予選落ち、厳しさを味わいます。
そこから、東京国際大を箱根駅伝常連にするべく、練習に励んだのですよね。結果、2年時に2年ぶり2度目の出場で17位、3年時箱根15位、そして最終学年は…皆さんご存じの通り大きく飛躍した年となります。
4年間の駅伝成績とその前の年の成績
高3:箱根17位、箱根予選19位、全日予選17位
大1:箱根予選15位、全日予選11位
大2:箱根17位、箱根予選10位、全日予選14位
大3:箱根15位、箱根予選6位、全日予選12位
大4:箱根5位、全日本4位、箱根予選1位、全日予選1位
この躍進をささげた4年生の選手たちを、見送りましょう。
伊藤達彦選手
伊藤達彦13分53秒34/28分26秒50/61分52秒
高3:14分33秒10
大1:予選166位、全日予選3組36位
大2:箱根2区15位、予選28位、全日予選3組18位、関東IC1万
大3:箱根2区11位、全日本補欠、予選32位、全日予選2組16位、関東IC5千
大4:箱根2区2位、全日本2区1位、予選5位、全日予選4組10位、関東IC1万23位
進路:Honda
いやぁ、学生長距離界ビッグな存在に成長しましたよね。高校時代は中堅くらいのランナーが、ここまで毎年順調に成長していった例って本当に珍しいですね。
当時、箱根駅伝に初出場したばかりのチームで戦力になるのは速かったですよね。1年春に1万29分48秒を記録して、やっぱり東国大きてるなぁなんて思ってました。全日本予選は、初出場を目指す中いきなり3組に抜擢。さすがに36位と結果は出せませんでしたが、一つ大きな経験をします。
箱根予選は、チームの作戦はうまくいかず、無念の予選敗退となりますが、本人は166位と初挑戦でまずまず走っています。このころはまだまだ全体的には目立ちませんでしたが、それでも東国大駅伝部の事情通は、伊藤選手は将来エースになっていくという話もありました。
2年から一気に伸びてきて、関東IC1万に出場、全日本予選は同じ3組で18位と戦えるようになってきます。箱根予選は28位で学内2位のタイムで2年ぶり通過に貢献します。1万28分46秒を記録し、初の箱根路は2区で登場。最下位でタスキをもらい、順位は上げられませんでしたが区間15位で走り切ります。
3年春は絶好調で5千など自己ベストを更新します。ただ、関東IC直前で調子が落ちてしまい、全日本予選も2組が精一杯だったのがちょっと惜しまれることに…。箱根予選個人32位で復調してくると、1万m28分28秒の自己ベスト!箱根は上位でタスキをもらい、権太坂まで常連校のエースとバトル、終盤苦しくなりますが区間11位と踏ん張ります。
そして、ここからさらにブレイクするのですよね。学生ハーフで驚きの61分52秒のタイムを叩き出して、ユニバーハーフの代表に選出されます。最終学年、春は関東ICに状態を合わせられなかったのが残念ですが、全日本予選はついに最終組に登場し28分台。初出場に駄目押しします。
夏、ユニバーハーフで銅メダルを獲得すると、そこからさらに伸びてきます。酷暑の箱根予選は終盤に日本人トップ集団を抜け出すと、留学生選手を何人か捉えたうえで5位。チームのトップ通過に大きく貢献します。
さらに全日本駅伝では2区で登場、14位でタスキをもらうと、圧巻の13人抜きでトップを快走!2区は他の大学もエース級の選手を投入していただけに、ここまで圧倒して区間賞を獲得するとはだれが予想したでしょうか?本当に強くなっていること、多くの駅伝ファンが知ることになりました。
八王子LD28分26秒でベストを出した後、満を持して3年連続の2区。序盤から快調のペースで走り出すと、5㎞過ぎからは東洋大の選手と、大きく話題になる”ランニングデート”状態に。最高のメンタルで競合う中、区間2位66分18秒の快記録!箱根の歴史に名前を刻みました。
その後の都道府県対抗駅伝でも元気な姿を見せましたね。強豪Hondaに進みますが、さらなる成長曲線を描いていくのでしょうか??個人的には、毎年惜しいところで逃し続けている、NY駅伝初優勝達成のキーマンになるのではと思ったり??ここでの快走にも期待ですね。
箱根駅伝で“世紀のデッドヒート”を演じた雑草ランナー・伊藤達彦が思い描く世界への道筋 – エキサイトニュース https://t.co/4HHzESziW5 @ExciteJapanさんから
— 寺田的陸上競技WEB (@rikujouterada) February 27, 2020
真船恭輔選手
真船恭輔14分18秒14/29分27秒62/63分13秒
高3:14分18秒14/高校7区8位、IH3障12位
大1:予選135位、全日予選補欠、関東IC5千
大2:箱根1区20位、予選89位
大3:箱根3区11位、予選80位、全日予選2組13位、関東IC1万
大4:箱根7区7位、全日本5区4位、予選73位、全日予選3組7位
高校時代の5千mの持ちタイムが最も高かったのは真船選手なんですよね。IHや高校駅伝も出場していて、特に注目が集まった選手だったかな?大学入学直後から関東ICにも選出されたのは期待が高かったですかね。
最も大学通じてみると、真船選手は主要大会での安定感が武器だった選手でしたよね。1年時の箱根予選もチームが崩れる中、135位はしっかりまとめきったと思います。
2年時も記録会ではそこまで目立たなかった中、予選順位を89位に浮上させ、チームの2年ぶりの通貨に貢献。箱根は1区を任されます。1万m28分前半を持っている選手が引っ張る展開に、さすがに後れを取りますが、自分のペースで走り切って、2区に繋ぎます。
3年時は春先は不調、関東IC1万にこそ出場しますが、全日本予選は欠場予定でした。ところが、出走者が当日に体調不良となり緊急出走。そんな中2組登場で中位にまとめきったのは、ある意味主要大会に強い真船選手の真骨頂だったかも?
ここからさらに強くなっていきますね。箱根予選もしっかり走り切ると、箱根は3区に回り、ここでは高速化が少し見られている中区間11位の粘りの走り、その後の学生ハーフ63分13秒とベスト記録を出します。
最終学年は、主要大会の出場頻度も上がりました。全日本予選3組に登場すると7位の好走、4年連続出場の箱根予選は最高の73位、さらに中7日となった全日本駅伝では初出場初シード権へ向け、チームの流れを左右する場面で登場し、5区4位の好走。さすがの安定感でしたね。
最後の箱根はやや意外の復路7区で登場、現時点では格上の高校時代の同級生と並走する場面もあったことでも大いに話題になりました。進路は八千代工業ですかね。前年はまさかのNY駅伝出場を逃していますので、まずはそこで力になってほしいと思っています。
相沢悠斗・タイタス モグス選手
相沢悠斗14分10秒52/29分54秒23/63分13秒
高3:15分01秒67
大1:
大2:箱根10区6位、予選122位、全日予選2組32位
大3:箱根4区17位、予選20位、全日予選4組29位、関東IC1万
大4:箱根9区3位、全日本4区9位、予選27位、全日予選補欠、関東IChalf
進路:コニカミノルタ
東京国際大は、出場が安定しだしてから、多くの選手が高校時代の自己ベストを更新して、育成が非常にうまいと話題になりました。相沢選手は特に、高校時代のベストは5千15分01秒。育成の東国大の真骨頂ともいえる選手です。
2年生になってから少しずつ台頭してきて、全日本予選2組出走、さらに箱根予選出走メンバーにも選ばれ122位と粘りの走りでチームの出場に貢献。箱根は10区を任されると、一斉スタート組の中で上位でゴール。区間6位の好走でした。競り合いで+αが生まれる選手というのも活きましたね。
3年時には全日本予選で4組を任されるなど、完全にチームの主力選手の一角に。箱根予選は20位と大きく躍進。箱根は1区希望していました。ところが直前に状態が落ち、4区に回るも区間17位と悔しい走りに…。この時はうまくいかなかったですね。
その後、しばらく不調に。関東ICハーフもうまくいかず、全日本予選は、他の選手が好調と言うこともあり補欠になります。それでも夏を超えてぐっと力を上げてきて、箱根予選は27位と粘ります。
初出場の全日本駅伝4区9位の成績、そして最後の箱根はやや予想外の9区。単独走どうかなと思いましたが、5位でタスキをもらうと積極的に飛ばします。後半に4位のチームの追いつくと激しいバトル。前のチームも捉えて3位に順位を上げて襷リレー。個人も区間3位の好走!これは駅伝ファンも沸いたのでは?強豪コニカミノルタでも、やっていく力がついていましたね。
タイタス モグス13分36秒78/28分16秒35
高3:
大1:予選DNF、関東IC5千17位
大2:予選補欠、日本IC1万18位、全日予選2組14位、関東IC5千3位
大3:箱根1区8位、予選12位、全日予選補欠
大4:
もう一人、早い時期に主力となっていた選手を紹介しておきましょう。東国大3人目の留学生のタイタス選手です。トラックの持ちタイムは非常に良かったですよね。
1年時の箱根予選は途中まで快調に走るも、15㎞手前で脚を痛めてしまい棄権。2年時関東IC5千3位に入る活躍もあったり、下級生の頃は安定感はもう少しでしたかね。
それでも3年時の秋頃から順調に成長しはじめ、2年ぶりの箱根予選は12位と活躍。その後1万mも28分16秒までタイムを縮めてきました。初の箱根駅伝はまさかの1区。一時単独トップで抜け出す場面もあったり、レースを面白くしてくれました。
最終学年の成長が楽しみでしたが、残念ながら退部退学してしまった模様。今もどこかで走っているといいなぁ。
山瀬大成・内山涼太選手
山瀬大成14分23秒50/29分30秒70/64分27秒
高3:14分46秒99/高校6区36位
大1:関東IC3障
大2:
大3:箱根8区6位、予選88位
大4:箱根5区10位、全日本6区10位、予選38位、全日予選補欠、関東IChalf14位
箱根の山で光った山瀬選手は、高校駅伝の出場こそあるものの、決して目立った選手ではなかったですね。
3年の箱根予選でいきなり出てきた印象ですが、実は1年時に関東IC3障に出場していたのですよね。覚えている人はどれくらいいるのかな?(ちなみに自分は覚えていませんでした(汗)
その3年時の箱根予選でいきなりエントリー。予選88位の好成績を出すのですからびっくりです。トラックも1万29分30秒を出すなど、本当に力を付いていることを示します。箱根駅伝は8区を走り区間6位の好走、次年度の活躍が期待できる成績でした。
今年度は、関東ICハーフに出場、全日本予選こそ補欠になりますが、箱根予選ではトップ通過のチームで個人38位と好走。完全に主力の一人になってきます。全日本駅伝本戦でも6区出走にこぎつけています。
最後の箱根駅伝は、ロードでの安定感が生かせる山登りの5区に!2位でタスキを受け、一時4位に落としますが、区間10位と粘りの走り。ラストスパートで1チーム抜き返し、往路3位のフィニッシュ!東国大歴史的な快挙に花を添えます。安川電機でさらに逞しくなってほしいですね。
内山涼太14分05秒47/29分28秒21/63分39秒
高3:14分33秒08/高校4区30位
大1:関東IC1500m
大2:
大3:箱根10区18位
大4:箱根10区9位、全日本7区12位、全日予選補欠
高校時代のベストは14分33秒、高校駅伝主要区間の出場経験もありました。大学入学直後に関東IC1500mでの出走もありました。こうみると、東国大のこの世代、1年時に関東ICor全日本予選の出走が多いですね。
記録会などで少しずつ自己ベストを更新を続け少しずつ台頭。3年箱根前に29分28秒の自己ベストを出し成長をアピール。10区に出場します。ここでは区間18位となりますが、次年度の糧になります。
主将に任命された最終学年、5千14分05秒のベストを出します。秋は箱根予選はエントリーされずに、ちょっと心配になりましたが、全日本駅伝は長距離区間7区出走。初シード権への役目を果たします。
上尾ハーフで63分39秒の好タイムを出して、満を持して2年連続アンカーへ。3位で襷をもらい、高速化に戸惑いつつも、ラスト4チームによる3位争い懸命に奮闘するシーンが印象的でした。3位が見える5位でのゴールは悔しさもあると思いますが、完全燃焼の走りでした。
東京国際大・内山涼太 歴史を作ったキャプテンのラストレースは悔しさとともに https://t.co/Lje64MsNjv
— stg(宗太郎峠) (@soutarou_t) January 10, 2020
佐藤雄志・菅原直哉・牧野光留選手
佐藤雄志14分17秒83/28分55秒41/66分20秒
高3:14分52秒80
大1:予選205位
大2:箱根補欠、全日予選2組14位、関東IC5千
大3:箱根補欠、全日予選3組31位
大4:箱根補欠、全日本補欠、予選142位、全日予選2組5位
ついに駅伝走れなかったなぁ…。高校時代は5千m14分52秒と目立ちませんでしたが、1年時箱根予選のメンバーに選ばれて205位の成績を残しています。
2年時にトラックでぐっと力をつけてきて、1万m29分39秒ベスト。関東IC5千に出場。全日予選2組選出、14位は健闘ですね。ただ箱根予選はエントリーされず、箱根本戦は補欠どまり。3年時も似たような推移となってしまいました。
何とかさらに力を伸ばしたいところ、全日本予選は2組5位と一気に主力並みの活躍!初出場へ向けて勢いをつける走りでした。ただ、3年ぶりの出走となった箱根予選は142位の成績、トップ通過するチームの中では目立たず、全日本駅伝は補欠となります。
その後、得意のトラックで1万m28分55秒の大幅ベストを出しますが、残念ながら箱根駅伝は3年連続補欠。全日本予選3度、箱根予選2度出走しましたが、駅伝には届かない、悔しい結果に…。ロードでもう少し結果が出ていれば…でしたかね。
菅原直哉14分35秒47/30分08秒90/64分10秒
高3:14分53秒51
大1:
大2:箱根補欠、関東IChalf
大3:箱根補欠
大4:箱根補欠、予選93位、関東IChalf
菅原選手も高校時代目立たなかった中、長い距離中心にコツコツ力をつけてきていましたよね。2年時に関東ICハーフ出場、箱根駅伝補欠となたのはロードで光るものがあったからだと思います。
3年時にも箱根補欠になり、その後学生ハーフで64分10秒の大幅ベスト!一概に比較はできないですが、当時の1万mベストは30分08秒。それを考えると、本当にロードで強かったですね。
4年時にもう一度関東ICハーフに出走すると、箱根予選に初選出初出走!93位の成績でチームに貢献します。箱根駅伝山下りの6区候補に挙がりますが、残念ながら故障。雄姿を見ることは叶いませんでした。
牧野光留14分27秒16/29分46秒41/66分28秒
高3:14分29秒98/高校6区5位、IH3障4位
大1:関東IC1万m
大2:
大3:
大4:
彼も非常に期待が高かったですね。IH3障4位の成績、高校駅伝6区5位の成績は持ちタイム以上に期待されたはず。
いきなり結果が出て、1年4月に29分46秒を記録、そのまま関東IC1万mに選出されます。ただ、そこから故障などが多かったですかね…。3年時に5千14分27秒、ハーフ66分28秒の成績を残しますが、主要大会からは遠ざかりました。
チームが一気に力をつけていく中、牧野選手も少しずつ復調。春に1万31分切り、10月ハーフで66分48秒の成績。さらに11月学連記録会で29分55秒と3年半ぶり29分台は諦めなかったからこそ。大みそかの早大記録会でも30分07秒で気を吐いていましたね。
旭化成延岡、形としては市民ランナーに近い形になるのかな?それでも走り続けることは、駅伝ファンとしてはうれしいです。納得いく競技成績が出せればいいですね。
伊藤千裕・鈴木正樹・杉山恭汰選手
伊藤千裕14分34秒81、30分33秒76
高3:14分34秒81/高校6区20位
大1:
大2:
大3:
大4:
もう一人伊藤姓がいるのですよね。14分34秒持ちタイム、当時の東国大としてはまずまず、高校駅伝の経験もありました。ただ、大学ではなかなか頭角を現わせられなかったでしょうか。1万mも1年時の30分33秒がベスト記録でした。
鈴木正樹14分25秒17/29分43秒00/66分10秒
高3:14分37秒82
大1:関東IC3障
大2:全日予選1組38位、関東IC3障5位
大3:
大4:
1年生の終盤から2年春に勢いがあった選手ですね。1年の終盤に伸びてきて1万m29分43秒を記録しています。関東インカレは1年2年時に3障に出場。2年時に5位入賞する活躍をしています。その勢いのまま、全日本予選も出走メンバーに選ばれますが、ここは無念の失速。その後は、中々台頭出来ずとなりました。
杉山恭汰3分54秒62/14分39秒56
高3:
大1:
大2:
大3:関東IC1500m12位
大4:
実はこの学年、もう一人関東インカレに出場していた選手がいるのですよね。杉山選手が3年時に関東インカレ1500mに出場。決勝に進出する活躍をしています。同時期に5千m記録会に出場し14分39秒の記録がありますね。