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【箱根駅伝2019へ展望】帝京大、両駅伝大幅チームベスト!~出雲&全日本振り返って

出雲駅伝・箱根予選・全日本大学駅伝と怒涛の一か月間でした。

箱根駅伝のエントリー日まで、できる限り各チームの振り返りや箱根への展望をしてみたいと思います。

前哨戦から確かに吹いている旋風!

帝 京 大 学

帝京大学 駅伝競走部 公式HP(https://www.teikyo-sports.jp/ekiden/)

出雲駅伝&全日本大学駅伝振り返り!

【出雲駅伝】
5位帝京大学2:15:02
区間(距離)名前学年[区間順位]区間タイム(総合順位)トップとの差
1区(8.0㎞)遠藤大地①[11]24分00秒(11)45秒差
2区(5.8㎞)横井裕仁④[5]16分51秒(7)1分10秒差
3区(8.5㎞)岩佐壱誠③[7]25分48秒(8)1分37秒差
4区(6.2㎞)谷村龍生②[5]18分12秒(5)1分49秒差
5区(6.4㎞)星  岳②[6]19分09秒(5)2分10秒差
6区(10.2㎞)島貫温太③[11]31分02秒(5)3分04秒差

【全日本大学駅伝】
5位帝京大学5:18:34
1区(9.5㎞)竹下 凱④2位27分28秒(1)
2区(11.1㎞)横井裕仁④8位32分38秒(4)0:20
3区(11.9㎞)岩佐壱誠③7位34分58秒(3)1:09
4区(11.8㎞)遠藤大地①3位34分38秒(3)1:09
5区(12.4㎞)小森稜太③4位36分38秒(3)1:22
6区(12.8㎞)谷村龍生②9位38分40秒(3)2:20
7区(17.6㎞)畔上和弥④7位53分17秒(4)3:50
8区(19.7㎞)平田幸四郎③14位60分17秒(5)5:23

・序盤起用の4年生が大活躍!
出雲駅伝で過去最高の5位に入ると、全日本大学駅伝でも過去最高の5位でシード権獲得となりました。シーズン当初から、今年の帝京大は面白い、勝負の年と言われていましたが、やはりといった駅伝ファンは多いでしょうね。

これは4年生の活躍抜きには語れません。出雲駅伝では複数の主力4年生が外れ、唯一人起用となった横井選手が良かったす。1区のルーキーが11位と出遅れた中、2区横井選手は区間5位の力走!4つ順位をあげてすぐに関東他のチームの争いに戻しました。スピードランナーのイメージではないのですが、ここは強さという面ですよね。

全日本大学駅伝の躍進も序盤の4年生ですよね。1区がとにかく驚きました。竹下選手が勝負所で一時単独トップになるスパート!区間2位でタスキを渡します。元々競り合いに強い選手ですが、記録会では勢いある下級生に隠れがちでした。そんな中、大きくチームに貢献しました。

次襷を繋いだのが横井選手なのも良かったですね。中盤までトップ争いを繰り広げました。さすがに終盤は敵わなかったですが、後ろの集団よりも前ではリレー。これで流れが出来ましたよね。

・流れに乗った新戦力候補が過去最高順位へ
ここからの継走も素晴らしかったのですよね。出雲駅伝では岩佐選手が混戦の3区を乗り切ると、5000mでベストを出したばかりの2年谷村・星選手が激走!争いを抜け出して単独で5位を突っ走りました。新戦力候補がここまでうまく走ったのも珍しいのでは?

全日本大学駅伝では、岩佐選手が3位集団の争いを制すると、4区ルーキー遠藤選手がやってくれましたね。区間3位の走りで後ろを突き放し、単独3位を疾走。出雲1区デビューは苦しかったですが、自分のペースでガンガン行けるタイプなのかもしれませんね。

また、三重県の高校出身の3年小森選手が流れを継続させ区間4位の力走!長い距離で強いというイメージでしたが、スピード区間でもこれだけいけたのは大きな収穫でしょう!6区以降はさすがに出遅れていた強豪校に捉えられましたが、堂々5位のゴールでした。

 
箱根駅伝2019へ向けて・展望

ここまでは非常に面白いですよね。スターター竹下選手もいれば、エース区間で戦える選手が横井・岩佐選手がいます。元々エースの畔上選手が完全復調なれば、彼らを更に中盤・後半区間に回して戦えます。

期待の若手で遠藤・星・谷村選手らがいます。長距離タイプの小森・平田選手もいます…中野監督「5位でも悔しいと思った」の理由なんとなくわかります。

あとは山と単独走?往路から燃え上がるか!?
平地は本当に強力なコマがいますので、非常に面白いです。あとは山と単独走での安定感がどこまで付くかでしょうか。

実は出雲・全日本とも6区以降はちょっと勿体なかったですかね。出雲6区島貫選手はやや失敗、全日本6区谷村選手もあの流れで区間9位は勿体なかった。あと7区8区は絶好調ではなかったかな?このあたりは残りの2か月でどれだけあげられるか。

箱根駅伝区間オーダー(例)
1区竹下 凱④
2区畔上和弥④
3区遠藤大地①
4区横井裕仁④
5区平田幸四郎③

6区小野寺悠②
7区星  岳②
8区鳥飼悠生②
9区岩佐壱誠③
10区小森稜太③

往路も突進しつつ、最後にもコマが残セルと思いますよ。1区竹下選手は鉄板、2区はここまでの調子なら横井選手ですが、畔上選手が完全復活できればいいですね。是非前でタスキをもらっての68分台を!3区には要注目となっているルーキー遠藤選手を3区。思いっきり飛ばして、飛び道具になればなぁと思います。

そして帝京大と言えば4区というくらい得意な区間。新旧問わずいいのですよね。ここに横井選手投入、ファイアーレッド旋風吹き荒れるか??5区山登りは平田選手2年連続でいいでしょうかね。8区区間14位が気になりますが、タイム差は僅差。うまく調整できればもう一度区間一桁やってくれるかな?

横井選手を6区から降ろしているので、この区間だけ分からないのですよねぇ。一応、日本平桜マラソン好走の2年小野寺選手を入れておきました。もしいなかったら、3年連続横井選手も手?その時は2区か4区岩佐選手に頑張ってもらい、9区小森選手でしょうか。

7区8区は勢いある2年生。星・鳥飼選手。星選手の上尾ハーフの快走は本当にびっくりしました。全日本走れなかった悔しさもあったのかな。この快走を、ぜひ箱根でも。8区は調子の上がっている選手というところ、鳥飼・谷村選手ら多くの選手が候補になりそうです。

9区と10区にも選手を残していて、ここにマラソン走る走力がある岩佐選手。ここまで残せてオーダー組めそう?10区は小森選手、長いロードになると非常に強さを発揮しますし、かなり強力なコマになるのではないでしょうか。

少なくとも4強崩しの一番手候補にはなりそうな勢いです。2つ崩せば、過去最高順位・表彰台になります。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。