1万27分台を昨年末から2度出した日本薬科大のカリウキ選手がついにやりましたね!1000mを2分50秒を切るハイペースで刻み続けると、3000m付近から抜け出し、ついてきた留学生も全員振り切り、最後はぶっちきって、27分台に限りなく近いタイムで駆け抜けました!昨年の関東ICは勝てそうで勝てませんでしたが、ついに垢抜けましたね。なお、28分00秒66は大会新のおまけつき、主要大会でも結果を出せるようになったカリウキ選手を誰も止められない!?
★新興校の留学生が表彰台独占!桜美林大キサイヤ、武蔵野学院大ワンブア選手が2位3位!
ところで、今回の関東IC2部1万の上位3チームは箱根駅伝ではあまり馴染みのないチームの選手が表彰台を独占しました。2位に入った桜美林大のキサイヤ選手は、昨年の夏からやってきて、箱根予選で日大・ワンブイ選手と最後までトップ争いをした確かな実力者。一気に1分以上ベストを更新してきましたが、不思議ではない成績です。武蔵野学院大のワンブア選手はやや不安定ですが、トラックは結構安定していました。今回の結果が弾みになるかもしれません。
★神大・鈴木健選手貫禄の日本人トップの4位!後輩の山藤選手も7位で神大W入賞!
少し離れてしまいましたが、日本人トップはやはり神大・鈴木健選手。3000m過ぎてからは常に4位争いをキープするクレバーな走り。ラストスパートで拓大・ワークナー選手を突き放し、さすがの強さを見せました。後輩の山藤選手もしっかりと入賞。柱が元気なのはいいことですね。留学生争いにつかなかったワークナー選手は長いロードの方がいいのかもしれません。
★青学大に新エース!?橋詰選手が積極果敢なレースで6位、國學院の若手浦野選手も大健闘8位!
彼もかなり注目されていたのではないでしょうか。青学大の橋詰選手が6位に食い込みました。記録会で自己ベストを連発するだけでなくチームトップ付近の成績を安定して取り続けていた彼がいよいよ主要大会でどんなレースを見せるのか、箱根3連覇中の青学大の新たな主力候補がどんな走りをするのか駅伝ファンはとても気になっていたと思います。それを知ってか知らずか橋詰選手は攻めました。留学生3人にただ一人ついていき、さすがに3千過ぎには離れましたが、その後まとめて自己画ベスト凄いですね。新たなエースが出てきたと言ってもいいでしょう。
また、得点最後の枠はラストの直線で4人で大接戦。抜け出してきたのは國學院大の2年生浦野選手!確かに5千13分台出して成長を感じていましたが、まさか関東ICで入賞するなんて!?しかも競った相手が青学森田、中学大森、やや調子上がらなかったとはいえ駒大工藤選手に勝ったのはとても本人にもチームにとっても大きいのでは!?エースが課題だった國學院大に待望のエース格の選手が誕生しました!
2種目終えてまさかの日本薬科大…。カリウキ選手だけでなく駒山選手も表彰台に立ちました。続いたのが青学大と神大なのは順当でしょうかね。箱根1位・5位の大学が順当に得点を重ねていますね。上武・大東・桜美林はここから積み重ねができるかどうか。駒大がが1万で点を取れなかったのはちょっと意外。この後の種目で巻き返したいところです。
大学院生にレベルの高い2人がいますね。僅かの差で松井選手が勝利しましたが、吉成選手も状態がいいですね。
★昨年通りのワンツー!日大ワンブイ選手が2年連続優勝!!山学ニャイロ選手が2位!
序盤から圧倒するスピードでこそありませんでしたが、最終的にはこの2人が他のランナーを圧倒しましたね。8000m前後あたりから徐々に2人が抜け出して、ラストの争いでワンブイ選手が制しました。ここも昨年と同じ展開でした。やはりワンブイ選手がスピード型、ニャイロ選手は長い距離で勝負した方がいいのかなと思います。一時期の怪我からの不調からは回復してきたようで、これからの活躍が楽しみですね。
★食らいついた順大・塩尻選手が逃げ切りで日本人トップの3位表彰台へ!
そしてやっぱり強かった!本格派のエースとして充実のシーズンを送っていた塩尻選手がやはり日本人トップの3位、留学生2人が飛び出したとき最後までついていったのは塩尻選手、残り2周で力尽きましたが、3位の座はキープしてゴール。ほぼベストに近い成績でした。本人は表彰台の真ん中を狙っていたそうで悔しさの方が大きいよう。最近タイムが大きく伸びた5千で再び勝負ですね!
★完全復活!明大・坂口選手が大幅自己ベストで4位入賞!法大・坂東選手も自己ベストで5位!
大学駅伝ファンが待っていた選手が帰ってきました!明大・坂口選手が先頭集団にしっかりついて粘り切りました!29分台だったベストをお幅に更新する28分40秒で4位入賞はサプライズだったのではないでしょうか。昨年秋に血液の病にかかってから中々思うような走りができてなかったのですが…いつの間にここまで上向いた!?病の状態の話が出ないので分かりませんが、うまく付き合えているのでしょうかね。陸上人生はこれからです!
★栃木選手が6位で順大W入賞!東洋のエース山本選手が踏ん張り7位、東海松尾が健闘8位
今期の日本人学生で最高のタイムを出していた順大栃木選手はその時ほどとはいきませんでしたが、混戦の争いの中しっかり6位。力がついていることを示しました。本当、箱根4区区間賞から覚醒しましたね!この種目唯一のダブル入賞でチームとしての力もある感じです。また、東洋大は箱根2区出走の山本選手が初の28分台で7位。隠れ28分台とは思っていましたが、関東ICで出したことが価値ありますね。また、8位に滑り込んだのは東海の2年生松尾選手。記録会で好調でしたが、入賞はお見事です。
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1500mで優勝を含みトリプル入賞を果たした東海大がやはりトップ、これに明治大が続きましたね。1万の得点が光ります。3位の筑波も1500mで頑張りました。あとは箱根上位の順大や東洋、留学生が強い山学大や東洋大が続いたのは順当かなと思います。