本日行われました
第95回 東京箱根間往復大学駅伝競走予選会の結果をお知らせします。合計10時間46分51秒 総合11位
明日からまた本戦に向けて取り組んでまいります。沢山のご声援、ありがとうございました。#下克上武#進化する雑草#上武大学 #上武大学駅伝部 pic.twitter.com/nsP0BgurQN
— 上武大学駅伝部 (@JOBUekiden) October 13, 2018
出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。
箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。
※本日(11月30日)発売の雑誌情報は、反映しておりません
予選最下位、インカレ枠からの追い上げは
上 武 大 学&日 本 大 学
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上武大学-箱根予選の振り返り-
【箱根予選】
11位上武大学10:46:51
36位太田黒卓④63分34秒
58位熊倉優介④63分56秒
83位岩崎大洋②64分22秒
87位佐々木守③64分26秒
117位橋立 旋③64分47秒
123位関 佑斗④64分54秒
131位石井 僚④65分01秒
140位大森 樹④65分10秒
148位久保田直生④65分17秒
160位淵 喜輝④65分24秒
229位西村 暉①66分28秒
240位松下恭一郎④66分47秒
・後半勝負に徹し執念で掴んだ切符
綱渡りの連続出場でした。比較的高速でレースが進む中、後半勝負にかけた箱根予選。10㎞圏外14位はある程度想定内も、15㎞でも14位は監督も非常に焦った展開だったそう。ただそこからまくりましたね。10番手の淵選手のごぼう抜きもあり、記念大会での増枠で連続出場を守り切りました。
内容を見てみると、注目の4年生では、春シーズン苦しんでいた太田黒選手が復活し63分半ばだった半面、春関東ICハーフ入賞など好調だった大森選手が、怪我明けでやや苦戦していました。他、熊倉選手が64分切、関佑・石井・久保田選手が65分前後と最低限のラインではまとめきっていましたね。
他にも伸びてきている選手もいて、春から注目していた佐々木選手は64分半ば、それを2年岩崎選手が上回ったのがちょっと以外でした。確かに昨年末の非公認ハーフでいい成績出していたのですが、それでもチーム3番手。一気に主力に仲間入りです。
このほか、3年橋立選手がロードではいぶし銀の走りを見せていて、64分台でまとめたのも大きかったと思います。ギリギリだったとはいえ、箱根予選でまとめる力はある程度発揮できたのかなと思います。
箱根駅伝2019へ向けて・展望
基本的には厳しい戦い…ではあるとは思いますが、実は光はいくつかあります。新戦力と故障からの復帰組が相次いでます。前回箱根5区粘走の関稜選手に、関東ICハーフ健闘の坂本選手が、上尾ハーフ64分台でほぼ復活。また鴨川・斎藤選手がトラックなどで大幅自己ベスト。あまり上武大にはいないタイプのランナーで、いいカンフル剤になりそうな選手です。彼らを組み合わせてオーダー予想をしてみます。
・序盤耐えられれば、追っていけるオーダー
箱根駅伝区間オーダー予想(例)
1区鴨川源太③
2区太田黒卓④
3区熊倉優介④
4区佐々木守③
5区関 稜汰④
6区齋藤 優③
7区岩崎大洋②
8区大森 樹④
9区坂本貫登②
10区橋立 旋③
結果的に復路重視のオーダーかもしれません。1区には上尾ハーフ63分台を出して、5000mも14分20秒とスピードのついた鴨川選手を抜擢。スピードはチーム有数ランナーになり、距離も対応しています。なるべく僅差で次に繋げたい。
2区3区は昨年と同じで太田黒・熊倉選手。ここがどれくらいで繋げる事が出来るか。昨年は1区好位置もあまり抵抗できずに順位を下げてしまいました。記録会で目立っていませんが、ペース配分などできることで昨年からタイムを短縮してほしい。
4区からじわじわ攻め始める事が出来ればと思います。昨年の大森選手は復路に温存し、成長株の選手から佐々木選手。前回箱根10区で好走していますし、ここでも他校と対抗できれば。5区は間に合いそうな関稜選手。じっくり調整していると思いますので、しっかりと75分以内では走破したいところです。
さて、上武大鬼門の6区ですが、今年は力を入れていくと言います。正直6区で遅れてなす術なく繰り上げになってしまうことが多い。ここは齋藤選手を入れます。1500mのスピードありますし、黒姫駅伝でも頑張っていたので適性あるかなぁと。59分台で耐えられれば、その後が面白いです。
勢いのある2年岩崎・坂本選手を7区と9区に、スタミナ型の上級生の大森・橋立選手を8区と10区においてます。前後チームと絡んでいれば面白い戦いできるかもしれません。他にも多くの4年生がいて、ここにきて戦力は整ってきています。往路を凌げれば浮上する場面は訪れるかもしれません。
日本大学-全日本大学駅伝振り返り-
【全日本大学駅伝】
11位日本大学5:21:08
1区(9.5㎞)横山 徹②7位27分40秒(6)0:12
2区(11.1㎞)武田悠太郎②12位33分02秒(10)0:56
3区(11.9㎞)野田啓太②17位36分15秒(15)3:02
4区(11.8㎞)鈴木康平①18位36分39秒(16)5:03(シード権に2:44)
5区(12.4㎞)松木之衣③18位38分29秒(16)7:07(4:17)
6区(12.8㎞)北野太翔①13位38分59秒(16)8:24(4:37)
7区(17.6㎞)P.M.ワンブイ④1位50分21秒★(11)6:58(0:56)
8区(19.7㎞)阿部 涼③8位59分43秒(11)7:57(0:39)
・ワンブイ選手以外にも通用する区間があった
最終的にシード権が見える位置でのゴールとなりました。まずは7区ワンブイ選手の作戦が大成功でしたね。6区終了地点でシード権とは4分半以上に開き厳しい状態でしたが、一気に1分以内まで詰めました。駅伝でついに爆発力のある走りを披露したのもプラスです。
その上でいくつか通用する区間がありましたね。びっくりしたのが1区横山選手。秋に一気に持ちタイムを伸ばしてきていましたが、勢いそのまま、トップとわずかな差で繋ぎました。長い距離も走れるなら面白いです。
その流れを武田選手がある程度受け継いだかなと思います。順位は落としましたが、まだ他の関東チームに揉まれていました。また6区で唯一ルーキーとして起用された北野選手も流れを考えるとよく走っていて、他の関東チームと競わせたかったです。
そして忘れてはならないのがアンカーの阿部選手。確かに長い距離の方がいいタイプだなとは思っていましたが、前後のチームが全員シード権に向けて追いかける中、しっかりと戦って最後まで前との差を詰めていました。こういう気力がチーム全体に波及すればと思います。
https://twitter.com/5_yk43150/status/1059816837666488320
箱根駅伝2019へ向けて・展望
ただ、やはり選手層の薄さは否めないですかね。全く通用しなかった区間もあります。事前の記録会の結果から仕方ない部分もあった中、3区野田選手が失速したのが痛かった。
確かにトラックの方が得意な選手なのですが、一気に他の関東チームから置いて行かれてしまいました。箱根で往路を担えないかと思っていましたが、ちょっと厳しいでしょうか?
・まず往路一桁順位を目指して
箱根駅伝区間オーダー予想(例)
1区横山 徹②
2区P.M.ワンブイ④
3区武田悠太郎②
4区北野太翔①
5区阿部 涼③
6区大池竜紀①
7区野田啓太②
8区遠田光太郎②
9区松木之衣③
10区金子智哉③
ひとまずは全日本でいい走りを見せていた選手を往路に集中させた形です。1区横山選手、2区ワンブイ選手でまずどの位置に付けるか。ワンブイ選手もあの走りなら66分台は充分ありえそうで、最後の箱根での爆走・激走は本当に楽しみです。
そのあとは武田・北野・阿部選手です。武田選手は長い距離も走れるので、2区の流れをキープできるはず。4区北野選手は次期エース候補ということで準エース区間へ。ポイントは5区の阿部選手。全日本8区渡会橋以降(少し上っている)が素晴らしかったと思います。ひそかにジャンプアップできないかと。
6区は現時点で分からないのですが、素質高い1年生で誰か務められる選手いないかなぁと。ひとまず記録会で頑張っている大池選手にしてありますがどうでしょうか。7区は野田選手。まずはこの区間で持ち味を発揮できればと思います。
8区は上尾ハーフでチーム上位に入っていた2年遠田選手を抜擢。9区10区の長丁場となりますので、3年生の松木・金子選手を選びました。松木選手はこういう区間で力を発揮できるようになっていればと思います。
あとは能力の高い選手、4年加藤・2ねん竹元選手がいますが、試合に出てこなくなりやはり厳しいのかなぁ…。あとは全日本選ばれていた4年岡田選手もワンチャンあるのかな?例年になく強化はしていると思いますので、バッチリと合わせられたらと思います。
コメント
上武は厳しいですね。エースの大田黒選手が予選会で好走したもののトラックでは1年以上低調なことを考えるとスピードレースの昨今では中々難しい。なのでトラックの走りが良い鴨川、熊倉、佐々木辺りの走りが重要になると思います。特に佐々木選手は上武大の中では強さを持った選手なので1.2.3区のどこかに入ると思います。
日大は全日本の走りから多少評価は高いでしょうがこと箱根駅伝について言うならば選手層、さらに言えば復路の走りがここ数年ズタボロなので往路で頑張っても復路が良くない場合、チームの評価は変わらないと思います。ですので7区の選手がキーになりそうですかね。