2019年5月23日(木)~26日(日)にかけて第98回関東インカレ陸上2019が行われます。
場所は、相模原ギオンスタジアム(相模原麻溝公園競技場)、相模原ギオンフィールド(相模原麻溝公園第2競技場)となります。
箱根駅伝や大学長距離を中心としたサイトの為、長距離5種目(1500m・5000m・10000m・ハーフマラソン・3000m障害)の結果速報やレース詳細についてまとめています。
こちらは、3つ目の決勝種目の10000mについての記事になります。競技日程は、
【5月26日(日)】
9時00分:ハーフマラソン2部3部決勝
9時06分:ハーフマラソン1部決勝
なお、関東インカレ陸上についての詳細はこちら
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日大ドゥング選手が中心に引っ張るが、それほど強くは引っ張らず様子見。東海大3名・東洋大3名・他では順大難波選手や法大坪井選手が前方に位置していた。
15㎞を過ぎてからドゥング選手が抜け出し徐々に独走へ。東海名取選手が追う動きを見せるが、2位争いは混戦に。ドゥング選手はそのまま優勝。2位争いは混戦の中、無印の東洋宮下選手が制した。
動画:7716chuo 様
1位🥇チャールズドゥング①64分57秒 日本大 +8点
2位🥈宮下隼人②65分14秒 東洋大 +7点
3位🥉西田壮志③65分19秒 東海大 +6点
4位蝦夷森章太②65分34秒 東洋大 +5点
5位名取燎太③65分40秒 東海大 +4点
6位定方 駿④65分47秒 東洋大 +3点
7位難波皓平④66分03秒 順天堂大 +2点
8位阿部 涼④66分10秒 日本大 +1点
9位坪井 慧④66分38秒 法政大
10位松尾淳之介④66分59秒 東海大
11位佐藤弘規④67分13秒 大東文化大
12位矢野郁人③67分24秒 中央大
13位山田大輔④67分27秒 山梨学院大
14位岸 哲也④67分28秒 明治大
15位石川智康④67分38秒 国士舘大
16位矢野直幹③67分38秒 順天堂大
17位岩佐快斗④67分44秒 中央大
18位阪本大貴②67分46秒 駿河台大
19位増田蒼馬④67分47秒 法政大
20位梶川由稀③67分49秒 城西大
21位福田有馬④67分53秒 国士舘大
22位酒井耀史③68分06秒 明治大
23位廻谷 賢④68分07秒 日本体育大
24位宮沢真太④68分07秒 城西大
25位猿橋拓己③68分09秒 筑波大
26位石山大輝③68分11秒 駿河台大
27位三上多聞④68分15秒 早稲田大
28位松木之衣④68分17秒 日本大
29位川口竜也④68分19秒 山梨学院大
30位大森太楽③68分32秒 中央大
31位奈良凌介④68分33秒 大東文化大
32位鼡田章宏④68分38秒 国士舘大
33位屋富祖光佑④68分46秒 駿河台大
34位佐藤 陸②68分50秒 大東文化大
35位冨田真佑④68分58秒 日本体育大
36位坂井大我③69分03秒 明治大
37位糟谷勇輝③69分23秒 法政大
38位白永智彦④69分36秒 日本体育大
39位伊澤優人④69分58秒 早稲田大
40位鈴木雄人④70分34秒 順天堂大
41位中原佑仁④71分03秒 城西大
DNF渡辺珠生③
DNF荒井祐人③
DNF真柄光佑④
DNS金丸逸樹④
★22歳オールドルーキードゥング選手が堅実に初優勝!!4年主力阿部選手も意地の入賞!
“オールドルーキー”は東国大当時30歳渡邊選手の時に出てきた言葉。22歳のドゥング選手にも選手紹介で使われたらしく、それはどうなのかなとちょっと思ったりもしました。ただ、レースぶりは普通のルーキーではありませんでした。
普通にやれば優勝ですが、3日前に10000mを全力疾走している中でのレース。集団で主導権を握るもスパートしたのは、15㎞以降でかなりの後半。しっかり勝ち切れるタイミングを計っていたのは、実業団で何度もレースの修羅場をくぐり抜けていたからでしょうね。早速、日大の8連覇に大きく貢献するレースでした。
さらに嬉しいのがドゥング選手以外からも日大勢入賞が出たこと。4年阿部選手が8位入賞にこぎつけました。箱根の成績、そして4月からのトラックの成績で状態が心配されたのですが、主要大会にしっかり合わせられる選手だなという印象です。これができるなら、次の主要大会全日本予選も楽しみになってきます。
★東洋大やった!2年宮下選手が表彰台2位!さらに4位蝦夷森6位定方選手でトリプル入賞!
びっくりしたのが東洋大です。主力選手が相次いでエントリー漏れし、今回エントリーした3選手は、持ちタイムはともかく主要大会の実績はまだ乏しかった選手たちでした。実際3選手とも、今年の箱根駅伝の16人のエントリーには入っていませんでした。
それが2年宮下選手が日本人トップの2位!表彰台に駆け上がりました。これは本当に予想外でした。蝦夷森選手は冬にハーフで何度かいい結果を出していましたし、定方選手は長い距離に非凡なものを持っているとは言われ続けていたのですが…。
その蝦夷森・定方選手も今回は持っているものを、しっかり出したレースとなりました。この暑い中粘り切れたのは自信になると思います。箱根駅伝久々の優勝に向け、復路の選手層の課題がありましたが、宮下選手を初め台頭してきています。
★東海西田選手2年連続表彰台へ!さらに完全復活名取選手も5位入賞
そして、次回の箱根駅伝で初めて、ディフェンディングチャンピョンとして迎える東海大。ロード型の選手の成績は大事なところですが、まずまずだったのではないでしょうか。
山登りの西田選手が、今年もしっかり表彰台はキープ。色んな選手の台頭がある中で、関東ICハーフでの2年連続表彰台は力がないとできないと思います。彼がある程度走れているのはプラス。
そして嬉しいのは、3年名取選手の5位入賞。ロードで即戦力になると思われていたのですが、怪我が多い事もあり、ここまで大学駅伝の登場は無し。ここにきてようやく継続して練習できてきたところ、いきなり成果が現れました。実績ある松尾選手が惜しくも入賞逃したのが残念ですが、ロード組は今後も期待できそうです。
★スタミナレースは得意!順大難波選手2年連続入賞、他法大坪井選手ら9位健闘
ほとんどがエースが強い大学や強豪校が上位を占める中、粘ったのが順大難波選手。駅伝で何度か失速があり、今年の箱根は怪我もあり欠場。何とか間に合わせた中でした。
そんな中、2年連続の7位で入賞ラインに入って来たのは立派です。暑くて耐久戦になると良さが出てくるのかもしれません。他では、期待が高かった法大坪井選手が、入賞ならずも9位。一定のレベルにはある感じでしょうか。
その他、入賞には届かなかったですが4年生の健闘も多かったですね。大東佐藤、山学山田、明大岸、国士石川選手らが10番台。今後、彼らの力が必要な時が必ずあるはずですかね。その中で、個人的には早大の4年生陣がうまくいかなかったのが、あれ?というところでした。
2部は10㎞地点で青学大は竹石吉田高橋選手が3人とも残っている展開。他に國學土方、帝京小森、麗澤国川選手ら10名以上の集団に。
中盤過ぎまで青学勢が引っ張っていたが、終盤に土方選手が先頭に浮上。駒大山下選手らが追うがそのまま逃げきった。
動画:MrKasamak 様
1位🥇土方英和④65分18秒 國學院大 +8点
2位🥈山下一貴④65分21秒 駒澤大 +7点
3位🥉佐々木守④65分25秒 上武大 +6点
4位吉田祐也④65分27秒 青山学院大 +5点
5位神戸駿介③65分31秒 駒澤大 +4点
6位川田裕也④65分32秒 東京農業大 +3点
7位国川恭朗④65分42秒 麗澤大 +2点
8位竹石尚人④65分56秒 青山学院大 +1点
9位藤井亮矢④66分12秒 武蔵野学院大
10位茂原大悟④66分26秒 國學院大
11位中村風馬②66分31秒 帝京大
12位星 岳③67分06秒 帝京大
13位殿地琢朗②67分07秒 國學院大
14位山瀬大成④67分17秒 東京国際大
15位築舘陽介④67分32秒 創価大
16位佃 康平②67分35秒 駒澤大
16位河村 悠②67分35秒 亜細亜大
18位髙橋勇輝②67分44秒 青山学院大
19位有馬圭哉④67分51秒 中央学院大
20位中原陸斗④68分07秒 流通経済大
21位野上 蓮④68分14秒 上武大
22位竹蓋草太②68分19秒 拓殖大
23位小森稜太④68分21秒 帝京大
24位立石拓海④68分24秒 亜細亜大
25位坂上真生④68分29秒 明治学院大
26位小林彬寛④68分42秒 専修大
27位茅野雅博③68分47秒 専修大
28位相沢悠斗④68分50秒 東京国際大
29位平間大貴③68分54秒 東京農業大
30位菅原直哉④68分56秒 東京国際大
31位竹上世那②68分58秒 流通経済大
32位鈴木優斗④69分01秒 東京経済大
33位山本裕二④69分29秒 亜細亜大
34位小野寺勇樹②69分40秒 創価大
35位時川朋也④70分22秒 日本薬科大
36位岡島慶典③70分26秒 流通経済大
37位関口大樹④71分04秒 関東学院大
38位塚原淳之④71分25秒 専修大
39位友村俊介②72分08秒 武蔵野学院大
40位田村剣心③72分39秒 武蔵野学院大
41位杉浦 慧②74分16秒 慶應義塾大
42位永瀬 孝③74分21秒 桜美林大
DNF楠本幸太郎④ 拓殖大
DNF武田貫誠④ 上武大
DNF嶋津雄大② 創価大
DNS吉田蒼暉④ 東京農業大
DNS藤村共広④ 神奈川大
DNS清水崚汰③ 拓殖大
DNS厚浦大地② 関東学院大
★やっぱり強かった!箱根67分台國學院大土方選手が貫禄の優勝!
本命中の本命でしたよね。今年の箱根駅伝で2区を出走し、上位争いをしながら67分台をマーク。実績では、関東ICハーフ2部の中で間違いなく一番でした。
それでも暑い中での耐久レースは何が起きるか分からないもの。大混戦となっていて1位から8位まで30秒少ししかないというレースでした。それでも勝ち切ってくるあたり、本当に力がついていますね。
次回の箱根駅伝で総合3位を目標に掲げていますが、土方選手は今回箱根2区で対決したランナーに今回も勝っている事、さらに茂原・殿地選手も10位・13位と健闘しているのが、嬉しい収穫です。着実に強化が進んでいることを示しています。
★再びロードの駒大へ、2位山下5位神戸選手!青学は4年吉田・竹石選手が意地
さて、箱根優勝争いしそうな大学。駒大は山下選手が表彰台のトップを3秒差で逃したのは悔しいところですが、それでも優勝候補の一人と言われた中、2位になってくるあたりはさすがの安定感ですね。
また、箱根予選で好走しつつも、本戦出場は惜しくも逃していた神戸選手が5位入賞。これは大きな収穫ですね。新戦力候補の佃選手も16位で粘っていますね。再度の優勝へ、こちらも強化が進んでいます。
青学大は、3選手とも結構積極的にレースを引っ張っていた中、表彰台は逃しましたがまずまずでしょう。まさかの本戦不出場だった吉田祐選手が4位、竹石選手は8位に踏みとどまりました。高橋選手は疲れたかな?最低限の結果は出せたと思います。
★暑い耐久レースは上武大のエースが光る!佐々木選手が3位表彰台
びっくりしたのが上武大のエース佐々木選手の3位表彰台!確かに前回もエース選手が入賞していたのですが、今回はさらに一つ上のポジションとなりました。
2年時の箱根の好走から長い距離には非凡なものがあるなぁと思われていた選手ですが、駒大と青学の間に割って入って来たのは大きなインパクトですね。暑い耐久レースだと覚醒する選手がやはりいるなと感じます。
現状、箱根駅伝の連続出場が際どいチーム状況です。その中での好走は、チームに大きな勇気を与えるのではないでしょうか。個人としても箱根予選が楽しみになってきますね。
★農大を再び箱根路へ6位川田選手、麗澤大を初出場へ7位国川選手
大混戦となった中、前回の箱根駅伝で不出場だったチームのエースたちが躍進しています。農大の川田選手は、この半年間で一気に覚醒してきていた選手ですね。関東インカレでも強豪校相手に粘ったのは見事。6年ぶりチームの箱根路を目指すエースです。
また、7位には、前回次点で惜しくも初出場とならなかった麗澤大のエース国川選手が入りました。ロード力は下級生の頃から折り紙付きの選手でしたが、総合力がついてきましたね。同級生や後輩にもいい指針になるはずです。
他、惜しくも9位になりましたが、武蔵野学院大藤井選手の名前を主要大会で久々に見ましたね。1年時に関東学生連合で箱根駅伝出走を果たしているのですが、その後は中々苦しんでいました。4年次の復活は嬉しい限り。初出場が濃厚となりつつある全日本予選でも注目ですね。
小野隼太(M2)71分09秒 茨城大
3障が専門の小野選手が、10000mの走力の伸びで、ハーフの出場権利を勝ち取りました。もっとも、トラックが基本の選手、学部生時代に20㎞箱根予選経験ありますが65分台が最高タイム。前日の3障からの連戦で、どうなるかと思われました。
結果的に2部3部合わせて、出場46名、完走43名中38位となる成績。関門に引っかかることなく、数名の選手を交わしてのゴールは、出し切った…と思います。関東ICラストレースで、しっかり走り切りました。
東洋大がトリプル入賞でどーんと15点獲得。東海大と日大も高得点でそれぞれ上位をひた走ります。
青学大駒大國學院上武あたりが一気に得点を重ねましたね。青学大は何とか桜美林大をリードできましたね