第91回箱根駅伝2015の振り返りをしています。
続いて6区ですね
第91回箱根駅伝2015【6区定点間分析】
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
なお、通過順になっております。
【芦之湯5.1㎞】記録:千葉(駒大)16分28秒
10位村井(青学)16分41秒①
9位山田(明大)16分37秒②4:55(3分15秒5)
5位高橋(東洋)16分21秒③6:29
7位西澤(駒大)16分24秒④7:08
8位三浦(早大)16分26秒⑤8:49
20位木部(中学)17分02秒⑤8:49(3分20秒4)
6位山下(東海)16分23秒⑦9:39
1位秋山(日体)16分20秒⑰17:29[7]9:39(3分12秒2)
1位西岡(城西)16分20秒⑧10:50[8]9:39
1位谷本(中大)16分20秒⑨11:06[9]9:39
1位細森(國學)16分20秒⑲18:29[10]9:39
11位小島(創価)16分42秒⑳20:48[12]10:01
12位桃澤(山学)16分52秒⑬15:06[13]10:11(3分18秒4)
12位徳原(大東)16分52秒⑩11:34[13]10:11
12位森(順大)16分52秒⑮15:31[13]10:11
15位渡部(日大)16分56秒⑫13:46[16]10:15
16位鈴木(神大)16分58秒⑭15:28[17]10:17
16位君島(帝京)16分58秒⑯15:37[17]10:17
16位横内(上武)16分58秒⑱18:14[17]10:17
16位大島(拓大)16分58秒⑪11:55[17]10:17
OP古川(関学)16分58秒(13)14:46[17]10:17
総合優勝を目指す青学大、見ている側にとってはちょっとドキドキしていたのはこの6区だ。村井選手は前回区間18位。特にこの最初の登りがすごくきつそうでいったいどうなる事やらと思わせてたのだ。ここまでは明大、駒大など各大学詰めているが無難には入っていた。
早い入りになったのは一斉スタート組。日体・秋山選手を先頭に、城西・西岡、中大・谷本、國學・細森選手の4人が通過。。4人は全員初出場ながら積極的に展開。その後ろは創価・小島選手だが20秒以上引き離している。他、中学・木部選手が非常にスローな入りで、早大・三浦選手が一気に追いついている。
【小涌園前9.1㎞-芦之湯5.1㎞=4.0㎞】記録:千葉(駒大)10分38秒
1位村井(青学)10分40秒①
8位山田(明大)10分56秒②5:11(2分44秒0)
3位高橋(東洋)10分46秒③6:35
3位西澤(駒大)10分46秒④7:14
1位三浦(早大)10分40秒⑤8:49(2分40秒0)
16位木部(中学)11分10秒⑥9:19(2分47秒5)
6位谷本(中大)10分51秒⑨11:17[7]9:50
6位秋山(日体)10分51秒⑰17:40[7]9:50
9位山下(東海)10分58秒⑦9:57[9]9:57
9位細森(國學)10分58秒⑲18:47[9]9:57
9位西岡(城西)10分58秒⑧11:08[9]9:57
5位桃澤(山学)10分47秒⑬15:13[12]10:18
13位小島(創価)11分05秒⑳21:13[13]10:26
14位徳原(大東)11分06秒⑩12:00[14]10:37
15位森(順大)11分07秒⑭15:58[15]10:38
12位渡部(日大)11分03秒⑫14:09[15]10:38
18位横内(上武)11分25秒⑱18:43[17]10:46
19位君島(帝京)11分27秒⑮16:10[18]10:50
17位鈴木(神大)11分24秒⑯16:12[19]11:01(2分51秒0)
20位大島(拓大)11分34秒⑪12:49[20]11:11
OP古川(関学)11分45秒(14)15:51[21]11:22(2分56秒3)
さて、下りに入ってから一気にギアを入れ替えた村井選手。区間賞候補筆頭と言われている三浦選手と同タイムでこの間走っている。また、駒大・西澤選手と東洋・高橋選手はさすが。高橋選手は不思議なフォームながらこの時点で少し驚いた。
また、一斉スタート組では3年連続6区の山学・桃谷選手がいい流れを乗り始めて、秋山選手らを追い上げ始めている。その後は団子だったが、神大・鈴木選手以下5名が心もとないタイムとなっている。その中に前回経験者の拓大・大島選手は意外であった。
【大平台13.7㎞-9.1㎞=4.6㎞】記録:千葉(駒大)11分23秒
4位村井(青学)11分40秒①
11位山田(明大)11分57秒②5:28
8位高橋(東洋)11分52秒③6:47(2分34秒8)
6位西澤(駒大)11分42秒④7:16
1位三浦(早大)11分29秒⑤8:38(2分29秒8)
2位谷本(中大)11分37秒⑧11:14[6]9:47(2分31秒5)
16位木部(中学)12分08秒⑥9:47[6]9:47(2分38秒3)
4位秋山(日体)11分40秒⑰17:07[8]9:50
7位西岡(城西)11分50秒⑨11:18[9]10:07
8位山下(東海)11分52秒⑦10:09[10]10:09
3位桃澤(山学)11分39秒⑬15:12[11]10:17
13位細森(國學)12分00秒⑱19:07[11]10:17
10位小島(創価)11分56秒⑳21:29[13]10:42
11位森(順大)11分57秒⑭16:15[14]10:55
13位渡部(日大)12分00秒⑫14:29[15]10:58
15位徳原(大東)12分01秒⑩12:21[15]10:58
17位横内(上武)12分09秒⑲19:12[17]11:15
17位君島(帝京)12分09秒⑮16:39[18]11:19
19位鈴木(神大)12分19秒⑯16:51[19]11:40
20位大島(拓大)12分26秒⑪13:35[20]11:57(2分42秒2)
OP古川(関学)12分56秒(17)17:07[21]12:38(2分48秒7)
この辺からは早大・三浦選手による独壇場になってきていますね。このあたりまではほぼ区間記録に近い感じだ。トップの村井選手はじりじりと駒大東洋明大を引き離していて、非常に順調な感じだ。
一斉スタート組は木部選手を谷本選手が捉え6番目に浮上、送れた細森選手を桃澤選手が捉える展開だ。シード権は大東・徳原選手が微妙だが、それ以上に大嶋選手が非常に苦しい走りになり、差が1分以上となった。
【函嶺洞門17.0km-13.7㎞=3.3km】記録:千葉(駒大)9分15秒
3位村井(青学)9分29秒①(2分51秒8)
5位山田(明大)9分38秒②5:37(2分55秒2)
10位高橋(東洋)9分48秒③7:06(2分58秒2)
4位西澤(駒大)9分33秒④7:20
1位三浦(早大)9分19秒⑤8:28(2分49秒4)
6位谷本(中大)9分42秒⑧11:27[6]10:00
6位秋本(日体)9分42秒⑰17:53[7]10:03
11位木部(中学)9分49秒⑥10:07[8]10:07
2位桃澤(山学)9分27秒⑬15:10[9]10:15
8位山下(東海)9分45秒⑦10:25[10]10:25
13位西岡(城西)9分51秒⑨11:40[11]
15位小島(創価)9分54秒⑳21:54[12]
18位細森(國學)10分21秒⑲19:59[13]
9位渡部(日大)9分46秒⑫14:46[14]
11位森(順大)9分49秒⑭16:35[14]
13位徳原(大東)9分51秒⑩12:43[16]
16位横内(上武)9分56秒⑱19:39[17]
17位君島(帝京)10分07秒⑮17:17[18](3分03秒9)
20位鈴木(神大)10分30秒⑯17:52[19]
19位大島(拓大)10分24秒⑪14:30[20](3分09秒1)
OP古川(関学)11分24秒(18)19:02[21](3分27秒3)
上位は大きく目立った動きはなく、村井選手の好調ぶりが目立つ。3位高橋選手がやや苦しくなってきて、背後に西澤選手が迫っている感じか。
総合では6位の木部選手に、東海・山下選手が良いペースを刻みだいぶ迫ってきた。前回9区で悔しい思いをした選手なだけに良かったと思うシーンだ。シードは11位拓大に日大・渡部選手と桃澤選手が大きく迫っており、このあたりが激しい展開に。序盤飛ばした中では細森選手が急落し、一旦総合順位上交わした上武・横内選手に抜き返されている。また、選抜・古川選手が大ブレーキとなっており、参考での順位も一気に落ちている。
【小田原中継所20.8㎞-函嶺洞門17.0㎞=3.8㎞】記録:千葉(駒大)10分27秒
2位村井(青学)10分41秒①
3位山田(明大)10分46秒②5:42
6位西澤(駒大)10分56秒③7:35
11位高橋(東洋)11分14秒④7:39
1位三浦(早大)10分37秒⑤8:24(2分47秒6)
6位秋山(日体)10分56秒⑯18:08[6]10:18
4位桃澤(山学)10分53秒⑫15:22[7]10:27(2分51秒8)
8位木部(中学)11分07秒⑥10:33[8]10:33
15位谷本(中大)11分23秒⑧12:09[9]10:42(2分59秒7)
17位山下(東海)11分28秒⑦11:12[10]11:12
17位西岡(城西)11分28秒⑨12:27[11]11:16
5位森(順大)10分55秒⑭16:49[12]11:29
11位小島(創価)11分14秒⑳22:27[13]11:40
8位渡部(日大)11分07秒⑪15:12[14]11:41(2分55秒5)
13位細森(國學)11分16秒⑲20:34[15]11:44
15位徳原(大東)11分23秒⑩13:25[16]12:02
14位横内(上武)11分18秒⑱20:16[17]12:19
8位君島(帝京)11分07秒⑮17:43[18]12:23
19位鈴木(神大)11分31秒⑰18:42[19]13:31
20位大島(拓大)11分45秒⑬15:34[20]13:56(3分05秒5)
OP古川(関学)12分05秒(19)20:26[21]15:57(3分10秒8)
最後まで力強い走りを見せた村井選手が区間2位の走りで襷リレー。これでほぼ盤石となった印象だ。本人も前回より2分40秒タイムがよく見事なリベンジとなった。追う山田選手は1万28分台ランナーらしく最後の平地で意地を見せた格好だ。
それから3位は西澤選手が中継所直前で交わして、追い上げのムードを作る活躍をみせた。その後ろ区間賞の三浦選手が1分以内に追い上げる頑張りとなった。
また、秋山選手が素晴らしい走りで強豪ぞろいの中区間4位の好走。これが最終的に総合14位を勝ち取る事になったのが面白いところ。最後は苦しんだ谷本選手も59分台、この後のメンツからシード権はいけると思われた。
そのシード権は11位以下に変動があり、日大・渡部、山学・桃澤選手が11位12位に浮上、拓大がまさかのブレーキで後退した。終盤良かった順大・森選手が14位へ。神大・鈴木選手が苦しく山で連続ブレーキになった神大が17位へ後退した。しんがり古川選手は23年ぶりの記録となる65分台で、見た目断トツで最下位となってしまった。