それでも箱根駅伝で上位に入るのは簡単なことではなかった。1年間安定し続けていた1区細森選手が集団内で粘っていたのは良かったものの、序盤の出遅れは全日本以上だった。蜂須賀選手が後半に苦しんで順位を落とすと、各レースで安定していた土方選手がまさかの失速。前田監督が自信をもって起用したという稲毛選手も波に乗れず区間19位の走り。夏から準備していたという秘密兵器5区市川選手もこの位置では持っているポテンシャルを出すのは難しかったでしょうか。結局往路は19位、シード権獲得は今年も厳しくなります。
復路も出足は厳しかった6区はルーキー浦野選手が積極的に走るも後半に失速、7区内田選手も区間二桁順位、このまま全て区間二桁順位で終わってもおかしくなかった。それを断ち切ったのが8区熊耳選手。全日本に引き続いて区間6位の好走を見せると、9区國澤選手も復路のエース区間で10位と踏ん張り順位アップ。10区は予定の選手が組めず、やや驚きの出場となった鈴木選手が区間18位ながら一つ順位をあげて総合16位でフィニッシュした。
序盤で想定がの失速が重なってしまったのは確かですが、今回も戦うという意味では厳しいものとなってしまいましたね…。それでも昨年比からすると、両駅伝に出場する、また一桁順位で戦う場面もあるなど、大きくは目立たないなりにも成長している部分はありました。今年は更に眼に見える活躍をしていきたいですね。