ガンガン行け新人!負けるな上級生!
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東 海 大 学~卒業生と大学駅伝2016年度に向けて
主な卒業生
白吉凌④28分48秒03≪3年:箱1区12位、全1区7位、予9位、2年:箱1区7位、予18位、1年:全3区12位、予120位≫⇒富士通
宮上翔太④29分39秒61≪4年:箱5区6位、3年:箱5区5位、全4区5位、予17位、2年:箱5区5位、1年:全5区12位、予154位≫⇒九電工
高木登志夫④28分44秒41≪4年:箱9区3位、全8区6位、3年:箱9区12位、全6区5位、予52位≫⇒DeNA
金子晃裕④30分06秒61≪4年:箱10区4位≫⇒コモディイイダ
富田三貴④28分56秒78≪3年:予216位、1年:予283位≫…関東IC1500m3位⇒西鉄
小林 巧④29分35秒16…関東IC3障予選⇒セキノ興産
今井拓実④30分02秒22≪2年:箱8区19位、予61位≫⇒引退
見廣雄一④30分58秒02…1年:全日予選⇒引退
東海大がが1番苦しかった時期を知る世代ですね。彼らが1年生の時、箱根予選落ちを経験します。この予選に出走した選手は3人。うち100位台に入った白吉・宮上選手が翌年以降大きな成長を遂げますね。
白吉選手は随所でキラリ光る活躍をしています。1年時全日本予選1組1位、そして2年時の箱根1区、ハイペースの中区間7位で走り切り一気に主力化します。3年時の箱根予選を一ケタ順位の9位で走り切り、その後の駅伝も1区を任されます。1区のレベルが高騰する中、次へ繋がる位置で中継します。
4年時の飛躍を楽しみにしていましたが、喘息からの調整の遅れを取り戻せず、駅伝シーズンの出場はなりませんでした。その実力をもう一度実業団で見たい。
宮上選手は何といっても山登りの安定性ですね。2年時に80分台での区間5位の走り。一時チームをシード権内に浮上させる走りでした。この時は獲得なりませんでしたが、今後に大きな期待がかかりましたね。3年時も区間5位で走り、久々のシード権獲得に貢献しました。この年は全日本4区でも好走するなど平地でも結果を残していましたね。
最終学年も勿論5区、主力の怪我で出遅れる中、一時7人抜きとなる快走。終盤で疲れや道路に脚を取られるなどで失速しましたが、総合順位に一役買いました。今後の長い距離での活躍を願いたい選手だ。
そして、今回の箱根路で大きく取り上げられたのは9区と10区の一般入試同士の襷リレーとなった高木・金子選手だ。高木選手は3年時に急成長し駅伝デビュー。その後にhalf62分台を出すなど走力アップ。4年時の全日本はアンカーでしっかりシード権を獲得すると、箱根は9区で区間賞争いを演じる等区間3位。見事な走り、
続く10区区間4位の金子選手は、サークルから這い上がった選手。結果が出なくても怪我が続いても前向きに夢を見続けた結果、辿り着いた箱根路。出走の翌日、高熱で救急搬送された程の刺激が強い舞台だったようです。
その他の選手も名前はよく聞きましたね。1年時に予選出走した冨田選手は1500mの短い距離で強さを発揮。4年時の終盤に1万28分台を出すなど、箱根のメンバー争いに絡みました。
小林選手は3障で関東ICに2度出場しています。実業団で彼らが陽の目を浴びるかどうかは注目。また、2年時に中堅選手候補となり8区を出走した今井選手や1年時の全日本予選に出走した見廣選手もしかと記憶に残っています。
2016年度大学駅伝に向けて戦力分析
【1万持ちタイム上位10人】
廣田雄希③28分30秒76≪3年:箱3区5位、全5区6位、出5区4位、2年:箱3区12位、全3区12位、予22位、1年:予21位≫
川端千都②28分44秒71≪2年:箱7区12位、全1区10位、出1区5位、1年:箱2区7位、全2区8位、予15位≫
湊谷春紀①28分46秒59≪1年:箱1区16位、全3区3位、出2区5位≫
石橋安孝③28分52秒59≪3年:箱4区2位、全2区7位、出6区3位、2年:箱7区7位、全7区2位、予127位、1年:予23位≫
春日千速②29分05秒39≪2年:箱2区15位、全4区10位、出3区6位、1年:箱8区5位、予102位≫
土屋貴幸③29分16秒88≪2年:箱10区13位、1年:箱3区6位、予73位≫
林竜之介③29分34秒08≪3年:箱8区6位、全6区5位、出5区4位≫
荒井七海③29分34秒85≪2年:1年:箱4区20位、予64位≫…1500m日本選手権優勝
安藤健太③29分37秒22
小野稔彦②29分37秒83
上位1万10人平均:3位東海29分10秒0【その他】
福村拳太③29分39秒00≪1年:箱6区8位、予94位≫
湯澤 舜①29分39秒03
桐原翔太③29分44秒04≪2年:予94位、1年:予74位≫
成田元一③29分47秒05≪2年:予115位≫
足立直哉①29分50秒02
國行麗生②29分55秒75≪2年:箱6区11位、全7区6位≫
阿部啓明②half64分31秒【新入生】
關 颯人13分51秒85≪都5区1位、高1区1位、国体5千15位≫
羽生拓矢13分52秒98≪高1区2位≫
鬼塚翔太13分56秒47≪都1区2位、高1区4位、国体5千3位、IH5千13位≫
館澤亨次14分00秒70≪都1区6位、高1区6位≫
西川雄一朗14分03秒51≪都1区13位、高1区24位≫
松尾淳之介14分11秒24≪都5区7位、高1区23位、国体5千9位≫
中島怜利14分14秒62≪都5区9位、高6区2位≫
郡司陽大14分15秒36≪都1区33位、高1区20位≫
阪口竜平14分16秒66≪都1区5位、高1区5位≫
高田凜太郎14分20秒35
小松陽平14分20秒43
中園誠也14分20秒84≪都4区13位≫
木村理来14分22秒56≪高1区56位≫
羽田智哉14分31秒32≪高6区5位≫
田中智也14分32秒28
伊東航己14分37秒89【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】
關-川端-湊谷-羽生-春日 福村-鬼塚-館澤-石橋-廣田
新入生に大いに沸きましたね。高校駅伝1区、都道府県5区と連続区間賞の關選手や、1年時の勢いを取り戻しつつある羽生選手、スピードが魅力の鬼塚選手や、堅実な舘澤・阪口選手など高校の有力選手がズラリ。1校にこれだけ偏るのは過去最大じゃないでしょうか。このところの勢いや両角監督の実績などで、次の優勝校はここだとこぞって入部を希望したのでしょうかね?
さて、負けられないのが新2年以上の主力選手。箱根は髄膜炎影響で本来の走りが出来なかった川端選手も春までには戻ってくるだろう。今後の伸び幅が楽しみな湊谷選手に、箱根2区3区4区担当した春日・廣田・石橋選手がいる。堅実な走りをする林選手がいる。他にも湯澤選手など伸びている最中の若手や桐谷・安藤選手など最後を狙う上級生もいる。とても多くの有力ランナーがいるのが事実だ。
ただ、総合優勝候補にいきなり上がるかといわれると、ちょっと疑問符となる。下級生主体になってしまうというのもあるが、核がいないという事だろうか。最近の駅伝は1区2区でまずトップに食らいついていかなければならないレースが多く、その点はまだ迫力不足という所だろう。ただ、選手の伸びようによってはとても面白い。チーム内のエース区間争いのレベルが上がっていくと一気にトップを突っ走る可能性がありそうだ。