15箱根17位、16箱根13位、16予選5位、17箱根5位
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神奈川大学~2016年度卒業生&2017年度に向けて
2016年度主な卒業生
東 瑞基29分03秒60≪17:箱4区8位、16:予65位、14:全8区13位、予44位、箱6区20位、13:予77位≫
中平英志29分21秒78≪17:箱7区4位、16:箱7区8位、15:予38位≫
中神恒也29分39秒27≪17:箱10区15位、16:予57位、15:箱10区11位、14:予157位、13:予134位≫
朝倉健太29分49秒51≪15:予234位≫
石橋 健30分07秒74≪14:箱8区20位、13:予177位≫
台頭に苦しむも最後に12年ぶりのシード権獲得の歓喜に沸いた世代です。その主将を務めたのは東選手。元々1年生の予選から個人77位としっかり長い距離に対応してきていましたね。箱根は6区起用も下りに苦しめられ苦戦します。2年生になってからは全日本予選で通過に貢献すると、箱根予選は60分45秒でチーム5番手に。全日本ではアンカーを任されるなど、順調にチームの主力の一角となります。
ところが箱根は登場せず、そのまま長らく試合から遠ざかります。なお、この東選手を含め3年時の全日本予選には誰もエントリーしないなどみんなが苦戦していたのですよね。その後何人か出てきますが東選手は全く姿を見せないまま3年の箱根が終わり…そんな東選手が主将に任命されたのは驚きました。暫くは表立って出てこなかったですが、9月記録会で1万32分で走った後、箱根予選で61分強で駆け抜けたのは更に驚き、見事な復活劇でした。1万29分一桁を出しで満を持して準エース区間4区に登場。実力者が追い抜いていく難しい状況の中、区間8位。躍進を支えました。
また、今年の箱根で出走した選手が2名います。中平選手は3年時にぐっと出てきて初挑戦の箱根予選で38位と成績を残します。箱根は7区を担当し区間7位。この区間への適正があったのでしょうか。4年目のシーズンは箱根予選を欠場しちょっと心配になりましたが、その後1万の自己ベストを更新して復活します。箱根は再度7区で登場すると区間4位の快走。総合でも4位にあげる活躍でした。
中神選手は1年時から箱根予選を走っているのですよね。2年時はそれより個人順位を落としますが、箱根にはその時に出場。アンカーで区間11位とまずまずの走りをみせました。その後、3年時の箱根は16人から漏れるなど暫く姿を見せませんが4年生になった頃に記録会に出場、初登場の全日本予選で1組3位と好走すると箱根予選も安定した走りをします。箱根は故障を抱えた中、再度10区に出場。あわや交通事故という危ないシーンもありましたが、総合5位で大手町のゴールテープを切りました。
あとは、朝倉選手はよく名前を見ましたね。1年時にハーフで65分台をマークするなど長い距離からあがってきました。3年時以降になりエントリーで名前を見はじめ、箱根予選出走しましたね。箱根は2年連続9区エントリーも当日変更に泣きましたが、選手層を厚くしました。石橋選手は1年時に箱根出走、8区20位という成績でした。その後は試合に出れない時期もありましたが、4年時の秋に記録会に出走するなど、最後まで諦めずにメンバー争いに絡んでいました。
2017年度大学駅伝新チームの戦力分析
【新4年生以下1万ベスト10】
山藤篤司③28分29秒43≪17:箱1区5位、16:予10位、箱3区12位、15:全2区14位、予120位≫
鈴木健吾④28分30秒16≪17:箱根2区1位、16:予3位、箱2区14位、15:全1区8位、予9位、箱6区19位、14:全3区9位、予44位≫
鈴木祐希④28分52秒99≪17:箱6区4位、16:予53位、箱6区15位、15:予35位≫
大川一成④29分15秒83≪17:箱9区9位、16:予138位、箱10区8位、15:予104位、箱3区18位、15:全5区8位、予68位≫
宗 直輝②29分16秒83
荻野太成②29分17秒50
大野日暉④29分18秒49≪17:箱5区14位、16:予96位、箱9区13位、15:予40位、箱8区9位、14:予101位≫
越川堅太②29分20秒85≪17:箱3区15位、16:予63位≫
大塚 倭④29分22秒18≪17:箱8区2位≫
多和田涼介③29分27秒86
在校生1万上位10人平均4位29分07秒2
【その他、有力在校生】
西田秀人④29分30秒64≪16:予203位≫
佐久間勇起③29分32秒83
枝村高輔④29分39秒17≪15:予156位≫
安藤 駿②29分52秒64≪16:予140位≫
秋澤啓尚④29分56秒83
鈴木健太③29分57秒88
阿比留和弘③30分05秒37
【新入生】
成瀬隆一郎①14分15秒26≪16:高2区6位≫
井手孝一①14分16秒87≪17:都1区15位、16:高1区10位、IH5千16位≫
平塚翔太①14分33秒92
杉本康平①14分35秒64
北﨑拓矢①14分35秒80≪17:都4区5位、16:高1区39位≫
新入生5千上位5人平均13位14分27秒4
原塚友貴①14分36秒08
山田大翔①14分38秒13≪16:高2区10位≫
【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
井手-鈴木健-鈴木祐-山藤-大塚 安藤-越川-宗-大野-大川
来季の神大は、まず個人で楽しみな選手が2人いるのですよね。箱根でエース区間2区で区間賞獲得をした鈴木健選手は誰よりも注目ですね!タイムも67分前半と高レベルのもの。故障しないことを強みに毎年ぐんぐん伸びています。この1年の目標としてユニバハーフ金メダル、箱根66分台、フルマラソン挑戦と青写真を描いています。果たしてどこまで近づけるか…!?。また1万の自己ベストで上回っている山藤選手もどうなるか。全力を出し過ぎる欠点も成長に繋げられるようになってきた。エース区間での快走を見たい選手だ。
さて、チーム全体を見ると新4年が多いですね。山下りを1万28分台の走力で乗り切った鈴木祐選手や長い距離で粘りを発揮する大野・大川選手、今回の箱根で一番の収穫だった大塚選手ら主力選手が多いですね。他にも西田・枝村選手ら積み上げてきている選手もいるし、トップ3にいけるよう勝負をかけたい年ですねぇ。新2年も元気で箱根を走った越川選手の他、予選出走の安藤選手、3障で大活躍している荻野選手、16人からは漏れるも1万29分16秒をマークした宗選手ら面白そうな素材が多いですね。4年もいるし若手もいるしいいチームに見えます。
これに新3年も加わってくるともっといいですね。佐久間選手が全日本予選出走していますが箱根はまだ縁なし。1万の走力はついてきたのでメンバー争いに入れるか。新入生は全国でまずまずの成績を残している成瀬・井手が注目でしょうか。充分上位争いをするメンバーは揃っている。予選の呪縛から解放された神大の今シーズンが愉しみです。