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【中央学院大学】大学駅伝2019-2020シーズンに向けて~戦力分析や区間予想

2019年の前半シーズンが終了。各大学、夏合宿となっていきますね。

その間に、有力校の現状の戦力分析や、秋の大学駅伝の区間オーダー予想などをしていきたいと思います。

前回箱根駅伝10位の中央学院大学は、今年の大学駅伝で台風の目になれるのでしょうか

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【中央学院大学】大学駅伝2019-2020現状の戦力分析

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主力選手・駅伝成績まとめ

10000m持ちタイムトップ10
※関東インカレ2部
横川 巧④28分29秒12≪18:箱3区16位、17:出2区4位、箱3区12位、16:全2区8位、出1区10位≫
川村悠登④28分39秒39≪19:箱1区14位、18:出1区4位≫関東IC1万、全予4組19位
髙橋翔也③28分54秒68≪19:箱2区16位、18:全1区6位、出3区8位、箱4区10位、17:全6区6位、出5区6位、16:高1区24位≫全予2組4位
有馬圭哉④29分08秒76≪19:箱4区6位、18:全8区11位、箱8区10位、17:全7区7位≫関東ICハーフ、全予1組22位
小島慎也①29分09秒34≪19:全国1区16位≫
石綿宏人③29分11秒06≪19:箱10区9位、18:全6区10位、出6区8位≫
栗原啓吾②29分11秒79★≪19:箱3区13位、18:全3区9位、出2区9位≫関東IC5千、全予4組22位
青柳達也②29分20秒46★全予1組3位
加瀬蒼一郎②29分25秒54
長山瑞季④29分25秒67★全予3組2位

その他、有力選手
須永康幸④29分26秒91
大濱 輝④29分28秒99≪19:箱8区5位≫
城田 航④29分33秒62
小野一貴②29分37秒97★関東IC1万、全予2組14位
吉田光汰②29分39秒41★≪19:箱7区16位、18:全4区14位、出4区6位≫関東IC3障優勝
藤井雄大④29分42秒22≪18:全6区13位≫
川田啓仁①29分46秒71≪19:全国5区11位≫
藤田大智④29分52秒22≪18:箱10区17位、17:箱9区12位、16:全5区9位≫

 チームの総合力は、エースクラス、中堅クラス、レギュラー争いを含めて、結構高いのですよね。春は万全ではなかったものの、4年川村・3年髙橋選手がエースクラスで、駅伝でも前半の主要区間を担当してチームを引っ張っています。彼らが戻ればいいチームになります。

 これに粘りある2年栗原選手に同じ2年で3障で前半戦見せた吉田選手、さらに4年有馬選手・3年石綿選手らがも有力ランナーですね。これに新戦力が加わってきて、全日本予選で好走見せた4年長山、2年青柳・小野選手もこれからが楽しみ。

 また4年生はまだ走れそうな選手がいて、長い離脱から復帰しつつある4年藤田・横川選手は箱根駅伝経験者、須永・大濱・城田・藤井選手もレギュラー候補。また1年では1万mで好記録を持つ小島選手、さらに記録を伸ばしてきた川田選手がいます。29分台の基礎走力を持つ選手は、全大学見てもトップクラス、このレギュラー争いも見物のチームです。

吉田選手が関東IC3000m障害連覇!2年好調でレギュラー争いは過熱

 個人単位でみて大きく話題になったのは、2年吉田選手ですね。昨年の1年時、大学に入ってから3障を初めて1か月、いきなり表彰台に立って、大学長距離ファンを驚かせた選手。あれから1年、三大駅伝すべて出走するなど走力をつけて久々に臨んだ2度目の関東インカレは、2部レベルでは敵なしでした。今後も3障は注目です。

 さて、その吉田選手が、駅伝関係では、レギュラー争いになるくらい、チームの底上げが進んでいます。4年生で叩き上げの選手がまず順調で、長山・須永・大濱選手らが10000m29分台を出して、ラストシーズンでの飛躍を狙います。

 さらに、吉田選手と同じ2年生が順調。栗原選手は次期エース候補となってきていますし、青柳・加瀬・小野選手らも10000m29分台を早い段階でマーク。チームとして大きな試合となる全日本予選で誰が走るのか、駅伝ファンでも意見が割れるほどの選手層でした。

主力選手複数不調の中…落ちなかった全日本予選

 とはいえ、今年は主力選手があまり芳しくなかったのですよね。箱根駅伝で1区2区を走った4年川村・3年髙橋選手が、思ったほど結果を出せず。川村選手は1万m30分台が連続、髙橋選手は関東IC欠場していました。さらに駅伝で活躍があった4年有馬・3年石綿選手も不調に陥っていて、出走できるかどうかでした。

 それを新戦力組が救いましたね。1組で青柳選手、2組で小野選手、3組長山選手と実質主要大会が初だった選手がしっかり粘り切りました。2組に回った髙橋選手、3障から急ピッチで仕上げて3組に入った吉田選手も起用に応えました。

 通過圏内の中で迎えた最終組は、まだ不調から脱していない川村選手と抜擢された川村選手。結構早い段階で集団から落ちてヒヤリとしますが、しぶとくレースを進めていくのは、このチームならでは。激戦の最終組をまとめ上げ、通過圏内に踏みとどまりました。

4年の長期離脱者復帰、1年生の光る走りも

 これだけの選手層を築き上げた中、6月~7月の記録会で懐かしい選手が顔を出しました。入学時、スピードランナーとして大きな期待があった4年横川選手。2年時までに大学駅伝5度走っていますね。昨年から故障が多くなり、中々試合に出れませんでしたが、5000m14分10秒台まで復調。秋まで継続できれば…

 また、箱根駅伝で1年時9区、2年時10区といきなり長丁場の区間を任されていた藤田選手も記録会復帰してきましたね。ロードのイメージの選手ですが、5000mなどトラックでベストが出ていて、最後にまた登場はあるのでしょうか?

 これに1年生もいいですね。高校時代に独走で10000m29分09秒をマークしてびっくりしたのが小島選手。春先は目立ちませんでしたが、夏前に29分台を出すまで、状態アップ!さらに大学入ってから川田選手が大きく成長し彼も29分台。中央学院大の育成力でぐっと上がっています。さて、秋の駅伝で誰が出走するのか??

【中央学院大学】大学駅伝2019-2020オーダー予想

出雲駅伝2019オーダー予想

1区(8.0㎞)川村悠登④
2区(5.8㎞)栗原啓吾②
3区(8.5㎞)髙橋翔也③
4区(6.2㎞)横川 巧④
5区(6.4㎞)吉田光汰②
6区(10.2㎞)小島慎也①

 ひとまず出雲駅伝は主力が順調ということで固めました。というか、最初の3区間は、実は前年と全く同じです。川村選手は競り合い強いですし、栗原選手は最短だけど激戦の2区、髙橋選手3区でここまでひとまとめ。昨年はここまでで総合6位でしたが、同じメンツで今年どうなるかみたいですが…

 そして4区に順調なら、思い切って投入してみたい横川選手。うまく追い風に乗ってくれれば、いい追撃になるのですが…。また思い切った突っ込みが見たい。流れを受けて5区は吉田選手。昨年好走した4区から一つずらしています。できる限り上位でアンカーへ。

 最後の6区は育成区間にするのも面白いかなと思って、1年生の小島選手を思い切って入れています。単独走で記録を出したこともある選手ですので、成長すれば終盤の長距離区間が向くはずと思います。自分の走りができれば。

全日本大学駅伝2019オーダー予想

1区(9.5㎞)髙橋翔也③
2区(11.1㎞)横川 巧④
3区(11.9㎞)栗原啓吾②
4区(11.8㎞)小島慎也①
5区(12.4㎞)青柳達也②
6区(12.8㎞)吉田光汰②
7区(17.6㎞)川村悠登④
8区(19.7㎞)石綿宏人③

 選手の状態によりけりで何とも言えない感じ…。有馬・石綿選手が復活していれば、彼らで7区8区を埋めて、川村選手ら主力選手らを惜しげもなく投入してもいいのですが…。

 今回は川村選手を7区に入れてみるオーダーで考えます。一度は1区以外も経験させたい。全日本1区の重要度はちょっと下がったので、ここで敢えていつもと違うオーダーに。そしていろんな組み方がありますので。

 1区は前年同様髙橋選手、しっかりトップに近い位置につけてもらう。そして2区横川選手を投入してトップ争いを夢見たいですがどうでしょうか?潜在能力はそのくらいある選手ですが、夏開けてどうなってるかなぁ…。

 いい流れができている状態で、次期エース候補の2年1年を並べています。3区は前回うまく凌いだ栗原選手。今年は攻めていくことができるでしょうか?4区は全日本予選好走した青柳選手。1年出雲以来の大学駅伝で成長を見せることができれば。

 5区吉田選手は、前回失敗した4区からは一つ先の区間へ。ここで10㎞以上の距離もしっかり走れるようになれば。6区は少しずつ展開がバラけるところで1年小島選手。もう自分のペースでガンガンいってくれればと思っています。

 7区8区に先の川村選手と石綿選手。石綿選手は夏前に復調傾向がありましたので、順調なら逞しくなっていると思っています。もう一度シード権獲得に向けてうまくまとまれば。

箱根駅伝2019オーダー予想

1区(21.3㎞)川村悠登④
2区(23.1㎞)髙橋翔也③
3区(21.4km)栗原啓吾②
4区(20.9km)青柳達也②
5区(20.8km)長山瑞季④※山登り

6区(20.8km)小野一貴②※山下り
7区(21.3km)石綿宏人③
8区(21.4㎞)須永康幸④
9区(23.1㎞)有馬圭哉④
10区(23.0㎞)藤田大智④

 いやいや、誰が起用されるのか…。1区から3区は前回と同じ並びです。前回は流れを掴み切れなかった最初の3区間(最低限前を追える位置では踏みとどまっているのですが…)。川村・髙橋・栗原選手が一回り成長して、しっかり上位陣と戦える態勢を整えることが出来れば。

 次の4区も出来れば、前回好走して流れを引き寄せた有馬選手が入るのがベスト…ですが、春は何とも言えない成績でしたので、新戦力で繋いでいきます。2年青柳選手を入れてみていますがどうでしょうか?秋の結果次第では面白いです。

 山はいずれも経験者が抜けていますので、考え直し。山登りは、前回8区候補に挙がり、今年一つレベルが上がってきた4年長山選手を最初で最後の大学駅伝ここで爆発へ。6区は全然わからないのですが、早くからトラックで結果を出していた小野選手をひとまず入れます。6区はまた下級生から出てくれると助かりますかね。

 7区からは選手層でガンガン攻めに転じていきたい。この区間は色んな選手で迷ったのですが、石綿選手で。基本終盤の区間が多いのですが、他の区間でもやれると思ってます。8区は初駅伝4年生となる須永選手。彼もここにきていい上昇曲線を描いてるのですよね。最後に報われれば。

 終盤9区10区は復活を願う2人。9区有馬選手は往路でもやる力がある選手。ある程度状態が戻っていれば、シード権争い上有利になるはず。10区は2大会前アンカーを走っている藤田選手。長丁場には自信があるはず。集大成の走りといきたい。

 わー、気づけば、吉田・小島・横川選手が予想オーダーから外れてしまいました。それでもオーダーを考えられるくらい選手層はあるのですよね。むしろ多くの選手が順調なら総合5位以内は狙っていける戦力です。6年連続シード権は勿論、再び上昇ムードに入っていければ思っています。

コメント

  1. たけぽっぽ より:

    中央学院は出雲は戦力テストとして捉えている傾向が強いため、全日本、箱根へのアプローチになるオーダーを考えてみました。

    出雲は今シーズン自己ベストを記録または関東インカレ、全日本予選で好走した選手を中心に川村ー栗原ー吉田ー青柳ー長山ー石綿で。正直上位進出よりも青柳、長山選手に経験させることと、石綿選手の復調を期待込みで考えています。とくに石綿選手がある程度計算できれば、全日本、箱根も戦いやすくなるかなと。

    全日本は高橋ー栗原ー横川ー吉田ー青柳ー長山ー川村ー石綿で。横川選手は箱根よりも全日本くらいの距離のほうが力を出せると思うので、本人には申し訳ないですが、大学駅伝の集大成としての走りを見たいです。シード権はギリギリでの争い(全日本予選で戦った大学がライバルになりそう?)と思いますが、何とか持ち味のしぶとい駅伝が展開できれば。

    最後に箱根は川村ー高橋ー栗原ー青柳ー有馬、吉田ー小島ー大濱ー石綿ー長山で。往路は4区までは管理人さんのオーダーがしっくりきます。5区は有力な候補を考えた時に、8区経験者で走力もある有馬選手に託す作戦もありかなと。この場合、できるだけ往路終了時点でシード権争いから抜け出しておきたいところです。
    復路は6区に3千障害のスペシャリスト吉田選手に期待。前任者樋口選手の後は大変ですが、中央学院の得意区間だけに何とか60分前後で。一番不安は7区小島選手ですが、8~10区の上級生を信じて自分の走りに徹することができれば十分だと考えます。
    最終的には7位前後の争いになると思いますが、復路にも主力を残せる予選会通過校もいくつかあるだけに予断は許しませんが、何とか6年連続シード権を獲得してもらいたいです。

    • hakonankit より:

      >たけぽっぽさん
      出雲駅伝と全日本駅伝でどんどん新戦力を試してくるかもしれませんね。青柳・長山選手ら、急成長組はどこかで起用しそうです。最も石綿・有馬選手らがしっかり終盤区間を任せられるまで状態が上がってくればなのですが。横山選手も短い距離でどこかで走れれば。

      6年連続シード権確保は簡単な戦いではないですが、挑み甲斐があるものだと思います。