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第93回箱根駅伝オーダーをワイワイ語ろう!~中央学院大学編

  主力に相次ぐ故障…それでもワクワクさせそう  

16箱根9位、16出雲4位、16全日本5位

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中央学院大学~箱根駅伝2017

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エントリー選手独断ランク付け

6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
高砂大地①28分54秒13≪16:全4区3位、出6区3位、都1区9位、15:高1区7位≫
樋口 陸②29分33秒75≪16:全3区6位、箱6区3位、15:全2区9位≫

5点:エース区間で区間中位以上いける選手
大森澪③29分06秒71≪16:全1区9位、出3区6位、箱2区10位、15:全8区5位、出1区13位、14:全5区18位、予91位≫

4点:主要区間で区間上位でいける選手
村上優輝④29分19秒37≪16:全8区6位、出4区4位、15:全5区12位、箱4区15位、14:予125位、箱4区15位、13:全5区16位≫

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
海老澤剛④29分06秒95≪16:箱9区6位、15:全3区7位、出4区9位、箱2区11位、14:全3区3位、予29位、箱6区12位≫
新井翔理③29分28秒84≪16:出2区4位、箱4区13位、15:全6区8位、出5区5位≫
細谷恭平③29分25秒49≪16:箱8区3位≫
横川 巧①29分52秒78≪16:全2区8位、出1区10位、都1区3位≫

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
海老澤太④29分40秒89≪16:箱7区7位、15:箱7区11位≫
廣 佳樹②29分38秒91≪16:全6区8位、出5区7位≫
福岡海統②29分35秒88≪16:全7区9位≫
市山 翼②29分43秒50

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
久保田翼④29分37秒19≪15:箱10区14位、14:全6区17位、予149位≫
藤田大智①5千14分25秒93≪16:全5区9位、15:高6区4位≫  

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
藤花尚之④29分43秒77≪14:予162位≫
坂元大介③29分57秒32   上位10人合計:35点

(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)  

5千上位10人平均-1万上位10人平均-ハーフ(20㎞換算含む)上位10人平均
10位14分08秒4-14位29分22秒7-11位63分46秒6

   前哨戦で大いに存在感を示した中央学大。しかも特筆すべき点は、両駅伝とも海老沢兄弟と細谷選手が、全日本では新井選手が欠場した中だ。前回2区を走った主力の大森選手だけでなくチーム全体が躍動している。そこから面白い存在として浮上してきたのはルーキーたち。主要区間を走り好走が続いている高砂選手は目下エースといってもいいかもしれない。

 また、スピードタイプと思われた横川選手も対応してきている。藤田選手も面白い存在。これに廣・福岡選手ら初駅伝となる2年生が区間一桁、そして山下りの樋口選手が戻ってきて層は厚くなった。締めているのは暑さに強い村上主将。4年生なり安定感がぐっと増していて頼りになる存在となった。全日本シード権の力を箱根でも披露していきたい。  

オーダーを組んでみる

横川 巧①-大森 澪③-廣 佳樹②-高砂大地①-市山 翼②
樋口 陸②-福岡海統②-藤田大智①-村上優輝④-久保田翼④
 全日本では先述の通り、海老澤兄弟・新井・細谷選手といった主力メンバーを欠いた中、5位に食い込んだ。箱根ももし仮に間に合わなかったとして、それでも戦えるのかどうかが気になった。そこで上記選手をあえて入れずに、オーダーを組んでみました。

   その場合、大森・高砂選手を序盤に並べることも考えたのですが、5区が大学駅伝初出場の選手になりそうなので、4区に一人回していい流れで山に入ることを意識した。どちらを2区と4区にするのか。至近の記録会を見ると高砂選手を2区にしたくなってくるのですが、前回コースを経験している大森選手に粘ってほしい。69分台で走ることができれば、充分に前を追撃できそう。高砂選手は4区にしてポイントゲッターとしたい。格好の主力級でも動じることなく前へ前へいく走りができる。ここで悪くても10位以内に浮上できるようにしたい。

   そうなると1区は2本柱以外でということになるが、1年生横川選手に任せてもいいだろう。正直2年生くらいからかなと思ったのですが、個人戦より駅伝のほうが粘りが効く印象だ。長い距離も上尾ハーフで前半飛ばしながら持ちこたえている。うまくいけば大先輩の潰滝選手の1年時の成績に近づけるはずだ。3区は村上選手を持ってこようかとも思ったが、出雲・全日本出走の廣選手に踏ん張ってもらう。これまで同様、流れを切らさないような走りをしてほしい。

   5区は海老沢剛選手が予定されていたが、疲労骨折上がりでは辛い。上尾ハーフで63分半ばを出した市山選手が適性があるようで準備を進めているようだ。前回失敗した区間だけにしっかり作戦を立てるだろう。ここまでにシード権を争えるようにしたい。であれば、6区はスペシャリストの登場だ。前回58分台を出した樋口選手が状態を上げてきた。再度、前を追うことができるだろう。前回のように颯爽と下ってほしい。

   繋ぎの7区と8区は全日本で区間一桁で粘りの走りを見せた福岡・藤田選手がいいですかね。福岡選手は1年時から1万29分台を出していて、ここにきて安定していますね。藤田選手も順調に推移していて、初ハーフも無難にこなしています。箱根でもしっかり区間一桁をとることができる選手たちだ。

   9区は基本的には不動といっていいでしょう。村上主将にやってもらいたい。暑さに強い選手で全日本で初主要区間8区でもしっかりと自分の仕事をこなしていました。前回も故障がなければ出走予定だったそうで、2年越しの挑戦。満を持しての出走だ。アンカーは2大会前に経験した久保田選手がいる。1万の最近のタイムなどは全日本出走した福岡選手らとそれほど変わらない。以前より力強い走りをしてくれるはずだ。

   さすがに一区間失速があるとしんどいかな。でも中位の争いはできるチームだと思う。ところで、もし主力選手が復帰していたならどうなるだろう。もし3区新井選手が担えるようなら、4区を耐える区間にして、5区を高砂選手にするのも面白い。7区8区に海老澤剛・細谷選手を入れて勝負をかけることもできる。やっぱり、駅伝ファンをワクワクさせてくれる、そんな戦いをしてくれそうな気配だ。