明日からGWですね。今の職場に入りたての私はまだ日祝は仕事は入っていなくて、
5連休です!帰省して休養しながらエネルギーを蓄えたいと思います。
今日は中央学院大学です。
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怪我人が多かったこともあり、駅伝シーズンの直前は決して評価は高くなかったと思います。そんな中でしたが、中央学院大史上最も安定して戦い、収穫が多い駅伝シーズンだったと思います。
出雲駅伝4位
1区(8.0㎞) | 10位横川①23:41(10) | 4区(6.2㎞) | 4位村上④17:41(4) |
2区(5.8㎞) | 4位新井③17:07(5) | 5区(6.4㎞) | 7位廣②18:10(4) |
3区(8.5㎞) | 6位大森③25:20(6) | 6区(10.2㎞) | 3位高砂①30:09(4) |
出雲駅伝はオーダーを見た時点では不安と期待が入り混じっていたと思います。前半戦から目立っていたとはいえ、1年生の横川選手がスターター、同じく1年生の高砂選手がアンカーでした。どれくらいの順位で来るか不安でしたが、横川選手が集団から遅れてから踏ん張ると、2区新井選手が見事に順位アップ、大森・村上選手が安定した成績で走りで流れをキープすると、高砂選手が区間3位の力走で駒大の主力ランナーを振り切り、見事4位!今年の中央学院大は違うぞ、というところを見せました。
全日本大学駅伝5位
1区(14.6㎞) | 9位大森③44:98(5) | 5区(11.6㎞) | 9位藤田①35:43(3) |
2区(13.2㎞) | 8位横川①39:01(7) | 6区(12.3㎞) | 8位廣②36:44(4) |
3区(9.5㎞) | 6位樋口②27:48(5) | 7区(11.9㎞) | 9位福岡②35:29(4) |
4区(14.0㎞) | 3位高砂①41:00(3) | 8区(19.7㎞) | 6位村上④59:42(5 |
その流れは出雲で順位を新井選手が怪我で欠場した全日本でも続きます。1区大森選手が集団で踏ん張ると、距離が不安視された横川選手も区間一桁、復帰した樋口選手で5位まで上げると、再びルーキー高砂選手が躍動します。ほぼ同時スタートの駒大を突き放すと、山学大と東洋大の選手まで交わして総合3位まで浮上します。その後、藤田選手など初出場の選手も懸命に粘り続け、最終学年になってぐっと安定感が増した村上選手が逃げ切り、久々のシード権獲得の5位となりました。その成績もさることながら、 育成の中央学院大が下級生の活躍で流れに乗っていくのを見るのもとても新鮮な気分になりました。
箱根駅伝6位
1区(21.3㎞) | 8位大森③64:18(8) | 6区(20.8㎞) | 5位樋口②59:49(6) |
2区(23.2㎞) | 15位高砂①69:50(14) | 7区(21.3㎞) | 6位海老澤太④65:12(7) |
3区(21.4㎞) | 12位横川①64:57(13) | 8区(21.4㎞) | 13位廣②68:03(7) |
4区(20.9㎞) | 11位新井③66:07(11) | 9区(23.1㎞) | 12位藤田①72:40(7) |
5区(20.8㎞) | 3位細谷③73:08(7) | 10区(23.0㎞) | 3位村上④71:21(6) |
さて、迎えた箱根駅伝ですが、序盤は躓きます。1区大森選手は見事な安定感を発揮したものの、これまで引っ張ってきたルーキー高砂・横川選手が経験不足やスタミナ不足で伸びを欠いてしまいました。3区終了地点で総合13位、やはり下級生が活躍するには箱根駅伝は甘くないと知らされました。
ここからは上級生の頑張りの番です。個々から3区間は故障明けの選手。ヒヤヒヤしながらレースを見守る中、4区新井選手が区間11位ながら2つポジションを上げると、5区細谷選手が素晴らしい走りを見せます。序盤は無理せず本格的な登りからペースアップ。いつか区間賞争いを繰り広げながらの区間3位、順位も7位にまで引き上げます。6区樋口選手も下りの適性で踏ん張り切り総合5位へ。出雲や全日本のポジションに戻ります。
ここからは中央学院大らしくクレバーな走りが見られましたが、特にいい走りをしたのはやっぱり4年生でした。3年連続7区起用となった海老澤太選手が、区間10位前後の安定したペースを刻み続け、ラスト3㎞で一気にペースアップ。残り3㎞を一番早いタイムで駆け抜け、区間6位の好走を見せます。
また、全日本に続き、アンカーに配置された村上選手も区間上位の走りを続け、残り3㎞から区間賞ペースで後ろから追いついてきた日体大と激しいバトルを制し、見事6位でゴール。中央学院大史上3番目にいい総合順位でした。
こう見ると、故障者が少しいながらも、4年生から1年生それぞれ味のある選手がしっかりと噛み合っていたのだなと思います。また、高校時代の有力選手がそれほど入らない(ここ最近は少し入学するようになりましたが)中、これだけの選手層を構築する川崎監督の手腕によるところも大きいと思います。これからもしぶとい戦いを続けながら、そしていつか強豪校崩しをする時が来るのかもしれません。